見もの・読みもの日記

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茶室「五庵」他を見に行く/パビリオン・トウキョウ2021

2021-08-28 21:21:01 | 行ったもの(美術館・見仏)

ワタリウム美術館企画『パビリオン・トウキョウ2021』(2021年7月1日~9月5日)

 新国立競技場周辺エリアを中心に東京都内各所で開催されている同展を見てきた。各パビリオンは、自由に見学できるものもあるが、予約制のものもある。藤森照信先生の茶室「五庵」は当日予約制のため、同行の友人とはワタリウム美術館の受付で待ち合わせ。13時の参観予約を取って、ランチのあと、現地へ向かう。

 このモコモコした不可思議な建築が茶室「五庵」。交差点を挟んで、斜め向かいは国立競技場。

 1階の小さな出入口から、身体をかがめて中に入る。茶室なので「右足からお入り下さい」と注意される(裏千家か)。

 1階から2階へはほぼ垂直のハシゴのような階段をのぼる。30分単位で10人の参観を受け付けているが、2階の定員はその半分で、残りは1階でビデオ(藤森先生へのインタビュー)を見ながら交替を待つ。藤森先生、竹と和紙の伝統的な茶室をdisっていて、おもしろかった。2階は、壁に沿ったベンチと部屋いっぱいの大きなテーブルが据え付けてあり、釜と茶道具、それに木賊を植えた水盤が置かれていた。

 茶室「五庵」から歩いて、次のパビリオンへ移動。会田誠氏の「東京城」である。ダンボールでできた高くそびえたつ城と、ブルーシートでできた背の低い城が、神宮外苑の銀杏並木の入口の左右に立っている。銀杏並木の入口が(パラリンピックのため?)警官に封鎖されているのと相まって、白昼夢のような光景だった。

 最後に渋谷区役所第二美竹分庁舎を会場とする草間彌生の「オブリタレーションルーム」(ネットで事前予約)。入室時、大小10枚くらいの水玉のシールを渡され、真っ白な展示室内のどこでも好きなところに貼ることができる。

 また、同じ場所で、ワタリウム美術館主催『水の波紋展2021 消えゆく風景から-新たなランドスケープ』(2021年8月2日~9月5日)の展示も行われていた。

 写真は竹川宣彰氏の「猫オリンピック:開会式」。スタジアム状の舞台に1400匹の陶器製のネコが集まっていて壮観。楽しい1日だった。


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