じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

夜泣きそば

2019-01-11 20:45:52 | Weblog
☆ 珍しく「夜泣きそば」のチャルメラの音がする。

☆ 昔は、「焼き芋」「豆腐屋」「さおだけ屋」「わらび餅」などいろいろな巡回販売があったものだ。(今も灯油の巡回販売は残っているが)

☆ ところで昔は風情のある音だったが、今日のチャルメラはうるさい。録音とスピーカーのせいだろうか。またチャルメラが鳴り続けているということは売れていないということか。

☆ 寒空に、駅前の屋台なら酔い覚ましの一杯というのもよいが、住宅街で果たしてニーズがあるのやら。それに結構値段が張るのではなかろうか。

☆ そんなことを思いながら、通り過ぎていくのを二階から眺めた。
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荻原浩「砂の王国」(下)

2019-01-11 02:42:33 | Weblog
砂の王国(下) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


☆ 荻原浩さんの「砂の王国」(下)(講談社文庫)を読んだ。

☆ 証券マン・山崎遼一は落ちぶれてホームレスに。そこで考えた「宗教ビジネス」。不思議なカリスマ性のある仲村を教祖に、文才と詐欺師の才覚に恵まれた龍斎という男と「大地の会」を始める。アイデアと演出、地道な努力の結果、会員数はうなぎのぼり。1万人にも達しようとしていた。

☆ 金銭的な潤いの反面、山崎の心と身体は病んでいく。そんなとき、彼は権力闘争に敗れて・・・。

☆ 前半はホームレスの生活を克明に、中盤は宗教ビジネスの実態をドラマチックに、後半はスリリングな逃走劇。

☆ 「恵まれた人生などどこにもない。すべてを満たした人間は誰もいない。誰かと比べているかぎり、何かを欲しがり続けるかぎり、人は恵まれず、満たされない」(410頁)

☆ 主人公が得た悟りに共感する。
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