経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

戦術は委ねるが、が組織がいきていること

2006年02月10日 | Weblog

理念と戦略が浸透している、ことことを前提に、戦術は委す。委すのです。任すと言うこと。これが実はなかなか出来ない。方法、やりかたも一切含めて命令、指示しない。口を挟まない、拘束しないことなのですがね。

 口を挟んんでしまったら、うまくいったら口を挟んだ上司の成果、失敗したらこれまた口を挟んだ人の責任。これでは人事考課できない。責任も取れないじゃないですか。なのにたいていは口を挟んだり指示したりしています。

「戦術は任す、委ねる」が、徹底されれば、相手の方が経営者が自分を信頼しているということを理解しますし、それが、彼らの経営者への信頼となります。やる気意欲になります。教育になります。
 委すということはイコール、信頼している、ということです。

 要は、組織そのものの成立の必要十分条件として、理念、戦略の浸透がある、ということです。そしてこの2つが充足されない限り、どんな優れた戦術も無意味になります。
 いわゆる、夢を語り合え、夢を共有しあえ、信頼しあえる仲間の集団、これこそ目指す組織されるあり方だと思います。
 私たち経営コンサルタントは、戦術は委ねれているかどうかで、組織が生きているかどうか、一発で判断することになります。