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歴史的瞬間=核兵器は違法!

2017-07-08 06:15:06 | 日記

7日、国連で「核兵器禁止条約」が採択さ
れた。

歴史的な出来事だ。

毒ガス兵器は国際的に違法な兵器だ。しか
し核兵器は違法でなかった。
それが、ついに違法となった。

条文は、核兵器の使用だけでなく「開発、
実験、生産、製造、保有、移転、配備」な
どを禁止する包括的な内容だ。

核兵器保有国と核の傘に入っている日本は
参加していない。

唯一の被爆国である日本は情けない。

核兵器によって安全が保たれていると考え
る「核抑止力論」にすっかりはまっている。
いや、それともアメリカの「従属国」だか
らなのか。

問題はこれからだ。

核兵器を「違法」とした国際法は成立したが、
国際法の性格上、署名・批准した国にしか有
効にならない。

唯一の被爆国の日本国民が、政府に対して、
「核兵器禁止条約」に署名、批准するよう
大きな運動が求められている。

共産党の志位委員長が、この国連のニュー
ヨークにいる。

報告が楽しみだ。


カジノは公益か?

2017-07-07 08:33:25 | 日記

深夜零時、国会を延長して強行採決という
暴挙で成立させたカジノ法。刑法185条の
賭博禁止の抜け穴をつくるため無理やり公
営競馬の論理を持ち出した。

今までは「公設・公営・公益」の要件を満
たすから違法ではない、としてきた。

カジノは「民設・民営・営利」である。
どうみても無理だ。

しかし、当時の国会での法務省官僚の答弁
がふるっている。「収益の使途を公益性の
あるものに限ること含む」。

これでは法人税を納めている民間の営利企
業は、みんな公益性があるとなってしまう。
この論理なら、パチンコも現金の直接換金
が合法になってしまう。三店方式など無用
なものであったということだ。

刑法185条は解釈により消滅・無効となる。

安倍政権になって、憲法も法律も、その無
視がはなはだしい。

今年の2月4日のブログで書いたが、韓国で
はギャンブル売上高1.6兆円に対して、依存
症対策など社会・経済対策費は7.8兆円と実
に4.6倍である。

ここのどこが「公益」なのか。

経済の7月号で鳥畑与一教授が、カジノの収
益性を徹底的に暴露している。

金に目がくらんだ自公の政治家、いや政治屋
にこれ以上、政治はまかせられない。


猿の惑星:核戦争の危機から

2017-07-06 07:15:22 | 日記

核戦争を題材にした作品は数多くあるが、
米ソ対決が激しい時に上映された「猿の惑
星」はエンターティメントの要素を持ちな
がら、ラストシーンが衝撃であった。
核戦争の危機という時代背景から生まれた
作品であった。

その前には「渚にて」があり、核戦争後の
放射能により、人類が絶滅していく姿を、
淡々と描いている。これもラストは衝撃的
であった。

1983年には「ザ・デイ・アフター」によ
り核戦争により主要都市が消滅した後の世
界を描いている。
最初の核兵器によるEMPで、車がすべて止
まり、ICBMのサイロから次々と飛び出し
ていく核ミサイルの映像は恐怖であった。
広島・長崎のようなリアルな惨状は描かれ
ていないが、恐ろしさは十分伝わってきた。

さらに「核の冬」の研究も進んだ。
数発使われただけで、世界中が冬を迎え、
作物など食料生産が激減してしまい、人類
の多くが餓死してしまう。このことが科学
的に明らかにされている。

米ソ対決の象徴であった核兵器の巨大な数
は一方のソ連崩壊後、若干は減ったが、あ
い変らず膨大な量を保有している。

それどころか、核兵器保有5大国である米
国、ロシア、中国、イギリス、フランス以
外にインド、パキスタンなど拡散してきて
いる。
そして、北朝鮮である。

毒ガスと違って、核兵器は国際的に「違法」
とされていない。
毒ガス兵器を禁止するのような国際条約が、
ないからだ。

しかし、いよいよ「核兵器禁止」の国際条
約が国連の場に上程され、可決されようと
している。

核兵器が毒ガス兵器と同じように「違法」
となる。

まさに歴史的瞬間を迎える。

核兵器は毒ガス兵器以上に、残虐な兵器
であり、人類と核兵器は相いれない。
核兵器をゼロにするしかない。

核兵器を「違法」とし、その上で核兵器
をゼロにする。そうしてこそ北朝鮮の核
兵器・ICBMの開発を中止させることが
できる。

核兵器禁止条約交渉の国連会議に、共産
党の志位委員長が米国に出発した。

唯一の被爆国である日本の政府はまった
く動かない。それどころか「核兵器禁止
条約」にアメリカと一緒に反対している。

自公政権は、歴史の流れから取り残され
ている。やはり、新しい政府が必要では
ないか。


滅びの宴:ICBM

2017-07-05 09:22:23 | 日記

北朝鮮がICBMの発射に成功したと発表し
た。北朝鮮側の報道は、国民の喜びの声を
さかんに流していた。

このことは、繰り返しの安保理決議、6カ
国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反す
る暴挙である。
       抗議声明はこちら→

ICBM(大陸間弾道弾)は、米ソ対決のな
かで生まれた悪名高き「MAD理論」だ。

MAD理論とは「相互確証破壊」の略であ
りお互いに壊滅的打撃を受けるので「抑
止力」になるという考えだ。
いわゆる「核の抑止力」論である。

その結果が、核兵器の大軍拡につながり、
まさに「狂気」の発想だ。

ICBMが発射されれば、それは人類の終焉
になることは、だれの目にもはっきりして
いる。

1968年の「猿の惑星」は映画の手法を使っ
て人類への警告とした。「猿の惑星2」で
は、人間みずからが、最後の核のボタンを
押し、地球の生命の歴史を終わらせている。

国連では、歴史的な「核兵器禁止条約」の
締結にむけて動き出している。
歴史上はじめて「核兵器を違法」とするも
のだ。
安倍自公政権は、アメリカのイエスマンの
ように、この条約に反対している。

歴史の流れにさからうものに未来はない。
人類の「滅びの宴」は、もうやめにしなけ
ればならない。


種子(たね)を守れ

2017-07-04 07:52:42 | 日記

昨日は日欧EPAについて書いたが、「国民の
食料と健康を守る運動全国連絡会」(全国食
健連)が農林水産省に「大筋合意をしないこ
と」を申し入れた。紙智子参議員が同席した。

また道内の農林水産関係3団体が、緊急の共
同記者会見を開き、飛田会長は「道の経済、
道民の生活に大きな影響を与えかねない」と
懸念を表明(4日付朝日)

問題の一つに政府が情報をさっぱり出さない
ことだ。日欧EPAの影響試算がどうなるか不
安だらけではないのか。道東地域の酪農も大
打撃を受ける。
関係団体が何も知らないままの大筋合意はあ
り得ない。そもそもTPPと違い秘密保持の義
務はないはずだ。

さて、ここからが本題。
今国会が、米、麦、大豆の種子の生産に責任
を定めた「種子法」を来年4月で廃止するこ
とを決めた。

こうした事態を受けて、「日本の種子(たね)
を守る会」の設立総会が3日開かれた。

幹事長に就任した山本さんは「主要種子法令
廃止により、都道府県の農場で種子の開発や
保存、安く安定的な供給をする根拠法がなく
なる。2、3年後には県の体制が劇的に悪化
するだろう。防ぎために地方でもこの会をつ
くろう」と呼びかけた。

キラー種子、F1種子などのように、モンサン
トに代表されるグローバル資本に日本の食料
が握られようとしている。
そもそも一代限りの種子ばかり作ってどうし
ようとするのか。儲けのために、自然界への
挑戦ではないか。
[一代限り]という植物が、動物界にも影響
を与えないだろうか。心配ばかりだ。

われわれ人間が自然に対してかちえた勝利に
あまり得意になりすぎないようにしよう。そ
うした勝利のたびごとに、自然はわれわれに
復讐するのである(エンゲルス著:猿が人間
になるにあたっての労働の役割)

「自由化」とは、グローバル資本の代弁者に
すぎないのではないか。本来は違うはずだ。
TPPに代表されるように、日本の農業の危機
が、自公政権によって進められようとしてい
る。

政治の改革が急がれる。


TPPの嵐は続く

2017-07-03 12:10:03 | 日記

都議選が終わった。
自民党の歴史的大敗北とともに、日本共産
党は、17議席から19議席へと前進した。
選挙前に、築地の豊洲移転を決めた知事の
もと、「重要な躍進」といえる。

選挙結果を受け、政局は流動的になってい
るが、TPP関連で安倍政権は引き続き「自
由化」を目指している。
TPP11、日欧EPAのことだ。

とりわけ日欧EPAは、TPPと同じように関
税撤廃への流れを強めようとしている。

日欧EPAは北海道にとって深刻な打撃を受
ける。
そもそもTPPで、ゴーダなどのチーズは関
税撤廃することを日本は容認している。
このことをとっても、TPPに賛成した国会
議員の責任が問われている。

報道によると欧州はロシア制裁によりチー
ズがだぶついており、そのあおりともいえ
る圧力が日欧EPAという形にあらわれてい
るのではないか。TPPに賛成したのだから
いいだろうと。

「自由化」は国内産業を守るということを
基本に進めなければならない。ましてや、
TPPのようにグローバル企業の儲けのため
のルールづくりを許してはならない。
酪農が自動車産業のの犠牲になってはなら
ない。

政治の責任は重大だ。


戦車の市街地走行

2017-07-01 07:10:25 | 日記

追記:下側に動画あり!

釧路市内から矢臼別演習場まで、「戦車」
の市街地走行が強行された。
いわゆるキャタピラ走行を行った。

時速10~20キロ、車列1キロのため、深
夜にも関わらず大渋滞と騒音であった。
70キロもの距離を4時間半もかけて到着
した。

深夜であったため、道路からかなり離れ
た住宅地でも「ゴー」という音が聞こえ、
いったい何の音か?と不安になったとの
こと。

今まではトレーラに積載して、1時間余
で到着していた。
何の目的で「市街地走行」なのか。

そもそも現代戦で、戦車でのたたかいは
あるのか。航空機とミサイル、対戦車砲
は携帯型にまで進化している。ロンメル
やパットンの時代ではない。

残された用途は「治安」ではないのか。
今回は、実際の市街地訓練でもある。

秘密保護法、戦争法、共謀罪。
そして国民保護法による住民の避難訓練。

他国、第三者からみれば、日本は着々と
戦争準備を行っているとしか見えない。

安倍政権になって、急速に進んでいる。
この秋にも、憲法9条に自衛隊を書き込
む改正案を提案すると突然言い出した。

「軍神」を縛っていた鎖を完全に断ち切
ろうとしている。

深夜にも関わらず、50人ほどが横断幕を
もって抗議を行った。
小さな力だが、戦争への流れを食い止め
る大きな力だ。



 

深夜、厚岸に帰る人が、国道44号線の
木場から深山まで、50分もかかったと
の話があった。通常は10分ぐらいか。
いかにひどい渋滞だったか!!