先日、投稿した「見てくれオーディオの是非」について、「見てくれがいいに越したことはないのでこれからはそういう視点も必要かもしれない」と、殊勝げに述べていたのをご記憶だろうか。
「音さえ気に入っていれば見かけなんてどうでもいい」の信念はいささかも揺らぎが無いが、「音もいい、見かけもいい」となると、もっと素敵だよねえ(笑)。
「いや、いい音は見てくれも絶対いいはずだ。たとえばマランツ7がそうだ!」と力説される方もきっといるに違いない。
というわけで、「見かけ」にも配慮した取り組みを少々やってみた。
小型のスピーカーはどう弄ってみても大勢に影響がないので、対象になるのは我が家の本丸「ウェストミンスター」である。
この姿を眺めてみると、多少なりともフィルターがかかってきて「違和感を感じる・・」かもねえ(笑)。
で、およそ丸1日かけて改造した姿がこれ。
かなり、印象が柔らかくなったのではあるまいか・・。
そして、肝心の「音」の方は確実に前進したのだから、自分で自分を褒めてやりたいくらいだ。
はたしてどこをどう変えたのか、「したり顔」して解説してみよう(笑)。
☆ スコーカー(スーパー10)の入れもの交換
平面バッフルに取り付けていた「スーパー10」だが、家にあった木製の植木鉢の寸法が奇跡的にピッタリでユニットの4か所のネジ穴が丁度植木鉢の周囲に収まることを思い出した。
いわば後面開放の小さな箱に容れたようなもので、手間暇かからず、まずは理想的な入れものだ。これならユニット後方からの音の回り込みも気にしなくていいだろう。
第一、見てくれがいい・・(はず?)。
ただし、これで聴いてみると明らかにウーファー(ハイカット:700ヘルツ)とのつながりが悪く(薄く)なったので、慌てて弁当型サイズのコンデンサー「22μF」に代えて、ローカット「900ヘルツ」にしてようやく落ち着いた。
「平面バッフル」と「植木鉢」とでは、さほど変わりはないと思うのだがなぜ繋がりが希薄になったのか非常に不思議~。
スピーカー周りの作業は物理的に説明がつかないことが多い。いや、つくんだろうが、あまりに細かいというか計算が煩雑すぎて未解明の部分が多く残されている気がする。したがって、実際に実験してみるに限ると思っている。
さあ、次の対象はツィーターで、「075」(JBL)に未練を残しつつも、とうとうワーフェデールの「スーパー3」に交換するに至った。巨大かつ強力なマグネットが魅力的な代物である。
以下、続く。
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