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安部がミスを取り返す決勝打

2016年09月14日 21時08分48秒 | 試合結果
広島 200 001 021 6
阪神 100 000 300 4
勝利投手:九里2勝2敗
敗戦投手:サターホワイト1敗
セーブ:中崎3勝4敗34S
本塁打:[広島]ルナ4号


 初回に1安打と2四球で1死満塁とすると、鈴木の内野ゴロで1点を先制し、続く野間の適時打で1点を追加して、更に四球で2死満塁と藤浪を攻めたてましたが、會澤が三振に倒れて2点止まりでした。
 薮田は、初回に2四球と安打で1死満塁のピンチを招くと、ゴメスの三ゴロの間に1点を失い、更に四球で再び満塁としてしまいましたが、板山を二ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けました。
 2回にも振り逃げと犠打で1死2塁のピンチを背負いましたが、北條と荒木を二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けると、4回無死1塁も梅野を併殺に打ち取ってピンチの芽を摘み取り、5回には先頭の北條に2塁打を浴びて、1死3塁の一打同点のピンチを迎えるも、高山と福留を連続三振に斬って阪神に得点を与えませんでした。 

 打線は、2回から5回まで藤浪に無安打に封じられていましたが、6回に丸が四球で出塁して、盗塁に悪送球も絡んで無死3塁の得点機を貰うと、1死後に鈴木が適時打を放って、待望の追加点を挙げました。
 
 薮田は、6回まで投げて4安打1失点に抑えてマウンドを降りました。
 7回からは九里が登板するも、四球と安部の悪送球に死球で1死満塁のピンチを招いてしまい、高山を一ゴロに打ち取るも松山が本塁に悪送球して1点を失うと、福留の犠飛で同点に追いつかれてしまいました。更にゴメスに適時打を浴びて、逆転を許してしまいました。

 しかし、8回に3番手サターホワイトを攻めて、1死から四球と安打で1,3塁とすると、安部が2点適時2塁打を放って、逆転に成功しました。更に1死3塁の得点機でしたが、代打新井の当たりは大和に好捕されて追加点を奪えませんでした。
 8回は一岡が三者凡退に抑えると、9回は代打ルナが本塁打を放ってリードを2点に広げました。9回は中崎が安打と四球で2死1,2塁とされましたが、代打狩野を右飛に打ち取って阪神に逆転勝ちして、シーズン84勝目を挙げました。


 薮田は、初回に制球が不安定で3四球を与えましたが、最少失点で切り抜けると、2回以降は修正して立ち直り、力強い直球を軸に5回まで毎回走者を背負いながらも初回の1失点で切り抜けました。悪いなりに最少失点で切り抜けて、試合中に修正できたことは、薮田の成長を感じました。この投球内容であれば、CSでの先発も任せられそうですね。

 7回に四死球に2失策が絡んで逆転を許してしまいました。安部と松山の悪送球はどちらも、捕球する側の松山と會澤には捕球してほしかったです。失策が連鎖してしまい、逆転されたことで、一気に流れが阪神に傾きましたが、直後の攻撃で、鈴木と野間でチャンスメイクして、安部がミスを取り返す適時2塁打を放ちました。
 ミスをしても取り返すことができるのは、CSに向けて戦力の見極めをしていることで、若手選手たちのモチベーションが高くなっているからでしょう。このチーム内の競争が今季の強さの源なのですね。
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