宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

ブラック企業にもブラック国家にも、”おかしいことは、おかしいと言おう”が世代を超えた合言葉に

2013年10月22日 | 憲法・平和

 20日強い雨風の中、東京・明治公園に全国から1500人の青年が集まり、若者を使い捨てるブラック企業を告発し、たたかいを交流する「全国青年大集会2013」が開催されました。大和からも、会社でパワハラで心を病み、休職中の知り合いの1人の青年が参加しました。 昨日、電話で様子を聞きました。 「強い雨や風のため、スピーカーの声も聞けない状態だった。午前中だけの参加で帰って来た」と語っていました。 

 この青年は、前日の「はたの君枝さんと語るつどい」に参加して、「大集会に行ってみたい」と決意し、誰も知り合いもいない単独での参加でした。 電話からの声が、いつもより明るい感じで、風邪も引いていない様子で、安心しました。 近く直接会って、話を聞くことになりました。

 集会の様子を報道した21日付の「しんぶん赤旗」の次の記事に引き寄せられました。 「漫画雑誌を発行する秋田書店で景品当選者数を水増しした不正を告発し、不当解雇され、解雇撤回を求めて裁判を闘っている女性(首都圏青年ユニオン組合員)が、涙ながらにパワハラの実態を告発しました。 『女なんだから結婚して仕事をやめたらどうだ』『消える。迷惑だ』などといわれ、うつ病になって休職したことをきっかけに、会社が違法行為を女性個人の行為として懲戒解雇したと語りました。」

  そして、女性は、「消費者庁が会社ぐるみの違法行為と認定したことにふれながら、『以前は、会社の誰も話を聞いてくれなかった。孤独だった。いま、心を傾けてくれる仲間がいる。つらい声を受け止めてくれる仲間が必ずいる。自分と社会を変えていきましょう」と訴え、温かい拍手に包まれましたということです。一人の若者の勇気が、若者たちの共通の勇気となって、冷たい風雨を突き破って広がる様子が目に浮かびました。

 もう一つの「しんぶん赤旗」記事、「93歳から若者へ」に注目しました。1943年10月21日、明治神宮外苑競技場(現・国立競技場)で約2万5千人の学生が銃を担いだりしながら、雨の中、ずぶぬれで行進した、「出陣学徒走行式」の体験を語った、岩井忠正さんと2人の若者の対談です。岩井さんは、人間魚雷「回天」と「伏竜」の特攻隊員でした。 「公表された特攻隊員の遺書には勇ましい言葉が書いてあります。なぜだと思いますか。軍の検閲があったせいもありますが、親元に届く遺書に、死にたくないなどと書いて悲しませたくなかったからです。

 そして、もうひとつ理由があるんです。いくら死ぬ覚悟をしても『死にたくない』という思いは決してなくならない。死ぬ意味を探して、自分を説得しなくちゃならなかった。激しい言葉であればあるほど、死にたくないという本心が隠れています。そこを理解しないと、誰も真実を分かってやらなかったことになる」

 2人の若者は、「戦争は絶対にしてはダメ」「情報をしっかり見極めたい」と初めて戦争体験者の岩井さんの話を聞き感想を語っています。

 そして、若い世代へのメッセージとして、岩井さんは、「おかしいことはおかしいと勇気をもって声をあげてください」と語りました。