宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「野党連合政権づくり運動の3つの大義」ー”立憲主義、暮らし・家計第―、個人の尊厳尊重” (10)

2020年02月25日 | 野党連合政権への展望

 日本共産党は第28回大会で、野党連合政権がめざす政治転換の方向を次のように提案しています。

【安倍政治からの転換の3つの方向にそって、野党連合政権をつくろう】(「第28回大会決定集パンフレット」103頁)

「私たちは、これまでに築いてきた野党間の政策的合意の内容は、安倍政治からの転換の方向を、次の3つのの点で示すものとなっていると考える」

『 第1に、憲法にもとづき立憲主義、民主主義、平和主義を回復する。

  第2に、格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりまえる。

  第3に、多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く 』

「この方向にこそ、安倍政治にかわる、あたらしい希望ある政治への道がある。日本共産党は、これまでともに共闘を担ってきた多くの市民のみなさんと、国会内外で共闘してきた多の野党のみなさんに、この3つの方向にそって安倍政治を根本から転換する野党連合政権を実現することを、心から呼びかけるものです」

 これらの、「安倍政治の転換の3つの方向」は、「野党連合政権づくりの運動、たたかいの国民的大義」を同時に示している、と考えています。

「野党連合政権への道を開く最大の力」ついて、次のように述べています。(「同パンフ」103~104頁)

「市民と野党の共闘を発展させ、野党連合政権への道を開く最大の力は、全国の草の根からの国民の世論とたたかいである。暮らしと経済、民主主義など、すでに野党共闘の政策となっている諸課題で、国民の共同のたたかいにとりくむ。とりわけ、安倍9条改憲の発議を許さない一点でのたたかいを、全国で広げていく」

「また、野党連合政権をすすめるためには、労働組合の果たす役割はきわめて大きい。これまでの行きがかりを乗りこえ、労働組合運動の大原則である”一致する要求で団結する”という立場で、労働組合運動が積極的な役割を果たすことを期待する」

「4年前、私たちが共闘に踏み出すうえで、背中を押してくれたのは、『野党は共闘』という市民の声だった。『野党は共闘』から、『野党は連合政権』へと、共闘の発展を求める世論と運動を、全国各地から広げていただくことを、心から訴える」

 そして、この運動とたたかいは、憲法そのもに基づく大義あるものだとうことではないでしょうか。

 日本共産党の綱領は、憲法について次のように述べています。

【現在の日本社会の特質】(綱領第2章)

「(第2次世界大戦後の日本では、いくつかの変化が起こった)第2に、日本の政治制度における、天皇絶対のお専制政治から、国民主権を原則とする民主政治への変化である。この変化を代表したのは、1947年に施行された日本国憲法である」

「この憲法は、主権在民、戦争の放棄、国民の基本的人権、国権の最高機関としての国会の地位、地方自治など民主政治の柱となる一連の民主的平和的な条項を定めた。形を変えて天皇制の存続を認めた天皇条項は、民主主義の徹底に逆行する弱点を残したものだったが、そこでも天皇は『国権に関する権能を有しない』ことなどの制限条項が明記された」

「この変化によって、日本の政治史上はじめて、国民の多数の意思にもとづき、国会を通じて、社会進歩と変革を進めるという道すじが、制度面で準備されることになった」