いつか海外暮らし!

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ネパール旅行 10月03日 ポカラ滞在 3日目 サランコットへ

2012年11月24日 | ネパール旅行2012/09/24~
6時前に起床。
窓からヒマラヤが見えないかと覗いたが、今日もガス(霧)がかかってまったく見えなかった。

7時30分ごろ、朝食の為3階に上がるとヒマラヤが見えると言われ、部屋にカメラを取りに戻り、屋上に上がった。
辛うじて見えたが、すぐに雲に隠れてしまった。
 アンナプルナ4&2
 

昨日は標高1113mの日本山妙法寺に登ったので、今日はゆっくりしようと思ったが、山に登りたくてムズムズして今日はサランコット標高1592mへ行こうと思う。
9時前、空G.Hを出た。
昨日、フェワ湖を渡り着いたボート乗場からフェワ湖湖畔を歩いた。
 昨日登った日本山妙法寺(ボート乗場より)
 

レイクサイド北を更にフェワ湖沿いに奥に歩いた。
途中、商店で水1L(Rs.25)を買った。
間もなくサランコットへの登り口に着いた。
商店前にいた人にサランコット?と尋ねると日本語でそうだ!、US$10でガイドをすると言われたが断わる。最近、日本人が少ない、ガイドされてくれと言っていた。
ここにも「NOTICE FOR THE VISITORS」という掲示板があり、ガイド同行orグールプで行けとあった。
 登り口(右へ)
 

大きな石ころを敷き詰めた道幅5mほどもある村道が麓に続いていた。
村といっても道沿いに民家が点在するだけだ。
仏教の学校があり、道は突き当る、右に行くと川原に出た。
 川原
 
上写真左の小屋とぼんぼりの様な竹を左に曲がると下写真となり、進むと下右写真となる。
  

以上が登山口の風景である。道標がある訳でもない。サランコットへの山道だと自信が無ければ進めない。
実は、女性が追いかけて来て、追い越した。手に石鹸を持っている。川で水浴びでもするのか???
ぼんぼりの様な竹のところで立ち止まった。私が追い着き、道を指差して「サランコット?」と尋ねるとそうだった。
ありがとう!と礼を言うと彼女は降りて行った。チップを渡す習慣が私にあれば、渡したのだが気付かなかった。
ガイドを断わったが、ポカラの人々にお世話になりながら、過ごしている。

草がかぶさる山道を進む。今日は、ハイソックスを履いているので大丈夫だ。
半ズボンにハイソックス姿で、昔のニッカポッカスタイルにしている。
間もなく石階段の山道になった。
鬱蒼とした森をジグザグに高度をあげる。
適当な休憩場所もない、階段に腰を下ろすとやぶ蚊に襲われる。立った状態で休憩する。
  

ネパールの青年と日傘をさしサンダル姿の若い女性が降りて来た、ネパールの若いグループかと思っていたら、ガイドと中国人女性で驚いた。
1時間掛けて森林地帯を抜けた。見通しがきく尾根に出た。
小さな小屋と長椅子が置いてあるだけの茶店があった。
長椅子にお爺さんが座っていた、その横に座って休憩した。
店主にスプライトを飲まないかといわれコークを頼むと無い、仕方なくスプライトRs.50にした。
齢を聞かれ、答えると、このお爺さん70歳だと教えられ、お爺さんの方が元気だな!
私がトボトボと登って来るのを見られていたのだ!!
今登って来た石階段が見え、フェワ湖も眺められた。
 茶店からの眺め
  

頂上方向は見通せない。
頂上まで何時間掛かるか尋ねると1時間40分との事であった。
1時間登ってもう一杯一杯なのにまだ1時間40分もかかるのか!!
茶店を後にして歩き始めた。尾根から外れて斜面を横切る様に山道が続いた。
ここから尾根道だと思っていたので不安で、一度戻ったがこの道が自然であるし、登山靴の足跡を見掛けたので間違いないどろう。
いつの間にか尾根道に出ていた。
先で牛が草を食べている。私が行く頃には移動していてくれと思った。
しかし、2頭の牛が道端にいて草を食べていた。舌で草を千切っている音が聞こえる、すごい音がするものだ!
私が立ち止まっていると、後から声がした。牛が進み出した。気が付かなかったが牛飼いが遠くから牛を監視しているのだ。
山道が崩れていた、気を付けて上がると林道であった。
 尾根道
 

尾根を林道が横切っている為、山道が寸断される。うっかりすると山道を見失う。
見晴らしの良い尾根道脇に屋根がブルーシート(オレンジ色)の小屋とテーブルの茶店があった。
1Lの水をほとんど飲んでしまったので水1LRs.50を買った。
歩くのが嫌になりそうなので立ったまま休憩した。

また、林道が横切っていた。大きな岩に矢印がある、道標代わりだ。
 

空から声が聞こえて来る。パラグライダーからであった。多くのパラグライダーが空を飛んでいる。
山道が無くなり林道を行く、数100m歩くと西欧人夫婦が地元民を話しているのが見えた。
そこに着くと西欧人が下りて行った。
地元民が日本語で日本人か?と話しかけてきた。
彼らは林道から村への分岐に座っていた。
サランコット?と言って、林道と村への道を指差した。
林道は簡単コース、村道は難しいコースの様であった。どちらもサランコットへ行くのだ。
村への道を選んだ、歩き出した私の背後に「大麻!」と声が掛かった。振り向きもしないで手を振った。
振り向くと彼らはGood!と親指を立てていた。

村の中を登る。民家の中が覗けるほど近くを通り抜ける。
サランコットの頂上部が見えた。
村人に会い、「マナステ」と挨拶する。
村外れで、また、牛が通せんぼしていた。牛飼いのおばちゃんが来てくれた。
 サランコット
 

疲れている私を見て村の人に笑われながら、一歩一歩登り、林道に出た。
目の前に幼稚園or低学年小学校があり、子供の声が聞こえてくる。横にはレストランと書いてあるが、駄菓子屋だ。
サランコットの頂上が見えた。山肌にジグザグの山道が見える。まだあれを登らなければならないのか!!!!
戦意喪失である。どうせ、雲が掛かってヒマラヤが見えないのだから、今日は、ここまでにしよう。
 

12時30分になっていて腹が減った。
駄菓子屋でヌードル・スープができるか聞くとチキンor野菜ヌードルができる様なのでチキン・ヌードル・スープRs.90を頼んだ。
カレー味のインスタント麺で野菜たっぷりで旨かった。
バスが走っていた、奥さんに「あのバスはノーダラ行きか?」と聞くとその手前の○×△と言われた。
サランコットからノーダラまでの長い尾根にバスが走っているのだ。
また、幼稚園の前で多くのピックアップトラックがUターンして下って行くのを見掛けた。一体何??

パラグライダーの離陸を目撃した。
多くのパラグライダーが空を飛んでいるのを見掛けたが、ここから飛び立っていた。
パイロットと一緒に飛ぶタンデムフライトというのであった。
私は、こんなものしたくもない、恐い。飛ぶ人の気持ちが理解できない。
 

写真を撮っているとピックアップトラックが上がって来てUターンして停まった。運ちゃんがレイクサイドと言っている。
乗せてもらえるのか! 運賃はいくらかと聞くとRs.100(\98)との事であった。乗ることした。
ピックアップトラックに乗ってから、サランコットのフェワ湖側は当然登ってきたので見ているが、反対のヒマラヤ側を見ていない事に気付いた。どうせヒマラヤは見えないし、また登って来るのだからよしとしよう。
途中、地元民に声を掛けていた、女性が乗り込んで来た、ポカラ市街で降りた。
このピックアップトラックは、レイクサイドのどこへ行くのか?
バス通りを走っている時、日本食レストラン「桃太郎」が見えた、2日前見付からなかった桃太郎の看板が地面に立掛けてあった。
間もなく停まった。料金を払いながら、これにはどこで乗れるのかと尋ねると、どうもバスの様には乗れない様だ。
後日談:このピックアップトラックはパラグライダーの客と機材をレイクサイドから離陸地まで運ぶ車であった。

2日前行ったオープンテラスのレストランに寄った。
ゴルカビールとチョウメン(チベット料理 焼きそば)にした。約Rs.425(\410)。

登山用品店で帽子Rs.400(\390)を買った。
野球帽タイプで、つばが3つ折でき、コンパクトになるのが気に入って購入した。
ブランド名The North Faceとなっているが、価格とメイドイン・チャイナからコピー品だろう。

インターネット・カフェで1時間ほど時間を潰した。
ポカラの天気予報を調べると、太陽マークと雲マーク、両方が付いている日がほとんどだが、唯一5日だけが太陽マークのみで晴天が期待できる。

G.Hに戻った。
シャワーを浴びて、ゆっくりした。
夕方、雨が降り出した。

雨の中、夕食に出た、途中、土砂降りの雨になりジーンズがびしょびしょになった。
昨日も大雨で夕食に行かなかったので、今日は無理しても出掛けた。
イタリア・レストランに入り、2階に上がった。中国人ばかりだ、食事も終りスマートフォンでゲームでもしているのか大人しい。
メニューでピザを選んだが種類が多くて適当に注文した。ビールと共でRs.704(\685)。
ピザは日本のピザより相当に旨かった。サイズは中を頼んだが大きい。それでもペロリと食べてしまった。
また、土砂降りの雨になった、2階は窓ガラスの無いオープンエアで雨が吹き込んで来る。
みんな帰れないので雨宿りだ。

雨も小降りになりレストランを出たが、道は川状態であった。
例年では雨期が終わっている時期だが1ヶ月遅れているのか? 夕方に雨が多い。

 今日歩いたルート