「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオの「交友の歴史」とJBLについて

2024年05月10日 | オーディオ談義
先日のこと、JBLの「175ドライバー」を使ったシステムに触れたところ、メル友さんから次のようなお便りがあった。(要旨)



「オーディオ仲間に恵まれていいですね・・、そして、6系統ものSPシステムの研究をされている中で、JBLがしぶとく生き残っている印象です。
クラシック愛好家なのにどうして・・、きっと、ブログ主さんの感性の中に、JBL憎からずというものがある、と解釈しています。」

メールありがとうございます。

まず前段の「オーディオ仲間」について述べてみましょう。

実は学校関連のオーディオ仲間たちとはずっと付き合いが長いのですが、翻ってオーディオ関連の交友となるとどうもあまり長続きしないようなのです(笑)。


差し障りがあるのであまり詳しくは書けませんが、一時往来が激しかったのに今ではサッパリという方々が片手の指に達するぐらいいらっしゃいます・・、つまり離合集散がかなり激しい傾向にあります。

何故かな?

自分には性格的に多少「偏屈」なところがあるのを自覚していますが、どうもそればかりではなさそうです。

やはりオーディオとか音質に対する意見の食い違いがあったりして、それを あからさま に口に出すわけにもいかず腹の中でぐっと我慢をする・・、そういうことが積もり積もってストレスが溜まっていき、次第に疎遠になる、これも一因ではないでしょうか。

もちろん、片方だけでなくお互いにそう思っているからこそ、磁石のマイナス同士が反発するような状況に陥っていきます。

オーディオが、たかが趣味の世界として簡単に片付けられるレベルではなく、ちょっと大げさですが人生の譲れない「レーゾン・デートル」として大切になればなるほど、そういう危険性を孕んでいる気がしてなりません。

そういう経験をお持ちの方ってありませんかね・・。

我が家のオーディオの歴史といえば、ある意味では「交友の歴史」ともいえるもので、その時々の方たちから強い影響を受けており、そういう礎のもとに現在の「音」が築き上げられていて、いわばお師匠さんにあたります。

というわけで、今でも折に触れて感謝の念を持ってますよ~(笑)。


次に「JBLに対して憎からず」というご指摘について述べてみましょう。

そもそも、クラシック愛好家がなぜJBLを使っているのか?

自分ではまったくそういう意識がありませんでしたが、いざ指摘を受けてみるとたしかに変ですよね(笑)。


周知のとおり「JBL」はアメリカ産だし世間一般的に「ジャズ」向きとされているスピーカーだし、クラシック向きのスピーカーはほかにもたくさんあるのにどうして・・。   

その疑問に対して、思いつくままに箇条書きしてみると・・、

 総じてJBLは能率の高いユニットが多くて使いやすい。我が家のように小出力の真空管アンプ愛好家にとっては大いに助かる

 音声信号に対する応答性が早く、音質に「澄み切った秋の青空」のようなスカッとした爽快感がある

 日頃から紳士的で穏やかな英国系のユニットを使っていると、ときどき気分転換して破目を外したくなる

 弦楽器にはある程度「目を瞑る」としても、ボーカル、ピアノ、管楽器系となると非常に捨て難い味がある

 市場に出回っている機器が多いので比較的簡単に入手できるし、修理も容易い

とまあ、こういったところでしょうか。

しかし、これは「答え」になっていますかね・・(笑)。



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