「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「ワーグナー」が聴けないシステムなんて

2024年03月01日 | 音楽談義

かねての予定通り、昨日(29日)の午後、小雨の中をついて福岡からお客様が3名お見えになりました・・、雪にならなくてよかった!

13時着の予定が30分ほど遅れたので、道に迷われたのかなと心配になり玄関の前に出ていたところ、30mほど先の曲がり角からひときわ明るい「デイライト・ランプ」が点いた福岡ナンバーの「3ポイントマーク」が悠然と姿を現したときはホット一息~。

やあやあ~、初めまして・・。

お一人は旧知の「N」さんでほかの2名の方々は初対面だったが、すぐに打ち解けさせていただきました。

というのも、3名の方々ともにオペラ「魔笛」ファンだったんですよねえ~、強力な共通基盤があると話が早いですね(笑)。

中にはこのブログを読んで魔笛に親しみましたという方もいて、ほんとうに(ブログの)作者冥利に尽きます!

そもそもこのブログを始めた動機は「魔笛」の素晴らしさを世の中に広く喧伝するためですからね~。そのうちいつの間にか横道に逸れてしまい、「オーディオ」記事があふれるようになった・・、まさに痛恨の極みですぞ(笑)。

というわけで、昨日は我が「音楽&オーディオ史」の貴重な一頁として、実に楽しい一日となりました。

それはさておき、具体的な試聴内容に入る前に受け入れ準備の状況をメモっておこう。

前日の28日(水)からオーディオルームの整理整頓におおわらわだった。少しでも部屋の空間を稼ぐために試聴の出番がないスピーカーを隣の部屋に移そうというわけ。

「もう要らないスピーカーは処分したらどう」・・、家人のご機嫌斜めの声を背に受けながら、「お客さんがお帰りになったらすぐに戻すからな」・・(笑)。

移したスピーカーは「TRIAXIOM」(グッドマン)、「PL100」(モニターオーディオ)、口径25cmのユニットが入ったSPボックスの3系統。まだ努力次第で大化けする可能性を秘めているので、処分なんてとんでもない・・(笑)。


ほかにも図書館から借りてきた本などをすべて移動させて、これで、随分部屋がスッキリした。

その後はいちばん気になるスピーカーの予備テストを行った。何しろ3ウェイなので弄るところが多い・・。



このところ「You Tube」の出番が多かったので、CDトラポで本格的に鳴らすのは久しぶり~。

で、手始めにワーグナーの「ワルキューレ」(ショルティ指揮)を聴いたところ、これは アカン !



低音域のあまりのプアーさに愕然とした。まったく中高音域が美しいだけの「きれいごとの世界」になっている!

この世の果てまで沈み込んでいくような深~い弦楽器のファンダメンタルな響きが出てこないとワーグナーの音楽は聴けない。

いちばんの原因は低音域用アンプのパワー不足だね・・、すぐに「2A3」シングルアンプと交換したが、これも少し良くなった程度で代わり映えせずにアウト・・。

結局、このところ待機中だった「EL34プッシュプル」アンプの出番となった。



さすがに出力30ワット前後のパワーは伊達じゃないですね! ついでに、ウェストミンスターのローカットを100ヘルツから200ヘルツに上げて、量感を増やすようにした。

これでどうにか「ワーグナー」が少しは聴けるようになったかなあ・・。

次が、スコーカー用のワーフェデール「スーパー10」(10インチ=口径25cm)を駆動するアンプの選定だ。



左が「LS7シングル」アンプ、右が「6A3シングル」アンプで、ジャズなら「前者」、クラシックなら柔らかい響きを買って「後者」だね。

結局「6A3」シングルで行くことにした。

で、当日もそのままこの3ウェイシステムがトップバッタ―として聴いていただくことになった、予定外の順番だったけどね~。

以下、続く・・。



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