戦力の底上げ

　今日は日南に移動してから初めての休日となりました。選手達の疲れもピークに達していると思われますから、ゆっくりと体を休めてほしいですね。
　日南に移動してからは、紅白戦が2回行われるなど、実戦形式の練習が増えてきました。そして明日からのクールでは対外試合も始まります。初戦は20日に昨季の日本一・西武との練習試合が組まれています。この強敵と如何に戦うかが見ものですね。また、1軍当落線上の選手にとっては、貴重なアピールの場になりますから、首脳陣の目に止まる活躍をしてもらい、開幕1軍を目指してほしいですね。それが、戦力の底上げに繋がりますから。

岩本が本領発揮

　今キャンプ2回目の紅白戦が行われ、ルーキー岩本が先発出場し、3打数2安打2打点と2試合連続で結果を残しました。岩本の本領が発揮されたのは4回でした。1死1、2塁の場面で、甘い直球を捕らえると、打球は左中間へ一直線。2者を迎え入れてプロ初打点を挙げました。
　岩本の最大の特徴と言われる反対方向への強い打球が早速実戦でも出ました。ブラウン監督の評価も上々で、一昨日の紅白戦に続き評価が上がりました。
　それでも本人は納得していないようで、紅白戦後もティー打撃に、室内練習場での打ち込みを行い、打撃技術の向上に努めました。2試合連続で結果が出て、気が少し緩みがちなところですが、しっかりと課題を見つけて、それを修正するというところは素晴らしいですね。さすが内田打撃統括コーチが太鼓判を押すだけのことはあります。これからの成長がとても楽しみになってきました。近いうちに栗原、岩本のクリーンアップが見られそうですね。

　午前中は日南市内の鵜戸神宮で恒例の必勝祈願が行われ、ブラウン監督、選手会長の倉、山崎2軍監督らが参加しました。ブラウン監督が崖下の亀石に玉を投げ入れる「運玉」に挑戦し、見事に成功しました。成功すると願いが叶うそうなので、今年は悲願のCS進出、そしてセ・リーグ制覇を成し遂げることができるかもしれませんね。開幕前から幸先が良いですね。

先輩後輩対決

　ルーキーの小松がフリー打撃に登板して40球を投げました。速球のキレが良く実力を見せ始めたようです。
　対戦したのは2年目の小窪でしたが、小松と小窪は大学時代に対戦経験があるそうで、大学時代は小松が小窪を抑えていたようですが、今回は小窪がうまく打ち返返して、プロでの貫禄を見せ付けました。それでも、小窪は詰まらされたとコメントしており、これから状態が上がってくれば、十分1軍で通用すると思われます。早く紅白戦やオープン戦などの実戦で見てみたいですね。
　監督の構想では、中継ぎではなく、先発として考えているようで、以外に4,5番手のローテに入る可能性もありそうですね。長谷川、篠田、齊藤、青木高などローテを狙う選手にとっては、意外な？ライバルが出現といったところでしょうか。これを刺激にして、頑張ってもらいたいですね。
　

ルイスブルペン入り

　日南から合流したルイスが早速ブルペンに入り、直球にチェンジアップも交えて43球を投げ込みました。新球場を想定した硬めのマウンドでの投球となりましたが、硬めの方が好きとコメントしていることからも、全く問題ないようです。
　合流2日目にブルペンに入れることからも、米国で十分にトレーニングを積んできたことが良く分かります。さすがルイスですね。今年は好きな硬めのマウンドになるので、昨季以上の活躍が期待できそうです。

　午後からは、実戦形式の練習として紅白戦が行われました。新人の岩本が先発出場し、1打席目は四球、2打席目右翼フェンス直撃の二塁打、3打席目左飛という結果でした。2打席目の二塁打は鋭いライナー性の打球だったようで、実力の片りんをみせたようです。まだまだ評価するには早いですが、開幕1軍入りが見えてきたように思いますね。　
　小松もシート打撃での投球が良かったようなので、岩本と小松が活躍してくれそうです。今年も当たり年かもしれないですね。

　石原と栗原は、明日から始まるWBC代表合宿に参加するため、午前で練習を切り上げて宮崎へ移動しました。日本代表に選ばれて欲しいですが、無理をしてケガがけはしないでほしいですね。

日南2次キャンプスタート

　日南での2次キャンプがスタートしました。初日となった今日は大竹と前田健が今キャンプで初めてフリー打撃に登板しました。大竹は石原と倉を相手に40球を投げて、安打性のあたりは5本のみと調整は順調なようです。昨秋から習得に取り組むチェンジアップも試しました。まだ完全習得とはいかなかったようですが、開幕までには習得してもらいたいですね。実戦で投げられるようになれば、投球の幅が広がり楽になると思うので、2桁勝利＆貯金が期待でますね。
　一方の前田健はいきなり災難に見舞われました。対戦した嶋の打球が防球ネットに当たり、跳ね返った球が首に当たってしまいました。その後も6球を投げましたが、首脳陣の判断で練習を途中で切り上げました。大事には至らなかったようで、明日からは通常練習に戻れるようです。
　記事を見た瞬間は驚きましたが、大したことが無くて安心しました。今季のローテ3本柱の一角として期待されている前田健がここで負傷離脱なんてしたら、開幕前から躓いてしまうところでした。前田健がいるといないとでは戦力的に大きな違いですからね。前田健だけではなく、ルイス、大竹にもケガには十分注意してほしいですね。
　

ルイス合流

　今日は2次キャンプ地の沖縄への移動日となりました。選手と首脳陣らは空路とバスで日南市に入りました。
　また唯一沖縄キャンプへの参加を免除されていたルイスが今日からチームに合流しました。昨年の活躍が認められてのVIP待遇でした。
　並みの外国人選手なら、ここで日本野球を舐めて手を抜いてしまうところでしょうが、さすがルイスは違っています。米国でも例年と同じメニューのトレーニングこなし、1月上旬から5,6回ブルペンでの投球練習をしてきたそうです。明日から直ぐにチームの練習に合流できる体作りをしてきたようです。
　この真面目な態度からも、ルイスは今季も活躍してくれることは間違いないと思います。大竹と並び開幕投手候補最右翼となっていますから、2人が競い合ってレベルの高い争いをしてほしいですね。

沖縄1次キャンプ終了

　沖縄での1次キャンプは今日が最終日でした。今年は一度も雨が降らず、予定通りの練習ができました。他球団では紅白戦や練習試合が始まり、実践形式の練習が行われていますが、カープは体作りに主眼を置いていたことから、実践形式の練習は全く行われませんでした。それでも、ブルペンでの投込みやフリー打撃で個々の調整は十分できたと思います。
　この1次キャンプではドーマンがインフルエンザで一時離脱、松山が負傷で離脱しましたが、レギュラークラスには離脱者が出なかったことは良かったです。だた一つ気がかりなのは、栗原が手術した右ひじの状態が思わしくなく、一部の打撃練習を回避し、調整ペースを落としたことですね。WBCの代表合宿もありますから、焦る気持ちもあるでしょうが、ここは大事に無理をせず調整してほしいですね。
　明日は2次キャンプ地の日南に移動となり、日南に全選手が集まります。1次キャンプでは1,2軍の入れ替えはありませんでしたが、これから実践形式の練習が始まると、振るい分けが始まるでしょうから、選手の緊張感が増すでしょうね。2次キャンプでは入れ替えを頻繁に行って欲しいですね。
　

梅津ブルペン入り

　昨季終盤から右肩痛を患いながら、痛みをこらえて投げ続け、チーム最多の64試合に登板した梅津が、今キャンプ最多の53球を投げ込みました。肩の状態が良いようで、本人も納得の53球だったようです。シーズン終了後から、ずっとノースロー調整で肩の回復に努めていたことが良かったのでしょうね。
　今季も勝利の方程式の一員として、フル回転してもらわないといけませんから、梅津が順調に回復して一安心ですね。
　肩に不安を抱えていた横山と梅津が順調な調整を続けていますから、開幕までに完全に仕上げてくれるでしょう。ここに昨季活躍したシュルツと新入団のドーマンが加わり、林や岸本、青木勇らもいますますから、終盤の3イニングは自信を持って戦えそうです。ただ信頼の置ける左腕が欲しいところですが…。広池に頑張ってもらいたいですね。
　あとは、昨季のシュルツのように故障離脱が怖いですね。無理せずにしっかりとケアをしてもらいたいです。

松山負傷離脱

　第3クール初日にアクシデントが発生しました。松山が走塁練習中に左太ももを痛めてしまいました。病院での診断結果は左大腿二頭筋の部分断裂で、練習再開まで4週間かかる見込みとのことです。この長期離脱で、開幕1軍は絶望的となってしまいました。
　松山は昨季1軍では2試合の出場で結果を残せませんでしたが、ウエスタンでは77試合に出場し、打点王（50打点）、最多安打（75安打）の打撃2冠を獲得しており、今季の1軍定着が期待されていただけに残念です。松山に同じタイプの岩本という左の長距離砲が入団して、気合が入っていたことでしょう。そのことで返って無理をしていたのかもしれませんね。
　外野陣は層が厚く、松山が離脱しても候補はいますが、長距離砲は栗原、嶋、岩本と少ないので、松山には期待していたのですがねぇ。
　ケガをしてしまったことは仕方ありませんから、ここはしっかりと直して、交流戦辺りでの1軍昇格を目指してほしいです。交流戦の秘密兵器といったところでしょうか。
　

ドーマン明日から合流

　インフルエンザで離脱していたドーマン投手が、明日から始まる第3クールからチームに合流することになりました。ホテルの自室に隔離されていましたが、8日から別メニューで、宿舎のプールなどで軽めのトレーニングを行っていたようです。
　体調が回復したとはいえ、ほぼ1週間休養していたので、調整遅れが心配されます。軽めのトレーニングを再開していたとはいえ、当面別メニューになるかもしれませんね。早くシート打撃に登板して、実力を見せて欲しいところですが、日南に移動してからになるかもしれませんね。まあ、ここで無理をして、シーズン中に調子を崩されても困りますから、ここは焦らずに調整してほしいです。