宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

”反共に耐えやっと前へ””逆風の15年、揺るぎなき「非自民」” 27日付「朝日」、志位委員長を紹介

2013年10月27日 | 党関係

 今日の「朝日」4面の「政々流転」に、志位和夫共産党委員長が登場しました。
冒頭、「苦節15年、ようやく前進できた。 全党の15年間の苦労と不屈の奮闘を考えると感無量だ」という志位さんの言葉が紹介されていました。
 そして、次のような一幕の記述もいっそう実感が伝わってきました。 「参院選後の翌7月22日、共産党本部で開かれた常任幹部会で、委員長の志位和夫は真っ赤な目で声を震わせながら語りかけた。 隣に座る書記局長の市田忠義は嗚咽しながらあふれる涙を拭った。 無理もない。 共産党にとって、国政選挙の勝利は15議席を獲得した1998年の参院選以来。2000年に現職に就いた志位にとって、初めて味わう勝利だった」

 この間の厳しいたたかいについても触れています。
「特に志位を苦しめたのは『2大政党論』の高まりだった。 自民党政治から政権交代が可能な勢力を求める世論が強まると、共産党は有権者の選択肢から外された。 03年に民主党と自由党が一つになる『民由合併』を、志位は『最強・最悪の反共シフトだった』と振り返る」

 そして、「民主党の信頼が地に落ちて『2大政党論』は崩壊。 日本維新の会による『第3極論』も自民の補完勢力とみられて失速した。 志位は非自民の受け皿政党が消滅したと確信する。 霧がさーっと晴れたように見晴らしが良くなり『自共対決』という政党地図がくっきりと浮かんだ」ー と。

 同記事は、次のことにも注目しています。 「播いた党改革の種も芽を吹いた。 若い候補者の起用を進め、東京で吉良よし子(31)、大阪で辰巳孝太郎(37)が勝利した。 『反対ばかりではダメだ』との反省から対案主義を掲げた。 インターネット選挙の解禁に伴い、『雇用のヨ―コ』など、ゆるキャラで政策を訴えるサイト『カクサン部』も注目を集めた」

 同記事は、共産党が参院選で「実力以上の結果」を得たことや今後の「野党再編」「下りエスカレーター」論などを指摘し、「政権奪取への明確な道筋を描けているわけでもはない」と不安感も書いています。

 こうした”不安感”は、国民から見た場合一定の根拠があると思います。
参院選で得た得票は515万票でした。98年の820万票にはまだ大きく及んでいません。同記事の指摘しているように志位さんが委員長に就任した当時の国会議員数は43人、現在は19人です。党員数も38万人から32万人に、赤旗読者数は200万人から150万人に減っています。
実力が不足しているのです。

 自共対決に勝利し、国民が主人公と胸を張っていえる民主連合政府を樹立するためには、まだまだ大きな山が連続して立ちはだかっていますし、新たな逆風も吹くでしょう。
しかし、15年の逆風に耐え、新たな前進の第1歩を切り開いた確信は、大きなものがあります。

 それは、2004年に採択した今の「綱領」だと思います。 
この綱領のもとで党員が団結を強め、日本改革への展望を身につけ、磨き、具体化しつつ、いま、新たな地点に到達することができたのです。 
様々な国民の声を謙虚に真剣に受け止め、国民各層との広大な統一戦線を築き、民主連合政府の樹立・日本改革の道をともに歩んでいきたいと思います。