「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

目の保養になるコンサート

2016年06月09日 | 独り言
去る5月15日のNHK教育テレビで随分と「目の保養になるコンサート」が放映されたようだ。当方は惜しいことにウッカリ見逃してしまったが、メル友の東海地方の「I」さんからの情報提供で知った。

「NHKのFM放送と衛星放送は私の重要な音楽ソースです。
クラシックは幅広く聴くために、ジャズは現代の動向を把握するために聴いています。
 
番組はタイマーでDVDレコーダーのHDDに録音(録画)しています。計算しましたら、クラシックは1週間で27時間強、ジャズは3時間(ジャズツウナイトとセッション2016の2番組しかない)録音していました。
 
クラシックは1日当たり約4時間になりますが、聴いてみて、好みではない曲は飛ばしていますので、聴くのに毎日4時間かけているわけではありません。
 
その中で、5月15日放送のN響アワーに、カティア・ブニアティシブリというピアニストが出ていました。ご覧になっていましたら、ここから先はお読みにならなくて結構です。
 
ナイスバディを露出の多い衣装に包み、体をくねらせ、たぶん声も発しての熱演です。カメラのとり方もいつもとは違いました。画面からこぼれんばかりです。楽員で最も近くに位置していたセコンドトップのバイオリニストが・・・眼のやり場に困惑し、血圧は上がる、汗はかく、最後は目が泳ぐ状態で、まともに伴奏はできなかったのではないか、と思いました。

しかし、前列で観た人にとっては、間違いなく記憶に残る名演奏だったのではないでしょうか。
 
「ヤルヴィーはん、こんなん連れて来たらアカン!」 なんちゃって関西弁ですが、当方、両親が兵庫県人です。お許し下さい。
 
肝心のピアノ演奏ですが、映像付きで聴くと音楽に身が入りません。でもまた聴いてみたい人です。
データ  演奏日  2016年2月17日  サントリーホール
      放送日  2016年5月15日 NHK教育

           

この人が噂のカティア嬢だが、たしかに~(笑)。

そういえばずっと昔の現役時代の頃・・。   
   

ある気さくな女性(中間管理職)から聞いた話だが、「仕事が出来るとか頭が切れるとか言われるよりも、綺麗とか可愛いとか言われる方が好き」とのことだったのでビックリ~。こりゃ男性とはまるっきり価値観が違うわいと驚いたことがあった。

その伝でいけばカティア嬢も「演奏がうまいと言われるよりも、魅力的だと言われる方が好き」なのかもしれない(笑)。

いずれにしても、前述したようにこの番組は見逃してしまったので、再放送があることを期することにしたが、「I」さんには貴重な情報を提供していただくばかりでは申し訳ないので、こちらからも申し出た。

「返礼というわけでもないのですが、五嶋みどりさんの「ヴィオリンとヴィオラのための協奏交響曲k・364」(モーツァルト)はお持ちですか?名演だと思いますのでもしお持ちでないようでしたら送付しますがいかがでしょう。一度耳にされるのもいいと思いますよ。ただし、押し売りは「害あって益なし」ですので興味が無ければアッサリ「ノー」でも結構ですが(笑)。」

すると「丁度聴きたいと思っていたところでした。是非送付して欲しいです」とのことなので、すぐにCD専用の封筒に入れて送付。

2日後に無事届いたとみえてさっそく試聴結果のご報告が届いた。


「おはようございます。昨夜、送っていただいたCDを聴きました。
 
いい演奏ですね。録音も凄くいいです。15年位前の録音ですね。今井さんが若い! 〇〇様がブログに書かれていたとおり、バイオリンとビオラの音色の違いをこんなに感じたことはありません。
 
演奏の方ですが、五嶋みどりさん今井信子さん、いいですね。世界のトップクラスなのでしょうね。ふと、4年前に当地の静岡音楽館AOIで聴いた庄司紗矢香さんを思い出して心配になりました。
 
ジャンルカ・カシオーリ(P)とのリサイタルでした。私には演奏の構成力が弱いという印象が残りました。もちろん、えらそうに評価できる立場ではありませんが。彼女の音楽は、切れぎれになっている感じです。たとえば、ヴェンゲーロフの生を、私はは聴いていませんが、TVやCDで聴く、その音楽の構成力(関連性・必然性など)は凄まじいものだと思います。
 
以前、NHKTVのインタヴューで彼女は、ドイツで暮らす理由を「平板な日本語の社会で暮らしていると、音楽も平板になるから・・・」と仰っていました(カチン!でも事実だろうな)。
 
素人の妄想ですが、彼女に必要なのは、ドイツ語やクラシック本流の勉強ばかりでなく、他の音楽、ジャズとは言わないまでも、いろいろな地域の伝統音楽などの勉強や音楽以外の分野の勉強ではないでしょうか。要するに音楽の幅が狭い。将来への広がりが感じられない。
 
ポリーニがアメリカのジャズフェスを聴きに来ていて、日本人のピアニスト(しらさかあやこ、だったかな?)にスタンダードをリクエストしたという逸話を聞いたことがあります。余裕を感じます。
 
あ~、すごい偉そうなことを言ってしまった・・・自己嫌悪です・・・でも、また、聞いてください。では失礼します。」

以上のとおりで、どうやら五嶋さんと今井さんのコンビが気に入っていただいたようで送り甲斐があった。またジャズ一辺倒とばかり思っていた「I」さんだがクラシックへの造詣も深いことが分かったのは収穫。

なお、「I」さんは随分とナイーブな方のようで、ごく当然の表現だと思うのに「偉そうなことを・・、自己嫌悪です」とは恐れ入る。

このブログなんか、いつも「上から目線」になりがちだと思っているが、それに比べれば可愛いもんですよ~(笑)。
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