「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

チャンデバさんの登場だよ~

2020年01月27日 | オーディオ談義

とうとう落札しちゃいました。

パイオニア製の「3ウェイチャンデバ」が格安の「即決」でオークションに出品されていたので、出来心でついポチッ(笑)。

  

アキュフェーズなどの高級機と比べると一桁違うお値段で、万一失敗したとしても「ま、いっか」で諦められる範囲だった(笑)。

北海道からの発送で、待ち焦がれること3日間、ようやく我が家に到着した。

さあ、いよいよ抜本的なシステムの編成替えだ。

これまで1台のアンプで3つのSPユニットを鳴らしていたものが、3台のアンプでそれぞれ1つのSPユニットを駆動するのだから天と地ほどの違いがある。

もちろん「いい悪い」の是非は別として、「なぜ変えたのか?」と問い詰められるとちょっと返答に窮するが、あえて言えばこれまでのネットワークを使った「ウェストミンスター」(改)の音にいっさい不満はなかったものの、やはり変化を求めて未知の分野に足を踏み出さないと進歩はないようにも思う。

「最も強いものが生き残るとは限らない、最も賢いものが生き残るとは限らない、ただ変化によく適応したものだけが生き残る。」(ダーウィン:種の起源)

と、恰好を付けてみたものの(笑)、勇躍して据え付けたのはいいとして作業に2時間ほどかかってしまった。

それぞれ3つのSPユニットにケーブルをつなぐのがたいへんで、長過ぎたり、短過ぎたりで「半田ごて」の出番がやたらに多い。

それが済むと、次にそれぞれのSPユニットの個性に応じた3台のアンプの選択が待ち受けていた。

現在、改造に出しているのが1台あって残りが8台なのでその中からの選択になるが、それぞれに弱点があって「帯に短し、たすきに長し」だが、フルレンジ向きとして「300Bシングル」(銅板シャーシ)、「2A3シングル」、「6098シングル」「171Aプッシュプル」の4台を除外した。

つまり、これらはチャンデバ用にはもったいない(笑)。

したがって残る4台の中から選択肢を絞った。

クロスオーバーの選択はチャンデバだけあって自由自在だがとりあえず「700ヘルツ」「8000ヘルツ」に設定し、担当する周波数帯域をアンプの個性(ゲインや音色)に応じて次のように決めた。

ちなみに、それぞれの電源はすべて「200ボルト → 100ボルト」降圧電源である。

「~700ヘルツ」 → 「PX25シングル」アンプ

「700~8000ヘルツ」 → 「6SN7」アンプ

「8000ヘルツ~」 → 「171シングル」アンプ



この3ウェイチャンデバの登場で一番のメリットは何といっても「8000ヘルツ」以上を受け持つ「075ツィーター」(削り出しステンレスホーン付き)の登板である。



これまでは、どうしても能率が高すぎて(110dbもある!)ネットワーク型式ではもて余し気味だったが、チャンデバの登場で自由自在にボリュームをコントロールできるので見事に息を吹き返した。

ジャズに必須のシンバルの響きは「075」じゃないと、どうしても物足りない!

最後の詰めは各帯域のボリューム調整である。

こればかりは実際に音出しをしながら調整するしかない。

試行錯誤の結果、低音域「~700ヘルツ」を全開(5時の位置)にし、中音域「700~8000ヘルツ」を10時の位置に、高音域「8000ヘルツ~」を11時の位置でどうやらバランスが取れた。

やはり、ネットワークのときと比べて、周波数レンジはぐ~んと広がり、低音域と高音域の屈託のない伸び方はうれしくなるほどだが、ハーモニーとなるとどうかな?(笑)

さっそく我が家のシステムのご意見番「Y」さんに来ていただいて聴いてもらったところ「低音域の重量感がものすごいですね!やや荒削りの音ですが、ネットワークのときよりも明らかにメリハリが利いて生の音に近いです。私はこちらの音の方が好きです」

「そうでしょう!」と、もろ手を挙げて賛同した。

しばらくこの状態で聴いてみることにしたが、やはりチャンデバは試してみるもので、購入して正解だったようだ。

これで十分、今のところは・・(笑)。

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