卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

BEST~2005-2011~/チャットモンチー

2012-04-01 00:04:24 | ロック
チャットモンチーのベスト盤が先月出たので今更だけどレビュー♪


去年のロック界といえば、震災復興を願った再結成ライヴが多く見られたりしましたが、最大の衝撃ニュースといえば高橋久美子のバンド脱退である。

今更多く語るのも何なので、とりあえず内容紹介。


初回限定版のみDVD付き。
もちろん初回限定版を購入しました。


デビューから高橋脱退までの3ピース時代のシングル、そしてアルバムのオープニングチューンが収録されている。

1. ハナノユメ
2. 恋の煙
3. 恋愛スピリッツ
4. 東京ハチミツオーケストラ
5. シャングリラ
6. 女子たちに明日はない
7. とび魚のバタフライ
8. 世界が終わる夜に
9. 橙
10. 親知らず
11. ヒラヒラヒラク秘密ノ扉
12. 風吹けば恋
13. 染まるよ
14. Last Love Letter
15. 8cmのピンヒール
16. ここだけの話
17. バースデーケーキの上を歩いて帰った


ベストはリリース順の曲順に限るし、こちらもリリース順。

各アルバムにもシングル以外の名曲も多いが、そうなると好みの問題になるので、オープンニングチューンのみ収録というのはなかなかのアイデアかと思う。
ボリューム的にもシングルだけじゃ物足りないからちょうどいいですね。
他にも人気曲入れたら2枚組になってしまうしね。

ベストはあくまでベストだから、CDは買ってないライトなファン、チャットモンチーを気になっていた人や、これから聴き始めるであろう人にはもってこいのアイテムですね。


全体通して聴くと、やっぱりチャットモンチーは奇跡だったんだなと思う。恐るべし名曲の数々・・・。

女子3人がここまでロックを奏でることが出来、しかもセールス的にも成功したというのは奇跡以外の何物でもないです。
彼女たちが活躍したこの時代にいてよかった。


初回限定版のボーナスDVDのセットリスト

1. DEMO、恋はサーカス (JITTERBUG 2005.10.15)
2. さいた (JITTERBUG 2005.10.15)
3. メッセージ (SHIBUYA CLUB QUATTRO 2006.07.02)
4. ひとりだけ (SHIBUYA CLUB QUATTRO 2006.07.02)
5. とび魚のバタフライ (日比谷野外大音楽堂 2007.07.07)
6. 恋愛スピリッツ (日本武道館 2008.04.01)
7. 長い目で見て (Zepp Tokyo 2009.07.05)
8. シャングリラ (国営ひたち海浜公園 2010.08.08)
9. 風吹けば恋 (国営ひたち海浜公園 2010.08.08)
10. ここだけの話 (Acoustic Ver.) (Billboard Live TOKYO 2010.11.23)
11. 染まるよ (Acoustic Ver.) (Billboard Live TOKYO 2010.11.23)
12. 真夜中遊園地 (Zepp Osaka 2011.06.18)
13. Last Love Letter (Zepp Osaka 2011.06.18)
14. 拳銃 (Zepp Osaka 2011.06.18)
15. ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 (club GRINDHOUSE 2011.09.29)
16. 親知らず (club GRINDHOUSE 2011.09.29)
17. ハナノユメ (club GRINDHOUSE 2011.09.29)


既にDVD化したものから数曲あるが、ほとんどが初映像化のプレミアムなライヴばかり。


M1,2はデビュー直前のワンマンライヴ。
デビュー前なのでまだまだアマチュア感が臭うが、ポップセンスは光る。
「さいた」は音源化してないのでかなり貴重である。

M3,4は「耳鳴り」発売直前のライヴ。
もうプロといった貫禄がある、まだ尖がってた時代のライブ。

M5は「レストランスープ」より。

M6は初武道館の「レストランメインディッシュ」より。

M7は「WASH THE LIVEHOUSE '09」より。

M8,9は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」より。
この映像はものすごく感慨深い。この場にいたからね。
前の方で見てたのでわからなかったが、見ると5万人びっちりいますね。
懐かしい、というか興奮しててあんまり覚えてないけど・・・。

M10,11は限定のアコースティックライヴより。
チャットモンチーのアコライヴなんて興味ないわ~、と思って当然だが、この2曲は意外といい味出してる。
チャットの音楽センスは計り知れないという事がわかる。

M12~14は「YOU MORE 前線」より。
このツアーの選曲はもう一つだったが、後半のこのハードロック3連発はさすがにすごい!

M15~17はクミコ在籍のラストライヴ。
みんな笑顔なのか印象的。
ヒラヒラはここ近年ライヴでしてなく、16ビートだから久美子の脚に負担が掛かるからやってなかったのだと思ってたが、ラストライヴなので披露してくれて嬉しかった。
自然発生したクミココールも温かくほんわかして、笑ってお別れできた素晴らしいライヴでした。
この映像の収録が一番ありがたかった。もやもやしてたファンは救われたと思う。


ブックレット内にはライナーノーツがあって、特に同期のベボベの小出のライナーはなかなか泣ける。

後半部にはチャットモンチーの過去のライヴが全て記載されているのは嬉しい限り。


そんなわけで、このベストにてチャットモンチーの第一期が終わった。
言いたくは無いが、奇跡の時が終わったともいえる。
でもチャットモンチ-は続くわけだし、また奇跡が起こるように祈ってはいる。


このベストは日本のロック女性上位時代の輝ける一瞬を凝縮したアルバムである!!必聴すべし!!


オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆★(4.5)
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鳴るほど/チャットモンチー

2012-01-09 01:45:33 | ロック
チャットモンチーの最新ライヴDVDがリリースされたので(っても一ヶ月前に発売してるけど)レビューします♪


アルバム「YOU MORE」を引っさげての全国ツアー「YOU MORE前線」の中野サンプラザ公演の模様を収録したディスク1より。

セットリスト
1.桜前線
2レディナビゲーション
3.少年のジャンプ
4.シャングリラ
5.謹賀新年
6.バースデーケーキの上を歩いて帰った
7.草原に立つ二本の木のように
8.青春の一番札所
9. Boyfriend
10.バスロマンス
11.涙の行方
12.染まるよ
13.真夜中遊園地
14.Last Love Letter
15.拳銃
16.余韻
アンコール
17.ここだけの話
18.風吹けば恋
19.ハナノユメ

自分が参戦した岩手教育会館とセットリストは若干違う。
8曲目「青春の一番札所」→「東京ハチミツオーケストラ」
アンコール1曲目「ここだけの話」→「恋の煙」
あとは同じです。
基本的にアルバム「YOU MORE」中心のセットリストですね。


オープニングチューン「桜前線」はいきなりキーボード弾くアッコちゃん。

「レディナビゲーション」の「スキップ」のところのえっちゃんのフリが可愛い。

お馴染み「シャングリラ」では遂に出た!!えっちゃんのベテラン演歌歌手ばりのちょっと歌詞を遅らせる歌唄法。これやっぱり面白い。

「バースデーケーキの上を歩いて帰った」の歌の前では観客イジリ。

途中MCでのクミコの謎掛けが素晴らしかった!
『サンプラザ』とかけまして、『江戸時代末期』と説きます、その心は・・・、『爆風(幕府)スランプ』
上手いっ!!座布団10枚!!

中盤は正直ダルかったけど、後半はすごい!
ハードロック4連発の最初は懐かしの「真夜中遊園地」。しかし尖ってるなぁ・・・。いい曲!

そして「Last Love Letter」だが、文句なしの超名曲。ベースリフからして名フレーズ。
特にこの曲はえっちゃんのディレイ唱法が顕著だから、感動しながら笑いそうになるが。

続いて「拳銃」だが、これもハードロックで最高にかっこいい。

本編最後は「余韻」。
今思うと、この曲ってえっちゃんがクミコに贈った曲なのかもしれない・・・。
このエモーショナルなえっちゃんの溢れる想いは、クミコへのラヴソングに違いない(脱退問題はツアー以前からあった)。
そう思うとこの曲の演奏はあまりに切なくて、つい泣きそうになる・・・。


アンコールです。
1曲目は「ここだけの話」。
岩手公演の「恋の煙」の方が良かったが。

続いてお馴染みの「風吹けば恋」です。
ハードでポップなこれぞチャットな曲だね。

最後はみんな大好き「ハナノユメ」!
デビュー曲のこれで〆るっていいよね。ハッピーな気持ちで帰れる。

ディスク1は以上。
クミコ在籍時の最後のライヴDVDになっちゃいました・・・。
そう思うと感慨深いし、でも正直悲しくて空しい・・・。


さて、ディスク2はドキュメンタリーDVDです。
「YOU MORE前線」ツアー中のドキュメント。

まぁ、最大の関心はクミコの脱退に付いてですよね・・・。
それはクミコのインタビューで語られていると思うし、それが全てです。

脱退の一番の原因、要因というか起因は、膝の故障なんですね。
一時的な休養はとったものの完治せず、全力でドラミングできないクミコの悔しさや罪悪感からの脱退なんだと思う。
クミコは真面目だからなぁ・・・。当然の決断なのかもね。

最後の公演でのえっちゃんの涙は印象的だな・・・。
スタッフの同情の手を突き跳ねるアッコのヤンキー魂も印象的。

こういう場面ってチャットモンチーには起きないんだろうなと誰もが思ってただろう。
愛してても別れなければ切なさはバンドにもある。チャットモンチーはロックバンドだから。


エンドロール流れた後に、えっちゃんとドラム叩くアッコ2人のセッションシーンがある。
チャットモンチー、そして、未来へ・・・。


ちなみに、えっちゃんのバスガイドシーンはお宝映像です。


そんなわけで、ファンのマストアイテムのDVDでした。

最強3ピースバンド最後の輝きをお見逃し無く。



オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
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メルシールーe.p./ねごと

2011-06-29 00:27:42 | ロック
最注目のガールズバンド「ねごと」が限定シングルをリリースしたのでレビュー♪


1stシングル「カロン」が「au LISMO!」のタイアップもあって100万ダウンロードを突破し、多くの人たちにねごとの音楽は知れ渡った事だろうと思う。

今回のシングル「メルシールーe.p.」は完全限定生産になっており、来月リリースの1stフルアルバムの先行のコンセプトシングルにもなっている。


1.メルシールー
イントロのキーボードリフからいきなり心を鷲掴みにさせるこの圧倒的空気感!
宇宙的な音はこれぞねごとといったサウンドである。
リズム隊は常に骨太に、そして爽やかで攻撃的なギターリフも印象的。
やはりメロディアスってのが何よりの武器である。

そもそも「メルシールー」って何?って話だけど、造語なんで気にするなかれ。
魔法の呪文みたいな感じです。

この曲のプロデューサーは河野圭によるものだ。
彼はキーボードプレイヤーだそうで、この曲のキーボードリフもほぼ共作みたいだし。

2.ビーサイド
ライヴではお馴染みらしいバンドサウンド溢れるナンバーだ。

3.ランデブー
野球場の応援歌みたいなイントロで始まるポップなショートチューン。

4.カロン(中島真一 from SEKAI NO OWARI remix)
「カロン」のリミックスです。
「世界の終わり」って事は、ピエロの仮面被ってるDJの奴かと思ったら違って、ギタリスト・中島真一が手掛けるキラキラなリミックス。
良くも悪くもないオマケな曲です。


ジャケットは特殊パッケージなってて、21世紀少年のトモダチみたいになってる。

CDの中蓋にはメンバーの4人の中からランダムでオリジナルデザインメッセージが封入されてる。
自分の買ったのは蒼山幸子だった!!これは当たりだ!!
それにしても幸っちゃんの字汚い・・・。


そんなわけで、アルバムの先行シングルであるが、とても満足出来る内容になってる。

ねごとが作る新時代をいち早く体験したい人の為のシングルであった。


オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆

 
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VIEW MORE/チャットモンチー

2011-05-25 23:40:07 | ロック
チャットモンチーのビデオクリップ集が4thアルバム「YOU MORE」と一週間ずらして発売されていたが、全然観てなかったので改めてレビューしてみる。


「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」以降の全てのシングルとカップリングやらアルバムからのリードトラックを含めた9曲プラスα、そして去年のU.Sツアーのドキュメントを収めたのが今作DVDである。


1.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉
ハイスピードマジカルロックチューンのプロモです。
曲はいいとしても、プロモがイマイチ・・・。安上がりっていうか・・・。
「ガチボーイ」の映像流してた方が断然いいですが・・・。

2.風吹けば恋
どっかの大型ライヴハウスでのライヴをそのまま流した、プロモらしくなプロモ。
もう少し凝ってほしいもんだが・・・。

3.染まるよ。
これは凝ってるといえば凝ってるけど、さほど芸術性も感じられない内容だわ。

4.Last Love Letter
これはなかなか面白いプロモです。
40年後のオバアチャンになっちゃったチャットモンチーたちがライヴし、ファンも年取ってるってる。
ロックは永遠不滅のもんである!!

5.バスロマンス
一般募集から選ばれたプロモです。
チャチさがいいかどうかはあなた次第。

6.春夏秋
隠れた名曲がまさかのプロモ付きになった。
内容はなんともシュールになってる・・・。

7.three sheep
これまたカップリングだけど、アニメーションなプロモです。
特にこれといった内容ではないが・・・。

8.ここだけの話
9.ここだけの話(橋本絵莉子 Version)
10.ここだけの話(福岡晃子 Version)
11.ここだけの話(高橋久美子 Version)
メンバー三人のここだけの話と、徳島ロケな内容。
ま、一曲分で充分ですが。

12.バースデーケーキの上を歩いて帰った
このクリップがとても感動します!!
胎児がいろいろありながらもバースする過程をコミカルに描いたハートウォーミング内容です。
子どもは幸福になるために生まれてくるのです。

13.2010 U.S.Tourドキュメンタリー
ま、これはドキュメントなので、曲としては聴けないのが残念。
もう少しライヴ映像があればいいのにな。


そんなわけで、クリップ集だからファンの為のものではあるけど、内容的には残念ながらさほど良くはない。曲はいいんだけど・・・。

ファンでありながらあまりリピートしたいとは思えないのが残念。曲はいいんだけど・・・。


オススメ度(ロック評価)・☆
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YOU MORE/チャットモンチー

2011-05-22 23:00:56 | ロック
チャットモンチーのニューアルバムを今更ながらレビューしてみる♪


チャットモンチーの4thアルバム「YOU MORE」が発売されたのは地震の影響で延期されたのもあって4月6日になり、いろいろあって手元に届いたのは一週間後。
そして愛車が長期の故障で車内でほとんど聴けなかったので、実際あんまり聴いてない。
でも正直聴きたいと思えなかったのかもしれない内容ではある。
とりあえず代表曲を批評してみる。


1.バースデーケーキの上を歩いて帰った
クミコ作詞。
オープニングチューンはポップポップしてる曲。

2.レディナビゲーション
アッコ作詞。
イントロの変拍子が小気味いい、ドライヴチューンである。

3.謹賀新年
クミコ作詞。
和な曲です。

6.Boyfriend
アッコ作詞作曲してる。

9.少年のジャンプ
クミコ作詞。

10.拳銃
えっちゃん作詞。
このアルバムで唯一異質なハードロックチューンである。
しかしながらこれぞチャットモンチーといったロック丸出しなアグレッシブなスタイルを貫いている。

11.余韻
えっちゃん作詞。
自分的にはアルバムの中で一番いい曲だと思う。
えっちゃんの作詞曲はやはりエモーショナルなラヴソングになるが、そこがソングライターとしての強みである。


そんなわけで、正直に言うと拍子抜けしたアルバムである。

「楽しいアルバム」がテーマだったみたいだが、「楽しい」というよりは、「面白み」が薄い気がする。

デビュー当初から常に前進・進化してきたチャットモンチーが遂に停滞してしまったか・・・。そんなマイナスイメージさえ感じるアルバムでもあるが、数曲はいい曲があるのは確かである。
しかしながら中間部が弱すぎるなぁ・・・。


このアルバムを引っさげてのツアーも地震の影響で延期になってるところも多い。
自分が行く予定だった盛岡公演も延期になったが、中止になったわけじゃないので、楽しみに待つことにする。


オススメ度(ロック評価)・☆☆
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カロン/ねごと

2011-04-05 00:35:03 | ロック
ガールズロックの超新星「ねごと」の1stシングル「カロン」を徹底レビュー!


「ねごと」は千葉県出身の4Pロックバンドです。
メンバーは、ボーカル・キーボードの蒼山幸子、ギターの沙田瑞紀、ベースの藤咲佑、ドラムスの澤村小夜子からなる。

高校生時代に前身バンドを経て、高校3年に現メンバーにて「ねごと」を結成。

SonymusicとTOKYOFM“SCHOOL OF LOCK!”主催「閃光ライオット」にて審査員特別賞を受賞。

去年9月に、ミニアルバム「Hello!”Z”」をリリースしてデビュー。

今年3月に1stシングル「カロン」をリリース。

現在全員20歳で、大学に通いながらバンド活動している。

以上、ねごとのバイオグラフィーでした。


デビューミニアルバム「Hello!”Z”」にて鮮烈なデビューを果たし、新たなロックの道筋を提示した彼女達。
期待された1stシングルはauのLISMO!のタイアップになっているので聴いた事がある人も多いでしょう。

シングルなので普通にレンタルでもしようと思ったが、ほとんど貸し出しされていなかったし、テレビの歌番組で聴いたら歌も良かったし、演奏も良かったから思いきって購入した。


1.カロン
イントロの電子音から何とも宇宙的な浮遊感を感じる。
次いでバンドサウンドが入り、キュートなボーカルのAメロへ。
歌詞もなかなか良い。女子的でもあり、詩的でもあるし。
サビも十分にキャッチーである。サビは一転ボーカルもパワフルに。
3段階に強いフレーズを立て続けに投入するサビの面白い構成とセールスを狙った積極的な姿勢も感じる。

3分半のポップソングなのに構成も面白い。
イントロ→Aメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→間奏→サビ→サビ。
この複雑な流れも一筋縄ではいかないニクイ構成である。

全体的に曲を彩るキーボードの使い分けも素晴らしいし、弾きながら歌うからまたカッコいいんだわ。
バンドサウンドとしては技術的にもこれからであろうか。
でもドラムの手数が多く、タム回しでのリズムパターンの作り方はかなり才能ある。

サビの「いま いま 涙の国を超えて」なんか、この今の日本の状態を表わしているよ!!
こういった偶然は、才能あるミュージシャンにとっては必然となる運命を背負っている。

ところで、「カロン」は冥王星の外を周回する準惑星である。
この曲もそうだが、ねごとの曲は宇宙的な印象を与える曲もあったりするので、それがバンドの独自性だろうか。

最後の「いま いま いま 信じたい」と「いま」を3回重ねるちょっとしたところが抜群のワードセンスを感じる。


2.彗星シロップ
キーボードのリフとギターリフが重なってとってもカッコいい曲だ。
これまた宇宙的な感じ。彗星だし。

「彗星」と「シロップ」を組み合わせるセンス・・・。いしわたり淳治的である!
そう、「カロン」とこの曲はいしわたり淳治プロデュースである。
この二曲はさすが淳治だなぁって感じのプロデュース力である。
チャットモンチーが彼の手から離れた今、才能あるねごとに心血注いで欲しいもんだが。


3.フレンズ
直球的なガーリーポップソング。
シングルの3曲目ならこういったドポップな曲でも安心して聴ける。
「ぼくらは間違えない」っていうフレーズがとても好きだ。
韻の踏み方も面白いし。


そんなわけで、ねごとはもはや名曲作ってしまった。

とはいえ、これからのバンドである。
彼女達はロックバンドなので、ライヴも大いに期待したい。
ライヴでどこまでやってくれるのか楽しみであるし、落胆はさせないで欲しいものだ。

もっともっと彼女達の曲を聴きたいし、もっともっと成長して、もっともっと良い曲を書いて欲しい。
期待をせずに入られないのは彼女達は才能あるバンドだからである。


オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
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耳鳴り/チャットモンチー

2011-02-17 22:38:29 | ロック
当ブログはチャットモンチーファンブログです。

チャットモンチーの記念すべき1stアルバム「耳鳴り」について書いたことないので、4thアルバムがリリースされる前に今一度振り返ってみようと思います。


05年に彗星の如く現われたガールズバンド・チャットモンチー。
ミニアルバム「chatmonchy has come」をリリースした後、二枚のシングルもリリースし、そして06年7月フルアルバムの本作をリリースしたわけである。

代表的な曲を何曲かピックアップしてレビューしてみましょう。


1. 東京ハチミツオーケストラ
アッコ作詞。
田舎から東京へ出てきた人間は何を思うのか?
夢から現実へ、実生活の為に働かなきゃならん。
チャットモンチーももちろん、自分たちの音楽をより多くの人たちに聴いてもらう為に徳島から東京へやってきたわけだ。
そんなリアルタイムな上京ソングです。

4. ハナノユメ(ALBUM Mix)
クミコ作詞。
デビューミニアルバム「chatmonchy has come」のリードトラックを新たにミックスして本アルバムにも収録している。が、何故かこのミックスがイマイチなんだよな・・・。
ベースをより強調したり、音がよりソリッドに聴こえるようにしてるのかもしれんけど感覚的に悪くなっている気がする。
「chatmonchy has come」収録版の方がもっとポップだし、曲のイメージからしてもポップな方が良いのに。
しかしながらこの曲は未だにチャットモンチーの代表曲なのは言うまでも無い。

5. どなる、でんわ、どしゃぶり
えっちゃん作詞。
チャットの全ての曲の中でも5本の指に入る名曲だと思う。
なんじゃー、このラウドさ!女子が出す音とは思えん。
しかもこの曲はギターを重ねてないから真の実力を見せている。
チャットモンチーの真価はハードロックにあり!

8. 恋の煙(ALBUM Mix)
アッコ作詞。
記念すべきチャットの1stシングルである。
これをリアルタイムで聴いた人は幸運である。
なんじゃー、このオルタナティヴさ!しかもメロディアス!
新しいロックの夜明けを告げる曲である。

9. 恋愛スピリッツ
えっちゃん作詞。
アカペラパートから一気に大爆発!
ほぼ2コードで進行していくのに、これを歌唱の抑揚や演奏パターンで単調に陥らないで、ここまでエモーショナルな曲にするのはよほどの音楽センスがないと無理です。
しかしこれをシングルにするか!?と思うところではありますが。
プロデューサー・いしわたり淳治好みの初期スーパーカーを彷彿とさせるシンプルなギターロックである。
はっきり言えばライヴ曲だと言える。

13. ひとりだけ
えっちゃん作詞。
アルバムを締め括るに相応しい名曲。
えっちゃんのワウペダルが唸ってるます!クミコのドラムの爆裂っぷりも見事だし。
この曲ばかりはオーバーダブがやはり気持ちいい。
ライヴだとギター一本だから音が物足りなくなっちゃうんだよね。
でもえっちゃん作詞曲らしいエモーショナルな曲は未だに人気曲である。


ミニアルバム「chatmonchy has come」が主にポップな曲が選曲されたのに対し、本作はハードロック、オルタナティヴロックを中心としたソリッドな曲が多く収録されている。
これは完全に狙っている戦略だとは思う。
既存のガールズバンドとは一線を画しているチャットモンチーのフルアルバムだとのテーマが設けられているのでしょう。
しかしながら選曲が一辺倒になっている感もあり、アルバムのバランスが良いとは決していえない。
現在に於いてはライヴでやらない曲も多いし、その理由は明らかなので仕方ない。

だが、当時正真正銘のガールズロックバンドが世に出た事は画期的だったし、ロックの新しい時代を牽引していくバンドとして注目されたのは言うまでも無い。

自分はチャットモンチーの名前はデビューから知ってたが、ちゃんと聴いたのは「シャングリラ」からなので、このアルバムはリアルタイムではない。
リリース当時に聴いてたらまた印象は違うものになってただろうが、リリースしてから1年ほど後に聴いたのが、ファンとしては悔やまれる。

今のチャットモンチーの活躍をみれば、本作の重要さを感じることが出来る内容だ。

現在のロックシーンに女の存在を抜いて語れないが、チャットモンチーがいなかったら日本のロック界は面白みに欠けたシーンであったろうなと実に思うのである。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆
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無罪モラトリアム/椎名林檎

2011-02-08 01:01:47 | ロック
ロック100選。第25回。

99年作品。
椎名林檎のデビューアルバム。


椎名林檎は稀に見るカリスマミュージャンである。
音楽センスはもちろんだが、何より自己演出が巧みである。

そんな彼女のデビューアルバムだが、もちろん名盤である。
セカンドアルバムの「勝訴ストリップ」と甲乙付け難いところだが、やはりインパクトや先進性から取ると本作が上回るか。


1. 正しい街
文学性感じる詞を歌謡曲に乗せ、それをパンクに昇華させる見事な楽曲性とアレンジ。
激しく尚且つ綺麗なこの曲でアルバムは始まる。

2. 歌舞伎町の女王
リリースした当時は「渋谷系」といった軟弱な音楽が流行していたが、椎名林檎は自分の音楽ジャンルを「新宿系」といったのが思い出される。
ストーリー性のある独特の世界観とこれまた歌謡曲ベースのロックナンバーだ。

3. 丸の内サディスティック
この詞は完全にぶっ飛んでます!
これをシラフで歌う彼女は異常者か、確信犯か。

4. 幸福論(悦楽編)
シングル「幸福論」を純然たるパンクに変化させたバージョン。
面白いとは思うが、個人的にはシングルバージョンの方が圧倒的に好きである。
愛ある詞がなかなか泣かせるのである。

5. 茜さす 帰路照らされど…
これも純文学の様な詞世界。
バラード歌わせても天下一品のオリジナリティに感服。

6. シドと白昼夢
彼女の情熱的な愛がレッドソーンに振り切れた時の心象が表現されているようなそんな歌です。

7. 積木遊び
琴が奏でるCメロが面白い。

8. ここでキスして。
このアルバムで唯一まともな曲である。
この曲から椎名林檎は世間に評価され始めたわけである。
なんともキャッチーで素晴らしいメロディであることは間違いない。

9. 同じ夜
ギターとバイオリンでアコースティックにしっとりと歌い上げるが、それでもパンクたど思います。

10. 警告
素敵な失恋ソングと思いきや、ここまでパンクに仕上げますかね?

11. モルヒネ
最後にしてこれまた訳のわからん世界観ですが、なんか知らないけどこの曲聴くと胸が締め付けられるのはどういう心理状態なのかは自分でもわからん。


やはりこの作品は亀田誠治のプロデュース力が全面に発揮されているのが大きい。
もちろん椎名林檎の楽曲が問答無用に素晴らしいが、アレンジの幅の広さ、娯楽性、冒険心が椎名林檎とこれでもかとマッチしている。
今現在の東京事変としてバンドで一緒に活動しているのは揺るがない信頼感からきているのであろう。


次作の「勝訴ストリップ」ももちろん名盤である。
余談だが、Mステにナース服で登場した時は度肝を抜かれた。策士だなぁ。

三枚目の「加爾基 精液 栗ノ花」は全く持って好まない。
根強いファンには愛聴されているようだが。

そして休業を経て「東京事変」を組み、今に至る。


椎名林檎は現在「東京事変」のボーカリストである。
そんな事は誰でも知っている。
何が言いたいかというと、第一線で仕事しているのは「椎名林檎」ではなく「東京事変」だということだ。

私は東京事変をあまり好まない。
作詞作曲の多くは椎名林檎がしているし、ボーカルはもちろん椎名林檎である。
あくまで椎名林檎はバンドのボーカリストとして位置している。

かといって東京事変活動期を挟む1年半前にソロアルバムをリリースしているが、あまりに半端な作品に落胆したものである。


去年青森で東京事変のライヴがあったが行かなかった。
椎名林檎に思い入れがあっても東京事変には無いからだ。

東京事変が今のバンドと捉えている世代、そして椎名林檎の昔からのファンがライヴに訪れるのであろう。
椎名林檎を一時期の流行の一つと扱っていた輩はとにかく、自分と同じ理由でライヴを見送った人ははたしているのか?

ライヴに行った知人達の話を聞いても別段羨ましくなかった。
椎名林檎を好みの問題でリアルタイムで聴いていない友人と東京事変世代の10代の女子。
どちらもリアルタイムの椎名林檎の絶頂期を知らないわけで、自分のこのモヤモヤした気持ちは未だに発散できずにいる。

このわだかまりを取り除くには、椎名林檎のソロライヴを観ないと解消されないのであろうが、その予定は当分無いと安易に推測できるのが何より悲しい。


過去にバンドを組んで栄華を誇ったにも拘らず、ソロになった途端にヒットを飛ばせないでいるアーティストは山ほどいる。
椎名林檎はソロからバンドになった珍しいパターンであるが、ソロ初期の素晴らしい楽曲をまた作れるとは悲しいかな思えない。

現在活動中の東京事変のアルバムを全く聴かず、10年以上前のこの「無罪モラトリアム」と「勝訴ストリップ」を聴き続けているのが全ての答えではある。


オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
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Awa Come/チャットモンチー

2010-10-29 23:16:29 | ロック
チャットモンチー故郷に帰る!!

チャットモンチーが先日ミニアルバムをリリースした。その名も「Awa Come」。

今年3月にカップリングコレクション「表情」をりリースし、そのアルバムを引っさげてのライヴツアー「顔 to 顔ツアー」のツアーファイナルは地元徳島でのライヴを行い、そのまま地元に残って今回のミニアルバムを地元でレコーディングしたのである。

全8曲のうち、新録が4曲、過去の作品が4曲で、ストリングスの導入や、アッコ作曲作品、弾き語り曲など、過去のチャットモンチーの曲では決して見られなかった大胆な冒険作になっている。

M1.「ここだけの話」
えっちゃん作詞曲。
えっちゃんらしい真面目で正直な歌詞が心を打つ。
Aメロはみんなのうたに採用されそうな軽快なテンポながら、中間部の演奏部はロッキンしてる。
サビらしいサビもないけど、このアルバムでは一際輝く、チャットモンチーが奏でる、今の音である。

M2.「キャラメルプリン」
クミコ作詞曲。
過去の曲らしい、攻めてる音である。クミコらしいほろ苦い詩も素敵だ。
「耳鳴り」に入っていてもおかしくないような曲である。

M3.「青春の一番札所」
クミコ作詞曲。
やっぱり地元LOVE、というストレートな曲。
えっちゃんの阿波弁詞の歌もキュート。

M4.「雲走る」
クミコ作詞曲。
これまたチャットモンチーが、女バンドだからなめられてたまるかっ!という意気込みが感じられるまだ尖がってた頃に作ったであろう曲。
これも「耳鳴り」に入っててもおかしはない。

M5.「あいかわらず」
クミコ作詞曲。
ところで、世に数多存在するバンドを、ロックバンドかただのポップバンドか見分ける方法知ってますか?答えはストリングスを導入してるか否か。
この曲はまさかのストリングスが入ってる曲である。もちろん過去のチャットの作品にはあるわけない。
クミコとアッコの母校・鳴門教育大学の学生オケから4人を選抜してこの曲に吹き込んでいる。
青春の甘酸っぱい何気ない曲だけど、ストリングスが入ることで豪華絢爛になっちゃってる。
スーパーカーの「スリーアウトチェンジ」に於ける「PLANET」みたいで、一曲だけこういう曲がアルバムに入ってるのも面白いとは思う。
今後はストリングス入れる曲を作る事はないでしょう。

M6.「セカンドプレゼント」
アッコ作詞作曲の曲。
8曲の中で一番ポップでシンプルなもんで、すぐこれがアッコが作曲したものだとわかった。
今後もアッコだろうがクミコだろうが、作曲出来てそれがいい曲ならチャットの曲として出してもいいとは思う。
最近のベボベのアルバムにアッコがゲストボーカルとして起用されているが、それは置いといて、誰が作曲したとしても、えっちゃんが歌うならそれはチャットモンチーの歌になると思う。
アッコが歌いたいとしたら、それはソロでやればいい。
ま、そんなことはメンバーが一番自覚してるだろうからそんな事はないと思うけど。

M7.「My Sugar View」
アッコ作詞曲。
これも若いなぁーって内容の曲である。

M8.「また、近いうちに」
アッコ作詞曲。
1分半のものすごい短い曲であり、アコギ一本の弾き語りの曲。
これも素直に故郷愛を歌っている。

全8曲中、過去の曲と新録曲はファンならすぐ分かるであろう。

アルバムを通して聴いても違和感があるようで、それが逆に面白いかなと思う。

初回限定のみDVD付きで、「ここだけの話」のビデオクリップと、レコーディングオフショットが観られる。

「ここだけの話」のPVは全然凝ってない、チャチャっと仕事したようなこざっぱりとした内容。

レコーディングオフショットは、ま、ファンとしては嬉しいかもしれん。
ほとんどクミコは寝ているという笑える、というか、仕事しろよとツッコミたくなる内容である。


今回は完全にセルフプロデュース作品であるし、次作以降もそうなる筈だ。
いしわたり淳治の手元から離れたわけだが、チャットにしろ9mmにしろ、メジャー会社からリリースする中で、プロの仕事を学ばせて実力がついたところで1人立ちさせるという、いしわたり淳治は新しい形のプロデューサーになったと思う。

ロックアーティストは常に新しい作品を出す毎に、新しい自分の音楽を発信して前進しようとする。それももちろんわかる。
このミニアルバムでチャットモンチーは原点に帰ったのか?過去を振り返ったのか?どちらでもないような気がする。
今と未来を見据え、過去を取り込んでまた走り出したに過ぎない。

ところで、このミニアルバムを引っさげてのライヴツアーはやらないとの事・・・。残念。
だが、また曲を作る楽しさを覚え、目下ニューアルバム製作中との事である。

チャットモンチーの第二章はここから始まるのである!

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆
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表情<CouplingCollection>/チャットモンチー

2010-03-26 02:12:46 | ロック
チャットモンチ-がカップリング集アルバムをリリースしたのでさっそく紹介。

チャットは今までリリースした全てのシングル曲にカップリングを必ず2曲つけて(両A面の「とび魚のバタフライ/世界が終わる夜に」は除く)、全3曲として発表している優秀なバンドだ。
シングルのカップリングは普通捨て曲か、既発表曲の違うバージョンか、ライブ曲とか、大抵手を抜くのがセオリーだ。
でもチャットは全シングルのカップリングにオリジナル曲を2曲も付けてるから、シングルを買っても損はしない(大抵シングルはアルバムに収録されるからシングルは買わないのがあるあるだよね)
しかもチャットのカップリングは名曲が多いんだよね(チャットモンチ-以外の他のアーティストのファンもそう言うと思うが)。

2枚組みで、1枚目はカップリング集。2枚目は既発表曲のアコースティックバージョンになってる。
そんなわけで全曲批評。

ディスク1「表情」
1.手の中の残り日(Album Mix)
えっちゃん作詞のへヴィラブロック。
「足を引っぱらずに手を引っぱって」というラッパー顔負けの韻の踏み方がいい。
お馴染みの名曲だ。

2.湯気(Album Mix)
クミコ作詞の青春叙情ソング。
ライヴじゃお馴染みの絶対盛り上がるアッパーな曲だが、クミコ節炸裂の文学的な詩が泣かせる。
コーラスもいいし、文句なしに名曲。

3.小さなキラキラ
クミコ作詞のミドルテンポバラード。
チャットにしては珍しく、シンセサイザー導入してる。
これもなかなかのセツナイ名曲。

4.RPG
アッコ作詞の冒険的冒険ソング。
イントロがカッコいいし、ベコベコベースも唸る。
二番の「バカみたいに笑っうぅ~♪」の歌い方最高。

5.リアル
アッコ作詞のリアルロックナンバー。
ディスト-ションギターにウィスパーボイスの組み合わせが面白い曲。
後半部のハードな演奏が聴きどころだ。

6.片道切符
クミコ作詞の友情ノスタルジアソング。

7.迷迷ひつじ
アッコ作詞のラブポップなクリスマスソング(?)。
後半部のボーカルのオーバーダブが楽しい。

8.風
えっちゃん作詞の爽快で涼しげな曲。
この曲は晩夏の夕暮れ前に聴きたくなるね。
これも珍しくキーボードが活躍してる。

9.コスモタウン
クミコ作詞のノリノリな軽快ナンバー。

10.バスロマンス(Album Mix)
クミコ作詞のウェディングソング。
問答無用の超ドポップで、チャットの中でこれが一番ポップな曲。
コーラスがジュディマリっぽい。

11.three sheep(Album Mix)
クミコ作詞のおやすみソング。

12.Y氏の夕方(Album Mix)
クミコ作詞の社会はキビシイソング。

13.愛捨てた
クミコ作詞の前向きな失恋ソング。

14.決まらないTURN(Album Mix)
えっちゃん作詞のダークなへヴィロック。
アウトロの異常なテンションが痺れる。

15.意気地アリ
アッコ作詞のダメ男へのラブソング。
2分弱のくせしてキャッチ-だから一聴にしてノレる軽快な曲。
この曲は大好きです。

16.ドッペルゲンガー
クミコ作詞のキラキララブソング。
愛する男はあまりに自分に似ている、それはまるでドッペルゲンガー。
愛の力は無敵である。

17.春夏秋
えっチャン作詞のこれまた暗いラブソング。
冬なんてなければいいのにね。でもそうはいかないのよね。
後半部はエモーショナルな想いが伝わってくる。

18.Good luck my sister!!
クミコ作詞の姉へ贈るウェディングソング。
「つむじの上から広がる幸せ」という言い回しはさすが詩人クミコだ。

19.推進力
えっちゃん作詞のヘンテコナンバー。
この曲は初の曲先だが、言葉遊びが楽しいです。
ハンドクラップとフットスタンプで一緒に盛り上がりたくなる。

ディスク2「横顔」
1.ハイビスカスは冬に咲く
クミコ作詞のポカポカ南国ナンバー。
前回のツアーではこの形態で披露した。

2.ツマサキ
アッコ作詞の恋愛至上主義的女子のウキウキラブソング。
この曲も前回のツアーではアコースティックでしっとりと。
どこかのライブを録音したものでしょうか。
でも普通のバージョンの方がいいんですけど。

3.バスロマンス
クミコ作詞の、あれ?1枚目で聴いたんですけど!?
またもや登場のウェディングソング。
えっちゃんの語り部分、あれ何だ!?

4.恋愛スピリッツ
えっちゃん作詞のヘビーロックチューンをアコースティックで。
なんか悪ふざけが多くて、この曲と合ってない。この曲は至って真面目な曲だから残念。

5.サラバ青春
クミコ作詞の卒業ソング。
「生命力」ツアーのアンコールで披露したキーボードとピアニカのスタイル。
ただでさえ名曲のこの曲を更にしっとりと仕上げる。
やっぱり超名曲である。ちょっと泣けるね。

そんなわけで、カップリング集だけど、結構いい曲が揃ってて楽しいです。
曲順がランダムになってるから、オリジナルアルバムと捉えてもおかしくない内容にはなっている。
その内6曲がアルバムミックスで、若干変化している部分があるので、また新鮮な気持ちで聴ける。
でもファンの為のアルバムといわれればそれまでだけど・・・。

このアルバムを引っさげてのツアーがあり、カップリングしかやらないセットリストなので、普段聴けない曲ばかり演奏されるとあって、かなり楽しみに待つ事にします。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆
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MASS OF THE FERMENTING DREGS

2010-03-20 00:51:02 | ロック
ロック100選。第24回。

2008年作品。マスドレのデビューミニアルバム。

「MASS OF THE FERMENTING DREGS」、通称「マスドレ」のデビュー作にして大傑作がセルフバンドタイトルのこちら。

メンバーはベース&ボーカルの宮本菜津子、ギターの石本知恵美。
そして現在のドラムスは吉野功だが、初期メンバーのドラムスは後藤玲子が担当し、本作品は彼女がレコーディングをした後、リリースを待たずして脱退した。
つまり、本作品は女性3ピースバンドとしてのマスドレの最初で最後の作品になってしまった。

全6曲のミニアルバムだが、まさか女性3人のみでこの音を作り上げているとは驚愕の一言に尽きる。
全作詞は奈津子で、作曲は奈津子かマスドレの3人名義。
その素晴らしき全曲を徹底解析。

1. delusionalism
なんたる重量感であろうか。大の男でもここまで分厚い音は出せん。
決して上手いとはいえないボーカルだが、ひしひしと伝わり、ビシビシと響く、そんな声。
ギターソロからのアウトロの爆裂感はシビれる。

2. ハイライト
1曲目から間髪入れずにスピーディなギターリフとドラムフィルの畳み掛け。
基本的にボーカルが一番のメロディ楽器で、ギターは臨機応変に、変化自在に音色を操るのがマスドレスタイル。

3. skabetty
ヘビーな音しか出せないそこらのハードロックバンドとは違い、マスドレはポップセンスを持ち合わせている。そのポップセンスが光るのがこの曲。
ガーリーなラブソングの様でもあり、全く構えないで気軽に聞ける曲になってる。

4. エンドロール
10分近いインスト曲。
マスドレは演奏力も高い。個々の技術が高いとは思わんけど、ロックインストナンバーを聴かせるバンドの統合力とセンスがある。
インスト曲をやるのはなかなか勇気がいるとは思うが、そこはマスドレの専売特許。
インストってもハミングやコーラスが入ってるけど。それも楽器みたいなもんか。

5. I F A SURFER
この曲と次の曲はアメリカの名プロデューサー・ディブ・フリッドマンがプロデュースしてる。
確かに音の空気感が違う。オーバーダブやシンセサイザーの加工があるが僅かなもんであり、基本は3人の圧倒的グルーヴが構成。
全曲中この曲が一番智恵美のギターが唸りまくり、歪みまくり、暴れまくる。

6. ベアーズ
5曲目の音を残しながら被せてくる。この流れはキングクリムゾンの「太陽と戦慄」の「トーキングドラム」から「パート2」の流れみたいでセットになってて好きだ。
さて、この尋常じゃないケミストリーは凄まじすぎる!!
エフェクターを駆使してギターの可能性を限界まで引き出してる。ピヨヨヨ-ン♪
最後は一瞬のブレイクと大爆発でジ・エンド。
今現在、この曲を上回る曲を書ける作曲能力と演奏力を持ったバンドがいるのか?私の視野には見当たらない。
これは近年には珍しい名曲、というか名演奏だ。

この全曲はほぼ一発録りされた。
5・6曲のみデイブ・フリッドマンプロデュースだが、他はセルフプロデュースしている。

ジャケットは漫画家のこざき亜衣が担当。
空飛ぶキュートな女の子のイラストレーションで、パンツ丸出しの空中浮遊する女子は、マスドレの音楽の自由さ、気持ちいい浮遊感を表わしている。
以降の作品のジャケットもこざき亜衣が担当していき、マスドレのアルバムの世界観を彼女のイラストが見事に表現している。

マスドレを語る上で外せないのが「ナンバーガール」の存在だ。
ディスト-ションの効かせたギターと、刹那的な狂気染みたグルーヴ感、へヴィネスなバンドサウンドはナンバーガールに影響されている。
それもそのはず、女ギタリスト智恵美は、田渕ひさ子に憧れていたから。
ナンバーガールにはデイブ・フリッドマンがプロデュースを担当した曲もあるし、セカンドアルバム「ワールドイズユアーズ」の共同プロデューサーは元ナンバーガールのベーシスト・中尾憲太郎が担当した。
そんなマスドレとナンバガは切っても切り離せない縁で繋がっている。

ちなみに、そのセカンドミニアルバム「ワールドイズユアーズ」は全6曲がほぼ全て3,4分の、とても聴き易い内容になっている。

現在はドラムスに吉野功が正式加入した。
サポート時代が長かったし、更に相性は抜群なので、今後の活動には全く問題は無い。
2年以上ドラムスがサポートだったのは、旧メンバーの後藤玲子の力が大きかったし、出来れば復帰して欲しかったのが正直なところだろう。
新たなメンバーを探すとしても、出来れば女性の方が良かっただろうが、ここまでへヴィなグルーヴを叩き出す女ドラマーはいる筈もないだろう。

チャットモンチ-が現れて以降、ガールズバンドは正統派ロックバンドで勝負出来る土台が確立された。
女が楽しくポップスを歌って演奏していたガールズバンドは消え行く運命の時代になったのだ。
そんな時代に彗星の如く現われたマスドレは、多くの男バンドを容易く凌駕してしまった。

つい最近めでたくメジャーデビューしたので、彼女達の活躍の幅はマスドレを知らなかった人たちにも伝わるであろう。

ロック女性上位時代の急先鋒・マスドレの旅はまだ始まったばかりだ。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
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ひきずるビート/まで。/MASS OF THE FERMENTING DREGS

2010-02-17 01:31:01 | ロック
「マスドレ」こと「MASS OF THE FERMENTING DREGS」がメジャーデビューシングルをリリースしたのでレビュー♪

もともと女子3人組のバンドだったが、ドラムの後藤玲子が1stアルバムレコーディング後に脱退。
その後の2ndアルバムのレコーディングやライブでのサポートメンバーとしてドラムを担当していたのが吉野功。
彼が正式にバンドメンバーとして加入し、そしてリリースされたのが今回のシングル「ひきずるビート/まで」(両A面)

1.ひきずるビート
心地よいベコベコベースが唸りながらのイントロ。その後は吉野の爆裂ドラムが光る。
孤高の女ギタリスト・智恵美のギターリフフレーズも鋭利でクール。
菜津子のボーカルもロックに歌い上げてるし、ベースラインすら歌ってる。
一旦ブレイクしてからのギターソロもカッチョイイ。
歌メロも結構キャッチ-だし、轟音バンドサウンドも益々磨きがかかってる。
シングルカットして然るべきの、マスドレの代表作になるであろう快作だ。

2.まで。
全体的なメロは結構ポップなんであるが、マスドレというバンドはこれを無理矢理ハードロックにしてしまう。
ラブソングみたいな歌詞だし、もっとトーンダウンしてもいいと思うが、これはこれで面白い。
両A面というにはちょっと弱いと思うのだが・・・。

どちらも作詞は宮本菜津子。作曲はマスドレ全員。
3人だけでここまでの音を出すのは凄い!!さすがマスドレはセンス抜群だと思う。

吉野は新メンバーといってもサポート歴が長いから、相性は抜群。
去年のアラバキロックフェスでマスドレ観た時は圧倒されたし、その時もサポートメンバーだった吉野との相性はピッタリで、そのまま正式メンバーになるかもしれんな、と感じたほどで、実際そうなったから当然の成り行きであろう。

CDは二曲のみだが、なんとオマケでDVDも付いてます。
09年10月16日「高円寺20000V」で行われたライヴを収録。
1.かくいうもの
2.青い、濃い、橙色の日
3.ハイライト
4.delusionalism
(5.ベア-ズ)

2ndから2曲、1stから2曲を披露。
ま、カッコいいんだが、しかし音が悪いね・・・。どこのライブハウスだよここ。
オマケDVDだから4曲のみは仕方ないとしても、マスドレの最高傑作「ベア-ズ」が何故かダイジェストでランダムに流れる(オフショットのBGMみたいな)という、この手法はなんか腹たったわ。
「ベア-ズ」はちゃんと完パケでお送りしないと意味はない。だったら収録してない方がまだいい。

ライブの感想はいろいろあるが、それは来月末の仙台でのマスドレワンマンライヴを観た後に改めて述べたい。こんなもんじゃないだろと、それは確かであるから。

それにしてもマスドレはもっともっと注目されてもいいと思うんだけどなぁ・・・。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
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GOING FOR THE ONE/YES

2010-02-07 14:07:43 | ロック
ロック100選。第23回。

77年発表作品。オリジナルアルバムとしては8作目。
邦題「究極」。

イエスの最高傑作は「FRAGILE」だと個人的には思う。
一般的には「CLOSE TO THE EDGE」が評価されてるのは当然の事だ。
次に「RELAYER」というのが真っ当なところか。
でも私がイエスで二番目に好きなのは「GOING FOR THE ONE」なんです。

77年といえばロックの終焉期に突入しかけている微妙な時期で、多くのロックバンドはこの辺りから暗中模索の末に駄作を作り続ける悲劇に陥って行く。
特にプログレッシブロックは、過去の産物として、時代錯誤のインテリロックとして揶揄されて行く事となる。

イエスも例外ではなく「FRAGILE」でブレイクして以降、実験的作品を作り続け、そして評価されてきたが、それは残念ながら本作が最後の傑作となってしまった。

メンバーはボーカルにジョン・アンダーソン。ギターにスティーブ・ハウ。ベースにクリス・スクワイア。ドラムスにアラン・ホワイト。キーボードにリック・ウェイクマン。
黄金期メンバーにほぼ近く、キーボードは前作のパトリック・モラーツに変わり、リック・ウェイクマンが復帰している(個人的にはイエスのキーボードとしてのパトリック・モラーツをもう少し聴いてみたかったが)
ソロ活動を経て戻ってきたウェイクマンがこの本作にて大活躍しているのだ。

1.Going for the One
アルバム表題曲はこれでもかっ!というくらいの仰々しい曲。
ロッケンロールなスティールギターから始まり、リバーブかけ過ぎのボーカルとコーラス、シンセサイザー、スティールギターで単調なコードを無理矢理、半ば強引に壮大な曲に仕立て上げるこの手法は、最初どうしても好きになれなかったが、今となっては許せるし、寧ろ大好きだ。
このあざとい大袈裟な手法をとるのはなかなか勇気のいる事である。

2. Turn of the Century
最初アコースティック風に展開するも、これも中盤思いっきり強引に壮大な感じに盛り上げてくる。

3. Parallels
ウェイクマンのパイプオルガン全開!!
パイプオルガンでここまでロックに且つポップに仕上げる技量はなかなかのもんである。
ハウのギターも唸ってます。もちろんスクワイアのベースもギター並みに唸ってます。

4. Wonderous Stories
初期のイエスはこういう曲をやってたのでなんか安心する。
透き通るアンダーソンのボーカル、そしてキラキラ輝く音を発するウェイクマンのポリムーグシンセサイザー。
素敵な小曲であります。

5. Awaken
美しい鍵盤の旋律から始まり、静かな展開から一気に爆発的に盛り上がる。
オーバーダブのコーラスも美しく、変則的なドラミングもよし、そしてハウの超絶技巧ペダルスティールギターに慄く。
変調して、パイプオルガンが入ってきて更に荘厳な展開に。
そして一転、落ち着きを取り戻し、静寂なロック空間に。
最終部はオラトリオさながら、パイプオルガンとコーラスをベースに、ロックのエッセンスとの見事な融合を果たしている。
最後の最後もこれでもかっ!というくらいに仰々しいったらありゃしない。でもこれが大感動出来るんだよね。
そんな「ロックオラトリオ」たる15分長の大傑作である。

イエスといえば大作主義である。
レコード片面まるまる一曲の大作の名手に成り得たのは「CLOSE TO THE EDGE」の成功があったからであり、「RELAYER」の「The Gates Of Delirium」も傑作だが、二枚組み全四曲の「TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS」はどう考えてもやり過ぎの失敗になった。
本作最後の曲「Awaken」は片面まるごとにはなってないが、15分長の大作としては「CLOSE TO THE EDGE」を差し置いて一番好きな大作である。

全体的に展開される仰々しさが逆に気持ちよく、かなりシンフォニックな仕上がりになっている。
シンフォニックな作品といえば二枚目の「TIME AND A WORD」も隠れた名盤なのだが、オーケストラを使わずに、バンドサウンドのみで仕上げているの本作が格段に素晴らしい。
もともとロック以外の音楽的知識と技術が非常に高いメンバーのみなので、クラシカルなシンフォニックサウンドを作り上げるのは技術的には容易だろうし、今までこのような作品が無かったのも不思議ではある。
個人的に最近クラシック作品を愛聴してるので、この本作が尚更好きになったんだと思う。
最初これ聴いた時は全然良いと思わなかったしね。

ジャケットはヒプノシスが手掛けており、ビルの谷間に佇む全裸の青年と、幾何学的模様のラインが入ったとても意味深なもの。芸術的である。
イエスのジャケといえばロジャー・ディーンであり、イエスのイメージを作りあげていたが、本作と次作はヒプノシスが担当した。

はっきり言って本作がイエスの最後の傑作になってしまった。
次作以降は、いわゆる産業ロックってな印象。聴くに堪えがたいものも多い。
例外的に「Owner of a Lonely Heart」が大ヒットしてしまったのはイエスファンからしたら悲劇であるが・・・。
そして今までにないくらいのメンバーチェンジの離合集散を繰り返し、イエスが二組存在するなんて怪奇現象も起こったり・・・。
でも今現在、イエスのメンバーは活動可能な状態にはあると思うので、今後再々々々々々々(←テキトー)結成なんてあるかもね。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
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CHEAP THRILLS/JANIS JOPLIN

2009-12-13 23:26:46 | ロック
ロック100選。第22回。

68年作品。オリジナルライヴアルバム。

一番好きなシンガーは?と聞かれたら、間髪無しにジャニス・ジョップリンと答える。

その彼女の最も好きなアルバムが、セカンドアルバムの「CHEAP THRILLS」なのだが、正確には「Big Brother&TheHolding Company」名義なのである。

ジャニスはBig Brother&The Holding Companyのボーカリストという立ち位置であり、ファーストアルバムも「Big Brother&The Holding Company FEATURING JANIS JOPLIN」というタイトルになっている。
ソロ名義になったのは69年の「I Got Dem Ol'Kosmic Blues Again Mama」であり、71年の「PEARL」は死後にリリースされたので、健在中のソロアルバム作品は実質1枚という事になる。

本作「CHEAP THRILLS」はフィルモア・イーストからのライブ音源を中心に構成されている。

M.1の「Combination of the Two」で激しくスタート!
荒っぽいバンドサウンドと荒っぽいボーカルのコンビネーションは最高!

M.2「I Need a Man to Love」はジャニスの作詞で、彼女の生き様をそのまま歌っている。
無敵のハスキーボイスをこれでもかと堪能できます。

M.3「Summertime」はガーシュイン作曲のオペラ「ポーギーとベス」より。
ジャズマンたちがよくカバーしていたが、このジャニスの歌うサマータイムはほぼ別物だ。
今では本家より別段にジャニスのサマータイムの方が名曲である。
ギター二台が唸り、ジャニスも唸る。これ以上文句なし。
晩夏の深夜に聴きたい曲である。

M.4「Piece of My Heart」後半部のシャウトは凄すぎて涙出てくる。

M.5「Turtle Blues」は単調なブルースナンバー。
グラスを割った生音が入ってる、まさにライヴ。

M.6「Oh, Sweet Mary」はバンドサウンド重視なナンバー。
ジャニスはまさかのコーラスで、メインボーカルはギターのサムかしら?

M.7「Ball and Chain」
10分近い狂熱の絶唱。これがジャニスのナンバーワンの楽曲かも。
ラストのアカペラからのエクスプロージョンは黙って感動して泣く事にしよう・・・。

Big Brother~はテクニックが無く、その為ジャニスは脱退に至って新バンドを結成・・・、と一般的にいわれているが、Big Brother~は決して下手なんかじゃないし、ジャニスとの相性は絶大にバッチリである。
ジャニス自体、上手な歌唱とは程遠いわけで、荒削りなボーカルが荒削りのバンドサウンドと呼応し、ケミストリーを生んでいるのは確かである。

だから「コズミックブルースを歌う」も「パール」も洗練されたバンドサウンドは個人的にはイマイチ感動出来ない。
しかも2作はスタジオレコーディングだし、やはりジャニスの真骨頂はライブにあると断言出来よう。

本作のジャケットはアメリカンコミック風でこれまた面白い。

ジャニスは70年にオーバードーズで27歳の若さでな亡くなってしまうが、その夭逝の理由はこのアルバムを聴けば悲しいかな納得出来よう。
それは命を削って歌に乗せているからである。だから感動出来るのだ。

ファニーフェイスの田舎娘はステージに上がるとスターとして輝けたが、プライベートは幸福と呼べたか疑わしい。
彼女は誰よりも愛が欲しかった。彼女は「愛」を歌っていたのではなく、「愛欲」を歌っていたのだ・・・。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆☆
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チャットモンチ- レストラン デザート

2009-10-17 22:38:06 | ロック
今更ですが、「チャットモンチ-・レストラン・デザート」を徹底評論!
発売してから2ヶ月近く経つが、忙しくてあんまり観れてなかったので、今回きちんと観直したのだ。

いわゆるライヴDVDであるが、ライヴの内容がかなりレアなので、チャットファンは垂涎のアイテムになるだろう。

まずは「“新宿で半熟Vol.1” 2006.04.01 at 新宿LOFT」より。
セットリスト
1. ハナノユメ
2. 夕日哀愁風車
3. 決まらないTURN
4. 湯気

デビューシングル「恋の煙」リリース直後の初々しいお三人。
えっちゃんはまだ垢抜けてないけど、やっぱり可愛いわ。
アッコは鬼太郎みたいな髪型ですね・・・。
クミコは今とあんまり変わってないね。

「ハナノユメ」はちょっとBPM遅めかな?でもやっぱり最高のポップソング。
コーラスが雑だったり、歌詞間違えたりと、まだプロのミュージシャンとは感じられないが、それはそれでウブだなと思う。

「夕日哀愁列車」のライヴ音源は初めて。もちろん生のライヴでも聴いた事ない。
イントロに入る前のインプロビゼーションがメチャメチャカッコいい!!
いつか生で聴いてみたいもんだ。

「決まらないTURN」は「恋の煙」のカップリング。
これまた珍しい曲で、多分今後のライヴでもやる事はないだろう。

「湯気」はいいね。大好きな曲。
詩人クミコの青春謳歌な世界観がまた良い。何よりタイトルがいいわ。

続いては「“新宿で半熟Vol.2” 2009.04.01 at 新宿LOFT」より 
セットリスト
1. ハナノユメ
2. 8cmのピンヒール
3. やさしさ

この両方の「ハナノユメ」を聴き比べてみてもわかるが、全然違う曲です。
自分は断然最近のバージョンが大好き。もはやロックナンバーに変化してるもの。いや、進化してるのだ。
アッコちゃん楽しそうにベース唸らせてます。靴下のヘンテコなファッションはオダギリジョーもびっくりだ。
それにしても、えっちゃんのTシャツ首元ダルダルなのが気になるが・・・。

極最近のライブだけあって、「8cmのピンヒール」も収録。
自分が仮に女の子だったら、チャットの全ての曲の中で一番好きだろうと推測される曲である(しょうもない例えですいません)

そして「やさしさ」まで収録されてる。
戦慄のロックチューンであり、チャットモンチ-が現役の全ロックバンドの中でナンバーワンだと証明出来る曲。
でもこの曲は大抵ライブで盛り上がらない。ま、気持ちはわかる。
あまりのカッコよさに慄いてしまうし、更にしんみりともなるし。終わったら感動するから声もあげられない。
でも今度ライヴでやってくれたら、「よ、日本一っ!!」と叫んであげたい。

最後は「“チャットモンチーは花よりAX” 2007.04.12 at SHIBUYA-AX」より。
セットリスト
1. 湯気
2. 手の中の残り日
3. Y氏の夕方
4. 惚たる蛍

「シャングリラ」をリリースしてからだから、かなりチャットの名前は世間に知れ渡れた頃でしょうか。
「女子たちに明日はない」リリース直前のライヴです。
この頃の三人だが、全員可愛いわ・・・。全員、女の子してる。ガールズバンドそのものって感じだ。
えっちゃんはボブショートで、もともと可愛いのに、いつもより数倍可愛い。
アッコは茶髪でアシンメトリーなお下げ。最近パンキッシュだから、より可愛く見える。
クミコもお団子ヘアーでガーリーで可愛い。

で、一曲目「湯気」だけど、オーディエンスの掛け声が不気味である・・・。
「湯気」は大好きな曲だけど、そんなに盛り上がる定番の曲でもない。にも拘らず、ほとんど男たちの太い掛け声で、まるでAKB48のライブの如く、打ち合わせしたかのような掛け声。
ま、こんな全員可愛い奇跡のバンドだから、ロックもよくわからんオタクが集まってしまうのも無理はないが。

これまた良い曲の「手の中の残り日」。「恋愛スピリッツ」のカップリングですね。
「足を引っ張らずに、手を引っ張って」という韻の踏み方が上手い。ラッパー顔負けだ。
ラブソングなのに、アウトロの爆裂サウンドがまたニクイ曲構成だ。

これまた珍しい「Y氏の夕方」。
そんな良い曲だとも思わんけど、クミコらしい詞を書いている。

「惚たる蛍」のオリジナルな歌い出しは面白い。チャットはコーラスワークが上手いよね。

以上、貴重なライブ音源でした。

オマケ映像は「一人一企画」という、しょうもないような、でも面白いから許す、みたいな。
副音声付きで二倍楽しめるシステムである。

まず、「橋本絵莉子篇-変名で路上弾き語りLive@代々木公園」
えっちゃんが代々木公園で「あさひるばん」という謎のアーティストになりきって、路上ライヴするという画期的な企画。
何を歌うかと思えば、ウルフルズの「サムライソウル」と「バンザイ」。
この曲選すごいよな。ウルフルズだよ。女の子が歌う曲かね!?
たまたま自分がこの路上ライブの前を通りかかるとしたら、女がウルフルズ歌うって事に疑問を感じて立ち止まるだろう。別に声が良いとかじゃナシに。
やっぱりえっちゃんって女子だけど、男っぽいよね。脳の男らしさの割合が多く占めてると思う。
結局大雨降ってライブ中止になるが、そこのコメントがキャラ作りをがっちりしてて最高に笑える。

次は「福岡晃子篇-変装してツアー会場で物販アルバイト@新潟県民会館 & Zepp Tokyo」
アッコが変装してツアーグッズの物販やるという画期的な企画。
もし自分がその場に居たら「似てるな」とは思うだろう。だって顔は見るから。
最後のネタバレ後に、副音声のえっちゃんが「あっこちゃん、お母さんに似てきよったな」というコメントに爆笑。

最後は「高橋久美子篇-織田信長の鎧を着て城巡り@犬山城」
流行りの「歴女」クミコの、企画に乗じて趣味を楽しむというスタンスがやらしい。そんなコスプレ城巡りという画期的な企画。
犬山城って有名なのかいな?城に興味ないからそんなに楽しめず。

更に更に「“チャットモンチー07/08ライブ「生命力みなぎりTOUR」”未公開オフショット」も付いてる。

オリジナルソング「BETSUBARA」も収録。速効で作ったような曲。

んー、なんて嬉しい内容なのだろうか。まさに、デザート。スイートで美味しい内容のDVDになっております。

これでレストランシリーズは完結。
だが、来月末にはまたライブDVDがリリースする・・・。早過ぎるし、出し過ぎ。いや、DVD何枚出しても観たいから買うけどね。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆☆
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