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卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

チャットモンチーの求愛ツアー

2011-11-19 18:26:02 | ロックライブ
「チャットモンチーの求愛ツアー」と題した対バン企画がZEPP仙台で行われたので行ってきました。

仙台の対バン相手は「トクマルシューゴ」と「EGO-WRAPPIN’」です!!


農作業が終盤の中、午後から休みを取って急いで仙台へ。
平日は道中混んでたので予定より少し遅れて無事到着。

友人を先に降ろしてから買い物しなきゃならなかったのもあり、しかしながら店が見つからずに迷って見事に開演時間に遅刻。ま、これも予定でしたが。


会場のZEPP仙台に開演から20分遅れて入る。
すでに「トクマルシューゴ」が歌っていたが、トイレやドリンク休憩を優先・・・。
残り15分くらいちゃんとライヴを観ました。

トクマルシューゴはアコースティック楽器を中心に、玩具などの音の出るものは何でも使用して多重録音する実験的な音楽をするアーティストです。

バックバンドもドラムス以外は何かしらの音を出すパートみたいな編成で、トクマル自身はアコースティックギターを弾いて歌ってます。

ま、個人的に好みではないのでさらーっと観てましたが。


次に登場するのが我らが「EGO-WRAPPIN’」です!
チャットモンチーの大先輩なのに、対バン相手として出演するその気構えが素晴らしい。

セットリスト
1.サイコアナルシス
2.a love song
3.Bell 5 Motel
4.だるい
5.GO ACTION
6.BRAND NEW DAY

あいかわらずの圧倒的ボーカルのよっちゃんと、ギターバリバリの森ちゃんと、ホーンが心地いいバックバンドたち。

セットリストはほとんど最近のフェス使用なのかな?アラバキとほぼ同じ。
しかしながら6曲は少なすぎるぜ・・・。物足りないったらありゃしない。
でもいつもどおりの素晴らしいステージパフォーマンスを披露しました。


そして主催のチャットモンチーが満を持して登場!!

ドラムスのクミコが脱退した後の新編成になっての初めてのライヴが今回の仙台にて行われるので、ファンは不安と期待を半々にて臨んでいたはずだ。

オフィシャルサイトのトップページを見て、勘のいい人は気付いていただろうが、ドラムは基本的にアッコが叩く事になったのだ!
猛特訓の末、そこそこ叩けるレベルにはなっていた。ま、アッコは力ありそうだし。
で、たまにギター弾いたり、シンセサイザー弾いたり、もちろんベース弾いたりしてた。

えっちゃんはほぼ変わらないが、エレアコかな?と、ベース弾いてのボーカルでした。

セットリスト
1.新曲
2.新曲
3.東京ハチミツオーケストラ
4.新曲
5.世界が終わる夜に
6.新曲
7.バスロマンス
8.新曲

↑多分こんな感じだったかと・・・。
新曲多すぎ!!もちろん知らないからあんまり盛り上がんない・・・。
しかも多すぎてどんな曲だったか全く思いだせん・・・。

既存の曲は2人体制なので、今までどおりに演奏できないからアコースティックバージョンだったり、大幅なアレンジになってた。

多くの人はサポートドラムを入れるだろうとは思ってだろうが、まさかの2ピースで頑張るという・・・。
2人は一番困難な茨の道を選んでしまった・・・。

でもはっきり言ってこの体制は行き詰まると思う。
観客も完全に消化不良だったと思う。盛り上がってなかったし。

クミコ脱退の前から今回の対バン企画は決まってたようだが、今回は新体制のお披露目ライヴになってしまった。


アンコールはまずトクマルシューゴののカバーと思われる曲をトクマル風に披露。

そしてエゴラッピンの「GO ACTION」を可愛らしくアコースティックにカバー。カブったね・・・。

そしてまたしも新曲やってから、アッコのドラムを師事した「detroit7」の山口美代子が登場し、いろいろお話。
最後は出演者全員が舞台に登場して「シャングリラ」を歌って終わりました!
観客は待ってましたとばかりに今までのフラストレーションを爆発させるが如くに踊ってました。
よっちゃんもシャングリラちょっと歌ってました。
山口美代子がドラムス担当したけど、かなりパワフルで良かった・・・。掛け持ちでチャットに加入してほしいな・・・。

そんなわけで全ての演奏が終了しました。


トクマルシューゴはあまり好きじゃないし、エゴラッピンはすごかったけど曲少なすぎた。
そして問題のチャットの新体制である・・・。全体的に期待外れだったかも・・・。
ま、新体制初披露って意味では貴重だったし、チャットとエゴの対決も見れたからいいとするか。


チャットモンチーは2人だけで未来を切り開いていくという心意気は買う。
だけどCDなら問題ないにしろ、ライヴはどうしても無理が生じる。
今までの最強の3ピースの崩れた一角を2人で埋めるのは残念ながら不可能である。もともと2人で始めたならまだしもだ。

ほぼ新曲を披露したのは、新体制で出来る曲が限られてるからだし、既存の曲ならもう一度アレンジし直さなければならないわけで。
でも新曲は出来てるから、新体制でのアルバムは発売するはずだ。

ファンというのは勝手なもので、永遠の愛を誓ったかと思っても好き勝手な事言うし、実は移り気なもんである。
新体制のチャットは多分多くのファンには受け入れないかもしれない。
そうしたらまた体制も考え直すかもしれないし、どうなるかわからない。


とは言っても、「求愛ツアー」は始まったばかりなのであるし、とりあえずブランニューなチャットモンチーをゆっくり見守っていきたいと思う。

ARABAKI ROCK FEST.11 (2日目)

2011-08-30 23:17:35 | ロックライブ
「ARABAKI ROCK FEST.11」の2日目です!!


前日は国道沿いのJAの産直施設の駐車場で車中泊し、朝方に前日の汗を流す為に「秋生温泉」の公衆浴場へ行ってから(後述します)、また戻ってきてそのまま昼頃に会場入りしました。

アラバキと奈良美智のコラボTシャツを購入したりで時間潰してました。


まず軽めにハナガサステージで「MONOBRRIGHT」をチラッと観てみました。

元ビートクルセイダーズのヒダカトオルが加入してからは見違えるとほどにいいバンドになったモノブライト。

ま、好みじゃないのですぐ移動しましたが。


そのままバンエツステージにて「MO’SOME TONEBENDER」を観ます。

去年もアラバキにてモーサムを観たけど、そんなに印象は強くはなかった。
が、最近のモーサムはドラマーでコンポーザーの藤田がギター弾いたりして、プラスサポートドラマーを入れての編成になったという事で注目はしてた。

途中から観たのだが、いきなり藤田はギター弾いてて、たまにサンプラー、そしてドラムを叩いてたりの大暴れしてた。
ドラムってもドラムセットを2人で叩くという見た事ない編成。

おなじみの「ロッキンルーラ」も聴けたから良かったよ。

いやー、ベテランのモーサムがここにきて更に進化したのである。
ベテランでこの暴れっぷりは頼もしい限りである!
最初から観てみたかったなぁ・・・。


そのままバンエツステージにて「元ちとせ」を観ます。

ロックではないが、シンガーとしての元ちとせを一度聴いてみたかったのもある。

でも何故か英語曲が異常に多くてがっかりした・・・。
もう少し独自性を出して欲しかったもんだが。

「ワダツミの声」を聴けたからまぁいいとするが、「ハイヌミカゼ」聴きたかったなぁ・・・。


途中ハタハタステージに立寄って「the telephones」をチラッと観ました。

ほとんどが踊れるロックチューンで盛り上がり必至。
なかなか面白いバンドだからもっと売れてもいいなと思いました。


そしてミチノクステージへ移動して「ASIAN KUNG-FU GENERATION」観ます。

アジカンも去年のアラバキに次いで二回目の観戦だ。

セットリスト
1.新世紀のラブソング
2.マジックディスク
3.ループ&ループ
4.リライト
5.Re: Re:
6.君という花
7.ソラニン
8.転がる岩、君に朝が降る

相変わらずの大人気のアジカンだが、正直全然好きでもない。
が、ほとんど知ってる曲だったから良かったです。
いい曲ばかりだなぁとは思うが好みじゃないのよね・・・。決して悪くは無いけど。
でも観て良かったです。


その後アラハバキステージにて「つしまみれ」見ます。

30歳は越えたであろう3Pのガールズバンド。

最初の曲の「献血ソング」だが、あれを本気でやってるあたりがつしまみれが売れないわけだなあとしみじみ・・・。

途中からウルフルズのウルフルケイスケが参加したが、別段面白いことするわけでもなく、ただつしまみれの曲のサポートギターみたいでそれもガッカリ・・・でした。


そしてミチノクステージにて「吉井和哉」を観ます。

イエローモンキーすらまともに聞いた事ないのだが、せっかくなので予習としてニューアルバムを聴いてみたが、これがまた傑作アルバムだった。
なので興味なかったけど観てみる事にした。

セットリスト 
1.LOVE&PEACE
2.VS
3.MUSIC
4.ONEDAY
5.BURN
6.ビルマニア
7.FLOWER

ニューアルバムから中心のセットリストだったので大いに楽しめた。いい曲ばかり。

で、まさかのイエモンの「BURN」を披露したのである!!
この曲のライヴ初披露(14年前とか言ってた)は仙台でのライヴだったという理由でやってくれたそうだ。
イエモンはちゃんと聞いた事無いのに、歌詞は何故かちゃんと知ってるという。
そんくらいいい曲だから知ってるんだろう。

それにしても吉井和哉はめちゃめちゃカッコいい!!
特別にメイクが濃いわけでもないが、あの日本人離れした綺麗な顔立ちにはうっとりだったよ・・・。

いやー、曲も良かったし、ステージングも良かったからすっかり好きになっちゃいましたよ!
ワンマンライヴあったら次は行くと思う。
しかも無性にイエモンが聴きたくなった・・・。


この時点で17時で、まだまだステージはあるが、自分はこのへんで終了する事にしました。
明るいうちに帰りたいなと・・・。
エレカシと9mmも観たかったが我慢して帰りました!!


ちなみに2日目の出演者たち。
「エレファントカシマシ」「9mm Parabellum Bullet」「黒猫チェルシー」「Ken Yokoyama」「salyu x salyu」「10-FEET」「仲井戸麗市」「The Birthday」「the HIATUS」「POLYSICS」「マキシマムザホルモン」他。


早めに帰ったけど、今日も色々観れて良かったです。


大震災の中心地・仙台の隣でのロックフェスなので、アーティストのMCでの対応は人それぞれ。
直接的に言う人、暗に匂わせる人、何も触れない人、それぞれである。
それでも特別な気持ちは伝わったし、アーティストたちは自分たちのできる仕事をきちんと全うしたと思います。


フェス前は宮城に行くことすらとても大儀だったのだが、いざ参加すればそれはそれは楽しめて当然である。

来年も参加するかは未定だけど、今年もたくさんのライヴを観れて良かったです。

頑張ろう東北!!

ARABAKI ROCK FEST.11 (1日目)

2011-08-29 23:59:46 | ロックライブ
「ARABAKI ROCK FEST.11」に行ってきました!!


当初は例年通り春の開催を予定していたが、震災の影響で一時開催すら危ぶまれる事態にも陥ったが、延期によって今回の夏開催に漕ぎ着けたのである。


27日目の1日目、弘前を7時半に出発。
4時間もすれば到着するのは過去2回参戦の経験から予測していたが、まさかの不測の事態が発生。高速道路の出口渋滞に引っかかったのである!
例年も多少は混雑するのはあったが、今回は被災証明提出でのタダ乗り目当ての輩によっての出口渋滞である。
ETC搭載者を区別しての管理もしていなかったから、自分は無理矢理側道を突っ走っていったのもかなり時間が経ってからだったので、結局高速下りるだけで50分ほどのロス・・・。ここから駐車場へ。
例年通りのP-2駐車場確保したら、このP-2の場所も全然違う場所になっており、これまた迷う羽目に・・・。
駐車場から無料バスで会場入りしたのは予定より1時間以上かかってしまった・・・。

なので大遅刻したせいで一番楽しみにしてた「サンボマスター」が観れなかったという・・・。
タダ乗りクソヤローたちのせいで・・・。


気分を変えてここからロックフェスを楽しむ事にする。


到着後最初に観たのはミチノクステージでの「くるり」です。

くるりはいつのまにか5人編成のバンドになってました・・・。
ギター、ドラムス、トランペットが加入しました。

セットリスト
1.ハイウェイ
2.ワンダーフォーゲル
3.シャツを洗えば
4.旅の途中
5.奇跡
6.一歩(新曲)
7.ブレーメン
8.お祭りワッショイ

トランペットの女の人はコーラスも出来るから、ユーミンのパートも歌えるって事でレパートリーも増えそうだし、「ブレーメン」のオーケストラの部分のトランペットも良かった。ブレーメンのアウトロ部カッコいいわ~。

シングルが多めで楽しめたかなと。


続いてアラハバキステージにて「ねごと」です。

全員20歳そこらのガールズ4Pバンドのねごと。
CD聴いた限りでは大好きなバンドで楽しみにしてた。

セットリスト

1.インストゥルメンタル
2.透き通る衝動
3.ループ
4.七夕
5.メルシールー
6.カロン

でも正直、想像以下だったかも・・・。
第一に、音のバランスが悪い。ギターが異常に音が大きかったりするから調和してなかったりする。ベースは低かったし。
ボーカルの幸っちゃんも声量があんまりないし。
単純に迫力が全然ない。やはり経験不足からなのか。
とりあえず全員大学卒業してからが勝負のバンドだろう。
曲単体はいい曲ばかりなので良かったけど。

余談だけど、ドラマーの小夜子のMCはあまりに声がアニメ声で可愛すぎる声で会場がざわついたという・・・。


ここから急いでハタハタステージにて「クラムボン」を観ます。

「サラウンド」を途中からギリギリ聴けたのはまあいいとする。後は新曲とか古い曲。
ちゃんとガッツリ観てみたかったのはある。


続いてミチノクステージにて「Cocco」を観ます。

去年のロッキンオンジャパンフェス以来、二度目の観戦。
その時は当時の最新アルバムを中心に展開したから楽しくなかった。
でも今回は最近リリースしたベスト盤中心の曲だったから、昔のヒットも多くて口ずさめる曲ばかりですごいいいライヴだった。

セットリスト
1.音速パンチ
2.インディゴブルー
3.強く儚い者たち
4.Raining
5.樹海の糸
6.ポロメリア
7.花柄

魂を込めて歌ってるのがわかる圧巻のステージでした。
相変わらず情緒不安定なのか、感受性が豊か過ぎるのか、曲間のほとんど泣いてましたが・・・。

最後の曲の「ぶっ殺す」という歌詞・・・、度肝抜かれましたわ。


続いてハタハタステージにて「エゴラッピン」を観ました。

森の妖精モリゾーみたいな全身緑色の誰も真似しない独特のファッションのよっちゃんです。

エゴは大ファンだからもちろん楽しみにしてた。
でもセットリストがイマイチだったかも・・・。
去年出したアルバムから何曲かやるのはわかるけど、「Dear Mama」なんかファンでも盛り上がるわけ無いしさ・・・。

セットリスト
1.サイコアナルシス
2.a love song
3.Dear Mama
4.love scene
5.GO ACTION
6.BRAND NEW DAY

「a love song」と「love scene」は似たようなスカソングだし、「GO ACTION」と「BRAND NEW DAY」はどちらも盛り上がるけど似たようなアッパーチューンだし・・・。
「色彩のブルース」か「くちばしにチェリー」のどっちかやってほしかったけど。
ま、良かったのは良かったけども、普通にもの足りないわな・・・。


続いてハナガサステージにて「KIMONOS」を観る。

「ZAZEN BOYS」の向井とLEO今井のユニットのキモノズ。

向井が普通のロックに飽きてYMOみたいな音楽をやりたいのか?といった音だったが、ライヴは意外や意外、かなり楽しめた。

セットリスト
1.Miss
2.Haiya
3.Yureru
4.No Modern Animal
5.Mogura
6.Soundtrack To Murder
7.Almost Human
8.Tokyo Lights

前半は打ち込みだったが、後半は生ドラムになり、しかも生ドラムの方が断然踊れたんだよね。
普通にロックでしたね。楽しかったです。


そして今日最後はハナガサステージにて「女王蜂」を観る。

謎のバンド女王蜂だが、ライヴがすごいとの情報により確かめたくて遅くまで待ってた。

そもそもバンドメンバーの性別すらはっきりしない。
ボーカルのアヴちゃんはどうやらニューハーフなんだろう。
後は多分女だと思う、といっても自信はない。ベースは確実女だろうが。
特にドラムは男顔負け(女だよね!?)のパワフルなドラミングだったし。ギターもかなり上手い。
4人全員がヤマンバギャルメイクしてるのである。

音はパンク寄りのハードロックで、プラス独特のダンスビート、そして歌謡的な印象も受ける。

ボーカルのファルセットからのダミ声の切り替えがまたすごい!
どこからどうやって声出してるのか、男とも女とも言えないキモチ悪いボーカルなんである。

ちょっとイロモンっぽいが、バンドの実力は確かなものだ。
来月メジャーデビューするので、それも楽しみだし、世間がこのバンドをほっとくわけがない。
今後の女王蜂の動向には目が離せない。


以上、ガッツリ観たライヴのみじっくり書いてみました。

その他の出演者たち。
「サンボマスター」「東京スカパラダイスオーケストラ」「斎藤和義」「ハナレグミ」「SEKAI NO OWARI」「モンゴル800」「スチャダラパー」「eastern youth」「JUN SKY WALKER(S)」「THE BACK HORN」「the pillows」「LOVE PSYCHEDELICO」など。


そんなわけで1日目の終了は21時半過ぎ。
遅刻したからその分夜遅くまで観戦してました。

1日目はロックフェスに一番最適な薄曇の天気だったので、体調も良好なままハシゴできてよかったです。

2日目も頑張ります!!

チャットモンチー全国ツアー ”YOU MORE 前線”

2011-07-20 23:36:35 | ロックライブ
チャットモンチーのアルバム「YOU MORE」を引っさげての全国ツアー「YOU MORE 前線」が盛岡で行われたので行って来ました。


当初の盛岡公演は5月に予定されていたが、地震の影響で7月に延期されたのである。

会場は岩手教育会館。
迷いながらも何とか到着。

ツアーTシャツを購入してから会場入り。

客層は10~20代がほとんど。そりゃそうだ。
男がやや多い。男:女が6:4くらいでした。

ホールだから席に余裕があるから落ち着いて見られて、若くない自分には助かる。

なんだかんだで開演。

パッチワーク柄の珍しくオシャレなシャツにTシャツを腰に巻いて、そしてお馴染みのオッサンが履く様なスラックスファッションのえっちゃん。
白のフリフリなワンピースにお馴染み金髪なアッコちゃん。
ストローハットに黄色のTシャツのクミちゃん。
そんな最強3ピースが颯爽と登場。

スターティングナンバーは「桜前線」だ。
キーボードをワイルドに弾くアッコちゃんがかっこよかった。

次いで「レディナビゲーション」「少年のジャンプ」と最新アルバムからのキラーチューンが続く。

そしてロックアンセム「シャングリラ」でタテノリダンス。

次の「謹賀新年」でみんなでお祈りした後事件は起こった!!
えっちゃんのエフェクターが壊れたのだ!!
「シャングリラ」から異変は感じられたが、ここでとうとうぶっ壊れたみたいだ。
ギターを弾くのを諦めたえっちゃんは、マイクのみで唄う事に専念した!!
それはまさにアイドル歌手の如く、ロックとは懸け離れたただのカワイイシンガーなのでした。
今更だけど、やっぱりえっちゃんはまだまだカワイイです!!

ローディーがエフェクター修理する事10分強、緊急事態に3人ののほほんトークで何とか繋げる。

修理してその後は「バースデーケーキの上を歩いて帰った」を披露。
会場のオーディエンスに今日誕生日の人を訊いたら結構いて、しかも自分の席の隣の兄ちゃんも誕生日だったのだが、そいつらに造花をプレゼントし、会場ののみんなで祝おうという演出付き。

その後もアルバム収録曲を中心に展開する。

終盤はハードロックにまとめあげていて、「真夜中遊園地」「Last Love Letter」「拳銃」と、チャットモンチーの真価はハードロックにあり!と謂わせる強烈な演奏を披露した。
ここらへんはさすがのチャットモンチーで、カッコ良過ぎでちょっと泣いたね。

最後は「余韻」にて終了。
この曲は自分と彼女とのテーマソングと勝手に決め付けてるので、感慨ひとしお。
アウトロ部の演奏は圧巻で、曲が終わると会場はあまりの素晴らしさに呆気に捕られて静まり返ってしまった。
そんな微妙な状態で本編終了。

アンコールは「恋の煙」「風吹けば恋」「ハナノユメ」と、必殺チューン連発にて盛り上がらないはずもなく、気持ちよく盛り上がれた。

終演後は3人揃って頭を下げて感謝の意を告げて帰るという、なんともチャットモンチーの真面目さを表わした感動の光景であった。

ツアーグッズのバッヂの売上を震災に遭った学校に寄付するとは言ったが、それ以外は地震の事にはあえて触れず、ただ自分たちがやるべきライヴを全うするという使命感が充分に感じられたプロフェッショナルなステージだった。

今回のアルバム「YOU MORE」は評価が低いのは仕方ないし、盛り上げれる曲も少ない。
それに加えてのアルバム以外の演奏した曲もあまり好みではない曲もあって、全体的には大満足とはいかないが、それでもさすがのチャットモンチー、男顔負けのロックライブであった。

それと、何故かは知らんが、えっちゃんの歌い方が変わってしまっていて、小節の語尾のフレーズを無駄に溜めて伸ばす、というベテランの演歌歌手みたいな歌唱法になってのが逆に笑えた。
いやー、なんでそうなったかわからんけど、ま、面白いのでいいとする。

そしてえっちゃんは何故か自分のことを「えっちゃん」と呼ぶブリッコになったのもまた面白い変化である。


久し振りにチャットモンチーのライブを観たけど、やっぱり彼女たちは別格である。
まさに「ロック界のなでしこジャパン」だなと思った。


セットリスト

1.桜前線
2レディナビゲーション
3.少年のジャンプ
4.シャングリラ
5.謹賀新年
6.バースデーケーキの上を歩いて帰った
7.草原に立つ二本の木のように
8.東京ハチミツオーケストラ
9. Boyfriend
10.バスロマンス
11.涙の行方
12.染まるよ
13.真夜中遊園地
14.Last Love Letter
15.拳銃
16.余韻
アンコール
17.恋の煙
18.風吹けば恋
19.ハナノユメ

EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX “デッドヒートツアー”

2010-10-05 23:19:57 | ロックライブ
EGO-WRAPPIN'のライヴ@青森クォーターに行ってきた!!

久し振りのワンマンのロックライヴであり、久し振りの青森クォーターのライヴであり、久し振りのEGO-WRAPPIN'のライヴである。

実は初めてのライヴハウスでのライヴを体験したのはEGO-WRAPPIN'のライヴでした。6年前ですかね。

その時は青森クォーターの場所がわかんなくて、通りすがりのギャルに聞いたら、「三角の建物の向かいにありますよ」と丁寧に教えてくれた。
三角の建物を探して進むと、アスパムの斜向かいに人だかりが出来てたので、そこがクォーターなのかと初めて知った。
それにしても三角の建物ってアスパムの事かよ!?それくらいわかるっちゅうの!と思ったけど、県外の人だと思われたのか、親切に教えてくれたのだね。ま、どうでもいい話。

その初めてEGO-WRAPPIN'を観たのが「merry merry」のツアーライヴで、次の「ON THE ROCKS!」のツアーライヴにも参戦した。

前作アルバム「EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX」のツアーでは青森を訪れていないのだが、ツアー中にちょうどアラバキロックフェスがあり、そこでアルバムを中心にしてのライヴをしたので、物足りなかったけどツアーライブの感覚を味わった。

もちろん今回は「ないものねだりのデッドヒート」という新作アルバムのツアーライヴです。
青森でのワンマンライヴは「ON THE ROCKS!」ツアー以来なので4年振りになります。

ライヴ前日にやっとCDレンタルして急いで予習しました(ファンだったら買えっていう話だが)

この日のライヴの開演は20時!!遅い!!
さすがEGO-WRAPPIN'のライヴ、大人の時間である。

でも開場は19時で、1時間前から並ぶのも面倒だし、しかも雨降ってたから、ギリギリ間に合えばいいやと思って到着したら30分前だった。
なのでツアーTシャツを購入したり、ゆったりとバーボンソーダを呷りながら時が来るのを待った。

クォーターのキャパは300人強だが、恐らく今回は200人強入ってたかというところ。
6年前はすごい客数だったと憶えてるが、ま、時が経てばそうなるのは仕方なし。

EGO-WRAPPIN'のファンは大抵がオシャレな人たちである。
ま、ファン層は自分と同じ30歳前後が多かったかな。

そんなわけで待ちに待った開演です。

グレーのスーツにリーゼントなロカビリーファッションのよっちゃんこと中納良恵。
背中に天子の羽、しかも真っ黒な羽という、あいかわらず誰も真似しないような奇抜なファッションで登場。
森雅樹はバッドマンキャップにスカジャンとサングラスのシーナ&ロケッツみたいなファッション。

そしてバックバンドは「THE GOSSIP OF JAXX」。
サックス、トランペット、キーボード、ベース、ドラムのクインテットプラスEGO-WRAPPIN'のメンバーです。

1曲目はアルバムのスターティングチューン「デッドヒート」で盛り上がり。
50年代を感じさせるロックンロールサウンドにエゴの独特のエッセンスを盛り込んでる不思議なナンバー。

そして2曲目もアルバム2曲目「Bell 5 Motel」で、チェッカーズみたいなサックスリフが印象的なナンバー。

最新アルバムを中心に展開するのは当たり前だけど、前作のアルバムの曲も多かった。
「だるい」「Whammy Kiss」「morning star」など。
なんでだろ?と思ったが、よくよく考えてみると、前作からバックバンドのTHE GOSSIP OF JAXXとの濃密な連携が生まれたようなので、前作にも固執するのもわからなくはない。

その後「スカル」ではスカルらしく、ガイコツダンスを披露してくれたよっちゃんとホーンの2人。
暗闇に光る蛍光のガイコツたちに観客たちがほのぼのした雰囲気に。

「方舟」では、よっちゃんがマトリョーシカをテルミンみたいに操ってるのが印象的だったが、あれは列記とした「マトリョーミン」っていう楽器なんだって。

そして名曲「色彩のブルース」も披露。
そこまで好きというわけじゃなかっけど、改めて聴くとやっぱり名曲でした。
青森が生んだブルースの女王・淡谷のり子に捧ぐ。

過去の傑作「a love song」を彷彿とさせるハッピースカソング「love scene」で踊り、次いで「GO ACTION」「BRAND NEW DAY」で観客はハネト状態。
大いに踊り狂ったところで本編終了。

アンコールでは片方の肩を大胆に露出したセクシーな衣装にてよっちゃんとみんなが登場。

アンコールはアルバムラスト曲「moment to moment」でアンプラグドに仲良く輪になって演奏。

次いで「サイコアナルシス」をロカビリーなライブバージョンで火照らせておいて、最後は「くちばしにチェリー」で〆。もちろんこの日一番盛り上がりでした。

メンバーが去り、大満足したところでさぁ帰るかって思ってたら、観客が更にアンコール要請。
さすがにそりゃ無理だべ、って思ってトイレに行って帰るかなーってところで歓声が湧く。
急いでステージの方へ向かうとメンバーが!!
まさかまさかのダブルアンコールでした!!

過去いろんなライヴ行ったけど、ダブルアンコールなんて観たこと無かったので本当に驚いた。

一回目のアンコールは予定調和だけど、二回目のアンコールは本当に観客とアーティストが一体にならないと起こらないわけで、それがここで起きたのは奇跡である。

本当予定外なので、何の曲やるかは決まってない。
よっちゃんが「何聴きたい?」って観客に尋ねる。
答えはばらついてたので、総合的にまとめてこの曲になりました。「かつて・・・。」です!!
いやー、この曲も大好きなんだよね。
アルトサックスの恍惚のソロから始りるしっとりとしたエゴらしい大人のナンバーである。

そんなわけで超満足にて終了しました!
アルバムツアーなのでアルバム曲は全曲、そしてシングルも全曲(4曲しか出してないけど)やってくれたので良かったかなと。
欲を言えば「PARANOIA」と「Nervous Breakdown」も聴きたかったけど、そこまで我儘言っちゃいけないね。

いやー、EGO-WRAPPIN' のライヴはさすがです!
よっちゃんの圧倒的ボーカル力は全く持って劣ろうところを知らないし、ギターよりホーンより音が大きかった。

何よりファンたちがあたたかくて、盛り上がり方も半端じゃなくて、MCでも積極的に話し掛ける厚かましさもライヴをメンバーたちと一体とさせる有り難い要素でもあった。
こんなダブルアンコールまで生んだ素晴らしいファンを育て上げるのがEGO-WRAPPIN' の音楽性と人間性から来るんだよね。

EGO-WRAPPIN' はこれからも唯一無二のアバンギャルドな音楽を提供し続け、僕達の心を捕まえて離さない事でしょう。

AOMORI ROCK FESTIVAL '10  ~夏の魔物~

2010-08-21 21:24:44 | ロックライブ
「AOMORI ROCK FESTIVAL'10~夏の魔物~」に行ってきた。
(この記事書いてる時間もまだ終わってませんけどね)

毎年ながらの、そんなにでもないな~ってラインナップでお送りするアオモリロックフェスでございますが、今年も変わらずのマイナーっぷり。
なのに、今年はまさかの2デイズ!!

1日目は地元のアマチュアバンドと、インディーズ系の若手バンドが出演。
2日目は結構有名どころ、そして古株どころの出演。

1日目は行けてないけど、注目されてるバンドも結構多い。
個人的に観たかったのは「The Mirraz」「Droog」「SISTER JET」「QUATTRO」「a flood of circle」「LAZYgunsBRISKY」とか。あと若手じゃないけど「つしまみれ」も。
いや、1日目の方が魅力的だったかも・・・。
やっぱりロックって若者の衝動的なパワーを発する音楽じゃん。どっちかっていうと若さ漲るライヴアクト観たいじゃんか。ベテランの落ち着いたロック聴いてもなぁ(それはそれでいいんだけどさ)

1日目の注目バンドたちが2日目に出りゃいいのによ、と不満に感じながら臨む2日目です。

開演9時半なので、朝ゆったりと起きて会場の「つがる地球村」に向かう。

まずオープニングアクトが主催者がボーカルのバンド「THE WAYBARK」なので、これは観なくてもいいから次の「神聖かまってちゃん」目当てだった。

地元なのにちょっと道を間違って、会場着いたら10時。そしたらもう「神聖かまってちゃん」演奏してた。

神聖かまってちゃんはボーカルのの子を中心とした4人組みバンド。
自身のホームページにて新曲を動画とともにアップし、その奇妙な言動が話題になってる。

で、その曲終わったら、最後の曲だって!!30分しか経ってないのになんでだ!?(ウェイバーの演奏とか転換含めても早過ぎる)
で、メンバーが「最後の曲何いい?」って観客に聞いてきた。決めてないのかよっ!?と思いながら、観客たちは「ロックンロール!!」の声が多く聞こえた。そしてそれに応えてくれました。
おぉ、あの名曲まだやってなかったのか!天の助けだ。
そんなわけで最後の曲は「ロックンロールは鳴り止まないっ」です。これはロックの名曲です。
ま、これ聴けたから良かった。

結局2曲しか聴けなかったけど、かまってちゃんの感想。
新人ってのもあるので、演奏はイマイチ。の子も自認してたし。
パンクバンドだから演奏関係ない、って開き直るような位置にいるわけでもないので、今後とも演奏力身につけて欲しい。
で、の子は想像するほどキモチ悪くなかった。でも言動はキモチ悪かったけど面白かった。
MCはメンバー全員にこやかに喋るのが好印象でした。
今後機会があったらもっと観たい。

そして、これから続々アーティストが登場していきます!!
でも、観たいバンドが当分いないので、出掛けるという・・・。
五所川原まで行ってラーメン食って、森田村のマイナーな温泉に入ってゆったりするという、ロックフェス中に通常は考えられない行動だけど、アオモリロックフェスなんてこんなもんでいいのだ。
例年は友人と一緒に臨んだこのフェスだが、今年は1人で観る事になったので気軽に出かけてました。

で、帰ってきてまず見たのが「iLL」です。
イルは元スーパーカーのナカコーのソロプロジェクトです。
ライブでは普通のバンド構成なのが驚きでした。

ライブでは3曲しかやらなかったけど、全部知らない曲だったし、スーパーカー時代から変わらずの声量のなさったら・・・。
スーパーカーのライブもこんな感じだったのかしら?(でもスーパーカーは名曲が多かったから盛り上がっただろうが)
そんなわけでそんなに盛り上がらず終了。
唯一、キーボードの音がメロトロンの音みたいで、優しい電子音だったのが好印象だった。

続いては「フルカワミキ」登場!!
彼女も元スーパーカーですね。なので、好きだったスーパーカーがこのアオモリロックフェスで復活です!!だってバンドメンバーのギターはナカコーが担当するのだから。

初めてミキ生で観たけど、めちゃめちゃ可愛いです。
相変わらずの猫顔してて、しかも顔とても小さい!アイドル顔負けである。

曲は「Coffee&SingingGirl!!!」から始めたのでそりゃ盛り上がる。
あとは知ってる曲もあったけどそんなに定かではなく、シングルはやらなかったと思う。
それでも満足なステージでした。

バンドメンバーが、ミキがベース、ナカコーがギター、他にベース、ドラム、打ち込みのリズムボックスと、リズムが厚過ぎるのが気になったが。

スーパーカーのライヴ観れなかったので、ここで観れて嬉しかったです(違うもんだけど)。
これにいしわたり淳治が来たら最強だが、多分仲悪いから無理な話である。

長めの休憩して、次に迎え撃つのは「ミドリ」である。
結構有名なのでスタンディングゾーンの客は多かった。

後藤まりこはセーラー服を卒業したので、普通のTシャツでした。

ライブは「ゆきこさん」「どんぞこ」他。ま、全部知ってる曲で、5曲やったか。
最後はごまりが観客席中央部まで歩きながら歌ったのが印象的でした。

ちょっと前は好きでミドリよく聴いてたけど、正直飽きちゃった・・・。ま、パンクってそういうもんだよね。しょうがない。
ごまりのライヴアクションって恐すぎるのもあるし・・・。パンクだから当たり前だけど。

で、ちょっと仮眠してから観たのが「人間椅子」である。
青森出身のベテラン3Pハードロックバンドです。もちろん初めて観る。

小学校から中学校あたりにABAで「人間椅子倶楽部」という番組あった。日曜日の深夜に放送してた。
いつもザッピングしてると気になって、でもいつもトークコーナーを数分しか観たことない。
後半にライブコーナーがあったらしいが、観た記憶が無い(多分全日本プロレスを観てたからだと思うが)

肝心のライヴであるが、知ってる曲はもちろんゼロだけど、さすがベテラン、堂々たるもんだった。
芯が通ってて、抜群の安定感を持ちつつ、ギターテクもすごい。
ポップさ全然ないけど、全然飽きない、楽しいライヴだった。

続いてこの人間椅子をバックバンドに引き連れて「ROLLY」が登場!
ド派手な衣装が胡散臭いけど、それが逆に彼の魅力だね。

「すかんち」の曲を中心にやったらしいが、すかんちの曲知らないので盛り上がらなかったが、まぁ、演奏が面白かったので良しとする。

この時点で18時半近く。
でもアオモリロックフェスはまだまだ終わらない!!ここからまだ8組も控えてる。いつ終わるんだって話である。
ま、でもこれ以降観たいアーティストいなかったので帰りました!!

ほんの一部しか観てないけど今年のアオモリロックフェスの感想。
ま、いつもどうりのアーティストのマイナーさは否めないし、今年は特に目玉がいなかったかなと。
去年は「サンボマスター」がいたし、一昨年は「くるり」と「ブラフマン」がいたし・・・。

そしてあいかわらずのセキュリティーの甘さ。
チケットなくても余裕で会場に入れます。警備も薄々。
さらに駐車場の誘導も完全に人員不足だし。
会場の観客席の禁止エリアに入っても注意されるわけでもなく・・・。
他のフェスなら考えられないけど、トラブルもなかっただろうからそれがアバウトでピースフルだからいいじゃないかと言われればどうなのかな?

誉められるところは、飲食ブースの料金の安さ。
食べ物は買わなかったけど、冷えたドリンクが150円って、普通の値段だしね。

あと、ゴミ拾いのスタッフ頑張ったなぁ。ゴミ落ちててもすぐ回収してたからきれいだった。さぞ暑かったろうに。

そう、この日は32度くらいあったのかな?
暑くて会場にいたくなかったから、あんまり多くのライブ観なかったのもある。

そしてこの日も頑張ってたのが「アントーニオ本多」である。
転換中のMC担当の小太りのプロレスラーです。
この人かなりの博学で、話面白いんだよね。だからライブより転換中のMCがメインだったりする時ある。
今日はあんまり観なかったけど、面白いトークでした。ま、でも全体的にすべってた感もあるが、転換中にアーティストに気を遣いながら、邪険にされながらあそこまでトーク出来たら誉められて然るべきである。
今年もありがとう、本多よっ!!

そんなわけで、今年は例年より盛り上がれなかったアオモリロックフェスでした。
こんな事言ったら元も子もないけど、何せ数週間前にロックインジャパンフェスに行ったばかりだからねぇ・・・。そりゃ目劣りしてもしょうがないわな。

来年は2日に分けないで、人気はなくても、勢いのあるアーティストを1日に集中させてやって欲しいなぁ。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010 (3日目)

2010-08-11 23:32:31 | ロックライブ
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」の3日目です。

二日連続でコンビニ駐車場で車泊。
そこそこ睡眠はとれたので、今日も出来るだけ多くのライヴに臨みたいところ。
10時半頃に会場入り。

まず「ウイングテント」という3千人収容の屋根つきステージへ。
ここで「OKAMOTO'S」を観る。

全員まだ10代のフレッシュな若手バンドであります。
「ラモ-ンズ」みたく、全員名字が「岡本」に改名してます。

メディアなんかでみるところでは、メンバー全員の音楽知識の幅がものすごい広い。
でもジャンルレスな音楽性ではなく、60年代後半な音作りが多い。
特にザ・フーの影響が大きいだろうし、実際アルバムでザ・フーのカバーもやってる。

ちなみにドラムスが立って叩いてたのがすごかったが。

ライブの内容は、粗も無く、なかなやるなって感じだったが、曲も似てるのが多くて、もう少し音の多面性が欲しかったかなと。
ま、まだまだこれかのバンドなので、今後に期待しましょう。


そしてここにきて初めて「DJブース」に行ってみた。
屋根付きの2千人くらい収容のステージだが、ここではライブはなく、DJがずっと曲流しているブースである。
だからここに来る事はないだろうと思ったが、他に観るものなかったので来てみた。

そこでDJプレイするのが「エレキコミック」の「やついいちろう」です。

去年まではラジオで「エレ片のコント太郎」聴いてたんだけど、今年から首都圏でしけ聴けなくなったので、エレキコミックとの距離感も薄くなってしまった。
ちょっと前までお笑いブームだったのに、その波に乗り切れなかったエレキコミックであるが、やっつんのフェイスはもっとフューチャーされてもよかったのになぁと思ったものである。

ま、それはそうとDJブースだが、ものすごい人だった!!
テント内に入りきれない人も山ほどいて、3,4千人はいたんじゃないかと。
エレキのやっつんってそんなに人気あるの?って疑問でした。
でもやっつんのロック好きは定評があるし、自身ミックスのDJアルバム出してるくらいだから、人気があってもおかしくはないかもね。

ほぼしゃべりナシで、ノンストップで踊れるロックチューンをバンバンかけた。大体はそのアルバムから。
マキシマムザホルモン「恋のメガラバ」、9mm「Black Market Blues」、ドラゴンアッシュ「Fantasista」、チャットモンチー「風吹けば恋」、東京事変「群青日和」、郷ひろみ「GOLDFINGAR'99」、MINMI「シャナナ」など。
どうでもいいけど、リップスライムの「楽園ベイビー」かかって、会場のほぼ全員は踊り狂ってたが、自分は微動だにしなかったのは、自分を誉めてあげたいと思う。
最後はtrf「サバイバルダンス」で〆。

太陽を避けて木陰に逃げたので、ステージはほぼ見えなかったが、別にライヴしてるわけじゃないから見えなくてよかったわけで。
ちなみにやっつんは諸葛孔明のコスプレしてたらしいが、三国志に興味ないから変な格好してるなくらいにしか思わなかったが。

続いて、シーサイドステージにて「モーモールルギャバン」を観る。

なんだか怪しい見た目の3人組バンド。
パンツ一丁のエスパー伊藤みたいなドラム・ボーカルと、女の子のキーボード・ボーカルとベースの男の構成。

ちょっと期待してたのだが、実際あんまり良くなかった。
キラーチューンらしい「パンティ泥棒のうた」ってのがあるらしいが、それもやらなかったし。
ポップバンドなのにポップでないのが致命傷というか・・・。

ここでTシャツ着替えに会場外の駐車場へ。
どうせなのでそこから歩いて近くのうどん屋にて昼食。
会場内の飲食ブースが高過ぎるので節約です。

遠出したら時間がなくなって「奥田民生」みるつもりだったが、間に合わなくなっちゃったので予定変更。

なのでレイクステージで「ZAZEN BOYS」を観る事に。
ザゼンは去年のアラバキで観たので二回目。

あいかわらずのセッションバンドで、インプロビゼーションを基本としたアドリブセッションが多いバンドだ。
アイコンタクトとかでタイミング合わせたりするのだろうが、ギタリストは常に前見て弾いてるから、そこらへん合わせるのは絶妙である。

でもやっぱりキーボード弾くよりは、ギター掻き鳴らす向井が見たいなぁ、って思ったり。
次もあるので前半だけ観て後にしました。

そしてグラスステージにて「Dragon Ash」を観る。

ドラゴンアッシュが売れ始めたのはヒップホップに傾倒してからなのでそのイメージが強いが、彼らはあくまでミクスチャーバンドである。
最近はラテン色がめっぽう強いが、ライヴ前半はラテンなナンバーが多かった。

それでもやっぱりヒップホップ曲も多く、「ラッパ我リヤ」他、ゲストが多かった。
解散したスケボーキングのカバーもやった。

もちろん一番盛り上がったのは「Fantasista」でした。この曲めちゃめちゃカッコいいから大好きだからやってくれて嬉しかった。

ここからウイングテントへ移動し「MASS OF THE FERMENTING DREGS」を観る。

大好きなマスドレなので、出来るだけ前で観たかったので、頑張って前から5列目辺りまで行けた。

あいかわらずのワンピース姿のリアル座敷童子のなっちゃんと、世界一カッコいい女ギタリストチエミと、爽やか爆裂ドラム青年いさこんの無敵トリオです。

このライヴの4日前にリリースしたばかりのニューアルバムを中心にやるのかな?と思ったが、そこからは二曲のみ。
「ゼロコンマ、色とりどりの世界」から始まり、「ワールドイズユア-ズ」「ひきずるビート」「ハイライト」「かくいうもの」で盛り上げ盛り上げ、最後はお馴染み「ベア-ズ」で締め。

たった6曲・・・。30分も至ってない、物足りないったらありゃしないライブだった。

バンド内のテンション、ケミストリーは益々上昇しているような、素晴らしいライブステージでありました。
マスドレの進化はまだまだこれからだぜっ!!

続いてグラスステージで「チャットモンチー」、といいたいところだが、まだ前のバンドが演奏中。
そいつらは「グループ魂」でした。

いやー、このライブはダメすぎる!(ファンの人すいませ・・・、いや、やっぱり謝らない)
所詮、劇団「大人計画」の副業コミックバンドでしょ。こんなのメインステージにだしたらダメだわ。
しかもえげつない下ネタ連発で、引いたわ(女の人もっと引いてたけど)。WOWOWOWではカット確実ですね。
マナー最良の自分でさえ、曲終わっても拍手してなかった気がする。
だったら観なけりゃいいじゃん、って話だが、次のチャットの為に、出来るだけ前に移動しにゃならんわけで、グラスステージの場所取りは大変なのである。
なので仕方なく我慢してたらやっと終わった。

そんなわけでグラスステージのトリ前は「チャットモンチー」です。
5月のB面ツアー以来のチャットライヴです。

頑張って頑張って前から15列ほどのところまで行けた。
その後、もみくちゃになって10列くらいまで押し寄せた。

セットリスト
1.世界が終わる夜に
2.Last Love Letter
3.愛捨てた
4.シャングリラ
5.8cmのピンヒール
6.風吹けば恋
7.とび魚のバタフライ
8.ここだけの話(新曲)
9.染まるよ
10.恋の煙
(順番あやふや)

感想だけど、まあまあ盛り上がった、っていうか当たり前だけど物足りない。
夕方の時間帯だってので、それに似合う曲(「世界が」「染まるよ」)やっただろうが、個人的にチャットのミドルテンポの曲あんまり好きじゃないのよね。
「愛捨てた」もそんなに盛り上がるわけじゃないB面の曲なのに、最近のフェスでは定番らしい。
それ以外の曲に付いては文句は無いかな。

あと「ここだけの話」だけど、新曲披露してくれたのが嬉しかった。
AメロはNHKのみんなのうたっぽい感じで、感想部の演奏はハードロックでしたね。
キャッチ-な感じではなかったので、すぐ良さはわかんなかったけど、リリースを楽しみにしましょう。

去年のアラバキでも感じたけど、チャットって野外フェス向きじゃないのかも。
そりゃチャット観れるなら場所はどこでも構わないけど、屋内の方が断然いい。
狭いライヴハウスで手の届く所で観る方が多かったから、巨大な数万人ステージでみると違和感があるし、ああいう巨大ステージだと本領発揮出来てない気がする。
ま、それでもチャット観れたからいいとする。

そしてグラスステージにて、このフェスの大トリを飾るのが「YUKI」です。

ジュディマリは大好きだったし、ジュディマリのライヴを観れる事無く解散に至ってしまったのは悔やまれるが、その代わりといってはなんだけど、ユキのファンという訳ではないけど、こりゃ観なくてはならんって事で。

まずはピアノ一本で歌い上げる「プリズム」で静かに始まる。
そして17人編成のビッグバンドを引き連れての豪華な曲調による「ランデヴー」「うれしくって抱きあうよ」などの最新アルバムから中心に展開。
他に「ハミングバード」「長い夢」なども披露。

ユキの歌声はジュディマリ初期から全く変わっていないし、あのキュートさも全く変わっていない。これって奇跡なのでは?

チャットの流れで前の方で観れたけど、大トリだから早めに帰らないと出庫も大変なので遥か後ろの方で観たが楽しめたし、彼女は問答無用のカリスマだなぁとしみじみと感じたものでした。

最後は「COSMIC BOX」が流れる中、アンコールもパスして会場を後にした。

そんなわけで、全日程終了~!!

三日間に渡って山ほど観たライヴの中での私が選ぶベストライブアーティストは「サンボマスター」に決定です!!
彼らのライヴは凄まじいエネルギーを放出し、心地よい暑苦しさの中で、ロックの素晴らしさを説いてくれた。
全くのファンじゃないのにあそこまで感動させてくれるバンドはそうそういない。
一曲目から聴けなかったのが悔やまれるところ。

運無し芸人の自分だが、大きなトラブルも無く、3日間とも晴天で有り難かった(暑過ぎたけど雨降るよりはマシ)。大概スムーズに事が進んでいったのは自分でもびっくり。
疲労困憊で体力使い果たしたし、金も大分かかったが、マイナス面よりプラス面の方が遥かに多かった。
このフェスで自分はロックに真面目に取り組んだと自負できる。

予想していたよりはいろんな面で、意外となんなく過ごせたので、来年も行きたいなーって余裕こいたりして。ま、未定だけどね。

フェス出演者、スタッフ、関係者のみなさん、暑い中お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
心の底から楽しめた三日間のロックの祭典でした。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010 (2日目)

2010-08-10 14:01:47 | ロックライブ
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」の2日目です。

前の日に会場から車で10分ほどのところにローソンがあり、駐車場も広いし、他のフェス参加者の車も少なく、しかも近くにすきやや幸楽苑やココスなんかがあって、食事にも困らない場所だったので、そこで車泊。
窓全開で寝てたら蚊に何ヶ所も刺されて、ま、熟睡は出来なかったが、そこそこちゃんとした睡眠はとれたので、そこからまた会場へ。

さて2日目であるが、前日の事もあって、このフェスの勝手を知れたので、今日も有意義に多くのライヴに臨む。

2日目と3日目がサマーソニックとカブるっていうのもあり、客が減ったらいいなぁと思ったけど、実感はない。

今日の一発目は、サウンドオブフォレストにて「BIGMAMA」を観る。

ビッグママは、5人編成のメロコアバンド。しかも英語詞が多いパターンのやつ。
英語メロコアは私の大嫌いなジャンルです。じゃ、何故観るのか?それは、メンバーにバイオリンがいるからです。しかも女。

メロコア+バイオリンって編成は、「YELLOW CARD」っていうアメリカあたりのバンドで聴いた事あった。ま、期待外れであったが。
それと同じ様な編成を組んでるのがビッグママである。
以前なんとなく聴いてみたが、やはりそんなんでもなかったし、やはり土台はメロコアだからそりゃしょうがない。

で、本題のライブであるが、これがまた意外と良かった。
曲によってはバイオリンがメロディパートを取ってるのが多いのもあり、クラシックのフレーズ引用(ビバルディの「春」やパッヘルベルの「カノン」など)したりして、クラシック土台のメロコアって風に変わってきたのであろうか。
新しくリリースされるアルバムが「ロックラクシック」というタイトルらしく、それだけでも期待が少し持てそうだ。

バイオリンの真緒は、ロックというジャンルに飛び込んできただけでも有り難いが、このバンドに留まるような器ではない(ファンの人すいません)
彼女は逸材だが、でも他に彼女を使いきれる有能なロックバンドも目に付かないから、このビッグママで彼女がリーダーシップをとっていける体制になればもっといいバンドになるであろう。
またライブがあったらみても良いかもしれない。

続いてメインのグラスステージにて「吉川晃司」を観る。

ま、自分は吉川晃司世代ではないが、なんか面白そうだから観てみようと。
が、意外といったら失礼だが、結構盛り上がったのである。

曲もコンプレックスの「BE MY BABY」から始まり、「モニカ」「にくまれそうなNEWフェイス」「RAIN-DANCE がきこえる」「アクセル」などヒットシングルを多くやってくれたのが嬉しかった。

そしてステージアクションが凄いのだ。
2Mくらいの高さにあるシンバルを回転ジャンピングハイキックで蹴るという荒業を披露。しかも2回も。
説明が難しいが、仰向けになってから縮こまって、手の力と反動で起き上がるやつあるじゃない?あれを手を使わないで、首の力で起きるという、超絶的な運動神経をみせてくれました。
歌もアクションも楽しませてくれたステージでした。

そのままの流れでグラスステージにて「9mm Parabellum Bullet」を観る。

9mmも観るたびに人気が増えている気がします。観客も多かった。

相変わらずの暴走気味のステージアクションでした。
曲は「Black Market Blues」「Termination」「Vampiregirl」などキラーチューンをお見舞いしてくれた。
でも残念ながら他のも観たかったので、前半だけしかみれなかった。

そしてレイクステージにて「SHAKALABBITS」を観る。

シャカラビも長いバンドであるが、UKIもまだまだ若くて可愛い。

前半が知らない曲が多かったのもあるし、やっぱり英語メロコアはキツイって事で、ここも前半だけみて後にした。

そんなわけでサウンドオブフォレストにて「YUI」を観る事に。

CDは売れているから人気はあるはずだろうが、なぜか小さいステージのサウンドオブフォレストでのライヴ。
でもYUIは森の中が似合うし森ガールだし(「森ガール」の意味よくわかってないが)、太陽浴びたら死んでしまいそうなので(「本人主演の「タイヨウのうた」のイメージから)、このステージがいいんでしょう。

「to Mother」という直接的なラブソングから始まり、「GLORIA」「SUMMER SONG」などの最新のアルバムを中心に展開。
そして大ヒットの「CHE.R.RY」もやってくれたし、最後は「Good-bye days」で締め。

本人もそうだが、ファンの客も真面目で、好印象なライブステージでした。
色白できれいな顔のYUIちゃんでした。

続いてパークステージに移動し、「school food punishment」を観ます。

4人編成のロックバンドで、パワフルな女ボーカルとエレクトロなサウンドが特徴です。

3rdミニアルバムを聴いた限りでは好印象な音であり、残念ながら最近だしたフルアルバムは予習出来ず、セットリストもその新しいアルバムを中心の構成だったでしょう。

ライブもまたとても良かった。
ボーカルははっきり言ってかなり上手い。BoAみたいなポピュラーシンガーの如く、圧倒的な声量と、歌い上げ方が見事。
キーボードのテクニックも見事だし、暴走的なエフェクトも打ち込みでは出せない熱狂的なパフォーマンスでした。
そんな実力派バンドのスクールフードパニッシュメントには今後に大いに期待していいでしょう。

ちょっと仮眠してからグラスステージへ。
そこで「スピッツ」を観ました。

8年くらい前にワンマンコンサートに行ったきりのスピッツである。
相変わらずののほほーんとした空気感のメンバーです。

前半は知らない曲ばかりなのでちょっとダルかったが、大沢誉志幸の「そして僕は途方にくれる」のカバーも披露。
後半は「チェリー」と「渚」の私の好きなベスト2をやってくれたのでそれだけで有り難い。
最後は「空も飛べるはず」で盛り上がっての締めでした。

そして初めて「シーサイドステージ」へ。2千人収容の会場の一番端の一番小さいステージ。
そこで「のあのわ」を観ます。

のあのわは5人編成のバンドで、ボーカルのユッコはチェロを弾きながら歌うっていうのが一度観てみたかったわけです。

チェロは大体曲の間奏部や、ちょっとしたアクセント程度にしか弾かないけど、それで全く問題ないし、見た目のインパクトが大きいのもまた良し。

ユッコのボーカルは独特で、声を張る時の音の広がりが特徴的で、しかもキュートな歌声でとても好きだ。

全体的にポップサウンドで聴きやすいし、いい曲も多いので、彼らにはもっと売れる曲を作って欲しいなと思う。頑張って欲しいバンドである。

のあのわはこのステージのトリなので、アンコールもあっただろうが、それはパスしてこのシーサイドステージからレイクステージへ大移動。
会場の一番端から端で、徒歩20分もかかるのだが、便利なステージ間移動の往復バスを使いたかったが、夜なので終了してて、泣く泣く早歩きで移動。

レイクステージでは「サンボマスター」がとっくに演奏してました。

サンボマスターは去年のアオモリロックフェス以来なので二度目。
その時のライブステージは見事なほど盛り上がったし、もともとCDで聴く限りではそんなに好きではなかったのに、ここまで熱くさせてくれるその本物の実力に感動したものだ。

レイクステージ着く前に2,3曲はやったかもしれんが、大体は最新のアルバムを中心に披露した。
「できっこないをやらなくちゃ」はもちろん、「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」は会場一体がラブ&ピースコールだったし、他の曲でもずっとロックンロールコールだったし、もちろん自分も叫んだし。

ボーカルの山口はいつみてもブサイクだけれども、ステージで歌う彼は誰よりもカッコいい。
あの顔でラブソングを歌うのだから、その愛は確かなものなのだと納得させてくれる説得力がある。

CDで聴く分にはそんなに感動は起きないけれど、ライブだと5倍増しか、いや、10倍増しでいい曲に思えるのがサンボマスターがライブバンドたる由縁だ。
サンボの曲は、ライブを盛り上げる為の個々の材料と捉えるのが適切かもしれない。

本編が終わり、もちろんアンコールがあり、最後の最後は「歌声よおこれ」で締め。

大感動のステージで、ちょっと泣いた。それぐらい凄いライブだった。
ありがとう、サンボマスター!!

そんなわけで2日目は終了~!
この日も天気が良くて、33度くらいあったらしいが、この程度なら充分乗り切られるので、明日も頑張ってたくさんライブみたいと思います。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010 (1日目)

2010-08-09 15:00:20 | ロックライブ
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」に初参加してきました!
そんなわけで3日間を1日ごとに振り返っての感想です。

6日の1日目の為に前日から前乗りです。
仕事終わってからだったので、大体21時半から弘前を発つ。

運転大変だったけど、無事に茨城のひたちなかへ4時半頃到着。
ここから車泊出来る駐車場探したけど、近くのコンビニとかはフェス参加者で混雑していて寝れそうにも無く、そうしてウロウロしていたら会場駐車場が時間より早く開場していたからそこで軽く2時間ほど寝る。
もっと寝ないと体調面で不安だったが、うるさくて寝れないので諦めて早めに会場入り。
駐車場から会場の「ひたちなか海浜公園」まで徒歩5分くらいと近い。

太平洋沿いの国営の巨大な公園内にステージが6ヶ所(プラスDJブース1ヶ所)あり、フェス会場以外の遊園地はフェス参加者以外でも一般開放してる。
とりあえず時間があったので全ステージ下見。
そしてステージ間が徒歩で時間が大体何分掛かるか下調べ。これがとても効率よくライブをハシゴするのに重要である。

今年はフェスとジブリとコラボしてて、ジブリ作品のオブジェが会場内にいくつも設置されている。はしゃぐ人多数。しょうもない。

ま、そんなこんなで開演。

メインの「グラスステージ」は5万人収容の超巨大ステージである。
後ろの方にはレジャーシートゾーンとテントゾーンがある。

記念すべき今年のフェスの一発目、の前に会場にはツェッペリンの歌が響く。何故!?と思ったら総合プロデューサーの渋谷陽一が登場。
ま、いろいろ喋ってのご挨拶。

そしていよいよ記念すべき今年のフェスの一発目が「くるり」です。
ま、結論から言うと、知らない曲ばっかりやったので盛り上がらなかった・・・。
近々リリースするアルバムの曲ばかりで、前方のくるりファンすら盛り上がってなかったような・・・。
前半はそんな曲ばかりで、後半は盛り上がったかもしれないけど、早々と後にした。

ここから「レイクステージ」へ移動。
会場入り口近くの1万人収容可能な二番目に大きなステージ。

ここで「Base Ball Bear」を観ることに。
去年のチャットモンチ-が対バン相手だった時のライヴで観たので今回二度目。
もともと大した印象なかったけど、去年出したアルバムがまたポップな仕上がりでなかなか良かったので是非観たかった。
魔性の女・関根詩織もいるしね。

曲はそのアルバムからほとんど。
「Stairway Generation」から始まり、「changes」「LOVEMATHEMATICS」「LOVE LETTER FROM HEART BEAT」「レモンスカッシュ感覚」、そして夏なので「ELECTRIC SUMMER」を披露。
最後はこれも夏に似合う「BREEEEZE GIRL」で締め。
全体的にポップで聴き易いのが多くて盛り上がれるセットリストでした。

そしてプログレマニア・関根詩織の魔性度が格段にアップし、かなりいい女になってました(男でも出来たのか?)
なんというか、クレイジー・セクシー・クールでした。

関根詩織も含め、また観たいなと思わせてくれた盛り上がったステージでした。

続いて「パークステージ」へ。
8千人収容可能の木々に囲まれたところ。
ここで「阿部真央」を観る。

阿部真央はちゃんと聞いた事無かったけど、2ndアルバムだけ予習しといた。
アルバム聴いて思ったが、ポップセンスに優れているのもあるが、何より声色の使い方が凄いのである。
普通の女の子声はもちろん、男みたいな低い声も出すし、YUKIみたいなロリっぽい声も出すし、YUIみたいな爽やかな声出すし、Superflyみたいなパワフルな声も出せるのだ。
ライブではそんなに顕著に表れなかったけど、面白いボーカル力を持っている。

「I wanna see you」「いつの日も」、新曲「ロンリー」などを披露した。
良い曲が多いので、もっと売れてもいいところだが、あれで顔が良ければ・・・(ファンの人すいません)。

再びレイクステージにて「PUFFY」を観る。

懐かしのパフィーである。でもなんかまだまだ若いね。2人とも可愛いし。

「サーキットの狼」「愛のしるし」「渚にまつわるエトセトラ」、そして名曲「アジアの純真」などヒットソングを多く披露した。
有名な曲ばっかりで嬉しいステージでした。

最後まで観たかったけど、またまたグラスステージへ。
ここで「Perfum」を観ます!
ファンでもないけど、せっかくの機会だから今のポップアイドルを観てみたかったのよね。
何故かロッキンオンに可愛がられています。だからアイドルなのに出演してる。

黄色の衣装を身に纏ったお三人。
テクノポップに乗ってのロボット風ダンス。お馴染みのパフュームです。

「不自然なガール」「ナチュラルに恋して」「love the world」で前半大いに盛り上がり。
新曲「VOICE」も披露。

コール&レスポンスも上手いし、MCも面白いから楽しい時間が流れる。
あーちゃんのMCで「やりすぎた」って表現を、「やりすぎ家庭教師みたいな」ってボケかましたので、結構大きな声で笑ってしまったのだが、周りの半径50mの人間誰も笑ってないので恥ずかしかったというどうでもいい話もあり。

最後は「チョコレートディスコ」と「ポリリズム」という無敵のポップソングをブチこんできたからそりゃ会場は熱狂するよりない。

近々東京ドーム公演あるらしい。
グラスステージには5万人の満員御礼だったが、東京ドームも5万人ほとのキャパらしい。パフュームも売れたものである。

実際パフュームってアイドルなのにそこまで可愛くないような・・・(ファンの人すいません)
でもこの雑草アイドルには今後も頑張って欲しいぜ。

続きまして「サウンドオブフォレスト」という8千人収容の森の中のステージへ。
ここで「Cocco」を観る事に。

沖縄が生んだ唯一無二のアーティストである彼女のステージはもちろん初めてだが、セットリストがこれまた数日後にリリースするアルバムに収録されているであろう曲ばかりで、7曲ほど歌ったと思うが、知ってるのは1曲くらいで、昔のヒット曲はやってくれなかった。そんなわけであんまり盛り上がらず。

Coccoは沖縄出身という事もあり、最近は政治的発言が多いらしい。
この日は広島原爆投下の日について触れていたのが素晴らしいし、楽しいフェスの日に他にそんな発言するアーティストはいまい。

そしてレイクステージにて「The Birthday」を観る。

CD聴いても好みじゃない事はわかってたけど一応ステージ観といた。
硬派系ロックンロールを貫く姿勢と、結構な御歳っぽいが、見た目もカッコいい。
でもやっぱり好みじゃないので途中で後にする。

ここで疲れたので少し仮眠。ってもうるさくて寝れやしなかったが。
そしてロッキンオンブースで「ニャ夢ウェイ」の単行本みてずっと笑ってみたりとゆったりと休憩。

そして「サウンドオブフォレスト」にて「capsule」を観る。

テクノポップの申し子・中田ヤスタカのメインユニットのカプセル。
もちろんDJスタイルだが、加藤ミリヤ的なファッションのこしじまとしこがアイドルチックに歌う。

4ビートにのせて歌い、眩しげなライティングとレーザービームが森の中をディスコティックに模様替え。
途中でパフォーマーが火花を散らす演出したり、ダンスしたりと演出的にも拘ってた。

クラブサウンドに興味ない自分でも結構ノってたので、中田ヤスタカの音楽センスはさすがのもんである。
中田ヤスタカいなけりゃパフュームも売れなかったわけだし、いい曲作ったら優先的にパフュームに使っていることだろうと推測される。
しかもシュットしたいい男で、客から「カッコいいー」な声も。

タイトルはわかんないけど、知ってる曲も多かったのでなんなく盛り上がれた。
それにしても、ロックフェスだってのに、1日で2ステージもテクノポップ観るとは思わなかったわ。

カプセルはステージのトリだったので、アンコールもあっただろうが、それはパスして「レイクステージへ。
そこで「サカナクション」を観てみた。

結構有名なサカナクションなので予習してみたが好みではない。
でもせっかくなのでライヴを観てみる事に。

バンドサウンドプラスエレクトロサウンドの別段新しい気もしないジャンルであろうが、基本踊れる音なんでしょう。
3曲くらい聴いたが、CDでの感想と変わりなかったので、今日は終わりって事で会場を後にした。駐車場の出庫渋滞に巻き込まれたくなかったのもあるし。

でも一つ評価したいのがキーボーディストのエミである。
彼女のシンセサイザーテクニックとセンスはバンド内で一段と光ってる。
出来る事なら彼女がフロントマンのバンドをみてみたいところだが(あり得ない話だけれど)、彼女を含めてのサカナクションの評価なわけなんだし。
ステージには入りきれないほど観客もいたので、自分とは逆に正統に評価されているのであろう。

そんなわけで1日目終了~!!
睡眠不足で炎天下の中よく乗り切ったものである。
明日も楽しみますよ~。

チャットモンチ-『顔 to 顔 ツアー』

2010-05-24 00:13:41 | ロックライブ
超豪華二本立て企画の土曜日、前半は平泉の中尊寺に行き(後述します)、後半は仙台でチャットモンチ-のライブでございます。

中尊寺を堪能した後、仙台市内のライブハウス「仙台ダーウィン」へ。
アーケード街のナントカ通りのナントカビルの地下にあるライブハウスで、開場2時間半前からグッズ販売してたので、黄色のTシャツ購入。

その同じビルの2階にロイヤルホストがあるので、そこで友人の知り合いの、うら若き美女と待ち合わせして、ちょっと会話してから(自分はえっちゃん並みに人見知りなのでほとんど喋らなかったけど・・・)、3人で会場入り。

ダーウィンは400人弱のスペースらしいが、その日は370人ほどで埋まった。
なぜかこの日は異常に男の客が多かったが。

知り合いの女の子があっこちゃんサイド(ステージ下手)で観たいというので、何か変に気を遣ってしまって、チャットライブ定位置のえっちゃんサイド(ステージ上手)ではなく、あっこちゃんサイドで観ることに・・・。
ま、えっちゃんサイドはもちろん人気なので混んでたから仕方なし。

チケットが130番台だったけど、頑張って前から4列ほどへ。
そんなこんなで開演です。

アメリカツアーで使ったのかどうかわからんけど、英語のアナウンスにて登場!
チャットの3人の衣装は、上に青のカーディガンを羽織って(カーディガンは暑いからみんなすぐ脱いだけど)、その下に赤の水玉の半袖シャツのお揃いで決める。

セットリスト
1.RPG
2.湯気
3.リアル
4.推進力
5.迷迷ひつじ
6.小さなキラキラ
7.three sheep
8.風
9.臓モツさんのうた(ご当地ソング)
10.Good luck my sister!!
11.片道切符
12.決まらないTURN
13.春夏秋
14.手の中の残り日
15.意気地アリ
16.コスモタウン
17.愛捨てた

アンコール
1.とび魚のバタフライ
2.シャングリラ
3.バスロマンス

3月にリリースされた「表情<カップリングコレクション>」はその名のとおり、カップリング集アルバムであり、今回のツアーはそのカップリングアルバムをリリースしてのツアーであり、しかしながらツアー前の宣伝文句は、ライブではカップリングしかやらないというものであった。
カップリングといえば、日の目の当たりにくい隠れた佳作という立場の曲にどうしてもなってしまうが、そもそも作り手からいえば、全ての曲は精魂込めて作ったわけであり、カップリングに入れる為だけに作った曲ではないわけ(中にはあるかもしれないけど)で、たまたまその当時のタイミングでシングルと一緒に収録されただけの曲に過ぎない。
ちょっと弱い、といえばそれは認めざるを得ない側面もあるのだけれど・・・。
でもチャットモンチーのカップリングは名曲が多いのだ!!これは間違いない。

ライブスタートは「RPG」から!
目の前のアッコちゃんのベコベコベースが唸ってるぜっ!

続いてキラーチューンの「湯気」。
シングルに負けず劣らずの超名曲はもちろん盛り上がらない筈もなく、序盤からテンションMAXである。

よく見えなかったけど、「小さなキラキラ」や「three sheep」でクミコはサンプラーを使ってたと思う。

それに続いて「風」では、アッコは自前のiphoneの楽器アプリで演奏。
ま、面白い試みではあるが、正直、「七夕ライブ」の時みたいに、間奏部だけキーボードを弾く、あの演奏して欲しかったんだけどね。

曲後、MCパートかな?と思ってたら、すごい企画が始まった。
それは「ご当地B級ソングを作ろうのコーナー(確かこんなタイトル)」です。
B面ばかりの演奏って事で、ご当地のB級なモノを観客から教えて貰って、そのモノのイメージから即時作曲するという画期的なコーナーです。

そのフレーズがこちら
1.気仙沼ホルモン←気仙沼あたりで食われているらしいモツ?
2.仙台幸子(せんだいさちこ)←ゆるキャラ?
3.SS30(エスエスサーティ)←ビルの名前?
という、青森人にはちっとも馴染みのない、よくわからんけど浸透さがB級って事で、この3つのフレーズのインスピレーションから、3人が話し合いながら作詞作曲していく。
曖昧な記憶だけど、歌詞を書いてみます。

♪気仙沼、ホルモンが、届いた臓(届いた臓)
♪仙台幸子に届いた臓(届いた臓)
♪SS30!!(SS30!!)×3、届いた臓(届いた臓)
♪SS30!!(SS30!!)×3、届いた臓~

注・()内は観客のコーラスね。「臓」は「ぞう」の当て字ね。

前半はミドルテンポなポップソングなのに、後半はヘッドバンキングよろしくなパンクロックへ。
そんな、今日のライブの客しか聴けなかった貴重な曲でした。
全国ツアー各所でご当地ソングを作ってるみたいですね。
カップリングしかやらないセットリストという事で、ライブを盛り上がせる為にこんな企画をやるとは、さすがチャットはサービス精神旺盛甚だしいですよ。

そのご当地ソングに間髪入れずに「Good luck my sister!!」。もちろん盛り上がりますよね。

そして、個人的に大好きな曲が「春夏秋」である。
えっちゃんの作詞曲なので、ちょっと暗い感じがあるが、それがまた重い想いとなって伝わってくる。
後半部のエモーショナルな歌い方、そしてコーラスも素晴らしい。

続いて「手の中の残り日」もえっちゃんの作詞曲。
これもまた名曲と呼べうるラブソング。
アウトロのヘビネスな演奏は痺れる。

さらに続いてキラーチューンの「意気地アリ」。
問答無用のポップソングであり、女子だろうが男子だろうがもちろん盛り上がらないわけがない。

本編最後は「愛捨てた」で〆。

アンコール要請は「SS30」コールなのが笑えましたが、それに応えて再登場。
クミコが個展やるとのお知らせと、もうひとつの大発表が、シングルが10月にリリースされるとの事。
客がみんな「イエーイ!!」って喜んでたけど、自分は「えー!?」って心の中で叫んだ。だって、10月って遅すぎるでしょう。5ヶ月後だよ。
ま、そんな事いっても楽しみにしましょう。

アンコールはまず「とび魚のバタフライ」。
あくまでアンコールだからシングルやっていいでしょうって事で。
みんなでクラップハンドしました。

続いて「シャングリラ」も。
3ピースで作るダンスホールロック!!もちろん踊りました。
当たり前だけど、会場が一番盛り上がってた。

最後の最後は「バスロマンス」で〆。
チャット史上最もポップな曲で、正直そんなに好きじゃない・・・。
でもえっちゃんとアッコの立ち位置変わるパフォーマンスとか面白かったけどね。

以上にて終了。
そして恒例の記念撮影、は何と、やらなかった・・・。ショック!!
今後もうやらないのかな?そう思うと残念である。

アッコちゃんサイドに居たはずなのに、最後あたりはもう真正面に陣取っていたのは、出切るだけえっちゃんを近くで見たいとの意志からそうなったのかも。

そんなわけで、カップリングだろうがなんだろうが関係なく、やっぱり最高のライブでした。
今後のライブでは二度と聴けないであろう多くの曲が聴けた事はとても嬉しかった。

遠い遠いシングル発売を待ち侘びながら、今後も命を賭けてチャットモンチーを応援していきます。

ARABAKI ROCK FEST.10 (1日目)

2010-05-02 13:08:09 | ロックライブ
「アラバキロックフェス」の1日目のみに行ってきた!

朝7時半に弘前出発で、11時半に会場外の駐車場へ到着。
そこから無料バスを使って15分ほどかけて、会場の「エコキャンプみちのく」へ。

二日間合わせて出演者のラインナップは豪華なのだが、2日目には参戦出来ないし、どっちかというと自分の見たいアーティストが1日目より2日目の方が多いのがまた運の悪さというか・・・。

そんなわけで絶対見たいアーティストがほぼいない1日目だけど、でも有効に楽しまなきゃと思い、出来るだけ多くのアーティストを見ようと決めたのであった。

客はほぼ20代だが、家族連れや外人もちらほら見かけた。
それにしても女子が多かった。多分女の方が6:4で多かったかも。

会場入りしてすぐにメインステージの「ミチノク」へ。
1万人収容の大きなステージで、今年から大型プロジェクターが2基設置されていた。

そこで「サニーデイ・サービス」がすでに演奏してた。
去年再結成したサニーデイだが、10年前くらいに聴いてて、懐かしく思う。
「NOW」も披露し、盛り上がってた。

次に新ステージの「バンエツ」へ。
今年から出来たステージで、3千人収容。
このステージが「ミチノク」ステージから急いでも15分くらいかかるので、移動だけでも大変であった。

その「バンエツ」で「TRICERATOPS」を観る。
ちょっと懐かしい感じのトライセラだけど、現役のベテランバンド。
平野レミの息子も、ベースの人もかなりカッコよかった!まだまだ若いね。
ヒットソング「Going To The Moon」もやってくれた。

このバンエツからまたミチノクへ15分掛けて移動し「9mm Parabellum Bullet」を観る。
9mmも去年からみるとかなり成長し、人気バンドになったもんだ。
ボーカルの菅原はまたアフロに戻ってた。オールバックの方がカッコよかったんだが。
相変わらずのステージアクションと、ラウドなのにキャッチ-なサウンドは人気の理由がよくわかる。
数日前にニューアルバムを出したばっかりなので、そこからいろいろやったのかも。
「Black Market Blues」とか「Termination」とかやって盛り上がった。

ちょっと時間があったのでランチタイム。
出店も去年より増えた気がする。
腹持ちのいい「金沢カレー」なる、そんなにでもない味のものを食す。
そういえば会場でこれしか食ってないし、ドリンクすら買ってない(ドリンクは前もって買っておいた)。なんてケチくさいことか。
しかも酒すら飲まなかった。だって飲んだら寝てしまいそうで・・・。
あとアラバキのTシャツも購入した。

そうして飯食ってからミチノクで「ASIAN KUNG-FU GENERATION」を観た。
初めてのアジカンであるが、アジカンの音ってイマイチ自分にピンとこない。でも有名だからライブは観てみたかった。
「リライト」とか「ソラニン」とかやった。
でもライブ観てもアジカンの印象は全く変わらなかった・・・。なんか合わないな。
自分の感想とは違って、会場は満員どころか、すごい人の数で、この日で一番動員してたかもしんない。

次いで「ツガル」ステージ(3千人収容)にて「小谷美紗子」を観る。
なんだか詳しくわからん人だったが、最近出したベストがピアノトリオでなかなか聴き所が多くて面白かったので観てみる事にした。
ベースは「eastern youth」の人でした。
ドラムもまたテクニシャンなので、ガッチリとしたリズム隊に合わせてのピアノ&ボーカルが良かった。

次いで「アラバキ」ステージ(3千人収容)で「PE'Z」観る。
一昨年の「アオモリロックフェス」で「ぺズモク」観たが、あれはダメなコラボだったし、結局あのユニットはすぐ終わった(スズモクは一時消息不明になったほどだし)
で、単独のぺズをちょっとの間だけ観たけど、あまり盛り上がれず・・・。盛り上げるぞー!的な曲ばっかりやってたんだけどね。
ぺズって「侍ジャズ」とか呼ばれてるらしいけど、ジャズな要素はほぼ無し。
編成は2菅のクインテットなんだけど、ジャズではないな。

そこから移動して屋内ステージの「ハナガサ」(2千人収容)へ行き「Buffalo Daughter」を観戦。
こいつらもよくわかんないで観てみたが、Daughterにしては随分年食ってた。ベテランなのかな?
メンバーはギター、ベース&シンセサイザー、DJの変則トリオ(それにサポートドラム)。
バンドサウンド+ダンスってな感じかな。
面白い音出してて、オリジナリティは突き通してる。

そこから「ハタハタ」ステージ(3500人収容)にて「THE PREDATORS」を観た。
プレデターズは「the pillows」の山中と「GLAY」のJIROのバンド。
ロックステージには珍しく、黄色い声援が飛ぶ。「ジローちゃーん」ってな具合に。ま、彼は顔はいいからね。
ピロウズもGLAYも興味ないけど、プレデターズはちょっと面白いかなって思って観てみた。
JIRO作曲の曲も多いから、それはそれで良かったかな。

そこから急いでミチノクにて「エレファントカシマシ」を観戦。
プレデターズがおしてて、エレカシあんまり観れなかったけど、やっぱり宮本は狂気じみててカッコよかった。
最後にやった「ガストロンジャー」がかっこよかったぜ。

ここでちょっと横になる。
朝早く出発してあまりに眠かったし、移動だけで疲れるし、ずっと立ちっ放しだったから疲労困憊。
寝ようと思ったけど、ライブ会場で寝れるわけもなく・・・。
でも横になって目を閉じてただけでもだいぶ楽になった。

またミチノクに戻り、「THE BOOM」を観る。
最初は興味なかったんだけど、他に観るバンドないから観ようかなって思ってここへ。
でもよく考えたらBOOMってすごいわ。
「島唄」も「風になりたい」もやったけど、この歌って世代関係なく多くの人が知ってるわけで、そんな歌作れるバンドってやっぱりすごい。もちろん盛りあがったよ。
あと「星のラブレター」も披露した。

そこからハタハタへ移動して、「BOOM」の次に「BOOM BOOM SATELLITES」を観戦。
いわゆるブレイクビーツなのかな?ダンスビートの4ビートが響く。文句なしに踊れる音出してた。
演奏もしてたんだけど、バンドより打ち込みの方が多いから、ロック度は少ない。
時間がなかったのでさっさと帰った。

ミチノクにて、今日の目玉は「UA」です。
なぜかわからんが、UAだけ贔屓されて、ゲストもありのたっぷり60分ライブ。
最初UAで30分近くやったが、そんなに盛り上がんない曲が多かったのでちょっとダルかったのが正直なところ。
「情熱」や「太陽手に月は心の両手に」など歌った。

そこから一人目のゲスト「EGO-WRAPPIN'」の中納良恵が登場!
よっちゃんと「色彩のブルース」と「情熱」のコラボはなかなの見ものであった。
よっちゃんはとんでもない独自のファッションで、モグラみたいな格好が笑った。
でもやっぱりエゴラッピンを普通に観たかったんだけど・・・。なんでエゴは出てないわけ!?意味わからん。

よっちゃんが帰ってから二人目のゲストの浅井健一が登場。
何でベンジーなんだろ?とずっと疑問に思ってたけど、曲が始まったら理由がわかった。
そういやこの2人「AJICO」ってバンド組んでたわな。
そんなわけで「美しいこと」をやってくれた。今更だけど、これいい曲だね。
あと「SHERBETS」の「Black Jenny」をコラボ。今更だけど、これいい曲だね。
途中でギターピック投げたんだけど、信じられないくらいめちゃくちゃ飛んで、推定飛行距離は40mほどあったかも!
そしてベンジーは客に全く媚びず、何事も無かったかのように帰っていった・・・。カッコいいね。

そこからまた一曲披露し、本編終了してからアンコールにて一曲披露して終了した。

このあと「The Birthday」観るつもりだったけど、UAがかなり押したのもあり、バンエツステージが異常に遠いのもあり、さすがに疲れたのもあったので、帰ることにした。
そんな1日目でした。

その他の観てない出演者たち。
ザ・クロマニヨンズ、カヒミ・カリィ、KAN、The Birthday、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、LOSALIOS、The Mirraz、HiGE、難波章浩、TOKYO No.1 SOUL SET、菊地成孔ダブ・セクステットなど。

ちなみに2日目の出演者たち。
eastern youth、泉谷しげる、GO!GO!7188、Cocco、ZAZEN BOYS、神聖かまってちゃん、ストレイテナー、曽我部恵一BAND、東京スカパラダイスオーケストラ、BEAT CRUSADERS、BEGIN、the pillows、MONGOL800、ミドリ、山崎まさよし、吉井和哉、RIZE、LOVE PSYCHEDELICOなど。
(↑こっちの方が豪華な気がする・・・)

それにしても天気が快晴で何よりだった。
去年は二日とも雨降ってたから大変で大変で・・・。
しかも会場の桜が綺麗に咲き誇ってたのがみどころで、この日は風が強かったので、花びらが舞う光景がまた風情があったのだ。

ま、いろいろ観れて楽しかった。
でもやっぱり2日目観たかったなぁ・・・。

今年の様に1日しか行けないなんて不手際は断固として避けなければとならないと決意し、来年も是非また参戦する!!

MASSOFTHEFERMENTINGDREGS LIVETOUR2010「ひきずるビート/まで。」

2010-03-28 01:20:19 | ロックライブ
マスドレこと、MASS OF THE FERMENTING DREGSのライヴを観にわざわざ仙台へ。

12時半弘前出発で仙台到着が17時くらいに到着。
渋滞と会場の「仙台enn」の場所と駐車場確保に多少梃子摺るもなんとか会場へ。
ちょっと時間に余裕があったので闘魂注入してから会場開場。
整理番号7番だったので一番前へ。

「仙台enn」は結構狭めのライブハウス。200人ちょいくらい収容可能かな。
スケジュール観たけどあんまり有名なバンドはライヴに来てない。でも何故か外タレライヴが多い。

そのライヴハウスに100人も入ってなかったと思われる・・・。マスドレだよ!?
恐らく青森クォーターで同じライヴしたら倍以上客が来たと思う(青森はあんまり有名どころ来ないからその分集まるとの予想から)

ま、仙台のロック意識の低さなどどうでもいいし、一番前で観れるとはこの上ない幸せ。
そんなわけで開演。

いつもどおりのダボダボワンピースに裸足スタイルのベース・ボーカルのなつこん。
意外と背の低い華奢なギターのチエミ。
サポートから正式メンバーになったドラムの吉野サン(いさこん)はシュッとしたイメージだったけど愛嬌ある顔してる。
この最強トリオにてロックを奏でる!!

セットリスト
She is inside,He is outside
IF A SURFER
かくいうもの
このスピードの先へ
Skabetty
ウィ-(新曲)
まで。
青い、濃い、橙色の日
さんざめく(新曲)
エンドロール
ひきずるビート
delusinalism
RAT(新曲)
ハイライト
ワールドイズユアーズ
ベアーズ
(順番と新曲名はあやふやです)

白目剥きながら歌舞伎の獅子の様にロングヘアーをブンブン振り回して絶叫するなつこん。
彼女のベースは土台をしっかりと踏みながらもゴツゴツと主張しまくる分厚い音を出し、異世界を演出する。
決して上手いとはいえないボーカルで、ほぼ絶叫に近い歌い方だが、会場のマイクの音量があまりに低くて歌が聴きづらかったのが残念だが、その分エモーショナルに伝わってきた。
見た目は肉付きのいい辛酸なめ子ってな感じで、ボディのバランスが悪いけど、笑顔はかわいい、その辺は至って女の子。

ディスト-ションギターを響かせ、早弾きも御手の物、最強女ギタリストチエミ。
小さい手からギターを伝わり、強大な凶暴な音に変化させる魔術師にも思えるセンスの良さ。
ギタリストの資質はどれだけカッコいいギターフレーズを弾くかにあると思うが、彼女のセンスはここ最近のギタリストの中でトップクラスかと思われる。
メロディ楽器がギターのみの3ピースバンドにとってのワンマンギターのバンドのウェイトの割合は高いが、チエミに於いてはその重役を見事に果たす、その才能の高さには脱帽だ。
ライヴ中のミスなど多分なかったと思うほどの完璧な演奏。
このイカツイ顔の華奢な女性のギタープレイにライブの間ずっと自分の心はむんずと掴まれてしまったのであった。

正式メンバーになって間もない爆裂ドラマー吉野サン。
サポート時代が長かったし、更に相性の良さは抜群だったから、何ら問題なく正式メンバーになった。
売れないバンドやってただろうが、彼のドラマーとしての心血はこのマスドレに全て注いでもらいたいし、そうしているだろう。
爆裂しながらリズムを刻むのは大変だが、彼の技術ではいとも容易くプレイしているように見える。
マスドレの配置は下手からドラム→ベース→ギターで、自分は多少中央から上手側にいたので、しかもマスドレだから女に目が行ってしまうのは仕方なし。そんなわけで吉野サンのプレイはそんなにじっくりと見てない・・・。ま、文句なしのドラミングでしたが。

ミニアルバム2枚とシングル1枚しかリリースしてないので、持ち曲は至って少ない。
1st6曲、2nd6曲、シングル2曲の計14曲が発表済み。
今回その14曲中「なんなん」以外は全曲披露した。
そして未発表の新曲は3曲も披露してくれた。
「ウィ-」は歌メインのポップな感じだったかな。
「さんざめく」はどんなんだったか忘れた。
「RAT」はほぼインストだったかな。これはカッコよかった。

ライヴ終盤の5,6曲の畳み掛けは凄かった。
マスドレに捨て曲ないけど、全曲中でも人気高めの名曲を最後に並べてきた。
最後に「ベア-ズ」は定番なんでしょう。納得だ。あれこそマスドレの代表曲だもんね。インスト曲で〆るって勇気があるし、最後に相応しい名曲でもあるからね。

残念ながらアンコールはナシ!!
客はみんなアンコール要請してたので、やってほしかったけど。ワンマンだからやりゃいいのに。
「なんなん」やってくれよ・・・。なんなんだ。

でも大満足でした!!
最強の轟音ライヴでありました。

せっかくなのでTシャツ購入。
グッズ売り場ではメンバー3人が販促してました。
サイン欲しかったけど、真っ黒のTシャツ買ったから仮に書いてもらったとしても見えないという(笑)。なので遠慮しました。
自分にとってはメンバーはスターだから逆に会話とかしたくないしね。

感動のまま弘前へとんぼ帰り。
帰りも市中渋滞で事故る寸前。そして高速道路が大雪と吹雪で大変な帰り道であった・・・。
ま、でも仙台は近いね。

これからもマスドレを応援していきます。

WASH THE LIVEHOUSE '09@Zepp Tokyo/チャットモンチー

2010-01-06 13:06:42 | ロックライブ
現在活動休止中のチャットモンチ-。
とはいっても、長期の休暇を貰っているだけなんですけど。
デビュー以来ほぼ休み無しで突っ走ってきたチャットモンチ-。今日の位置まで登りつめたわけだから、ひとまず小休憩をとってもバチはあたらない。

去年の11月末にライブDVDをリリースしてたわけだが、一回だけ観てその後ずっと観直してなかったので、今回レビューも含めて再確認。

タイトルは「WASH THE LIVEHOUSE '09@Zepp Tokyo」
去年のZeppを中心としたライブハウスツアー「いま一度ライブハウスを洗濯し申す!ツアー」をかっこよく英語にしたもの。

「いま一度ライブハウスを洗濯し申す!ツアー」のZepp Sendai公演に参戦してる自分にとっては、懐かしく思える内容だ。
それもそのはず、セットリストは全部同じだし、会場は同じZeppで、多分ハコの大きさは全国のZeppと同じだろうと思われる。
だからZepp TokyoだろうがZepp Sendaiだろうがほとんど変わり映えしないとうのが正直なところ。
だけど、ホールツアー後に立て続けに行われたライブハウスツアーのツアーファイナルがこのZepp Tokyo公演なので、チャットの3人にとっては気合も違うと容易に推測出来る。

DVDではまず、ライブの前のチャットの3人の控え室でのほのぼのとした様子をお届けする。
全く持ってピリピリする事も無く、のほほんとした3人。余裕があるんでしょうな。
でもえっちゃんは一人で発声練習してて、殊勝さが垣間見れる。

そしてライブ映像。セットリスト順に紹介。
1.風吹けば恋
タムを和太鼓のように叩き、オープニングを盛り上げてから、いきなりのハイスピードナンバー。かっこよくスタートを切る!

2.とび魚のバタフライ
序盤からウルトラポップサマーチューン。ちょいBPM遅め。

3.長い目で見て
絶対盛り上がる曲。長ーい長ーいえっちゃんパートが見もの。

4.真夜中遊園地
なんか懐かしい曲だ。疾走感があっていいね。クミコの詩もいい。

5.シャングリラ
ここでシャングリラかー。シャングリラは1,2曲目、もしくは最後半にしてほしいと個人的な願望。

6.一等星になれなかった君へ
耳鳴りより。そうでもない曲。

7.どなる、でんわ、どしゃぶり
チャット全曲中ベスト5に入る大好きな曲。チャットモンチ-の真骨頂はハードロックにあり!
こんなの女子3人にやられたら男など敵うわけもない。

8.あいまいな感情
曖昧な曲。宇宙的に漂う幻想的な世界観がいい。

9.ハイビスカスは冬に咲く
アコギ、アコベ、ボンゴ(?)とアコースティックでシンプルに。
残念ながらチャットはアコースティックが似合わないかも・・・。アコースティックのオリジナル曲を出したらどうなるかはわからんけど。

10.ツマサキ
仮に自分が女子高生だとしたら、一番好きな曲になるであろうと思われるそんなカワユイ曲。
この曲もアコースティック版でしっとりと。でもやっぱりツマサキは普通のバージョンがいいなぁ・・・。

11.8�のピンヒール
仮に自分が女子大生だとしたら、一番好きな曲になるであろうと思われるそんなカワユイ曲。

12.CAT WALK
そうでもない曲。

13.染まるよ
仮に自分がOLだとしたら、一番好きな曲になるであろうと思われるそんなしっとりとしたラブバラッド。

14.余談
余談だけど、えっちゃんの詩が好き。でもそんなにでもない曲。

15.やさしさ
オルタナティブオリエンタルマーチ風ヘビーロックチューン。
こればかりはオーバーダブしてるCDの方が良く思える。
もう少し機械的に操作して、ライブも壮大に轟音にしたらいいのにな。

16.Last Love Letter
アッコのベースラインがカッコ良過ぎ。もちろん他の2人もカッコ良過ぎ。
ここ最近では最後のシングルながら、これは名曲といってもいいのではなかろうか。

17.恋愛スピリッツ
ライブの為の曲。シンプルなコード展開ながら、パワフルなテクニックやコーラスで飽きさせず、常に爆裂する3人。ロックに狂う女は美しい。
これで本編終わり。恋愛スピリッツが最後の曲じゃ、なんか締まらないなぁ・・・。

EN.1.恋の煙
文句なしに盛り上がるキラーチューン。これも恋スピ同様ハードロックで、チャットの真髄見たり。

EN.2.ハナノユメ
文句なしに盛り上がるポップチューン。一番好きかもしんない曲。
この曲は常に進化している。故にチャットモンチ-は進化している。

最後は恒例の記念撮影。
東京なので、掛け声が「無血開城!!」と言うクミコのセンスに脱帽。
そしてえっちゃんが掛け声を間違って、開場から「えー」という指摘を受けての一言が「責めんなよーっ」と、ちょっとキレるのが大爆笑。ここがこのDVDの最大の見所でした。

最後はライブ後のオフショットおまけつき。

ちなみに、マルチアングル機能があって、4曲のみ3人のシングルショットを画面3分割で観れる。この機能があるのやっと知った・・・。
好みのアングルを選べて観れるのは嬉しい。

個人的にはこのセットリストがあんまり好みじゃないのだが、演奏力は過去最高峰だから、その点から見ると文句は無い。
どうせだったらホールツアーをDVD化して欲しかったけどね。

なんか急遽DVD化した感じがあって、以前のサブタイトル的なシリーズ化の名前は無い。
以前はレストランだったから、今回からは何のシリーズにしたら良かったのか?
私が提案するのは、「チャットモンチ-芸能・序・破・急」シリーズというのはどうでしょうか?アッコはエヴァも好きなことだし・・・。ま、どうでもいい話だけど。

そんなわけで、チャットファンは買って損は有り得ない内容だ。

今後のチャットは、アメリカでのライブ、カップリング集アルバム発売と、それに伴う全国ツアーと、春からは活動再開し、精力的に動き回る様子だ。
今年もチャットモンチ-からは目が離せない!

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆

AOMORI ROCK FESTIVAL'09~夏の魔物

2009-07-20 02:28:27 | ロックライブ
アオモリロックフェスに行ってきましたよ!

朝から寝坊して、急いで準備して出発。
途中、買い物してから会場の「つがる地球村円形劇場」へ。

この円形劇場は初めて入る。おととしとその前のアオモリロックフェスはここで開催されたそうだが、当時の自分には情報が入ってなくて行っていない。

去年のアオモリロックフェスはかなり良かった。
「くるり」と「ブラフマン」と「ジッタリンジン」など、CDで聴くよりライブだと盛り上がるアーティストに出会えたし。特にブラフマンの凶暴的ライブは怪我しまくったけどファンになってしまったほど。

会場に行ったら疎らな客の中、田代まさしと自演乙ナンチャラとアントーニオ本多が喋ってた。
特に田代まさしの犯罪ネタはテッパンだったけど、後半さすがにネタ切れしてたが。

席は真ん中あたりでゆっくり酒飲みながら観る事にした。
そんなこんなで開演。

1.Mr.Freddie&The Mercury devil
前座的な青森市の地元バンド。ビッチなルックスの女ボーカルと他三名。特に感想はない。

2.THE WAYBARK
主催者の成田だいち69氏のバンド。特に感想はない。
去年から思ってる事だが、彼はプロモーターに専念するべきだ。それほどの価値はある。だがバンドマンとしての価値は無いに等しい。

3.黒猫チェルシー
全員ティ-ンネイジャーの元気な若手バンド。パンクなんだとは思うが、パンク過ぎてメロディもクソもない。プロのミュージシャンとしては暴れるだけではいけないのだ。

4.つしまみれ
3Pガールズバンド。CDで聴いてただけではそんなに好きにはなれなかったが、なんかやりそうな予感がしたので、前方のスタンディングゾーンで見ることにした。
曲は7曲前後やったと思うが、半分くらい知ってたからまあ盛り上がった。
特に「おじいちゃんのおズボン」は泣けた。自分の祖父思い出したから。でもオジ-オズボーンと掛けてるだけの詞なんだけどね。
予想よりは良かった。単独ライブあったら観に行こうと思った。

5.THE NEATBEATS
ロカビリーだかファンクだかスカだかそんな感じなバンド。
去年も観たし、アラバキでもちょっと観たが、ただ好みではない。

6.THE BEACHES
4Pレゲエバンド。ま、レゲエだの聴く気も起きないジャンルだが、ドラムセットであのリズムを作るのはなかなかだなと思ったし、シンセサイザーもなかなか面白いと思った。

7.三上寛
青森の伝説のフォークシンガー、らしい。
物語を歌で紡ぐ詩人。ただ、全くもって凄いとも良いとも思わなかった。

8.KING BROTHERS
ハードロックバンドだった様な気がする。
5,6mくらいの高さから飛び降りるボーカルの脚が折れてないか心配でした。

9.ゆらゆら帝国
オルタナシーンではかなり人気ありますよね彼らは。でもそんなに好きでもない。
ライブでもその印象は変わらなかった。

ここでギターウルフ セイジさんによる挨拶
ギターウルフは出演予定だったが、怪我の為キャンセルとなった。セイジが杖突きながら謝罪し、しかしながら一曲歌ってくれた。ギター一本で矢沢栄吉の曲を熱唱してまた杖突ながら去っていった。

10.eastern youth
彼らも、ゆら帝然り、オルタナシーンじゃかなりの人気バンドだ。曲自体は嫌いじゃない。
だからアラバキでもステージ観たが、ライブだとそんなに盛り上がれず・・・。見た目が悪過ぎやしないか・・・。ロックは見た目が重要だとアラバキで悟ったのは自分にとって大きな収穫だった。
本ステージでもアラバキでの印象はさほど変わらなかった。

11.THE BAWDIES
実は一番期待してたバンドのボウディーズ。予習でのミニアルバム聴いてたまげた。ボーカルが物凄い良かった。あのハスキーでソウルフルなROYのボーカルは最高の武器だ。英語詞もなかなかイケる。
ライブもそれなりに良かった。踊れるサウンドだし。
でもこの辺りから大雨降ってきたからテンション下がってたんだよね。しかも呑みすぎてたし・・・。

12.小島麻由美
ジャズ、ブルース、歌謡曲など織り交ぜたサウンドのシンガー。
ライブではもうちょっと盛り上げてくれると思ってたが期待外れだった・・・。恐らく、野外ライブ向きではなかったんだとフォローしておく。

13.ズボンズ
実は眠かったから車で寝てたので観てない・・・。起きたらちょうど終わったのが残念。

14.曽我部恵一BAND
サニーデイサービスに何の思い入れもない自分にとって、曽我部が新しくバンド組んでも特に思う事は無い。
ライブをちゃんと観たけど、好みではなかったとしか言いようが無い。

15.フラワーカンパニーズ
結成20年くらいのベテランバンドらしい。そうは見えなかったのがいいのか悪いのか。

16.サンボマスター
ここまで碌なコメントしか書いてないけど、本当にそう思って観てたし、そんなに盛り上がってないのが事実。でも会場はそこそこ盛り上がってた。
というのも、フェスに臨む前から好きなアーティストが一組もいなかったから、はっきり言ってフェスそのものに全然期待してなかった。それでもメジャーどころは一応予習しておいた。
特にサンボマスターは有名だし、人気もあるからCDアルバム全部聴きました。感想は、好きになれないなー、というのが本音です。
サンボが出た時も、後ろの方で観ようと思ったが、山口の盛り上げ方がハンパじゃなく、一気にボルテージが上がり、好きじゃないんだけどこれは前の方で観たい、と思って前方に走っていった。
そしたら思いっきり楽しくて目茶目茶盛り上がてくれた。
全部知ってる曲だったし(新曲はCMのタイアップだよね)、特に「青春狂騒曲」はノリノリで踊ったね。
そして「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」で世界の中心の地球村円形劇場からラブ&ピースを叫びました。
でも多分5曲くらいしかやんなくて、もう終わり!?ってなったが、リズム隊去ってから山口がアカペラでなんかの曲歌った。
でもやっぱり物足りなかった。あと1時間はサンボ観たかった。
はっきり言ってどっちかと言えば嫌いの方だったのに、ライブ観たら大好きになってしまった・・・。恐るべしサンボマスター。さすが実力派バンドだった。売れて当然だと思った。

17.THE 卍
18.毛皮のマリーズ
この二組、観てません。何故なら帰ったから!
雨にズブ濡れで寒くて、しかも呑み過ぎで気持ち悪くてさすがに限界だったもので。
実は友達と来たのだが、彼は一番前で観てたから連絡つかなくて結局置いて帰っちゃったんだけどね(ヒドイ奴だ)。どうやって帰ったかは知らんけど、最後まで楽しんだのでしょう。

このフェスのヘッドライナーは「毛皮のマリーズ」というのはかなり前からの情報で知ってた。メンツからしたら、絶対サンボマスターになるだろうが、主催者の意向が「世代交代」を狙っててこうなったのだ。
しかし、世代交代なんてものは仕向けて行われるのではなく、自然発生で起きるものであろう。
実際、自分と同じく途中で帰った人は多かっただろう(サンボ観た後の会場はピークの半分以下しか居なかったし)。
観てないからはっきりとは言えないが、世代交代なんて本当に起きたのか?甚だ疑問である。主催者の好みもあんじゃないかと疑問視してしまう。

さて、今回もMCのアントーニオ本多は大活躍してました。
田代まさしとのコンビは絶妙で、M-1の3回戦くらいまでイケルんじゃないかと思えたほど面白かった。この転換MCが楽しみで、MC終わってメインのアーティストが出てきてからがトイレタイムだったほどだ。
ゲストのミヤムーこと宮村優子との絡みもなかなかだった。彼女の持ちネタ(?)のアスカの「あんたバカぁ!?」はエヴァファンならずとも盛り上がってた。「破」で死んだアスカはこの青森で復活してくれた。
しかし、サンボの出番前の転換で遂に本多ブチ切れしてた。何があったかは知らんが、おそらく観客から暴言吐かれたのだろう。でも本多は泣きながら頑張ってたから「本多」コールが起きるほど同情されてたし、歓迎されてたし、応援されてた。
彼の仕事の辛さはなかなか伝わらないが、物凄い大変なのである。いかにダウンタウンであろうがとんねるずであろうがはんにゃであろうが、あの時間未定の転換中に笑わせるのは難しいし、本業のお笑い芸人もこんな仕事受けないだろう。
このアオモリロックフェスの影の主役は今年も本多だったし、彼が居てこそのアオモリロックフェスである。
それをサッカー観戦と勘違いして参戦して暴言吐くバカ客など二度と来るなと言いたいし、近くにいたら「お前が帰れ!」と言いたかったわ。

アラバキに続いて大雨の野外フェスだったが、まあまあ楽しかった。
ライブが素晴らしいアーティストに出会えるのはとても嬉しい事だ。特にサンボマスターは意外に意外、嫌いから好きになっちゃったので、今後ライブあったら絶対行く事にする。

そういえばチケットもぎりを途中からやってなくて、ほぼノーチェックで会場入り出来てた。実質タダで観れたのだ。そんなフリーライブになったのは、スタッフがやる気なかったからか・・・?それともウッドストックを目指したのか・・・?

今回も大成功、とはいかなかったと思うアオモリロックフェスだが、今回で大分定着してであろう。
東京から来たと言うロックキチガイもいたほどの広範囲からたくさんの参加者がきてくれて、地元民としては嬉しい限りだ。

来年ももちろん参加するし、今年より素晴らしいフェスに成る様、期待しています。

チャットモンチー 2009 いま一度ライブハウスを洗濯し申す!ツアー

2009-06-29 23:48:12 | ロックライブ
ホールツアーを終え、ほぼ間髪入れずにライブハウスツアーで全国を回っているチャットモンチ-がZepp Sendaiでライブを行うので参戦した!

宮城はアラバキぶり。でも仙台は姉の結婚式ぶり。
仙台でのライブなど行こうと思った事はなかったが、ETC付けたので、ちょうど日曜日だったから交通費が格安になるので、これは行くべきだと判断した。
しかも今回は友人も一緒だから交通費半分もってくれて、金がかからん、ちょっとだけ遠出気分でのライブである。

12時に弘前出発。この日は30度越えて暑くて大変だった。時間は経っても南下するからそんなに気温下がらず。
汗だくで無事に仙台到着。3時間半もありゃ着くから意外と近いもんだね。

会場のZepp Sendaiはどこにあるかよくわかんなかったけど、とりあえず駐車。全国一駐車料金が高いと噂の仙台だけど、そこら一帯で一番安い駐車場へ停めてから歩いて探す。

近くのコンビニで気付けドリンク買ってから場所を聞いたら教えてくれたので、コンビニ出て向かったんだけど、100mほど歩いたら、後ろから「お客様、そっちじゃなくてそこ曲がるんですよ!」とコンビニの店員がわざわざ走ってきて教えてくれた。なんて良い人だ!仙台は良い人が多いのだろう。

その後、教えてもらったとおりにZeppへ。堂々と駅裏にあったわい。
開場はまだまだ時間があったので、まずツアーグッズを購入。Tシャツとタオルをチョイス。
わざわざツアーTシャツに着替えるのも面倒だったので、そのままの格好で、でもタオルだけは頭に巻いて行くことにした。

そしてまたコンビニに戻り、さっきのお礼をして、つまみ買った。
余談だが、ピロシキ買ったのにフライドチキンがきた・・・。あの親切なオッチャンのうっかりぶりと言ったら・・・。

軽く気付けてから会場へ。
整理番号が1600番台と遥かに遠い番号だっから、まだまだ会場入り出来なかったから、また気合入れて、たこ焼き食べたりして時間潰してたら、飲みすぎてトランス状態になっちゃった・・・。

そしてやっとこさ会場入り。一階はほぼ満杯だったので二階へ。
2階もスタンディング仕様になってから、なんとか前から3番目くらいに着けた。お馴染みえっチャンサイドに陣取り。
更に時間あったからワンドリンク。今思えばフロアで飲んだらダメだった様な気がするが、注意も受けなかったからいいとする。

前置きは長かったけど、そんなこんなで開演。
いつもの3人が颯爽と登場。二階だがそんなに遠くもなかった。
(以下セットリストは自信なし)

1.風吹けば恋
いきなりのハイスピードナンバーで盛り上がる。

2.とび魚のバタフライ
序盤からウルトラポップサマーチューンでロッキンダンス。この曲が似合う季節になったね。

3.長い目で見て
クミコとアッコのボーカルも慣れたもんだ。長い長いえっチャンパートもサラっと歌うからすごいね。

4.真夜中遊園地
なんか懐かしい曲だ。生命力みなぎりツアーぶりだよね。これも疾走感があっていいね。

5.シャングリラ
序盤からもうシャングリラ。タテノリでノリノリ。

6.一等星になれなかった君へ
この曲やるのは珍しいね。

7.どなる、でんわ、どしゃぶり
大好きな曲。カッコよすぎるぜ。ラウドに爆裂する3人は美しい・・・。
他の大多数の客はノッてなかったが。

8.あいまいな感情
曖昧な曲。

9.ハイビスカスは冬に咲く
アコギ、アコースティックベース(?)、ボンゴ(?)とアコースティックでシンプルに。
実はこの曲の最中、我慢できずにトイレに行ってましたけどね。

10.ツマサキ
この曲もアコースティック版でしっとりと。
でもツマサキは普通のバージョンがいいなぁ・・・。

11.8�のピンヒール
これもポップでキュートでガーリーな歌詞が素敵だ。

12.CAT WALK
13.染まるよ
14.余談
ここらへんの曲はそんなにでもないので省略。

15.やさしさ
世界に通じそうなヘビーロックチューン。こんな曲作れるなんてチャットモンチ-お恐しや・・・。
ま、やっぱり大多数の客は盛り上がってなかったけどね。

16.Last Love Letter
アッコのベースが尋常じゃなく唸ってた。まるでギターかと思ったわ。
そんなベースラインがカッコよ過ぎるし、パワフルでマッチョなチャットが見れた。

17.恋愛スピリッツ
CDだとそんなにでもないが、この曲はライブの為の曲である。
後ろ向いてユラリユラリ揺れながらギターで爆音を奏でるえっチャンにうっとり。

曲終わったら3人が帰っていった。あれ、もう本編終わり!?とても早いように感じた。でも実際17曲しかしてないから短かったのは間違いない。
もちろんアンコールありで再登場。
ツアーグッズ販促とかあり。ツアーグッズデザインはもちろん、えっチャンのお兄チャン。
題字だかなんだか書いたのはクミコの妹。多才なファミリーを持つチャットモンチ-である。

EN.1.恋の煙
文句なしに盛り上がるキラーチューン。強烈なデビューシングルです。

EN.2.ハナノユメ
文句なしに盛り上がるポップチューン。一番好きかもしんない曲。
ホールツアーでもこの曲がトリだったね。

そんなわけで全体的な感想。
演奏が今まで見た中で一番良かった!
目立ったミスもほとんどなかったし、特にリズム隊がズ太くてパワフルな音出してた。
だからえっチャンのギターのボーカルが安定して聴こえるし、結果的にバンドのケミトストリーが見事に起こってた。

でも曲選と曲順があんまり好みじゃなかったのが残念。
序盤でやってた曲(とび魚とシャングリラ)は後半の方が良かったし、アコースティックやるならアンコールでやる方が面白い。
本編最後に「恋愛スピリッツ」はなんか合わない。キマリが悪いというかなんというか。
やって欲しかった曲は言ったらキリないけど、せめて「ヒラヒラ」と「親知らず」は絶対やってほしかったなぁ。

初めてのZeepだったけど、そんなに音良くないね。マイクすらイマイチだった気がした。
ライティングもイマイチだった。ありゃセンスの問題だが。

本当のところ、かなりトランス状態だったので、あんまり詳しく憶えてないんだよね・・・。でもシラフでも夢現で実感無いから、酔ってた方がすぐ盛り上がれるからマシ。

ちょっと物足りなかったけど素晴らしい演奏だった。さすが日本一のロックバンドだね。

数えりゃ今年に入ってチャットモンチ-のライブをもう4回ほど観てる。なんて贅沢なんだろう。
でも今後は観れる機会ほぼないな。フェスにはいっぱい出るけど、ほぼ行けないし。
今度チャットに会えるのは来年になるかもしれないけど、会えない時間がチャットモンチ-愛を育てるっつて事で(自分で書いておいて気持ち悪い表現だ)、耐え難きを耐えよう。

リアルタイムで好きなバンドがいるという、それだけで幸福が感じられるし、それがチャットモンチ-というのが最たる幸福だと自然に感じたライブだった。