「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

売る気はないけど相場が気になるオーディオ機器

2024年05月21日 | オークション情報

現在住んでいる家を売る気はまったくないけど、どのくらいの相場なのかちょっと気になる・・、まったく同じことがオーディオ機器にも言える。

およそ、製造されてから20年ぐらいはなろうかというデジタル機器の「DAC」(DAコンバーター)の「エルガー プラス」(英国dCS)。



発売当時の価格はたしか「250万円」前後だった記憶があるが、縁あって我が家に流れ着いたのは10年ほど前のこと。

周知のとおりデジタル系機器の進展は日進月歩で、もはや旧石器時代の産物ともいえる時代遅れの代物だが、さすがに「腐っても鯛・・」で最新の「DAC」と比べると、微細な解像力などはやや劣るものの、ゆったりと包み込むような豊かな量感は「あまり細かいことは言わずに音楽を楽しもうよ」という気にさせてくれるから不思議~(笑)。

我が家にある4台の「DAC」の中でも独自の色彩を放っているので、くどいようだが手放すつもりは毛頭ない。

その「エルガー プラス」がこのたびオークションに出品されているのを見つけた!

さあ、世間の一般的な評価としてどのくらいの相場になるか興味津々~。

もし安ければ、部品取りとして購入してもいいかなあと虫のいい算段も湧いてくる(笑)。



「基本動作確認済み」とのことで、外観からしても程度が良さそうである。スタート価格が「1000円」だから、相当度胸のある出品者である(笑)。

そして、いよいよ昨日(20日)の夜が落札日だった。

で、今朝(21日)の「落札お知らせメール」で大いに気になる落札額が判明した・・、「475千円」という予想外の高値に驚いた。

と、同時に納得もした。

現用している「D2R」や「A22」などの最新のDACでは出せない音がたしかにあるからだが、その一方で「エルガー プラス」では出せないキメ細かやかな音が最新のDACにはあることもたしかである。

新旧チップの性能の差は確実にある・・。

そういうプラス面とマイナス面を相殺すると、どちらに軍配を上げたらいいのか・・、ちょっと結論が出せませんなあ(笑)。

もう、音楽ソースやその日の気分などによってこまめに使い分けるしかないが、そろそろ夏の時季が近づいている。

7月に入ると「エルガー プラス」の天板が猛烈に熱くなる・・、内部のコンデンサー類の劣化が心配になるのでいつもレギュラーから外してしばし休養させている。

その点、「D2R」は消費電力が僅か「5ワット」という触れ込み通り、年から年中スイッチを入れっぱなしだが、まったく天板が熱くならない・・、こればかりは大いに感心する。



そして、お値段の方も新品なのに前述の「エルガー プラス」の落札価格の1/4程度だから、やはり「コスパ」が凄いとしか言いようがない・・。

今回のオークションを通じてオーディオにおける「ブランド」の意義について、真剣に考えさせられましたぞ・・。

あっ、そうそう関連してクルマのブランドについてだが、先日遊びに来た甥っ子(福岡)が乗っていた洒落た白色のベンツ(セダン)が中古価格で380万円だったそうで、その一方国産のトヨタのハリアー(SUVハイブリッド)は400万円ぐらいが相場だ。

ネームバリューからすると圧倒的にベンツなんだろうけど・・、もはやおいらの感覚が古くなったのかなあ(笑)。



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