i氏の海外生活体験記

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<part4>しもきた

あらすじ 僕達急行、A列車で行こう

2012-03-24 20:46:53 | しもきた
-森田芳光監督遺作は劇場をクスクス笑いに包む“鉄”ドラマ!-

 2011年12月20日に急性肝不全のため、61歳にしてこの世を去った森田芳光監督。1981年に『の・ようなもの』で監督デビューして以来、『家族ゲーム』(1983年)、『失楽園』(1997年)、『武士の家計簿』(2010年)などの作品を世に送り出してきた同監督が、“鉄っちゃん““鉄子”などと呼ばれる鉄道ファンたちを主人公に作り上げたハートフルコメディーが、この『僕達急行 A列車で行こう』だ。

 主演は『GANTZ』『マイ・バック・ページ』(共に2011年)などの映画に出演し、現在はNHK大河ドラマ『平清盛』でタイトルロールの清盛役を演じる松山ケンイチと、『ワイルド7』(2011年)主演の瑛太。イケメンな役が多い2人が、この映画では、仕事には前向きだが恋にはブキッチョな鉄道好きを好演。劇場にクスクス笑いを巻き起こしている。いったい、どんな映画なのか? まずは物語からお話ししよう。

-仕事に恋に悪戦苦闘しながら前向きに進む
 主人公は、松山演じる大企業の「のぞみ地所」で働く小町圭と、瑛太演じる下町にある「コダマ鉄工所」の跡取り息子の小玉健太。“鉄道を愛する”という趣味を通じて知り合った2人は、すぐに意気投合。小町が今住んでいる部屋を出る必要に迫られたことから、コダマ鉄工所の寮に引っ越すことになり、毎晩のように小町の部屋で話し込むようになった2人はますます友情を育んでいく。

 ある日、小町は九州支社への転勤を命じられる。地方への転勤を嫌がる社員も多いなか、ニッコリと笑顔を浮かべ「行ってみたかったんです」と2つ返事で引き受けた小町。彼を九州で待っていたのは、のぞみ地所がなかなか口説けない、地元の優良企業ソニックフーズとの業務提携を進める難事業だった。実はこの転勤は、彼の仕事ぶりを評価していたのぞみ地所の社長・北斗みのり(松坂慶子)直々の発令だったのだ。

 一方、コダマ鉄工所では新しい設備投資のための融資を、小玉の父・哲夫(笹野高史)が銀行から断られ、行き詰まっていた。何とかしようと小玉も銀行を訪れるが、成果はなし。映画はそんな小町と小玉が、仕事に、そして恋に、悪戦苦闘しながらも前向きに進んでいく姿を描き出していく。

-仕事には「快速電車」並みでも恋は「鈍行電車」
 見どころの1つが、小町役の松山と小玉役の瑛太が生み出す独特の間合い。真面目そうで言葉遣いも丁寧。鉄道ファンなことを除けば、どこにでもいそうな小町と小玉が交わす会話と距離感が独特の間を生み、普通のセリフや行動でさえも面白おかしく変化させ、クスクス笑いを誘うのだ。

 また、互いに仕事には「快速電車」並みにガッツを見せるも、恋となると「鈍行電車」のように遅々として進まない2人の恋バナも、本作の重要ポイント。自分の世界に入り込むがあまり女の子に振られたり、女の子をリードできなかったりと、小町も小玉も女の子には大苦戦!

 そんな女の子たちを演じた女優陣の演技も、この映画の見どころの1つ。貫地谷しほり、村川絵梨、松平千里といった若手女優が、小町と小玉に恋されたり恋したりする女性を好演。ちょっと変わったキャラを見せ、2人を翻弄するのだ。

-鉄道へのこだわりは登場人物の名前にも
 もう1つのポイントが、日頃、あまり触れることのない“鉄道好き”の世界を垣間見られること。同じように鉄道好きでも、ある人は駅弁ファン、ある人は車体マニアと、人によって異なるそう。ちなみに、本作の小町は鉄道に乗り風景を見ながら音楽を聴くのが好きという設定で、小玉は鉄工所の跡取りらしく鉄道の鉄好きという変わり種だ。

 そうした鉄道へのこだわりは、本作の登場人物の名前にも表れている。「小町=こまち(秋田新幹線)」「小玉=こだま(東海道・山陽新幹線の各駅電車)」をはじめ、あずさ(貫地谷しほりが演じる役名で中央本線の特急電車)、みどり(村川絵梨が演じる役名で博多・佐世保間を走る特急電車)、あやめ(松平千里が演じる役名で東京・佐原間を走る総武本線成田線の特急電車)など、主要登場人物の多くに、電車にちなんだ名前がつけられている。

-日本映画界は、大切な人材を失った
 だが何と言っても、本作を笑って和める作品に仕立て上げたのは、森田監督の演出のなせるわざだろう。古くは『家族ゲーム』、最近では『間宮兄弟』(2006年)や『武士の家計簿』などコメディを得意としてきた監督らしく、“間“や“距離感”、“ちょっとだけ変なキャラ”や“運命のいたずら”といった要素を駆使し、劇中の至るところに笑いの要素を散りばめているのだ。

 そこで起きる笑いは、シニカルさとは無縁の温かいもの。見終わったときに残ったのは、映画を存分に楽しんだという実感だった。改めて日本映画界は、大切な人材を失ったのだと、そう痛感させられた。

-引用終わり-

コメントを付けるのを忘れていました。「あらすじ ○○○」シリーズは下北にゆかりのある人物や物語です。

ま、松ケンでお分かりでしょうが・・・。

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東北再生エネ研究会の設立へ

2012-03-24 06:35:09 | しもきたインフラ
3/24河北新報が伝えています。

-再生エネ拡大へ研究会 東北の官民、連携組織設立-

 産業技術総合研究所東北センター(仙台市)と東北6県の公設試験研究機関などは23日、再生可能エネルギーの供給拡大に向けた連携組織「東北再生可能エネルギー研究会」(会長・斎藤昭則秋田県産業技術センター所長)を設立した。

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を教訓として、東北各地で風力やバイオマス発電などの普及を目指す。具体的には情報交換会や企業見学会、講演会を通じ、民間企業との共同研究や事業化につなげる。

 仙台市内であった設立総会には、構成団体の研究者ら約30人が出席。産総研東北センターの原田晃所長は「地域の実情に合わせたエネルギーの地産地消を考えていきたい」などと述べた。

-引用終わり-

この研究会で地熱発電などの窓口が期待できそうです。産総研の役割は重要です。




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北海道でも調査開始

2012-03-24 06:06:14 | 下北の地熱発電
3/23北海道新聞で伝えております。

-地熱発電 眠る資源を生かしたい(3月23日)- 

 環境省は、国立・国定公園内での地熱発電所の設置要件を緩和する。

 規制の厳しい公園内の特別地域でも、地元自治体や自然保護団体などとの合意を前提に、熱利用のための掘削や発電所設置を認める方針だ。

 火山の多い日本の地熱発電資源量は、世界3位の約2300万キロワットと推計されている。

 だが、適地の8割が国立公園などの規制区域にあり、実際の導入量は53万キロワットにとどまっていた。

 規制緩和を機会に、地下に眠る膨大な資源の活用の道を探りたい。

 地熱発電は、地下から噴出する150度以上の蒸気でタービンを回し発電する。風力や太陽光と異なり天候に左右されない安定したエネルギー源で、原発への依存度を下げる有力な手段になり得る。

 道内の国立公園では、「阿寒」と「大雪山」が有望視されている。

 面積が広大なため、特別地域の外側から掘削する方法では地下熱源に届かないとの指摘もあった。特別地域内での立地が認められれば、事業化の可能性は高まる。

 当然ながら、国立公園での開発行為をやみくもに認めていいわけはない。関係者は公開の議論を通じて、環境への影響を最小限に抑える方法を見いだしてもらいたい。

 地熱発電は、調査から事業化まで10年はかかるリスクの高い事業だ。

 7月から再生可能エネルギーで発電した電気の固定価格買い取り制度が導入される。地熱については、他の電源よりも長めの買い取り期間の設定が求められる。

 初期投資への助成も欠かせない。

 近隣の温泉業との共存という課題もある。

 開発業者は、掘削による泉質や湧出量への影響をこまめに調査し、温泉業者を含む地元にデータを開示する必要がある。

 地元との調整を業者まかせにせず、国や地方自治体の代表も加えた開発協議会のような組織を設け、地域の理解を得る努力をすべきだ。

 道内の地熱発電は北電の森地熱発電所(渡島管内森町)だけだ。

 規制区域外では、JX日鉱日石金属が札幌市の豊羽鉱山跡地、出光興産などが後志管内赤井川村と札幌市にまたがる地域でそれぞれ調査に乗り出した。普及に弾みがつくよう成果を期待したい。

 温泉の熱で沸点の低いアンモニアなどを気化させ、タービンを回すバイナリー方式という小規模な地熱発電もある。エネルギーの地産地消につながるはずだ。

 発電に至らなくても、地域暖房など多段階での地熱の有効利用に官民で取り組むべきだ。

-引用終わり-

北海道では、規制区域外の調査も始まるようです。 バイナリーや地域暖房にも言及していることから、下北と似たような条件でしょうか。


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ドイツから見たフクイチ

2012-03-24 06:05:36 | 大間原発の中間貯蔵化
フクイチの事故をドイツのメディアがまとめたビデオです。転載OKとのことです。

http://www.dailymotion.com/video/xpisys_yyyzdf-yyyyyyy_news


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