i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

代替エネの有力候補は地熱と中小水力か

2012-03-04 11:58:27 | 下北の地熱発電
3/4ニュースポストセブンが伝えています。

-原発代替エネルギー「本命は地熱、次点は中小水力」と専門家-

 原発事故を受け、自然エネルギーへの転換が叫ばれている。風力発電や太陽光発電などが、代替エネルギーとしてしばしば挙げられるが、現時点で最も有望な再生可能エネルギーは「地熱発電」である。

 地熱発電とは、火山活動による地熱で蒸気を発生させて発電する方法だ。現在、日本には18か所の地熱発電所があり、合計で53.5kWの発電容量がある。揺らぎのない電力であり、火山国である日本には適した方法といえる。同じく火山国のニュージーランドやアイスランドでは主力の発電方法である。

 これまでは地熱の源泉を掘り当てることが困難とされてきたが、技術の向上で縦横に掘削することができるようになり、源泉の発見率は高まっている。

 課題は源泉の多くが国立公園や温泉地に存在するため、景観保護の観点から開発が困難だという点だ。逆にいえば、政治的な決断でいつでも開発できる。ポテンシャルは調査しなければわからないが、ほぼ無限大だという専門家もいるくらいで、期待度は高い。

 次に有力候補とされるのは「中小水力発電」だ。大規模ダムではなく、河川や農業用水を利用して細かくエネルギーを拾い集めて発電する。

「動けといえば動かせ、止まれといえば止めることができる安定電源です。候補地が非常に多いために、発電量も無限のポテンシャルを秘めている」(安井至・東京大学名誉教授)

 こちらもネックは水利権や漁業権などの既得権だから、法整備で対応が可能だ。

-引用終わり-

地熱を押しているのは私と一緒です。ただ、どの記事も原発の代替エネルギーとしてどうか、という視点が多く、雇用にどう生かすかまで触れているものが少ないように感じます。

私が地熱を推している理由の一つは「地域産業や生活基盤とのコラボレーション」の可能性が大きいからです。温泉セラピー、ハウス栽培、養殖、冷暖房、消融雪など。特に熱利用が望まれる雪国では長期的な効果が大きいでしょう。

「地熱で200℃」「通年で強風」「速い海流」という地域はそう滅多にありません。

今まで生活を苦しめてきた下北の自然条件が、実は「再生エネ資源が日本一」という証明をしたい気持ちで一杯なのです。

幕府に翻弄され開墾に苦労した斗南藩の地が、先行する福島と地熱で繋がっているのも一つの縁でしょうか・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする