「〇〇さんのところには次々にお宝が集まりますねえ!」と、オーディオ仲間から羨望のまなざしを受けている今日この頃。
そう言われてみると、そうかもしれない。ルンルン~(笑)
☆ SPARTONのメッシュプレート・タイプの「480」整流管
昨年末に手に入れたものだが、とにかく並みの80(整流管)と比べると雲泥の違いがある。メッシュプレートの凄さを満喫出来る逸品である。製造は1930年前後だが、「北国の真空管博士」によると、SPARTONに吸収合併された「CARDON」社の設備で製造されたものだそうで、このCARDON社というのは品質のいい球を作ることで知られたメーカー。CARDON社製の「585」(50同等管)といえば、今やマニア垂涎の幻の真空管である。
☆ 171(トリタン仕様)出力管の最初期型
このほど、「北国の真空管博士」からめでたく落札した「171」の最初期型ナス管(両脇の2本)。もちろんトリタン仕様である。最初期型の真空管のツクリがなぜ優れているのかは前回のブログ「古典管と近代管」で述べたとおり。製造時期は1920年代半ばといったところだろう。なにしろ出てくる音がけた外れである(笑)。
☆ オスラム製の電圧増幅管「ML4」(メッシュプレート)
この画像の左側に挿してある2本のナス管がそれである。つい最近手に入れたもので、これもメッシュプレート管で製造年代は1930年代。
ちなみに真ん中の2本は上記の「171」(最初期版)、右側は冒頭の「SPARTON」の「480」整流管である。
つまり、オール「ナス管」の勢揃いで、うち二つは「メッシュプレート」管!我が家の「三種の神器」が並ぶ様は壮観である。
また、その出てくる音たるや、物凄い。ベールが2枚も3枚もとれたようなスッキリ、爽やかさ。しかも、ふと音が鳴り止んだときのそこはかとなく漂う静けさと雰囲気は筆舌に尽くしがたい。
読者から「また、いつものようにコイツの大げさな自慢話が始まった」と思われるのが関の山なので(笑)、強力な「生き証人」(2人)に登場していただこう。
それは16日(土)にお見えになったYさん(別府市)、そして18日(月)にお見えになったHさん(大分市)。
以下、続く。