「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

SPユニット(フィリップス)の取り付け

2015年07月30日 | オーディオ談義

前々回からの続きです。

30センチ口径のフィリップスのSPユニット(フルレンジ)を購入し、その容れ物としてグッドマンの箱(以下、「箱」)を落札した所まで記載していたが、実はそれから“ひと波乱”あった。

              

24日(金)に到着するはずの「箱」がいくら首を長くして待っていても届かない。とうとう“しびれ”を切らして「配送番号」とともに問い合わせたところ何と「行方不明になってます」という返事。

「怒髪天を衝く」とはこのことだねえ(笑)。「いったい何をやってるんだ!」と、電話口で怒鳴ってやった。「もういい、土曜日曜は所要があるので月曜日に配達してくれ」と、きつく申し渡した。

全国で一番著名なこの宅配便の会社は、このところとみに悪い評判を聞く。オークション仲間からだが、荷物を持ち込んでも「精密機器はお断りします」という事例が再々あるそうで、「みんなでこれからもう利用しないようにしようよ」。

全国的にネットでの購入が増えるにつれ、高飛車になっているし、首が回らなくなっているのもあるだろうし、輸送中の事故などのクレームも多くなったと思われるので慎重になっている面もあるのだろうが、競合他社がもっと増えた方がサービス面での向上が大いに期待できそうな気がする。

それはさておき、日曜日の夜になって、またもや「明日、木の箱を配送しますのでよろしくお願いします。」と配送業者から電話があった。またまた電話を取ったのが家内。重ね重ね、もういい加減にしてくれえ(笑)。

「あなた、そんなに木の箱を購入してどうするんですか!」と家内。

「いや、届けると言って待っていたところ行方不明になったので再配達なんだ」と、冷や汗を流しながら弁解した。

そして翌日の午前中、ようやく箱が届いた。「どうもご迷惑をおかけしてすみませ~ん」家財宅配便なので二人がかりで持ってきた。「ま、いっか」(笑)。「荷を解いて梱包は持って帰っておくれ。室内まで運び入れてもらっていいかなあ~」

若い兄ちゃんたちだったが、一つ返事で「ハイ」。

どうやら片方の兄ちゃんがオーディオマニアとみえて部屋に運び入れるなり「ワァ~、凄いですねえ!真空管アンプですかあ。〇〇と言います。この次、是非聴かせてください。」「お客さんはいつでも歓迎だよ~」と返しておいた。

さあ~とばかり、「箱」をじっくり拝見。相当傷んでいるが音には関係ないのでいっさい気にならない。箱の背後にネジがないので前開き型である。おんぼろなサランネットを外して10個のネジを外してみたところいずれも錆だらけ。

おそらく20年以上“ほったらかし”にされていた模様。可哀想に~。肝心のARUだが、簡単に背圧(ユニットの後ろ側に出る音)を逃がさないように独特の生地が貼ってある。ウ~ム、こういう手もあったか!

驚いたのは故障したユニットが1個だけかと思っていたら、もう1個は箱の下の方に内蔵されていたこと。

              

「AXIOM301」が2本と、思わぬ収穫にホクホク。現用中なのでこれでスペアを購入しなくて済んだのはありがたい。ちなみに昨日(29日)SPコードを繋いで鳴らしてみたところ、両方とも無事綺麗な音が出てくれた。万歳!

綺麗に全体をぞうきん掛けし、近くのホームセルフで新しいネジを20本(片方10本)購入し、ついでに100均に立ち寄って緑色のペンキを調達。

フィリップスのユニットは比較的軽めなので作業が楽だった。一番神経を使ったのは(ユニットを)バッフルに取りつける時の円形になった8個のネジを均等に締めることで、これが不ぞろいだとユニットに歪が生じて、音が消え入るときの余韻が味わえなくなる。ビビリ音が出るのだ。

3時間ほどの作業を終えて、いよいよ前もって準備しておいたSPコードをアンプに接続。しばらく鳴らし込みが必要なので我が家のエース「AXIOM80」さんは当分の間、お休み状態に~。

                    

緑色のアクセントだが、同じ背景の薄茶色という選択もあったが、常識どおりはあまり面白くないので一味変えてみた。

さあ、ワクワクしながらいよいよ音出し。この緊張の一瞬は何度やってもたまらない。

そして出てきた音を聴いてビックリ仰天!「こりゃあ、AXIOM80以上だ~。」

以下、続く。

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