経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

理念と戦略と自転車の関係

2006年02月15日 | Weblog
いろいろ考えました。出来るだけ多くの人に聞いてみました。歴史や伝記でも研究してみました。で、わかったこと。そのわかったことを、今度は実際に私の勉強会のメンバーにやっていただきました。うまくいきました。

 理念、戦略、壁に向かって唱和。私も昭和41年から57年11月まで、ソレやってましたが、全くムダでした。行動にならないからです。行動は、形。形しかお客様は見えない。見える形しか、評価しようがない。この形が「戦術」です。

 え、何の話かって?失礼しました。理念、戦略、戦術と組織の話です。
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 理念は、一人ずつ、人間同士として熱っぽく、情念として、自分の言葉で、語り掛ていくこと以外に、期待は出来ないようです。一人筒話しかけて。この結論得て、シメタ、と思いました。大企業では難しいですから。あの京セラですら、ということです。

 戦略は、これまた経営者として自分のロマンとその方向を語り合う以外にないようです。理念とちょいと違うのは、ここでは相手の戦略も聞いて、お互い助け合う仲間、同志という戦略の相互共有化が求められると言うことです。
 
 上の2つを、手を変え、品を変え、繰り返し、繰り返し、一所懸命繰り返していく。これが経営者の一番大切な仕事。これを繰り返して、創業理念、戦略を説いている経営者自身が、真意を理解する。実はこのことに重きがあるのです。

 理念と戦略とかけて、なんととく。
 自転車乗りととく。
 答えは、倒れないためにとき続けなければならない
 
 これができれば、戦術は、全て委ねる。任す。
 これで組織は、組織本来の機能を果たすことになのです。