日本共産党は昨日、党本部で党創立98周年記念講演会を開き、志位和夫委員長が「コロナ危機をのりこえ、新しい日本と世界をー改定綱領を指針に」と題して講演しました。私もオンライン中継で視聴しました。新しい提案を含む大きな構想の講演だと感じました。「しんぶん赤旗」16日付では、要旨が報道されましたが、明日以降の「講演」内容の掲載に期待しています。
昨日の記念講演会では、憲法学者の小林節さんら4名の方々からのビデオメッセージが紹介されました。以下、小林節さんのメッセージ内容を、「赤旗」紙から紹介させていただきたと思います。
「98歳おめでとうございます。あと2年間で100歳ですけど、それまで頑張ってぜひ政権に入ってほしいと願っています。最近の選挙を見てますと、肯定的な話をすれば、かつては夢物語だった野党共闘の形が見えてきた。そしてその中における共産党のイニシアチブ(主導)が高まってきたのが事実です」
「ただいつも惜しいと思うのは、よいたたかいをしている最後にいわゆる反共宣伝が出てきます。いろんな現場で拝見して、私は知ってるから反論しますけど、党員による反論が少ない。そういう批判を無視すると見ている中間層の人がひいてしまいますので、ぜひ言いがかりには反論してほしいと思います」
「共産党の最近の政策を見ていると、明日でも与党ができるような立派な政策を掲げています。大事な点は、共産主義という言葉は、国の富の目的を国民の福祉のために向ける、とてもいいことだと私は最近気づいています」
「それに対して資本主義とは、国の富の目的は資本家の喜びのために富を自己増殖する。あしき資本主義がいま花開いているじゃないですか」
「いまこそ共産主義が正当に評価されるべき時が来ていると思います」
「あと2年間、大変でしょうけれどもめげずに頑張って、すばらしい100年目を迎えてほしいと思っております」