「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「JBLサウンド」を手放せない理由

2021年12月06日 | オーディオ談義

このところ急な寒波の襲来に震えているが、珍しく調子のいいオーディオのおかげで心の方は弾んでいる。

たとえて言えば、泉からこんこんと水が溢れ出るように、アイデアが湧いてくるといったら言い過ぎかな(笑)。

このほど朝の起き抜けのときに閃いたのが「AXIOM80」(オリジナル版)へのアプローチ。

箱の中に「重し」代わりに「AXIOM150マークⅡ」を据え付けているのだが、別途「ドロンコーン」の役割を果たしてくれるともっといいんだけどなあ、とつい欲が出た。


というわけで、前面のバッフルの下部に開けている2cmの隙間を荷造りテープで塞いでみた。



密閉度を増すことによる「AXIOM80」の背圧のプレッシャー効果、それと薄いテープが「ARU」の役割を若干なりともしてくれるのではないかという淡い期待だった。

ところが、これは「イケマセヌ」。

まったくの「捕らぬ狸の皮算用」で、明らかに徒労に終わった。以前とあまり変わりないというか、むしろ悪くなったぐらい。

そういえば「弘法にも筆の誤り」という言葉がある(笑)。

潔く諦めて、今度は気になっていた「JBLの2ウェイシステム」の試聴に移った。



日頃「イギリス系のスピーカー」ばかり聴いていると、ちょっと「しんねり・むっつり」(笑)したところがあるので、たまに聴くJBLのスカッとした音は一服の清涼剤みたいなところがある。

これが(JBLを)手放せない理由の一つになっており、いかにも「私には下心がいっさいありません」という明快なサウンドが素直でよろしい(笑)。

クロスオーバーはおよそ「7000ヘルツ」(-6db/oct)あたりにして、それ以下を「D123」(口径30センチ)、それ以上を「075」ツィーターにした。

ここぞとばかり、ムンドルフの「コイル」とウェスタンの「コンデンサー」の出番だ。

折りしも、オークションでこのタイプの2ウェイ・システムが出品されていた。



そっくり同じユニットを使った堂々とした本格的なシステムだが、クロスオーヴァーが「2400ヘルツ」になっている。

ジャズ向きならこれでいいが、クラシック主体となるとやっぱりクロスは「7000ヘルツ」でしょうよ。弦の響きに雲泥の違いが出てくる。

さて、どういうアンプで鳴らそうかな。

ツィーターの「075」は能率が「110db」と高いので低出力の71系アンプを始め候補者が続出だが、今回は「6098=6AR6」(三極管接続)アンプの出番とした。

肝心の「D123」は当初「WE300B」アンプで鳴らしたが、何だか「かったるい」感じがした。もう少し「制動力」が欲しい気がしたので、我が家では一番の力持ちの「EL34プッシュプル」にしてみた。



すると「WE300B」シングルアンプに比べて、およそ6倍もあるパワーのせいかあの「かったるさ」が見事に消えたのには驚いた。

高音域の繊細な表現力に少し難のあるアンプなので日頃の出番が少なかったのだが、今回は7000ヘルツのハイカットなのでそういう懸念も吹き飛ぶ。

昨日(5日)の午後にオーディオ仲間のYさんがお見えになったのでさっそく聴いていただいた。

すると予想外にも・・・。

以下、続く。



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