卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

QUADOROPHENIA/THE WHO

2008-05-31 16:19:39 | ロック
ロック100選。第21回。

73年作品。2枚組アルバム。
邦題「四重人格」

フーの最高傑作といえば「フーズ・ネクスト」を挙げる人が多い。もちろんそれはわかる。
次いで「マイジェネレーション」だろうか。でもやっぱり「トミー」は外せまい。
それがフーの一般の評価であろうかと思う。だが私が選ぶフーの最高傑作はダントツで「四重人格」である。

コンセプトアルバムを作らせたら世界一のロックキチガイアーティスト、ピート・タウンゼント。
セカンドの「クイック・ワン」のタイトルトラックは一曲そのままコンセプチュアルな構成になっており、次いで「セル・アウト」はラジオ番組風のコンセプトアルバム。
そしてロックオペラというかつて無い未来のロックへの挑戦に「トミー」は成功した。
それに気を良くしたピートは「ライフハウス」というとんでもない構想を描いていたが、画期的でそれでいてあまりにも無謀だった為に頓挫。
結局失敗のもとに作った「フーズ・ネクスト」は意外にも最高の評価を得た。そして懲りずにまたコンセプトアルバム2枚組みの大作を完成させてしまう。

正直、歌詞は読んでないのだけど、世界観はなんとなく伝わるし、何より圧倒的に音楽面が凄いからそちらは後回しにしておくことにする。

ハードロックギターバンドとしてのフーはこのアルバムでは半分の力に抑えられている気がする。全体的にシンセサイザーやブラスセクション、サンプリングなどが多用されており、この当時にスタジオで出来る限界の音を追求している。

一曲目から荒ぶる海の音に、アルバム全体を凝縮した序曲的構成で始まる。こんなスターティングナンバーに度肝を抜かれ、だからといって、お得意のギターロックサウンドナンバーは聴けない訳ではなく、一曲個々としての秀作も多数ある。

M2「リアル・ミー」はギターギャンギャンの風車ブンブンのギターと、何故か音量がデカイ、ジョン・エントウィッスルのバキバキベースが唸りまくる。そしてラッパ隊がこの曲をより一層華やかなものに作り上げる。

M5「少年とゴッドファザー」もハードロックな気持ちいいナンバーで、キース・ムーンも爆裂してます。観客も盛り上がってます。

一枚目ラストのM10「アイブ・ナット・イナフ」もタテノリの曲で、途中の転換が面白く、最後はロジャー・ダルトリーのスクリームと電車の通過した音がダブって終わるというニクイ演出。

二枚目は「5:15」のホルンとシンセサイザーの小気味いいリズムに酔いしれてスタート。ホルンはジョンが吹いている。ホルン吹けるロックアーティストなんて聴いたこと無いけど、「トミー」でもこのアルバムでもジョンのホルンは大活躍。

そしてなんといってもD面が凄いのである。たった3曲だけだが、このアルバムの総括する重要な3曲である。
二枚目M5「ドクター・ジミー」
とてつもない盛り上がり魅せる。ここまで来たらロックは究極の音楽と思わせてくれる。無敵のシャウトのロジャー、ギターとシンセで全ての世界観をメロディにのせるピート、ここでも唸りまくりのリズムちょっと無視のテクニカルなベースを披露するジョン、爆裂太鼓連打のキース。この曲聴いて少し泣いた。

M6「ロック」
ロックって何だろうか?このインストナンバーで全てがわかる。ザ・フーこそロックである。

M7「愛の支配」
悲しきクロージングナンバー。ピアノとティンパニの旋律から始まり、最後の最後はシンプルなバンドサウンドに戻り、圧倒的ボーカルで歌そのものの存在感を示したロジャーは偉い。
最後はこれでもかとド派手なコーダ。このアルバムが終わるのが惜しいと感じてしまう。

このアルバムはライブという得意の場所を無視し、ロックの追及と世界観だけを表現したアルバムなので、結局バンド形態のサウンドより、シンセ、ブラスの音が多いため、ピートの身勝手なソロ演出作品と捉えている輩もいるようだが、そんな奴は阿呆である。
このバンドケミストリーは信頼から成り得ている。だからこそのロックの、音楽の進化としての曲作りであると結論付けるのが正当な評価である。

久し振りに聴いたのだけど、ここまで素晴らしいと思わなかった。こんな感動する作品になかなか出会えることが出来ないし、日本でのフーの評価はやっぱり低いなと思う。でも理解できる奴だけ聴けばいいだけの話でもある。

恐らくピートはオーケストラを意識しての作曲なのだと純粋に感じる。ブラスはそのままだが、バイオリンパートはシンセサイザーで表現し、低音部はベース、打楽器はドラムという最小限オーケストラを実現したかったのではないか?これはあくまで推測なのですけどね。最新鋭のシンセサイザーの音の多様性に惚れたわけがわかる。

「トミー」が「ロックオペラ」ならば、このアルバムは「ロック交響詩」と銘打ってもおかしくなかろうロックの金字塔である。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆☆

大和温泉

2008-05-29 22:11:07 | 温泉(平川市)
今日も温泉探して平川方面へ。尾上駅の近くに温泉があるとのことで向かう。
なんとか尾上駅に着き、近くを走ってたら本当に近くだった。
駅から100mくらいのところに「大和温泉」があった。

こんな田舎だけど、一応駅前だから土地代とか掛かりそうなもんであるが、こんな場所でよくやってるもんである。こんな駅前にも温泉があるから平川は侮れない。

銭湯タイプの日帰りメイン温泉だけど、隣の別館で素泊まり旅館もやってるそうです。
番台でお支払いして入る。脱衣場では変色した画面でナイター中継が入ってて風情があった。

浴場はそんなに広くも無いが、手前にカラン、真ん中にメイン浴槽、奥にサウナ、水風呂、寝風呂といった構造。
カランは22コ。

メイン浴槽は4人サイズの小さいもの。44.5度ほどの熱め。
お湯は無色透明無味無臭。これといって特徴なし。
ジェットバス一基ついている。湯口からチョロチョロと勢いがない湯量だが掛け流しらしい。

サウナは104度の熱めで、こちらも4人ほど入れます。寝湯は二箇所で、まあまあだが、バブルがきつすぎてあんまり気持ちよくなかった。

平川の温泉としては物足りないと感じた。でもお客さんは次々と入ってきて近所の銭湯代わりとして愛されている気がした。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・単純温泉 
泉温・44.5度(源泉掛け流し)
効能・リウマチ、運動器障害など

料金・350円
備品・無料ロッカー、有料ドライヤーあり
施設・宿泊

住所・平川市中佐渡南田
電話・0172-57-2852
営業時間・6:00~22:00
定休日・毎月1日、15日

ブランジェリー・フー

2008-05-26 13:07:57 | パン屋
弘前の亀甲のねぷた村の近くにあるパン屋さん。
といっても確かねぷた村出来る前からあったような気がする。

最近多忙なので食事に時間をかけられないのでパン食になってしまった。なので前から気になっていたのであるが初めて入る。

店の外観からしてオシャレ。ベージュのレンガ風の外装に、ガーデニングで華やかに迎えてくれます。
店内はそんなに広くは無いけど、イートインコーナーもあります。全体的にブラウンカラーで統一されています。

閉店間際に行ったので、そんなに種類も多くなくて残念。
基本の食パンからフランスパン、サンドイッチ、デニッシュ、パイなどがあります。
毎日50種類ほどのパンがあるそうですが、そんなになかったので、好みのパンを選ぶ。

アップルパイやあんぱん、ツナポテト、くるみパイ、フランスパンのハーフなどを買った。
全体的に他店よりちょっと割高かなと感じた。でもその分美味しく、具が入ってるパンの中身が多かったと思います。

今度は昼時などに早めに来ていろいろ食べてみたいと思いました。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市亀甲町67
電話・0172-33-2222
営業時間・7:30~18:00
定休日・月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日休み)

鷹の羽温泉

2008-05-25 02:10:32 | 温泉(平川市)
女子バレーオリンピック出場を祝って温泉へ。

仕事の疲れが溜まっていたので、近場で済ませたかったけど、弘前の温泉は大概行ってしまったので、またもや平川方面へ。
旧平賀・尾上地域はまだまだ行った事ない温泉が多数あるもんだから攻める。

相変わらずテキト-に走ってたら大体どこかの温泉に辿り着くけど、今日はこの前道に迷った時に通りかかった「鷹の羽温泉」を探す。
以前に温泉の前を偶然通りかかっただけなので正確な場所を把握してなかったけど、なんとなく憶えていたので、走ってたら着いた。

日帰り温泉施設であるが、建物は結構新しく清潔感あり。
浴場も綺麗である。カランは17コ。でもカランだけ老朽化が激しい様な気がする。しかも使い勝手がよくない。

浴槽はメインとジャグジー、打たせ湯、露天風呂といった構造。

メイン浴槽はL形になっており、10人ほどサイズ。
お湯は無色透明。ほぼ無臭だが、味は結構な塩気あり。質感は柔らかな肌触り。
43度ほどで、じっくりと10分以上浸かれる。

隣のジャグジーは二人サイズ。ここにも湯口があって、ジャグジー浴槽としては熱く新鮮である。

露天風呂は5人ほどのサイズで、屋根がかかってあって景色はよくはないけど、庭が綺麗に整備されていて落ち着く。

なかなか良かった。機会があったらまた来たい。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉 
泉温・51度
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・350円
備品・無料ロッカー、無料ドライヤーあり
施設・家族風呂

住所・平川市本町村元228-3
電話・0172-44-4526
時間・6:30~22:30

やきとり天国 じろう

2008-05-24 00:25:34 | 居酒屋・焼き鳥・ダイニング
先日飲みに誘われて、でも金無いのでオゴリで飲みに行った。

焼き鳥好きの自分だが、友人も焼き鳥が好きなので、焼き鳥屋へ行く事にしたが、友人の行きつけがあるとの事でそこへ向かった。

とはいっても鍛治町とかそんなところではない。聞いて驚きの弘前市石渡。
石渡は工場などが多い場所だけど、店といってもチラホラあるくらいである。友人に連れられて到着。

店はかなりこじんまりとしています。カウンター5席と座敷にテーブル二つ。座敷は7人位でギリギリってところ。
先客は5,6人いて、こんな場所柄にしては入っていると思った。

とりあえず焼き鳥をいろいろ8品を頼む。
ここは焼き鳥のほかに川魚が一押しなので、ニジマスのから揚げカレー風味も注文。

はっきり言って全く期待していなかったのだけど、焼き鳥はかなり美味い!
定番の皮は玉ねぎが間に入っている。
焼き鳥といえば「鳥ふじ」だが、鳥ふじでも皮は玉ねぎ間である。実際玉ねぎと皮の相性はネギより合う。
他にもぼんじりやカシラ、つくね、ささみなど全部美味かった。

ニジマス唐揚げもカレー風味が意外とマッチしていた。
他にも牛スジの煮込みを頼んだが、出てきて大根が入っているのかと思ったら、実際かなりデカイ牛スジで驚いた。しかもかなり美味い。トロトロにとろけていて日本酒が合った。

こんな場所柄なので、ビールなど数十円高いのだが、二人でいいだけ食べて飲んで6千円ほどだったらしい。
友人が仕事の先輩とよく行っているので顔見知りで盛り上がっていた。

焼き鳥にうるさい自分でもここの焼き鳥はかなり美味いと断言します。他のメニューもおいしかったし。
でも小さいお店なので、あんまりメニューが少なかったりしてちょっと物足りなくなってしまうのもあるが、そこは全然我慢出来るかと思います。

場所は石渡のパチンコ屋の隣の駐車場の近く。隠れた焼き鳥の名店です。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市石渡4-13-5
電話・0172-34-5655
営業時間・夜

第18回みちのく銀行ファミリーコンサート 日本フィルハーモニー交響楽団演奏会2008

2008-05-23 19:58:46 | 音楽鑑賞
毎年恒例のみち銀主催の日本フィルコンサート。

来れるか不明だったが、一番安い席が2千円だったから、行けなくてもそんなに損でもないと思い前売りを買っておいて大正解。見事に参加出来た。
仕事終わりで速攻青森市へ。数日前に来たばっかりですが。

会場は文化会館。去年もそうだったが、2000人ちょっとの席がほぼ満席だった。クラシックの人気は不動のものである。

そういえば去年の今ぐらいからクラシックに興味を持ち始めたのである。去年のプログラムは今思えばかなり良かったけど、あんまりクラシックに慣れてなかったのでそんなに楽しめなかった。
でもこの一年はクラシック聴きまくって勉強も結構したので、それなりに楽しめる筈。
日本フィルを率いる指揮者は、世界のコバケンこと小林研一郎ときたもんだ。さっそく開演。

一曲目「フィガロの結婚」序曲/モーツァルト
まずは小品。超有名オペラの序曲。このオペラ自体観た事もないけど、オペラ全体を象徴する序曲が素晴らしい。
モーツァルト節全開の長調の高揚する楽しげな曲。軽く温めてもらった。フィガロの結婚も観てみたいと思った。
ちなみに「魔笛」は12月に青森市で公演予定。これも行けるか未定。

二曲目「ピアノ協奏曲第20番」/モーツァルト
モーツァルトにしては珍しい短調作品。ピアニストは仲道郁代サン。
一応前もって何回か聴いたけど、そんなに印象ない曲である。でもそこそこ名作らしいけど。
モーツァルトなので、ピアノコンチェルトも多作。でもコンチェルトは見た目が楽しいし、人によって全く違う様相を呈するので面白い。
仲道サンのピアノを弾き始める緩やかな動きが美しく、耽美であった。

休憩挟んで、三曲目、の前にコバケンの軽いトーク。ベートーベンについて色々と。そして本日のメイン。

三曲目「交響曲第7番」/ベートーベン
ベートーベンといえばシンフォニーであるが、私の所持するCDの解説には「標題が付いてたらもっと人気が出たに違いない」と書いてあるが、全くその通り。
標題の付いている作品はもれなく大傑作であるが、この第7番は、クラシックファンにとっては当前傑作として知られていたのだろうけど、素人の私はのだめで知ったくらいである。
第一楽章は静かな立ち上がりから、フルートの印象的な囁きから一気に盛り上がり、お馴染みのソナタ形式になる。
コバケンは物凄い腰の低い人間であるが、指揮は、情熱狂おしい様であった。

シンフォニーは第一楽章だけ良いのが山ほどあるが、第7番はそうではない。第二楽章は短調のアレグレット。第二楽章といえば大抵眠くなるが、これはダルさを憶えさせないメロディアスなアレグレット。この楽章だけでも演奏してもおかしくないでろう。

第三楽章はワルツのようなリズミカルなテンポが数回繰り返す楽しい楽章。ここで盛り上げておいて、ラストへ。

第四楽章はこれぞベートーベンといったダイナミズム溢れる怒涛の展開。
ちょっと短めで一気に畳み掛ける。オケの編成には詳しくないけど、管楽器が弦楽器に比べて少ないと感じた。でもだからといって全く違和感はなく、管楽器の爆発するメロディに唖然。
コバケンは狂喜乱舞に指揮台で踊っている。息もつかせぬ緊張の刹那の連続。あまりに凄くて一秒ほど泣いた。
クラシックで感動したのも初めてだ。そう感慨に耽る中、あっという間にラストオブラスト。

曲が終わると同時に、コンマ1秒くらいの間で、大拍手が起こった。客は感動のあまり早く拍手したくてたまらなかったのでしょう。ブラボーとスタンディングオベーションしてる人もいて、納得どころか自分もしたかった。でも自分はあまりに凄かったので、少し呆然としていたのである。
拍手は鳴り止まず、人のいいコバケンはフィルのメンバーパート毎に全員立たせて紹介していてそれも暖かい光景であった。

アンコールは何の曲かよくわからなかった。無念。ダブルアンコールは掟破りの第七番第四楽章最後の45秒!それをやられちゃおしまい。感動再び。やっぱり良かったなと思いながら終演。

さすが世界を渡り歩いたコバケンである。去年はまだクラシックに興味を持ち始めただけのド素人であったのもあるが、文句もなければ感動も無かった。
だけれど今日のコンサートは格別に違った。やはり指揮が違えばこれほど違うのであろう。ベートーベンが素晴らしいのは当然の事であるが、ここまで曲を洗練させたコバケンと日本フィルに感謝。

クラシックは聴くもんだけど、コンサートに行くのが最良の選択である。クラシックは観るものである、と思った。

蔦温泉旅館

2008-05-20 19:33:22 | 温泉(十和田市)
ナベゲンで感動を残したまま温泉探し。
まだ日が明るい17時前。どうせだから八甲田方面へ行こうと思って103号線を走る。

自分の仕事が暇な時は冬だけである。なので冬に遊びに行こうと思っても、雪のせいで面倒だったり、遠出したりしても、山奥は冬季封鎖してたりで、なかなか思い通りにならないもんである。
この季節のこの時間帯に青森にいることはもうないかも知れないので、出来るだけ遠くへ行こうと思った。

八甲田ラインは初めて通ったが、峠道で起伏が激しく、最近買い換えたマックスにターボがついているが、所詮軽自動車だもんで、ヒルクライムは大変な運転である。しかも始めての道路だからちょっと心配。ガードレールないところも多く、道を反れたら死んでしまうんではないかと思われるところもあり、不安なまま走る。

なんとか「酸ヶ湯温泉」へ辿り着いた。だけど日帰りはもう時間外でした・・・。

どうせだからもう少し遠くへ行く。また峠道をクネクネ曲がりながらなんとか「猿倉温泉」へ行くも時間外・・・。

その先には「谷地温泉」があるので、こちらへ向かう。
やっと着いたと思ったらまさかの営業休止!こんな遠くまで来たのになんて仕打ちだ!
呆然としながら、どうしようか考えて地図を見たら、もう少し先に「蔦温泉」がある。
向かうべきか考えたが、また時間外だったら元も子もない。ここで閃き、ケータイのネットで検索する事に。ケータイの画面だからちゃんと写んなくて、でも確かではないが、19時までらしかった。ただいまの時刻18:20である。急いで向かったのだ!

10分ほどで、山奥にドデカイ木造の旅館を発見。庭は綺麗に手入れされており、周りはブナの林に囲まれた何もない所(一応近くに「蔦沼」があるみたいだが)。
時間を確認したところ、19時まで立ち寄り可能。急いで受け付けて浴場へ。

浴場は二つあり、男女別の新湯と、時間帯で男専用と女専用になるに旧湯。
先に新湯の「泉饗の湯」へ。

浴場に入ると驚く。天井が高い!3階建てのビルがすっぽり入りそうな高さ。
梁が丸見えの吹き抜けになっており、物凄い開放感です。
壁も浴槽も全てブナとヒバを使った木造。木の香りがとてもいい。

カランはなく、小さなお湯貯めから手桶で掬って洗う。一応脇にシャワーがひとつあるが、混んでない限り使う必要はないでしょう。

早速浴槽へ。20人ほど入れる大きな総ブナ造り浴槽の真下に源泉があり、そのままお湯が湧いているという構造。なので湯口は無い。源泉の真下に浴槽があるのは珍しいみたいです。
肝心のお湯ですが、43度ほどで無色透明無味無臭です。これといって特徴はないのですが、お湯は美味しく飲めそうな味です。無臭な分、木の香りが強いので、そちらでリラックスできます。
浴槽に浸かって上を見上げると高い天井の開放感に酔いしれます。途中から貸切状態になって贅沢なひとときを味わえました。トド寝出来るスペースもあったのですが、もうひとつの浴場へ行かなければならなかったので断念。急いで着替えて旧湯へ。

時間帯によって男女入れ替わりになる「久安の湯」。
立ち寄りの時間は大体男湯になっているのでラッキー。
こちらも仄かに暗い浴場で、ほぼ全て木製です。カランないけどOK。

泉響の湯より狭く、しかし浴槽は15人ほどは入れる大きなブナ造り。こちらはちょっと熱め。44度ほど。
新湯とほぼ同じですが、若干ピリリと染みる泉質である。こちらでも途中から独り占め!なんて贅沢でしょう。

本当はもっとゆっくりしたかったけど、時間も過ぎていたので仕方なく出ました。
満足して帰ろうとしたが、辺りはもう夜の帳が下りており、帰りが不安であったが、ダウンヒルだったので楽に走れた。城ヶ倉大橋を通って黒石を通ったら、1時間ちょっとで帰れた。これだったらまた来れるかも。

ナベゲンも素晴らしかったし、温泉も素晴らしかった。いい一日であった。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(新湯)、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(旧湯)
泉温・43.8度(新湯)、44.6度(旧湯)
効能・糖尿病、通風、循環器障害など

料金・500円
備品・ボディソープ、有料ロッカーあり
施設・宿泊

住所・十和田市奥瀬字蔦野湯1
電話・0176-74-2311
時間・9:00~19:00

渡辺源四郎商店第六回公演「ショージさんの息子」

2008-05-19 19:29:07 | 演劇鑑賞
前日に会場が見つからず、迷いまくって結局たどり着いたのが開演から30分も経ってしまっていたので、次の日の昼公演に行く事にした。

最終日の公演。前日に場所を確認したのでなんなく着いた。
そもそもナベゲンの公演は、ずっと「アトリエ1007」で行われていたみたいだけど、解体しなければならなくなって、新しいハコを作った。それが「アトリエグリーンパーク」である。
ちょっと洋風のちょっと古めのペンションみたいな建物を改装してアトリエにしたらしい。なかなか素敵な建物である。
結構ギリギリに会場入り。最終日だったのもあるだろうが、満員御礼。かなり詰めて座らなきゃならないほどであった。店主の畑澤聖悟の挨拶があり、開演。

ストーリー~青森市郊外。ショウジは80歳。数年前、娘を亡くし、その後は50歳の娘婿との二人暮らしである。静かに過ぎていく毎日。今日はショウジの誕生日。父と子は、お互い相手のための贈りものを胸に秘め、いつものように、いつもよりちょっと贅沢な卓につ
くのであった・・・。そんなお話。

自分は前回の「屍を越えていけ」から知った浅いファンなので、それ以前の公演を観た事が無い。前回の公演は若手しか出てなかったので、今回のキャスティングからして楽しみであった。というのも、主役は息子だが、その父親のショウジさん役がそのまま80歳ほどのオジイちゃんである。宮越昭司さんという劇団雪の会所属のオジイちゃん。弘前劇場時代に畑澤作品に出演したのが76歳で、それが俳優デビュー作という脅威の大型新人である。なので俳優歴はまだ4年ほど。
物語上、天然ボケの設定だが、彼は天然記念物である。哀愁と絶対的存在感を醸し出す静かなる孤高の演技。若い頃から役者でそのまま年老いても役者している俳優とは全く違う、圧倒的自然体演技。ショウジさんはとても可愛らしく、愛される存在であるが、如何せん、先の短いであろう老人。その悲哀感といったらない。自分の祖父も今年亡くなったが、何かダブる部分もあったりして、そして前半の喜劇から一転してのラストの悲劇に涙。バカらしいコメディタッチの話と思いきや、ラストへかけて絶望の一途へ向かう親子は泣かずにはいられない。観客からすすり泣く声が多く聞こえる。もちろん自分も結構泣いた。だが悲劇そのものではなく、宮越翁の絶対的自然演技にである。
彼の一言に泣き、一言に泣いた。
人生の重さが伝わり、真実味が強烈過ぎるからである。彼は本当に素晴らしかった。この役を三國連太郎や仲代達矢あたりが演じても、ここまで感動は絶対に出来ません!
宮越翁がいなければこの芝居はあり得なかった。それは店主も関係者も観客も理解していることであろう。

宮越翁があまりにもすばらしい演技だったが、もちろん他の役者もすごかった。
主役のささきまことは去年まで東京を中心に活躍していて舞台役者で、北野武監督作品二つにも出ている味のある役者。恐らく若年性アルツハイマーなのだろう悲劇の主役を見事に演じ切った。

そしてナベゲン看板女優の工藤由佳子もさすがの演技。ラスト間際のどう考えても笑えるセリフだけど泣かせる圧倒的演技。前やってたバイトのコンビニで2回くらい客として見たが、実際は結構美人です。

店主畑澤はオチャラケ役だけど、何やらしても文句なし。第一に存在感ありすぎる。あれで高校教師かよと笑っちゃう。

他はいつものメンバーに、畑澤氏が以前勤めていた青森中央高校のOBとOGもいた。酒屋の彼は「河童」でいい演技していたので憶えている。もう卒業したんだね。彼は是非今後もナベゲンで見続けていたい。

工藤静香は美人なのに、ちょっと嫌味な女演じさせたら無敵である。

そんなことで終演すると大拍手がアトリエ中響き渡る。はっきり言ってスタンディングオベーションして「ブラボー」と言いながら10分位拍手したかったくらいです。でもすぐ店主が挨拶しにきたので、みなさん仕方なく拍手をやめたほどでした。

会場を出る際に、最後に観客を見送る真の主役の宮越翁が笑顔で挨拶してくれるので、深々と礼をして後にした。

この作品は展開を知りえた上で、是非もう一度観たいと感じた。この上ない感動に包まれたひと時。こんな感動した作品はこの5年くらいでナンバーワンだった。この演劇は世界に出たって通用するであろう。「世界のナベゲン」ここにあり。
この素晴らしきマイナー劇団に出会えて思ったことがある。あんまりこう思えたことは少ないけど、是非言いたい。
「青森に生まれて良かったー!!」(織田裕二風の山本高広風)

沖舘温泉

2008-05-17 21:48:12 | 温泉(青森市)
渡辺源四郎商店公演を観に行こうと思って青森へ行ったのだが、会場のアトリエが見つからない。大体の地図を見て確認しただけで、正確な住所もよく調べずにきた自分がバカだった・・・。
でも誰かに聞けばいいやと思ってコンビニ行ってみても「知らない」。酒屋に行っても「知らない」。交番に行ったら空!道行く人に聞いても「知らない」。前日に公演を観に行った友人に電話しても繋がらず。
結局迷って、警察の本署に聞きに行っても「知らない」と言われるも、地図があったので、そこらへんを目指して行ったらやっと辿り着いた!でももう開演から30分も経っていた・・・。
もう泣きたくなったが、次の日の昼も公演があるので、明日行く事にする。
せっかく青森に来たのでラーメン食ってから温泉探し。

「沖舘温泉」を目指して進むが、よく見つからず。看板に沿ってグルグル走ってたら着いた。

こちらは銭湯タイプの温泉。玄関入り口から男女別。脱衣場で番頭さんに支払う。脱衣場も銭湯っぽい。籠は籐で素敵。

浴場はヘンテコな構造。カランが以上に多い。シャワー無しも含めると60コほどある。でもそんなに広いわけでもない。
浴槽もヘンテコな形。四角の真ん中から凸形がメインで、両脇の空いたところがぬるめ。
凸の真ん中あたりがジャグジー。44度ほどと結構熱い。
ぬるめも43.5度ほど。お湯は無色透明で無味無臭。これといって特徴無し。熱いお湯だな、といった印象だけかな。

奥にはサウナ。95度ほどでテレビ付き。
水風呂は二つあり、冷たいのとぬるめ。ぬるめ水風呂が心地よかった。

青森の中心街にあるだけで重宝してそうであった。

そんなわけで明日はナベゲンを観る。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・単純温泉 
泉温・44度
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・390円
備品・無料ロッカー、有料ドライヤーあり

住所・青森市石江字富田1-16-1
電話・017-766-1725
時間・6:00~22:00

パン・ド・カンパニュー

2008-05-16 18:50:13 | パン屋
朝は忙しいもの。早く起きてゆっくり朝食食べりゃいい話だけどなかなかそうはいかない。
自分で言うのもなんだけど、寝起き悪すぎなので、ギリギリまで寝たい人である。
でも朝飯抜いて仕事するバカでもないし、10秒飯とカッコつけたウィダーインゼリーなんて飲んでたらあれこそバカである。栄養あるだけで何の足しにもならず、仕事出来たもんではない。

そんな時はパンである。パンが好きというよりは、便利な食べ物だと感心してしまう。
手軽さとバリエーションの多さ。
はっきり言えばおにぎりの方が好きだけど、買うよりだったら家で作るし、でも作るの面倒だし・・・。パンはさすがに家で作れないのでパンは重宝する食べ物である。

長くなったけど、青山のパン屋さんでパンを買いに行く。場所はサンクマムの隣。

店内は明るく、キッチンがガラス張りで見え、自信と清潔感が漲っている。
奥にはテーブルとイスがあって店内で食事も出来る。

壁際からテーブルの上からパンがズラリと並ぶ。なんと毎日70種類のパンを作っているらしい!
実際売り切れとかでそんなには無いにしても、かなりの種類があります。

何回か行って美味しかったのは、パンシューやアップルパイなどのスウィーツなパンが美味しい。100円のミニフルーツパイも数種類あって美味しい。
定番のあんぱんやメロンパンもシンプルでいい。サンドイッチやベーグルもなかなかイケル。

安いのは53円くらいからあり、大体100円台なのでリーズナブル。季節限定商品などもあるので、毎日行ってもなかなか全商品は食べきれないかも。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市青山2-1-1
電話・0172-34-5996
営業時間・7:00~20:00
定休日・木曜日

広田温泉

2008-05-14 21:25:16 | 温泉(五所川原市)
ミスターマサックをスーパーで見た。ま、どうでもいい話。

仕事帰りに温泉へ。実は違う温泉を探してたのだけど、迷って何故かこちらの「広田温泉」へ辿り付いた。折角なので入る。

建物は数年前にリニューアルしたらしい新しい建物。隣の別の建物は家族風呂みたいです。

18時前だというのにかなり混んでます。脱衣場から地元の人らしい人たちが盛り上がっていた。

イメージとは違い、大浴場といった表現がピッタリのだだっ広さ。何より浴槽がどデカイ。
真ん中に20人は入れそうなメイン浴槽。奥にはほぼ水風呂に近いぬるめ浴槽。こちらも10人は入れそうだが、多分子どものプールになってそうである。

両壁際にカラン。こちらも30と多め。だけど半分くらいは使われていた。シャワーの出が調子悪くてみんな使ってなかった。でも蛇口からも温泉が出ます。

左奥に蛇口式の打たせ湯もあるが、かなり強力。

肝心のお湯は、薄茶色。とてもしょっぱい。金属臭と味。臭素臭もあり。とても柔らかめのお湯です。

湯量が半端ではないくらいドバドバ出ていて嬉しい。浴槽が広いから、湯口近くと端っこは大分温度が違うだろうが、大体43.5度ほどだった。

とてもいいお湯でまったり。トド寝出来る場所もあるのでしたかったが、帰りに寄り道したかったので早々と出た。
軽めに温めて出たのだが、かなりの保温効果でなかなか汗引きませんでした。

とても満足しました。五所川原の温泉もあなどれない。また来たい。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉 
泉温・48度
効能・リウマチ、運動器障害、卵巣機能不全症、月経障害、更年期障害など

料金・300円
備品・無料ロッカーあり
施設・家族風呂

住所・五所川原市広田字下り松111-1
電話・0173-34-6385
時間・6:00~22:00

つがる富士見荘温泉

2008-05-11 00:05:53 | 温泉(北津軽郡)
津軽富士見湖の鶴の舞橋や鶴公園を堪能してからつがる富士見荘の温泉へ。

基本的に浴場は宿泊客と日帰り客用に別れて入るのだが、時間が合えばどちらにも入れる。宿泊客用の本館展望大浴場は16時までで、すでに締め切っていたので別館の大浴場へ行く。
日帰り専用の玄関を通り、フロントでお支払いをする。

大浴場は二段構えになっており、下段に四角い浴槽とカラン8つ。階段上がって上段には円形の浴槽とサウナと水風呂、カランが8つ。

お湯はどちらも同じだが、下段が42度ほどで、上段が43度ほどでちょっと違ってた。
茶褐色の塩気と金属臭のなかなかいい味のお湯です。茶色の湯花がいっぱい出てます。

下段は12人ほどの広めのキャパでぬるめだからじっくり浸かれます。
上段は6人サイズ。一応外が見れるが、近くを散策している人から丸見えである。でも富士見湖は見えない・・・。
ちょっと熱めなので使い分けるとよろしい。

サウナは4人サイズです。90度ほど。

結構リラックス出来ました。お湯も良かった。今度は本館の大浴場に入ってみたいです。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉
泉温・44.5度
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・350円
備品・無料ロッカー無料ドライヤーあり
施設・宿泊

住所・鶴田町廻堰字大沢71-1
電話・0173-22-3003
時間・7:30~21:00

津軽富士見湖~鶴の舞橋

2008-05-10 12:59:05 | 観光地
鶴田町にある「津軽富士見湖」に行く。

「津軽富士見湖」は人工湖の廻堰大溜池である。
自然の貯水池だったこの場所を、津軽四代目藩主信政の任命によって堤防を築いた用水地となった。
その後は堤防決壊などにより、県営、国営事業に切りかわり、現在の堤防を築いた。
今も津軽の田畑の補給用水の重要な役割を担っている。
ちなみに、堤防の長さとしては日本一だとか。

この津軽富士見湖に掛かる木造の橋が「鶴の舞橋」である。
全長300mの太鼓橋。全ての木材は青森県産ヒバを使用。平成6年完成の新しい橋です。
途中休憩場もあり、この池にある伝説が書かれている看板がある。

清水城城主と恋仲にあった白神姫が恋に破れ、この池に投身して命を絶ち、その後竜神となったという悲恋話。

この橋の位置から丁度岩木山が拝めますが、何せ鶴田から見た岩木山は弘前から見るのと大違い。でもいい山なので、天気が良かったらとてもいい見晴らしであります。
橋を渡るとピクニック広場やアスレチックなどがあり、家族連れの遊び場として楽しめそうです。

橋を往復して戻ると、近くに丹頂鶴自然公園があります。こちらは大きなゲージに仕切りが何個かあり、二羽ずつ分けて飼育されてます。つがい同士や、子ども別に分かれていると思います。
鶴はイメージそのままの美しい肢体を持っています。泣き声はとても大きくて荘厳な感じです。子どもと親が柵で別々に飼われているのですが、えさの魚を柵を越えて子どもに渡していたのを見たのはちょっと感動した。
今の時期からか、オスらしき鶴はかなり気が立っていて、常に人間を警戒していました。
昔はここまで鶴が越冬のために渡ってきたというのが何だか不思議に思います。

宿泊や日帰りのみの温泉を堪能出来るつがる富士見荘もあって便利です。近くには八重桜らしき桜が満開でとても綺麗でした。

住所・鶴田町廻堰字大沢71-1

つくだ温泉ゆ~ぽっぽ

2008-05-08 00:11:45 | 温泉(青森市)
ちょっと前だけど、GWなのに何もしないのは寂しいなと思い、夜7時から青森へ。
金もないので、個人的贅沢のラーメンと温泉を堪能しようと思ってのこと。
ラーメンはそこそこ美味かったが、惜しかったのでまた食べに行って美味しかったら紹介するって事で、その後温泉へ。近くを走行していたのでそのままこちらの温泉へ。

大型の日帰り専門施設です。駐車場からかなりの量。青森料金で中へ。
脱衣場がもう混雑して、着替えるスペースも狭くて大変だったくらい。大人気らしい。

大型施設なのでカランも30超と結構あったために、浴場はリラックス出来る人数であった。

メイン浴槽、熱め浴槽、ジェットバス、こども風呂、サウナ、水風呂、露天風呂といった構造。
別料金で岩盤浴も入れます。

はっきり言ってお湯に期待しないで入ったけど、大型施設にしては結構いいです。
黄土色のスベスベ感ギッチリ系。塩気と鉄臭もあり、特徴強いお湯である。

メインは42度で、熱めは44度ほど。メインは10人以上のキャパで、ジャグジーもあり。
ジェットバス3基。こちらのみ循環。

サウナは92度で8人サイズ。テレビつき。

露天風呂は6人。この日は大雨が降っていて、顔に雨がバシャバシャ当たって大変だった。40度ほどかな。

小さい子供がいる家族連れがとても多かった。その分、子ども風呂はこちらにとって大変ありがたいものだった。だが、それに飽き足らずにジェットバスや水風呂で泳ぐガキどもにイラっとする。子どもよりそれを放置する親に腹が立つ。でも自分が親なら大変だろうと同情も感じたけど。

更にこども風呂を占領する馬鹿な男二人組み。イチャ付くホモっぽい二人組み。露天風呂の歩く所に唾を吐きまくる標準語の奴と、マナーが悪い馬鹿ばっかり。お湯は結構よかったのに残念。
リラックスしたいのに腹が立つのが嫌だから大型施設はなるべく行かないようにしようと思った。

オススメ度(温泉評価)・☆☆

泉質・ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉) 
泉温・44.5度
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・390円
備品・無料ロッカー、有料ドライヤーあり
施設・岩盤浴

住所・青森市南佃2-3-20
電話・017-744-4210
時間・5:00~22:00

弘前カトリック教会

2008-05-07 20:41:31 | 観光地
弘前の教会巡りの最後を締めくくるのは「弘前カトリック教会」です。

かなり前に行って、記事書くの忘れまして、建物も忘れてしまったので再訪しました。
場所は百石町にありますが、かなり狭い小路にあり、こんなところに教会があったとは全然知らなかった。
「弘前教会」から結構近くにあります。隣が付属の幼稚園になっていて、向いにも修道院があります。

1910年にオージェ神父が設計、堀江佐吉の弟の横山常吉が施工。
木造モルタルのロマネスク様式を取りいれている。

はっきり言って、外観はそんなに美しくはありません。洋館だなと思うくらい。十字架があるので教会だとわかる程度です。建物が小規模なのもあるからでしょう。
しかし、内観は驚きです。扉を開けるとまず玄関があり、更に扉を開けると聖堂があります。

入るとまずは、上部横のステンドグラスに目がいきます。こちらは1984年にに左側、1993年に右側のステンドグラスが作られました。
比較的最近取り付けたものですが、昼間に訪れると、太陽光を存分に浴びたステンドグラスがカラフルに存在を示しています。24枚ほどあり、18の場面ごとにストーリーがあります。旧約聖書から、キリストの誕生・処刑・復活まで、そして岩木山とともに弘前を描いたものもあります。

内装は白の壁と茶色のイスやアーチ形の柱のツートーンにカラフルなステンドグラスが映えます。右手にもキリストの生涯を表した小さな絵画が10数枚あります。

そして祭壇です。これがまた見事なものです。
オランダのアムステルダムの聖トマス教会にあったものを譲り受け、更に建築家イ・ア・オールの手によって1866年に完成。当時の展覧会で最優秀賞を受けた貴重なものです。
高さは8mほどあり、天井ギリギリまで聳え立つゴシック様式です。これはかなり美しさです。
天使や弟子たちの像も見事な彫刻で、祭壇も像も全て楢の木で作られています。祭壇から外れた両側には聖母像とヨゼフ像が構えております。祭壇だけ見ていくだけでも価値があります。

更に内部の後方には、日本画の聖母マリアの絵画があります。これは珍しいのではないでしょうか。
作者などの詳細は不明ですが、なかなかいい絵です。日本的な服装のマリアが見ものです。

そんなわけで弘前教会巡りも大満足でした。こちらのカトリック教会は内部だと弘前一美しいです。
外観は昇天教会が一番でしょう。弘前教会はプロテスタントらしくあっさりしている。カトリック教会はまず見た目の美しさから興味を持ってもらうというカトリックらしさから布教にも大いに役立ったことでしょう。

キリスト教徒でなくても、美しい建築や美術を見て感動する心は万国共通です。こちらの教会も日中なら無料見学でき、写真撮影もOKなので、気軽に立ち寄ってみるのがいいでしょう。

最後に。キリスト教は傍から見ると最高の芸術文化である。

住所・弘前市百石町小路20
電話・0172-33-0175
見学時間・6:00~18:00
休館日・日曜・祝日