7日、国連で「核兵器禁止条約」が採択さ
れた。
歴史的な出来事だ。
毒ガス兵器は国際的に違法な兵器だ。しか
し核兵器は違法でなかった。
それが、ついに違法となった。
条文は、核兵器の使用だけでなく「開発、
実験、生産、製造、保有、移転、配備」な
どを禁止する包括的な内容だ。
核兵器保有国と核の傘に入っている日本は
参加していない。
唯一の被爆国である日本は情けない。
核兵器によって安全が保たれていると考え
る「核抑止力論」にすっかりはまっている。
いや、それともアメリカの「従属国」だか
らなのか。
問題はこれからだ。
核兵器を「違法」とした国際法は成立したが、
国際法の性格上、署名・批准した国にしか有
効にならない。
唯一の被爆国の日本国民が、政府に対して、
「核兵器禁止条約」に署名、批准するよう
大きな運動が求められている。
共産党の志位委員長が、この国連のニュー
ヨークにいる。
報告が楽しみだ。