卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

井上屋

2007-03-29 20:54:41 | ラーメン屋(弘前市)
弘前市稲田にある去年オープンした店。
いわゆる「家系」ラーメンとしては、津軽地域初である。
今回は3回目の訪店。

カウンター10席程度で食券販売機スタイル。
店内は白と黒のモノトーンで統一されたオシャレな内装。とてもラーメン屋とは思えない。
店主はニット帽を被った若い今風な感じ。
女の人もいたが、奥さんか?あの広さなら一人で足りると思うが。ちょっと愛想が良くない。

今日はチャーシュー麺とライスを注文した。

家系ラーメン忠実のトッピングと味。スープは豚骨醤油。
前食べたときは油ドロドロだったが、今日はそんなにでもなく、トロっとした滑らかさ。かなり落ち着いた味に仕上がっていた。

麺は家系御用達の「酒井製麺」の太いストレート麺。かなりのコシ。

トッピングはチャーシュー、のり、ほうれん草、ネギ。
前はのり5枚くらいあってハッキリいって邪魔だったが、3枚と減った。それでも丼の半分はある。チャーシューとほうれん草はちょっと硬い。特にほうれん草はあんまり新鮮でない気がする。
もう少し改善の余地あるね。

他につけ麺と、家系新味という魚だしのラーメンがあるが、新味はとてもおいしかったので、次は食べたい。

デザイン重視なのか、ティッシュも置いてないのは食べ物屋としてどうなのか疑問である。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市稲田2-5-2 城東サングリーン1F
電話・0172-28-0239
営業時間・11:30~14:45/18:00~22:45
定休日・月曜日

津軽長寿温泉

2007-03-28 20:12:08 | 温泉(弘前市)
最近は時間に余裕が出来、しかしながら少し疲れがあるので、何と無くですが、温泉に行く事にした。
でも、温泉なんて何年も行ってないので、どこに行けばいいか悩む。
そういえば、小さい頃から我が家でよくいってた温泉があった。「津軽長寿温泉」です。

弘前市東城北にありますが、場所はちょっと分かりづらいです。

まだ改装中なのかよくわからないが、あきらかに工事している。でも営業はしてる。
さっそく入ってみる。

いわゆる温泉公衆浴場です。おとな350円。

泉温44度で、薄茶色でややしょっぱい湯。

普通の浴槽二つ。片一方が少し温度高いと思う。骨の芯まで染みるような湯。

他に、低温浴槽二つ。かなりのぬるま湯。でもなぜか人気があって、普通の熱い浴槽よりこっちの方が人が多かったりする。

電気風呂もある。かなりのビリビリ感。心臓の悪い私には強烈。浴槽の隅の電気の弱い部分でピリピリと浸かる。体にいいのかは疑問。

他に泡風呂、水風呂、打たせ湯、サウナ二つ。
普通のサウナと、恐らく50度の湯を滝のように流して、部屋を蒸す原始的なサウナ。かなりの高温。呼吸もまともに出来ないのですぐ出る。

バリエーション豊かで色々な湯を試せてとても楽しめた。でも、色々入りすぎて見事にのぼせる。倒れる寸前だった。久し振りに温泉に行ったので、加減が分からなかった。ポカリで水分補給。

お客さんを見た感じ、地元密着といったように見受けられた。昔は浴場に滑り台があって遊んだ記憶が甦りました。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)
泉温・50.2度(加水・塩素消毒あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・350円
備品・無料ロッカー、有料ドライヤー

住所・弘前市東城北3-4-7
電話・0172-35-5660
時間・6:00~22:00

麺道楽 (閉店)

2007-03-26 22:52:54 | ラーメン屋(弘前市)
弘前市桔梗野にあるラーメン屋です。

今回3回目の訪店。久し振りに行きました。2年振りくらいになるかな。

店に入ったら、厨房におじさんが立っていた。
前までは綺麗めのおばさんがやっていたと思うが代わったのか?

ちょっと来ない間にメニューが結構増えていた。前は焼き干し中華と塩中華を食べたが、とてもおいしかった。これぞ津軽ラーメンといった感じの、焼き干しを使った魚の風味が香る丁寧な味作りだった。
今回は代わったメニューでちょっと有名な「双麺」を注文。

出来上がってビックリ。スープが半分ずつ全く違うのである。ピザのハーフ&ハーフみたいになっている。
半分は焦がし醤油といった感じの真っ黒なスープ。ちょっと苦いが焦がしの風味が良い。
もう半分は味噌とんこつだと思う。ほんのり味噌のやさしい甘さ。食べていくと段々スープが混ざっていき、新たな味がまた生まれる。二つのスープの良いとこ取りの完成された味になる。

麺は中太ちぢれ。
具はチャーシュー、ねぎ、めんま。チャーシューは太めのスライス3枚と、細切れチャーシューの大容量。ネギもかなりの量。

大盛りを頼んだが、最初ちょっと足りないかと思ったが、意外と大ボリューム。ラーメン一杯でお腹いっぱいです。

値段は700円。大盛りプラス100円。ちょっと高い感じもするが、食べたら満足する値段です。
なにより見た目が面白くていいですね。

シンプルな中華や焼き干しもやっぱりおいしいのでおすすめです。

スタンプカードに「鉞屋グループ」と書いてあった。
あの青森のラーメン屋の鉞屋なんだろうか?チェーンなのか? よくわかりません・・・。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市桔梗野2-3-1
営業時間・11:00~20:00
定休日・金曜日

※移転しました

ラーメン大吉

2007-03-24 23:26:27 | ラーメン屋(弘前市)
弘前市紺屋町にあるラーメン屋です。

ここの店舗は以前、伝説のラーメン屋「屋台屋」だったが、店主高齢・後継者不在とかで閉店した。
その後、今の店主が「ラーメン大吉」として店舗を引き取った。

前の「屋台屋」は弘前一といわれる程の人気であった。昼のみの営業で、11時から2時くらいまでだが、大抵1時には売り切れていた。私は一度だけ行ったことがあるが、そんなにすごくおいしいとは感じなかったけど・・・。

そんな伝説のラーメン屋の後釜なので、店主はプレッシャーは感じたと思われる。
客側も以前のラーメンのイメージを意識せざるを得ない。

今回は3回目の訪店。ラーメンと焼肉丼を注文。

以前は醤油ラーメンしかなかったが、最近味噌ラーメンもできた。以前味噌ラーメン食べたが、そこそこ旨かった。
でもここはやっぱり醤油ラーメンが旨いです。

煮干系のスープだけど、煮干臭さはそんなにきつくない。甘味ある凝縮した味。

麺は中太ちぢれ麺。つるつるしこしこでかなり美味い。

具はチャーシュー、メンマ、ネギ、なると、麩。シンプルでいいです。

焼肉丼はボリューム万点だけど、しょっぱすぎ。タレは明らかにスタミナ源だとおもわれる。
次回は豚角煮丼が食べたい。

ラーメン500円とおいしくて安いのでおすすめ。でもいつも店内ガラガラなのはなんでだろう?

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆

住所・弘前市紺屋町92
電話・0172-33-4644
営業時間・11:00~22:00

青森県立美術館version舞踊劇アレコ

2007-03-21 19:09:49 | 演劇鑑賞
昨日は豪華二本立企画。まずは、カーリング女子世界選手権の日本対スウェーデン戦を観戦。やっぱり去年のチーム青森が最高だったため、乗り気ではなかったが、観ることに。しかし、強豪スウェーデンが強かったために惨敗。ほとんど楽しめず。

気分を変えて、県立美術館へ。
お客様はやっぱり、女性ばっかり。男が数人いても、ほとんど女に連れてこられたように見受けられる。

スタッフは弘前劇場の曲者女優たち。
地下のアレコホールに、中央に舞台を設置。それを取り囲むように壁には三枚のアレコの絵、そして周りに席が設けられている。
津軽人は一番前の席を嫌う性格のため、余裕でいい席をゲット。

この巨大絵画は、もともとプーシキンの「ジプシー」という叙事詩を元に手がけたバレエの「アレコ」のために、シャガールが舞台背景画として製作したもの。

現在は絵画として展示しているが、本来はバレエのアレコのための絵なので、今回の企画は楽しみにしていた。
三枚の巨大絵画を眺めながらの現代解釈版のアレコの舞踊劇。国内外のダンサーがこの舞台で踊る。
総合演出はハセコーこと長谷川孝治。ただのバレエを見せるはずも無いと思いながら、開演。

第一幕。
中国出身のシン・バン・フーと長内真理の二人によるアレコとゼムフィーラの出会い、そして恋に落ちる様をコンテポラリーダンスで表現。
音楽はフランスのクリストフ・シャルル。三人ともかなり有名らしい。
青きに青い第一幕をイメージした青い照明と、幻想的な現代音楽。そして二人の奇抜なダンス。
でも良さがよくわからない・・・。こういうものなんでしょうか。なんだかよくわからぬまま第一幕終了。

第二幕。
ジプシーのカーニバルな日々。県出身のダンサーたちが各々踊りまわる。
八戸のダンス集団ダンス・ワグ。懐かしの「異邦人」に乗せてのダンス。これもなんだか。
ナレーションに乗せて、これまた八戸出身の磯島未来チャンの舞。やっと美しいものを観る。
次に春日井バレエギャラリーの面々。これぞバレエといった感じ。こういうのが観たかった。
女性たちの美しい面をひけらかす様な舞。良かったです。
続いては、ふわふわシャインメロウ。オバハン軍団と侮るも、あのヨサコイの「花嵐桜組」の主要メンバーが彼女たち。でもピント来ない。
続いての小笠原恵里サンは艶やかなダンスできれいでした。
第二幕中、ちょくちょく顔を出していたケミストリーの川畑似のノブオ。ポップダンスは彼の独壇場。でも好みではない。
最後には今までの出演者と他にも数名の美女たちが入り乱れてのダンス合戦。特に三上斉子チャンはメゴイ。けど、バレリーナと思えないムチムチボディー。それが逆にエロイ。
長丁場なので一旦休憩。

第三幕。
全国的に有名な豊田の一輪者クラブ。所狭しと走り回る。ワザを魅せまくる。ショウとしては最高。普通に感動。
続いて、コントラバス奏者の斉藤徹氏の演奏に乗せて、南アフリカのジャッキー・ジョブが舞う。
ゼムフィーラが他の男に心移りをしたため、アレコはその男とゼムフィーラを殺す。
今は無き第三幕。しかし、思い出しながら踊りを観る。赤い演出は血の色。太陽を恐ろしいほど真っ赤に描いた第三幕が浮かぶ。コントラバスを主として、ベルなどの楽器を付け足して、未知の音を掻き鳴らす。そしてジャッキーの死のダンス。二人の調和のとれたコラボ。これは楽しめた。

第四幕。
ジプシーから追放されたアレコはゼムフィーラの亡霊に苛まされる。
森下真樹と上月一臣の二人の幻の世界の舞。ハセコー演出盛りだくさん。それが物凄くどうでもよかった。電気アンマも笑えず。ジャニスもこんな使われ方されるとはね。なんだかんだでフィナ-レ。

バレエといえば、クラシックバレエをイメージしてたもので、ダンスの総合格闘技的な今回の劇には正直ついていけなかった。バレエ・ダンス初心者には辛かった。
三時間半の長丁場も、座り慣れしてない自分には苦痛だった。腹も減ってたし。寝ながらボーっと観れたらとても良かったんではないかと思ったが、不可能な話です。

まだまだ芸術初心者のストライクゾーンの狭さに情けなく思った。今後のイベントに期待。
次は熊哲バレエにチケットとれたら行きたい。

津軽/太宰治

2007-03-18 21:41:10 | 
小山書店の新風土記叢書シリーズの第七編。
終戦間際の昭和19年に刊行。

当時、太宰は代表作となる「人間失格」や「斜陽」などを生み出した人気作家だったが、彼は出版社から、新風土記なる企画を受け、故郷に帰り、本書を書き上げた。

本作は太宰の異色作とされるが、それもその筈、風土記なのだ。
しかし風土記といっても、旅行記であり、歴史書であり、エッセイであり、回想日記であり、そして私小説として、色んな要素を含んだ彼の最も愛に満ちた一冊なのである。

蟹田、三厩、金木、五所川原、木造、深浦、鯵ヶ沢、小泊と、津軽半島をぐるりと三週間かけて旅行する。
そのなかで、旧友と会い、酒を飲み、観光地をまわり、酒を飲み、生家に戻り、酒を飲み、最後に幼年期の乳母の「たけ」に会い、クライマックスを迎える。

単純に「たけ」との再会は涙ものである。
我儘な作者の性格から、会うことが出来ないかに思われるも、奇跡的にドラマティックな再会。
そして、平和な無言。彼女のセリフを津軽弁で読むと、殊更に感涙。

多くの太宰作品と違って、全体的に明るい雰囲気で意気揚揚とした作者の心が伝わってくる。
何より本作はユーモラスに溢れている。これほど笑った本も珍しい。

愛する故の故郷や津軽人の悪口。おきまりの国防上ネタ。蟹田のSさんの疾風怒涛の接待。芭蕉や「ある作家」の批判。鯛の五切れの話。たけに会えない苛立ちからの宿命論。そしてラストの文章。これは最高。どれも微笑ましく読めるのである。

この作品から、太宰同様「津軽」を見直すことが出来た。
そして津軽人として生きることに誇りを持つことが出来た。

太宰の美しくも重量感のある文体に酔いしれ、物語としても楽しめる最高の作品。津軽人必読の書である。

元気で行こう。絶望するな。では、失敬。

オススメ度(本評価)・☆☆☆☆☆

竹内夕己美フリー宣言

2007-03-16 20:56:17 | どうでもいい雑記など
ATVアナウンサーの竹内夕己美チャンがフリーになるべく、ATVをを退社。
東京での活動を視野に入れてのことです。

入社以来ファンだったので、残念といえば、残念なんですが、正しい判断だと思います。
なぜなら彼女は青森で留まる器ではないからです。

彼女は全国区で通用するとずっと思っていて、将来彼女は絶対引き抜きにあうだろうと思っていたが、自分から単身フリーになっての東京への乗り込みを覚悟しました。
地方アナとしては、とても勇気のいる行動です。しかし、彼女はフリーアナとして絶対成功すると思います。

その要因ですが、一つ目、可愛いから。
彼女は26歳にしてあのベビーフェイス。めちゃめちゃキュートです。日本一可愛いです。マジです。(唯一、大橋未歩とは五分かな)

二つ目、リアクションなどのテレビ向きの対応力。
決して顔だけではなく、動作も可愛いのです。それは勿論計算だと思いますが。「おしゃべりハウス」での津田アナのしょうもないオヤジギャグの受け流し方は全国トップレベルです。
どこへ行っても通用する頭の回転力の早さが武器です。

三つ目、年齢。
独断ですが、女性が一番美しい年齢は、27歳前後だと思います。
入社当時から可愛かったですが、今がピークだと思います。
現在26歳。フリーになるには早くても駄目だったし、遅くても駄目になったと思うので、タイミングとしてジャストだったでしょう。

というわけで、彼女は全国で通用します。フリーに転身するという度胸もまた、成功する大きな要因になると思いますし。

最近、フリーアナの中田有紀サンが色んな番組に出ています。
彼女もRABを経て、フリーに転身。現在報道やバラエティーなど大活躍しています。
彼女もまた地方に留まる器でなかった事は、RAB時代から感じていました。
でもここまで活躍するとは思ってもみませんでした。(さんま御殿に出たのはびっくり)

因みに同RABアナだった秋山博子サンもフリーに転身し、東京での活動をしていたが、思うようにいかず、また青森に戻ってきました。彼女のようにはならないで欲しいものです・・・。

おそらく、事務所は「セントフォース」に所属するでしょう。
最近活躍しているフリーのアナはほとんどここですね。
夕己美チャンはバラエティー向きなので、どんどんイジラれて欲しいです。その分すぐ成長するでしょう。
大物タレントにイジラれてもオモシロ回答やオモシロリアクションできる大器だと確信しています。

先輩の中田有紀に続け!彼女の活躍が全国で見れるのを期待しましょう。

鮨覚

2007-03-14 00:48:29 | 和食・寿司・海鮮
本日「鮨覚」でお食事しました。

回転寿司は、5,6年振りに食べることになります。
やっぱりお寿司は高級な感じがして遠のいていたのであります。
最近給料もたくさん入ったことだし、ちょっと贅沢することに。

ちょっと食べてない間に、弘前の回転寿司事情は変わったようです。
新興開拓された、安原地区の「鮨覚」と、第五城東の「清次郎」の二大勢力が台頭しているようです。
チェーン店の「清次郎」もかなりの人気だと聞いてますが、今日はゲオに行ったついでに、こちらで食べることにしました。

店内は、和風の古家をイメージした作り。中央に厨房を設置し、板前の手さばきをじっくり見られる安心かつ店側の自信を感じるレイアウト。
少人数用にカウンター、大人数用にボックス席もある。

今日は平日だというのに、席の9割近くは埋まっていた。さすが人気店です。
土日は30分待ちは当たり前だそうです。

席についてとりあえず回転してるネタを眺めてたが、好みのネタもないので、注文で頼むことに。でも、あっという間に注文のネタがくる。早い仕事です。

肝心の味ですが、とてもおいしいです。回転寿司とは思えない新鮮ぶりに感動。久し振りに本当においしいものを食べた気がした。

メニューもかなり多いです。100種類くらいあったかと思います。
いろんなネタを食べたかったけど、すぐおなか一杯になりました。20皿も食べれなかったです。
ネタも結構な大きさだったからです。しかも値段も安いです。かなり食べて2500円もいかなかったです(働き盛りの男がです) 。

正直、大満足でした。安くてとてもうまい。
店員も活気があって良かったです。是非とも近いうちにまた行きたくなりました。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市泉野1-4-4
電話・0172-87-6865
営業時間・11:00~22:00
定休日・なし

傷だらけのラブソング

2007-03-12 22:23:48 | どうでもいい雑記など
最近、このドラマが再放送していたので、ずっと観ていた(何故か二ヶ月くらいかけてチョコチョコ放送していたのはなんだったんだろうか?)

2001年に放送されていたこの番組。
青森にフジテレビが無いので、観る機会は無かった。

当時カウントダウンTVを毎週チェックしていた私は、聞いたことも無い謎のアーティストが、シングル初登場3位だったことに疑問を感じた。(その後、1位にまで上がったと記憶している)。
こいつは誰だと思った。
当時は曲がいいというだけでオリコン上位にランクインできる時代ではなかった。タイアップ全盛期だったのだ。
ということは、この新人は、何かのタイアップで売れた。でもなんのタイアップか分からないって事は、多分フジテレビのドラマかなんかのだろうと予想してたらその通りだった。

その後、この猫顔の美少女はシングルをコンスタンスにリリースし、ヒット曲を量産。歌姫と言われるまでに成長した。

そして、かなり遅れて青森でのドラマ放送。その頃特に中島美嘉のファンでもなかったので、なんとなく観ていた。こういう風にデビューしたのかと納得。

その前に「私立探偵濱マイク」での演技っぷりを披露。ストーリーはクソつまらないが、これもなんとなく観ていた。
特に窪塚・ダイブ・洋介に監禁されるシーンは最高だった。

その後、友人の影響で大ファンになる。CD買ったり、ライブに行ったりまでした。
そして今に至る。

というわけで、ドラマの感想。
ストーリーは極めて単純なサクセスストーリー。ベタドラマ的展開あり。
しかし、このドラマは「NANA」同様、中島美嘉以外には成立しないのである。
ヤンキー上がりの歌手のハマリッぷりといったらないですよ。
ナイフで浩輔を刺すシーンと、仲間の女を素手でボコボコにするシーンが大好きです。

何より、彼女の歌声。
ほとんどアカペラの「アメージンググレイス」は衝撃です。
劇中の他の色んな曲は1stアルバムに収録。サントラみたいになってる。
ヤンキー口調の美嘉様の命令口調はマゾには堪らないことでしょう。
その最大の名セリフは、畑野浩子に向かっての、「さわんな、ババア」です。最高ですね。

この頃の美嘉様は本当にカワイイ。そしてミステリアス。特に髪をアップにしたときのおでこがキュートです。奇麗かつ妖艶な瞳。
デビュー作と思えない圧倒的存在感。彼女はこの番組をインタラクティブに堂々とミュージックシーンに飛び出した。

その他の出演者も、今を踏まえると面白いキャスト。
浩輔役の高橋・また来るぞ・克典。今や「特命係長・只野仁」でプチブレイク。
演技なのか下手なのか、カツゼツの悪さが面白い。

妹役の加藤・ドコモ・あいのウザいこと。こいつのカラミいらない。損な役周りでした。

母親役の川島・私の血はワインで出来ている・なお美は若いね。今と変わらない。本当にスナックのママハマリ役。

江崎役の金子・ジャンクスポーツ・賢。
こいつは今何故かプライドの選手。ボロ負けして引退するような話を聞いたがどうなったのか・・・。

親友役の石原・天パー・良純。今や当たらないお天気キャスターを売りに、バラエティーで大活躍。この頃は七光りの冴えない役者だったけど見事に開花。

部下役の畑野・改名してひろ子・浩子は、当時ブームだったプライドだかK1だかのリングサイドのにぎやかしとしてブレイク(藤原紀香もそうだよね)。
その後、柏原崇と結婚したが、最近離婚したっぽい。ババアってことで。

その他、最近じゃ売れっ子の玉木・千秋・宏。
最近結婚の矢沢・魔裂斗・心。
相田・ウインク・翔子。
峰岸・繭の父・徹。
マイク・バラが咲いた・真木など豪華な面々。
最近になってブレイクしたやつも多いのがすごい。

メディアミックスとして、スターダムにのし上がっていくことになる中島美嘉の原点。
彼女の歌手も女優も出来る多才振りを見せ付けてくれるファンのための作品です。

オススメ度(ドラマ評価)・☆☆☆

ドライビングミスデイジー

2007-03-09 22:54:43 | 映画
映画100選。第8回。

89年作品。アカデミー作品賞、主演女優賞、脚色賞、メイクアップ賞受賞作。
出演・ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド
監督・ブルース・ベレスフォード

ユダヤ人老婦人と黒人の初老運転手の友情を描いたハートウォーミングヒューマンコメディドラマとでもいうべき作品。

差別が横行していた50年代アメリカ南部を舞台に、事業に成功したユダヤ人一家未亡人のの意地悪頑固婆さんのデイジーが、徐々に運転手のホークに心許していく。

あらゆる偏見を持っていないと自負するデイジーの潜在的差別と意地悪な性格に、主従関係にありながら、時に歯向かい、信頼を得ていく様が楽しい。

お互い老人の、過酷な人生を体験しているからこそ伝わる言葉の重み、そしてまだ尚、お互いに成長していくこころの有り様。
年をとるということが、素晴らしいことであることを教えてくれる。

悲しいことに、デイジーは痴呆症になってしまうが、それでも彼女がホークに「あなたは私の親友よ」と呟くシーンは涙モノだ。

そして、ラストの施設でのやりとりは、なんともいえない不思議な感覚に陥る。老人同士の生と死を超越した友愛の境地。仏様を崇め祭るような有り難い名シーンです。

何よりこの映画は主役二人の名演技に尽きます。
アカデミー主演女優賞を当時80歳の最年長で受賞したジェシカ・タンディの貫禄の演技。
これこそデイジーの人生を表現し得る、激動の時代を生き抜いた女優魂の真価です。
それとモーガン・フリーマンのコミカルな温かい演技。
遅咲きの彼の数ある映画のベストな演技だと思います。特に独特の笑い方は、こっちまでつられて笑ってしまいます。

映画全体に流れる緩やかな時間。でもダルさは全く感じられない。これといった盛り上がりも特に無いが、鮭缶を盗んだシーンが過剰な音楽であざとい演出が逆に笑えます。

とても温かい、年をとることについて考えてしまう、ストーリーと素晴らしい演技に酔いしれてしまう不朽の名作です。

オススメ度(映画評価)・☆☆☆☆

A NIGHT AT THE OPERA/QUEEN

2007-03-06 17:43:22 | ロック
ロック100選。第10回。

75年作品。
クイーンの4枚目のアルバム。

私はクイーンの曲があまり好きではない。何か大袈裟な仰々しい感じがするからだ。
しかし、このアルバムはロック史上燦然と輝く名盤であることは間違いない。

タイトルどおり、アルバム全体がオペラのような構成になっている。
フレディ・マーキュリーはオペラシンガーに全く引けをとらない素晴らしいボーカリストであり、実際にバルセロナオリンピックでデュエットしたオペラシンガーのモンセラート・カヴァリエから大絶賛された。
個人的には男性ロックボーカリストのナンバーワンはフレディである。

初期のクイーンのテーマであり、このアルバム全体にも拘っている「ノー・シンセサイザー」という信念は、バンドサウンドを徹底する四人が目指した手作りのロック。
そして外部ミュージシャンを入れず、全て四人の声と楽器で作り上げたという実力派バンドによる仕事っぷりは驚くばかりである。

オープニングは静かなピアノが流れ、バラードかと思いきや、ブライアン・メイのギターが激しく唸るハードロックかと思いきや、いきなりオペラなサビのフレディの多重コーラスで痺れさせてくれるM1「Death on two legs」。

シングルでも大ヒットしたM4「You're my best friend」。
ノリノリギターロックのM6「Sweet lady」。
「和」な様相を呈した始まりから一気に盛り上がるM8「Prophet's song」。
名バラードのM9「Love of my life」。
様々なジャンルを含み、物語性感じる音楽の流れ。オペラそのものである。

そしてアルバム最大のハイライトであり、1曲そのものがこのアルバムを凝縮したオペラティックなロックの、いや、ロックの枠組みを超越した既存のミュージックシーン全てのジャンルの全ての音楽ファンから愛される大名曲のM11の「Bohemian rhapsody 」。
物語の主人公の人生がこの一曲に収まっており、たったの数分だが、徐々に盛り上がりをみせる曲と共に、彼の葛藤の人生を身に染みて感じることが出来る。
特に中間部のアカペラ部分は、フレディのコーラスが100人分多重録音されたといわれる圧倒的な声量と声質。
彼が真のボーカリストであると確信する天性の歌声に涙。
そして、ブライアンのダイナミックなギターとロジャー・テイラーのパワフルなドラミングが曲の絶頂を盛り上げ、涙。
そして静かなピアノの旋律と悲しげなフレディの声で終わりを告げる。
涙無しでは聞けないこの曲は、クイーンが残した世界遺産である。

最後のM12「God save the Queen」はイギリスの国歌。
イギリスではオペラの公演が終わると、国歌を流すらしい。それを踏まえての構成。素晴らしすぎです。

その後、ゲイのフレディはエイズに感染していることを発表した翌日に死亡。
世界一のロックボーカリストが若くしてこの世から去ってしまった・・・。

最近ポール・ロジャースをボーカルに迎えて世界各国でライブを行っていたが、クイーンのファンでもない私が、それは絶対にありえないだろと思ったものです。
フレディのいないクイーンって・・・。例えはいろいろ浮かびますが、割愛。

クイーンはロックファンから好き嫌いが分かれるバンドだと思うが、このアルバムは別格の名盤であるし、「ボヘミアン・ラプソディー」を聴くためだけにアルバムを買っても損はありません。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆

ジャズライブ@ジルチ~初老とハリセンボンと時々ワンギャル

2007-03-04 23:47:39 | 音楽鑑賞
本日、スペースデネガ内のカフェ「ジルチ」でジャズライブを観る。

「喫茶れもん」ではおなじみの、うーさんこと内山善雄(B)に、長谷川健(AS)、前田静子(P)、そして、ゲストとして本庄重紀(Ds)が参戦。
本庄氏はうーさんの旧友だそうで、プロとして多くのジャズミュージシャンのドラムスを担当。ホテルニューオオタニのハウスドラマーとしても活躍。現在はフリーだそうです。

ジャズは個人的に未開の音楽。食わず嫌いせずに色んな音楽に触れようと思い、観ることに。

七時スタート。一番前で観ることに。近すぎると思ったが、かえって迫力あり。

初老のお三人が奏でる人生劇場。重みが違う。ジャズはシンプルなカルテットが一番ですね。ギターとかいたら邪魔なだけだし。

紅一点のシズちゃんは、初老トリオに負けじと基本に忠実に演奏。ハリセンボンかと思った。

ボーカルに、ワンギャルにいたそっくりな姉さまが登場。かわいいけど、歌はいまいち。
中島美嘉が突如乱入して「ローズ」を歌って欲しかった。
ジャズボーカルも個人的に好まない。ちょっとだけならまだよい。繋ぎの余興としては可。いろもんって事で。

リズム隊だけで楽しめる最高なセッション。ほとんど打ち合わせしてないであろう彼らの音楽センスはジャズ独特のもので、感激を覚える。曲はほとんど分かりません。恐らくスタンダードナンバーなんでしょう。「枯葉」しか知らんかった。

永く愛され続ける音楽のジャンルとして、これからも多くの売れないミュージシャンを生み続けるだろう。

うーさんなんか、ラーメン屋で昼間からワンカップ飲んでるおっさんにしか見えないが、そのギャップが面白い。

ちなみに近々、今年も大物ナベサダがデネガに来るらしいです。

今日の感想。初老とハリセンボンと時々ワンギャル(東京タワー風で)。
ヤーヤドースートって事で。

モヤヒルズ

2007-03-02 23:08:27 | どうでもいい雑記など
先日、モヤヒルズに初めて行きました。
弘前から一時間ほど、青森市中心街からは30分ほどで着きます。

前身の雲谷スキー場からモヤヒルズに変わってから今年で10年目になるそうです。
あまり大きくないとは聞いていたけど、イメージどおりの大きさ。ヒルズってくらいだからね。

リフト料金はかなり安め。午後券で平日1800円。お得です。

コースですが、ほとんど中級者レベルの斜面。
初心者には数少ないコースで狭いし、ツライと思う。
上級者用のコースは、非圧雪の超急斜度。もはや雪が解けかけの時期だけに、アイスバーンの上に5cmほど雪がかぶさっている状態だったが、慣れてくると物凄い楽しいコース。ヤブの時はこのコースは最高だろうなと感じた。

しかし、それ以外に遊び場所が少ない。パークも最近出来たらしいが、半端な作り。
ボックスとレールがあるのは嬉しいが、キッカーが少ない。急斜面の手前に作ったキッカーは楽しいが、場所が悪い。チビキッカーはチビ過ぎてスピンもできない。
ゲレンデの外に、客が作ったキッカーが何個かあるが、整備がされておらず、危険である。ハーフパイプがあると謳っているが、、あきらかに潰された残骸があるのみ。ボーダーには楽しみの少ないスキー場だと感じた。

やることがないので、スイッチの練習や、グランドトリックの練習に勤しんだのであった。

古くから青森市民のためのスキー場として存在してきたモヤ。やはり狭さは否めないが、この時代、拡張・増設は難しいので、他の面で、スキーヤー、ボーダーともに楽しめるスキー場として今後は改善して欲しいですね。

住所・青森市雲谷字梨野木63
電話・017-764-1110
営業時間・9:00~21:00