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見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

はたらくふね(浚渫船)@江東区大横川

2022-10-21 20:20:36 | 日常生活

我が家の窓の外を流れているのは大横川。

先週末、ふと外を見たら、浚渫船が止まっていた。我が家の前を通り過ぎていくのは何度か見たことがあるが、止まった状態は初めて見た。

そして火曜~水曜に、少し場所を移動して、我が家の前で川底の土砂を掬い取る作業をしている様子を見ることができた。

札幌に暮らしていたとき、除雪車が珍しくて、作業の場に出会うたびに興奮していたことを思い出した。私たち人間の暮らしを守るため、働くくるまやふねは、いつもカッコいい。

あと、この船(たぶん)クレーンを作動するときに、機械音に混じって神楽の笛のような哀愁のある音を出すのだ。それがとても好き。

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葬儀私記

2022-02-06 15:06:04 | 日常生活

 2022年2月6日に92歳の父が永眠した。その前後のことを書き留めておく。

 父と母は、2017年5月から老人ホームに入居し、2人1室で暮らしていた。長年、糖尿病で手術を繰り返してきた父に比べると、母は健康体だったが、2015年2月に脳梗塞で倒れてから復調せず、生活に支障をきたすようになってきたため、2人で老人ホームに入ったのである。その後、2人とも徐々に老化が進行していた。

 父はこの1年ほど車椅子生活だったが、昨年末にはリハビリの開始に意欲を示していた。しかしまた体調を崩したため、年末年始は病院で過ごすことになった。ところが病院の治療が合わず、年明け、入院前より病状が悪化した状態で施設に戻ってくることになった。1月に私は2回面会に行っている。

 1/15(土)には弟と2人でかかりつけ医師の話を聞き、いつ何があってもおかしくないですねえという予告を受けた。この日は父母の居室に入ることができたが、翌週から、東京都に蔓延防止措置が適用されたため、1/22(土)は面会室で会うことしかできなかった。20分ほどの面会だったが、父からはスマホの使い方について、いくつも質問を受けた。頭が朦朧として、使い方が分からなくなっているらしかった。結局、父から貰ったメールは、1/5(水)入院先からの「退院してお母さんと一緒に暮らしたい」という訴えが最後になった。

 1/29(土)は差入れだけ届け、2/5(土)の面会の予約を入れていた。

 2/3(木)の仕事帰り、施設から「土曜日では間に合わないかもしれない。今日会いにきたほうがいい」という電話があった。慌てて駆けつけると、父はベッドに半身を起こした状態で、北京五輪のテレビを見ていた(正確にいうと音だけ聞いていた)。あれが欲しいこれが食べたいというので、弟と2人で近所のスーパーで調達してきて差し入れた。缶ビールの一番小さいものを美味そうに飲んでいた。

 2/5(土)13:30に弟とともに施設を訪問。父を診察した医師から「あと1週間くらいでしょう」との説明を聞く。父は終始上機嫌で、学生時代の思い出を語り、二高の寮歌や「荒城の月」を歌っていた。呼吸を助けるため、酸素の吸入器をつけているので、気分がハイになるのだと医師が言っていた。

 2/6(日)迷いながら、ふらふら街へ遊びに出ていた私の携帯に、12:00頃、施設から「呼吸がなくなりそう」という連絡が来た。江戸川橋のあたりにいたので、1時間ほどで駆けつけると、すでに弟が来ていて、父はベッドで眠っていた。呼吸は安定しており、口元が動いているのが分かった。弟と交代で昼食をとることし、まず弟が出かけ、次に私も駅前のラーメン屋で食べて戻ってきた。弟が「途中だった洗濯を片づけてくる」というので、私はベッドの母と会話しながら父の様子を見ていた。

 15:00頃、スタッフの方が母の排泄ケア(パット交換)に来てくれた。父のベッドをそっと動かし、壁際のクローゼットから替えのパットを取り出し、母の服を脱がせるのを、私は少し離れて見ていた。と、スタッフの方が、父の口元の動きが止まっていることに気づく。顔を近づけて、名前を呼んでみたが反応がないので、母のケアを中断し、看護師さんを呼んでくることになった。私は弟に電話連絡。

 そして看護師さんによって呼吸停止が確認され、酸素吸入器のチューブが取り外された。やがて弟が戻ってくる。それから医師が来てくれて、父の死亡を確認した。施設のスタッフの方たちが、ジャージ姿だった父を、私と弟が選んだ服に着替えさせ、身ぎれいにしてくれた。お花も届けられた。

 施設で紹介してもらった葬儀社の方が、1~2時間後に来てくれることになったので、弟は洗濯の続きのため、自宅に戻り、私は父の遺体の隣りで、母と会話しながらしばらく過ごした。スタッフの方々が次々に部屋に来て、父にお別れをしてくれた。たぶん父が晩年を自宅で過ごしていたら、好んで近所づきあいをするタイプではないので、こんなに多くの人からお別れを言ってはもらえなかっただろう。

 18:00頃、葬儀社の方が来て、段取りを決めた。火曜が友引きなので、水曜に火葬にすることになり、父の遺体は葬儀社さんの安置所で預かってもらうことになり、車で運び出されていった。このときも施設のみなさんに送ってもらえて、果報なことだと思った。

 2/9(水)職場には理由を告げずに有休をとった。14:00に落合斎場へ。私と弟の2人だけで見送った。棺にはお花のほか、母の最近の写真と、若い頃の2人の写真を入れた。火葬は1時間弱で終わり、2人だけで収骨するのは大変だなと思っていたが、立会いの方の指示で、大きな骨をひとつだけ、弟と2人で拾ったあとは、全て斎場の方がやってくれた。父は体が大きい人だったので、骨の量も多く、骨壺に収まり切らないのではないかとハラハラしたが、なんとか収めてくれた。

 そして私が父の骨壺を抱き、弟の車に乗って実家へ戻った。いま父の骨壺は実家の仏壇の前に置かれている。三月最終週には墓に収める予定である。

 以上、他人に読んでもらう内容ではないが、ここに残しておくのが、後日の自分のために一番よいと思われるので、この場を使用する。(2/27記)

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2022東京の雪

2022-01-07 18:56:46 | 日常生活

昨日は、東京23区に4年ぶりの大雪警報が出た。4年ぶり? ということは、ここ門前仲町で暮らし始めてからも一度あるはずだが、よく覚えていない。昨日は、東京西部に出勤だったので、帰宅許可が出たのを幸い、早めに帰ってきた。都心のほうが、かえって雪が積もっていたように思う。

雪景色は、北海道を思い出すので嬉しいが、寒いのは苦手なので、まっすぐ帰宅して、一歩も家を出なかった。

今朝の窓の外はこんな感じ。

年末に防寒ショートブーツを買っておいてよかった。

裏起毛のタイツと手袋、それに、むかし内モンゴルで買ったウールのマフラーを久しぶりに着用した。

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ブルーバックスのマグカップ

2021-12-31 09:47:26 | 日常生活

講談社ブルーバックスのクラウドファンディングでGETしたマグカップが、クリスマスにちょっと遅れて届いた。Starbucksならぬ、Bluebacksのロゴ。安定感のある厚手のカップなので、来年4月以降の職場(また変わるかも?)で使おうかなと思っている。

よく見ると、表と裏で、微妙にロゴが違う。

ブルーバックスをよく読んでいたのは、高校生の頃。私は理系志望クラスだったのである。物理学の都筑卓司さんが好きだったなあ。

ついでに、いま使っているマグカップを並べてみた。

左端は北海道を離れるときに貰った北大オリジナルグッズ。安定感があるので、カトラリー立てになっている。隣りは若冲の『玄圃瑤華』モチーフで、2016年の生誕300年記念若冲展のグッズ。その隣りは、つくば時代に100円か300円均一で買ったもの。ちょっと縁が欠けてしまったのに、捨てられなくてまだ使っている。ふだんはあまり意識しないが、身の回りの品に少しずつ思い出がある。

いろいろあったこの1年も大晦日。新年が、いい年になりますように。

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2021スマホ買い替え&いただきもの

2021-10-27 22:21:35 | 日常生活

懸案だったスマホの機種変更をした。これが人生3台目のスマホである。

最初はHTCという台湾のメーカーの製品で4年くらい使った。

次に2018年1月から使っていたのがHuaweiの製品。使い始めた当初は、こんなに世界中で警戒される会社になるとは思っていなかったのだが…。とりあえず、特に不満なく使ってきたが、さすがに4年近く経って、バッテリーが膨らんで怪しくなってきたので機種変更することにした。また中華系のXiaomiにしてしまった。

古い機種は、返却するには修理が必要で、あまり得にならないということなので貰ってきた。たぶん廃棄してしまうと思うが、記念にその姿だけ残しておく。

前回は、全く期待していなかったのに、連絡先やら写真やら全てデータ移行してくれたのだが、今はしないのがデフォルトらしい。まあ必要なものは別のクラウドに保存してあるのでいいのだけれど。

* * *

先日、渋谷のビストロで食事会をした友人たちから、半年遅れの退職記念に贈ってもらったビールセット。三重県伊勢市の「伊勢角屋麦酒」のクラフトビールである。

これはもう少し寒くなったら、部屋を暖房で暖かくして飲みたい。特に「熊野古道麦酒」が楽しみ。

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2021・眼鏡をつくる&修理

2021-07-04 23:04:26 | 日常生活

 写真上の眼鏡は、私が初めて作った老眼鏡である。遠くが見えないので外出時は使わないが、家に帰るとこれに掛け替える。コロナ禍で在宅の機会が増えたため、一日中これを掛けていることもある。札幌在住時につくったような気がしていたが、ブログで調べたら、ずっと古くて2008年の夏につくったものだった。

 その老眼鏡のフレーム(レンズの周囲)が、先日、ついに割れてしまった。慌てて大手町の富士眼鏡に行って、新しくつくってもらったのが、写真下の赤いフレームの眼鏡である。そうしたら、「古いほうも直しましょうか?」と言われたのでお願いした(無償サービス)。昨日、修理後の眼鏡を受取に行ったら、銀継ぎみたいな手法でフレームがつながっていた。「新しい眼鏡の予備に」と言われたのだが、こうなると慣れたほうをもう少し掛け続けたくなってしまう。かなりボロボロなのだけど。

 ちなみに2019年1月につくった外出用(中近両用)の眼鏡は、4月に片方のレンズに傷をつけてしまい、処置に悩んでいたが、やっと決心して新しいレンズに取り換えることにした。

 今年度からパートタイム労働者でボーナスもないので、こういう不意の出費は痛いのである。なかなか安定的な家計設計ができない…。

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2021ワークデスクと椅子を買う

2021-05-14 17:00:42 | 日常生活

4月から新しい職場に変わって、週3出勤+週2在宅でスタートしたのだが、4月末の緊急事態宣言に伴い、「可能な限り在宅勤務を」という指示が下された。そのため5月はまだ1回しか出勤していない。

少し在宅環境をよくするため、思い立って、ワークデスクと椅子を買ってしまった。特に椅子は大事だと思ったので、週末、近所のニトリで座り心地を確かめて購入した。今日、配達が届いたので、さっそく組み立ててみたところ。たいへん快適。読書にもよい。

長年、家は「帰って寝るだけ」の場所であり、引っ越しの繰り返しだったので、最低限の什器しか持っていなかった。昨年、しばらく在宅勤務が続いたときも、部屋が狭くなるのが嫌で、ありあわせの椅子とテーブルでしのいでしまった(※写真)。今後は、少し人並みの住環境を整えようと思っている。まずは不要なものを処分しつつ、必要なものをゆっくり買い揃えていきたい。

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2021のんびり在宅勤務

2021-04-21 09:00:43 | 日常生活

4月から新しい職場に変わって3週間。通勤距離は長いが、今年度からフルタイムではなく6時間×5日の非常勤職員になったので、負担はない。しかも、現在のところ、週3出勤+週2在宅でいいことになっているので、水金を在宅にしてもらった。

在宅勤務日は、朝起きると、天気がよければ洗濯をし、布団を干し、勤務開始の10時まで、のんびり過ごす。去年の今頃も似たような生活だったけれど、職場での立場が全然違うし、もう年単位で、なるようにしかならないという諦めがついてしまったので、精神的なストレスを感じない。

3月に退職記念で貰ったたくさんの花束、さすがに多くは萎れて、捨ててしまったが、白いカーネーションと緑色のピンポンマム(菊の一種らしい)だけまだ残っている。ちなみに5つ蕾がついていた鉄砲百合は、全部咲かせた。

花のある生活はよいものだな。夏までこんな感じなら、久しぶりに朝顔の鉢でも買おうかしら。

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2021パソコン買い換え

2021-02-21 23:10:57 | 日常生活

 1週間前に自宅のパソコンを買い替える羽目になった。朝、ぼんやりテレビを見ながらコーヒーを飲んでいてカップを倒し、キーボードの上にミルクコーヒーをぶちまけてしまったのである。素早く拭き取って、祈るような気持ちでドライヤーで乾かしたが、立ち上がらなくなってしまった。幸い、重要なデータは置いていなかったし、もしかしたらこのPCにしか保存していなかったかも?と焦ったデータも、実はクラウドにバックアップを取っていた。

 このPCを購入した時の紙箱を開けたら、2016年10月17日に、つくばのパソコンショップで買ったときの領収書が出てきた。あのときも、使っていたPCが突然立ち上がらなくなったので、ネットで調べて、近くのパソコンショップに持ち込んだのである。しかし修理はできないと言われたので、買い替えることにした。その前は2台続けてDellを使っていたが、Dellは扱っていないということで勧められたのが、ASUSのノート。知らないメーカーだったが、全く不満なく4年半使えた。この1年、在宅勤務やオンライン会議にも問題なく対応できたし、私の不注意がなかったら、もう1年くらい楽に使えたと思う。廃棄しなければならないのが、なごり惜しい…。

 で、次のPCもASUSにしようと思い、ビックカメラが扱っているらしかったので、新宿西口店(小田急ハルク内)で最新機種を買ってきた。画面は大きいほうがいいので、前と同じ15.6型。前の機種よりさらに薄く、軽いタイプ。

 それはよいのだが、キーボードのキーの配列(大きさ)が微妙に違うので、まだ少し戸惑っている。そのうち慣れるだろう。あと、自宅は無線だと通信が安定しないので、ずっと有線でつないでいたのだが、この機種、LANケーブルの差し込み口がなくて焦った。慌ててアダプターを買ってきて解決。

 これで、しばらくはPCのそばに飲みものを持ち込まないように注意するのだが…また忘れた頃に過ちを繰り返しそうではある。

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東京都知事選挙2020

2020-06-20 23:32:52 | 日常生活

 私は東京生まれの東京育ちだが、就職してからは、仕事の都合であちこち住まいを移してきたので、久しぶりの都知事選挙である。前回、2016年7月の選挙は、同年4月に東京に転入してきたばかりで選挙権がなかった。その前、2014年2月は札幌市民だった。だから2012年12月以来、7年半ぶりの投票になる。

 宇都宮けんじ氏は、その2012年の都知事選にも立候補していたが、ほとんど印象がない。一度、演説を聞いてみようと思い、今日、16時から吉祥寺駅前の街宣を聞きに行った。選挙事務所の公式サイトでは、新型コロナウイルス感染症予防のため、街頭演説の場所を公表していないが、そこは調べれば分かるものだ。

 はじめに社会民主党の福島瑞穂氏、日本共産党の田村智子氏、立憲民主党の菅直人氏が応援演説をおこなった。当たり前だが、みんな話に中身があって、しかも巧い。政治家は義理で応援に立つこともあるのだろうけど、今回ばかりは本気であることがよく分かった。やっぱり、話題性とか訴求力でなく、本気でかつげる候補者が必要なんだと思った(前回の都知事選を思い起こしつつ)。

 宇都宮さんが、高い理想を掲げつつ、できることを一歩一歩進めようと考えていることはよく分かった。特にいいなと思ったのは、東京都の事業にかかわる業者は、最低賃金1500円以上、ジェンダー平等を実現している企業に限る、という方策。これ、全ての企業で最低賃金1500円を実現、と言い切ったほうが絶対に見栄えがいい。しかし空疎な公約を掲げて結果に知らん顔をするよりは、現実的な政策を持っている候補者を私は選びたい。

 同氏の功績とされるグレーゾーン金利の完全廃止には30年かかったそうだ。だから都知事選も、何度落選しても全然へこたれず、少しずつウィングが広がっていることを冷静に評価している。信念に基づく楽観主義者であるところもいいと思う。

 ふるさと東京を、そろそろまともな首長のもとに取り戻したい。

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