○Beretta P-05撮影『渋谷道』 雷鳥社 2005.6
http://www.raichosha.co.jp/photo/pt9.html
これは立ち読みしただけで、結局、買わなかったのだが、無視するには惜しい本なので、敢えて紹介しておく。
日本全国、どこへ行っても街に掲げられた「○○区○○○丁目○○番地」という番地表示。青地に白文字の書かれた、短冊状の金属札である。本書は、「東京都渋谷区全番地…計2,862、撮ってこい!」という指令のもと、120人のカメラマンが、渋谷区内の全番地の撮影を敢行。番地表示の金属札と、その周辺の風景を4,500枚の写真に収めた写真集である。
それだけ?と言われれば、それだけのことだ。私は渋谷区の住人なので、感慨深く眺めた。いつも歩いている番地のはずなのに、写真の撮り方次第で、知らない町のようにイメージが変わる。ほとんどの写真は番地表示が主役なので、わずかな周囲の風景から、うーむ、この塀は...と記憶をたぐってみるのも、推理ドラマのようで楽しかった。
他の地域の人には、何も面白くないかしら。でも、東京なんてテレビでしか知らない、という人にとって、「渋谷」という地名は繁華街のイメージが強いと思うので、「渋谷区内」には、けっこう裏ぶれた住宅街もあるのだ、ということに、びっくりしてもらえるかもしれない。
http://www.raichosha.co.jp/photo/pt9.html
これは立ち読みしただけで、結局、買わなかったのだが、無視するには惜しい本なので、敢えて紹介しておく。
日本全国、どこへ行っても街に掲げられた「○○区○○○丁目○○番地」という番地表示。青地に白文字の書かれた、短冊状の金属札である。本書は、「東京都渋谷区全番地…計2,862、撮ってこい!」という指令のもと、120人のカメラマンが、渋谷区内の全番地の撮影を敢行。番地表示の金属札と、その周辺の風景を4,500枚の写真に収めた写真集である。
それだけ?と言われれば、それだけのことだ。私は渋谷区の住人なので、感慨深く眺めた。いつも歩いている番地のはずなのに、写真の撮り方次第で、知らない町のようにイメージが変わる。ほとんどの写真は番地表示が主役なので、わずかな周囲の風景から、うーむ、この塀は...と記憶をたぐってみるのも、推理ドラマのようで楽しかった。
他の地域の人には、何も面白くないかしら。でも、東京なんてテレビでしか知らない、という人にとって、「渋谷」という地名は繁華街のイメージが強いと思うので、「渋谷区内」には、けっこう裏ぶれた住宅街もあるのだ、ということに、びっくりしてもらえるかもしれない。