「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オールJBLの「変則3ウェイシステム」

2017年12月12日 | オーディオ談義

相も変わらず「音楽三昧、オーディオ三昧」の毎日だが、まったく飽きることがなく楽しくてたまらないのはほんとうにありがたい。

いつも観ている「釣り番組」のコマーシャルで「ほんとうに好きな趣味に出会える幸福はめったにない。」みたいなことを言ってたが、その通りだとすると、とても運のいい星のもとに生まれたことになる(笑)。

先日ブログに搭載したとおり、希少な前段管(112A:トリタンフィラメント)を得てすっかり名誉挽回を果たした「PX25シングル」アンプ。

          

組み合わせている「ワーフェデールの2ウェイシステム」との「名コンビ」ぶりにゾッコンの毎日だが、そのうち、またぞろオーディオの浮気の虫が(笑)。

久しぶりにアンプを換えてみようかと「WE300Bシングル」と入れ替えてみたところ、これがどうもしっくりこない。

アメリカの出力管とイギリスのスピーカーとでは「お国柄」が違うせいだろうか、どうも言葉では表現しにくいような違和感を覚える。まあ、PX25アンプと比較しての話だが。

そこで、今度はスピーカーの方を換えてJBLの「LE8T + サブウーファー」にしてみたところ、WE300Bアンプにとっては明らかにこちらの方がグッド。

ただし、音の切れ味がいま一つ。おそらく出力管「WE300B」(1951年製)が「へたり気味」なのも一因だろうが、それにしても・・。

そこで「LE8T」に予備役で待機中のツィーターJBL「075」(ステンレス削り出しホーン付き)を加えてみた。マイカコンデンサー1個(0.075μF)でローカット。

  

これで、「オールJBLの変則3ウェイシステム」の完成となった。

具体的には「LE8T」はフルレンジで鳴らす、そして片隅に置いてあるJBL「D123」(口径30センチ:ウッドホーン入り)は、サブウーファーとして160ヘルツ前後以下(6db/oct)を受け持ち、JBL「075」は生かさず殺さずで、かすかに超高音域を分担することになる。

ずっと以前のブログで「口径30センチのフルレンジ+ツィーター」を話題にしたが、今回は「口径20センチのフルレンジ+サブウーファー+ツィーター」となった。

とてもスピード感あふれる歯切れのいい音と、小気味よく弾んでくる低音に恵まれてこれこそJBLの独壇場だと思った。明らかに「AXIOM80 」や「ワーフェデール」では得られない良さがある。口径20センチも使い方次第では侮りがたく、とりわけ「LE8T」(初期版)の素性の良さにはほとほと参った(笑)。

特筆すべきは075で、これが有るのと無いのとでは雰囲気感の再現力に雲泥の差があって、低音域の質感まで変わってくるように感じるのだから効果絶大。やっぱし、オークションに放出しなくてよかった(笑)。

ちなみに、つい最近の日本経済新聞の記事に載っていたが、2万ヘルツ以上の超高音域は耳では聴こえなくても皮膚で感じることができるそうで、それが脳に伝わって新鮮な刺激を与えてくれるので、これこそが近年ハイレゾが闊歩する一番の理由だとあった。

さて、これでアンプもスピーカーもアメリカ勢同士だし、相性もいいしで満足の一言だが、このところ出番のない「71Aプッシュプル」アンプならどういう音が出るんだろうかと取り換えてみた。

これもすべてアメリカ球なので相性の悪かろうはずがないと、およその見当はつく。

以下、続く。  


 


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