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アルマジロ

2015-08-14 06:55:35 | 日記

あの硬い甲羅を背負った動物ではない。
アフガニスタンの最前線基地「アルマジロ」のこと。
デンマーク軍とイギリス軍、200名が、アフガニスタンの「治安維持」を
担っている。そのデンマーク軍のドキュメンタリー映画である。

兵士のヘルメットにつけたカメラで、兵士の目線で、映像を撮っている。
あまりにもリアルである。

今、このドキュメンタリー映画が注目を集めている。
いわゆる国際治安支援部隊「ISAF」の任務を行ったものであるからだ。

国会で審議が続いている「安保法制」=「戦争法案」のなかのPKO任務
として、この「ISAF」(アイサフ)がある。

国会質問で、安倍首相は「ISAFはもう終わっている」として、「参加しない」
とは絶対言わない。何度聞いても答えない。
ということは、この「戦争法案」で、直ちに新しいPKO任務で自衛隊員が
参加することは明らかだ。

 戦闘で負傷したデンマーク軍の兵士(映画アルマジロの一場面)

兵士の目線での映像が限りなく続く。
誰が敵かまったくわからない。パトロールに子どもがまとわりつく。
そして「国へ帰れ」と言われる。

「治安維持」は名ばかりで、実態はタリバンの「掃討任務」だ。
若い兵士の初めての戦闘。敵が見えない。仲間が撃たれる。
生きるか死ぬか。
塹壕にむかってめちゃくちゃに撃って、手榴弾を投げる。

そして子どもも死んだことなど語られる。苦悩する若き兵士。

すべて兵士の目線。
これと同じ映画があった。・・・「シン・レッド・ライン」アメリカ映画
しかし、こちらはドキュメンタリーである。

若き兵士の異常な興奮。そして退屈な日常。

6ヶ月の任務終了後、帰国するが、いつしか再びアフガニスタンの任務へ。
「戦闘依存症」になっているのでは?? と思った。

このデンマーク軍と同じことを自衛隊員にやらせることになる「戦争法案」、
絶対に廃案にしなければ。

レンタルビデオ店にある。

また、今日の14日から17日まで、YouTubeで無料上映がある。戦後70年
企画とのこと。

ぜひ観てほしい。ただし、PG-12指定。