宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「首相の反共デマ答弁に野党共同で反撃」-”初めて、画期的、歴史的なことで感動した” 志位委員長(3)

2020年02月17日 | 野党連合政権への展望

 日本共産党は17日、全国都道府県機関紙部長会議を党本部で開きました。全国会議は「しんぶん赤旗」の増勢は、市民と野党共闘を支え、年内に予想される総選挙で勝利するために、そして、2年後に迎える党創立100周年までに「しんぶん赤旗」を3割増で迎えようと開かれました。

 志位委員長は、会議の途中で次のように発言しました。そのうち、「前進に転じる歴史的チャンスを生かそう」の部分について紹介したいと思います。

「安倍首相による反共デマ答弁をめぐる問題です。これは、追いつめられた安倍政権の劣化ぶりを示すものです。安倍首相の反共デマ答弁の内容は、使い古しの壊れたレコードを回すように新しい内容は何もありませんが、本会議で日本共産党に対して『暴力革命を目指す党だ』と攻撃した首相は、安倍首相が戦後初めてです」

「これに対して野党が一致して『デマ攻撃だ』とただちに抗議しました。反共攻撃に対して、日本共産党だけでなく、共闘する野党がそろって反撃したことについて、『初めてのこと。画期的で歴史的です。感動しました』」

「志位氏は『もう反共攻撃が通用しない時代になってきた。歴史が大きく変わりました。その情勢の変化の面白さをつかんで、鼓舞激励していきましょう』とよびかけました」

 志位氏は13日の記者会見で、「首相の反共デマ答弁」に対して、次ぎのように反論しました。(「しんぶん赤旗」14日付)

「安倍首相は、わが党がかつて『暴力主義的破壊活動を行った疑いがある』と答弁しました。1950年代に、当時のソ連、中国による干渉が行われ党中央委員会が解体・分裂した時代、分裂した一方の側に誤った方針・行動がありましたが、これは党が統一を回復したさい明確に批判され、きっぱり否定された問題です」

「日本共産党は、『暴力主義的破壊活動』の方針なるものを、党の正規の方針として持ったり、実行したりしたことは、ただの一度もありません。これは私たちが繰り返し明確に述べてきたことです」

 


「首相の反共デマ答弁」-野党が一致し謝罪・撤回要求。 野党連合政権「悪夢」論に対決 (2)

2020年02月17日 | 野党連合政権への展望

「しんぶん赤旗」15日付は、安倍首相の前例のない異常な反共デマ発言に対して14日、日本共産党と野党各党との会合について、次のように報じました。

「日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派の国対委員長は、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、13日の首相の共産党に対するデマ発言は『極めて不適当だ』との認識で一致。安倍首相に対し謝罪・撤回を求める方針を確認しました」

「穀田氏は会合後、記者団に、『国対委員長間で不適当だとの認識で一致したことは極めて重要だと述べ、『安倍首相の発言は、公党に対する侮辱でり、民主主義の破壊だ。謝罪を求めたい』と表明」

「立憲民主党の安住氏は『われわれも共産党と同じ認識だ』(議院運営委員会の)理事会で議事録からの削除を徹底して要求すると述べました」

「国民民主党の原口一博国対委員長は『公党に対する誹謗中傷だ。安倍首相は”壊れている”としか言いようがない』と批判しました」

 同紙は、15、16、17日と連続して、識者の批判の声を紹介してます。2人の方のご意見を紹介します。

ー2月15日付ー

【慶応大学名誉教授(憲法学)小林 節さん】ー民主主義の危機に反撃をー

「問題の発言は安倍首相が自らの不見識と不勉強をさらけ出すものです。『破壊活動防止法(破防法、1952年成立)は、当時の労働運動の高まりを背景に大規模なデモが相次ぎ、それに恐れをなした自民党はじめ支配勢力が民衆弾圧を目的に成立させた法律です。公安調査庁が日本共産党を『調査対象』とするのは、戦前以来の支配勢力の”被害妄想”にすぎません」

「同庁が70年近く『調査』しても『暴力革命』の証拠一つ挙げることができないことこそ、同党の潔白を証明するものです。先日の党大会や党内の議論の積み重ねを見れば、日本共産党には他党にない『一貫性』があるとすぐに分かります」

「共産党の綱領や正規の方針のどこに『暴力』があるのか。このような安倍首相による『レッテル貼り』は公党という法人格に対する名誉棄損であり、結社の自由に対する妨害です。共闘する野党も市民も日本の民主主義の危機として捉え、反撃する時です」

ー2月16日付―

【参院議員(参院会派・碧水会)嘉田 由紀子さん】-政治家にあるまじき態度ー

「安倍晋三首相が共産党に対し『現在も暴力革命の方針に変更はない』などと国会で答弁したことは、共産党の綱領や共産党の運営の事実に基づかない誹謗中傷です。しかも、総理大臣が、公党をこのような形で誹謗中傷するのはいかがなものか。政治家としてあるまじき態度だと思います」

「私は今年1月の共産党第28回大会にも参加させていただきましたが、共産党は選挙と議会を重視し、党内においても会議で意思決定をする党です。平和を愛し、平和を目指す党であり、弱者を支え、弱者に手を指し伸べ、日本の草の根の自治を標榜する党です。私も、現場でやれるところはご一緒させてもらっています」

「先だっての京都市長選でも、共産党が応援する市長が誕生したら、『庁舎に赤旗が立つ』などと中傷がされましたが、一体どこに赤旗が立つというのかと、私も声をあげました」