goo blog サービス終了のお知らせ 

卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

湯の沢温泉 秋元温泉旅館 (廃業)

2012-09-21 00:00:30 | 温泉(平川市)
暑さ寒さも彼岸まで・・・。やっと、やっとこさ涼しくなってきたな。ま、どうでもいい話。



今日は「湯の沢温泉郷」の「秋元温泉旅館」に行ってきました。


場所は、平川市碇ヶ関の湯の沢地区の国道7号線沿いに看板があるので曲がり、2kmほど道なりに進むと一番奥にあります。


ご存知の方も多いと思いますが、こちらの秋元温泉は今月末で休業します。事実上の廃業です。

「湯の沢温泉郷」はもともと「湯の沢山荘でわの湯」と「なりや温泉」と「秋元温泉」の3軒の旅館が営業していましたが、湯の沢山荘となりや温泉はもうすでに廃業しています。

湯の沢温泉最後の砦だった秋元温泉も休業する事となり、来月からはもう湯の沢温泉は消滅する事となります・・・。

青森県屈指の療養泉の湯の沢温泉が無くなるのは悲劇としか言いようがありませんが、時代に取り残された温泉郷は3軒全て後継者問題にて廃業してしまうんですね・・・。


ちなみに当ブログは1年以内に同じ記事を書かないと徹底して守ってきまして、今年1月に秋元温泉の記事を書きましたが、さすがにやむをえない事情なので特例で書きます。


今日は18時前に訪れました。

休業までカウントダウンは始まってますが、客はまばらです・・・。

そもそも休業の旨の張り紙などはないので、知らない人も少なくないと思いますし。


脱衣場前には温泉の由来や、療養の特徴などが書かれたパネルがあります。

開湯は約400年前で、銀山採掘の際に発見されたとの事。
400年の歴史が終わってしまうのか・・・。


浴場は、男女別小浴場と、混浴大浴場があります。


まず小浴場へ入ります。

小浴場はかなり狭く、浴槽が1つ。

カランは1ヵ所あります。


お湯は緑掛かった薄白濁で、塩気と強苦味、強烈硫化水素臭とアンモニア臭、弱スベスベ感あり。白い湯華もあり。


浴槽は43度の3人サイズ。

源泉がチョロチョロと掛け流しされています。
浴槽は女湯と繋がっています。


何故か小浴場は全く人の出入りがなく、女湯も入ってる気配はなく、人気が無いので1時間近く貸切状態でした。
もちろんトド湯もしてやりました。


充分に小浴場だけで満足するくらいの名湯ですが、もちろん混浴大浴場へも入ります。

混浴大浴場は手前が女湯、奥が男湯となっている。
仕切りはあるが、男は必ず女湯の前を通るので、女性の混浴はちょっと恥ずかしいかも。
でもオバサンが数名いました。


基本的には浴槽が一つですが、楕円形の浴槽の真ん中に仕切りがあり、男女半分ずつに分かれています。

カランはシャワー付きのが男女別で1ヵ所ずつ、水カランのみも1ヶ所ずつ、湧水らしい掛け水が真ん中に1つあり。


お湯は小浴場と同じです。


浴槽は44度の5人サイズ。

男湯と女湯に各湯口があり、もちろん源泉掛け流し。


男の先客も2人いたくらいで、後半は貸切状態。
もちろんトド湯してやりました。


ここも1時間ほど入りました。
さすがに最後だと思うと名残惜しくて長湯しちゃいますね・・・。
これほどクセのある温泉は全国でもそうそう無い筈でしょう。やはり残念です。


春先に体調崩した上に猛暑続きの夏バテが重なって体調はずっと悪かったですが、幾分体調は改善されたと思います。それほど即効性の効能は感じられるほどの療養泉なのです。


残念ながら秋元温泉は休業して湯の沢温泉郷は無くなってしまうけど、これほど近い距離にこんな名湯があって何度か入れた事は幸せだと思います。

秋元温泉、そして湯の沢温泉郷よ、ありがとう!!そして永遠に!!


休業までまだ少し時間があるので、時間がある人は絶対に行ってみて下さい!



オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆☆


泉質・含硫黄・ナトリウム-塩化物泉[硫化水素型](低張性弱酸性高温泉)
泉温・47.3度(源泉掛け流し)
効能・胃腸病、リウマチ性疾患、糖尿病など

料金・350円
備品・なし
施設・宿泊、湯治

住所・平川市碇ヶ関字西碇ヶ関山1-26
電話・0172-45-2137
営業時間・8:00~21:00
定休日・なし