goo blog サービス終了のお知らせ 

社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

終戦77年、戦前?年

2022-08-16 08:04:54 | 日記

日本人310万人、アジア2000万人という筆舌につくしがたい惨禍を引き起こした太平洋戦争。77年を迎えた。

こうしたことを二度と起こさないことを決意した国連憲章と日本国憲法。
いまこれが軽視されている。

ロシアのウクライナ侵略は悲惨な状況を招いているが、アメリカは「民主対専制」のたたかいだと世界に押し付けている。日本も。

これでは「侵略」に対して、世界の国々の団結は得られない。いま必要なのは「国連憲章」だ。

ロシアのウクライナ侵略を前にして、77年前の日本を振り返る報道がある。
戦争は言論抑圧なくして遂行できない。

戦前の日本の言論弾圧はすさまじいものがあった。
さらに国民の意識を戦争にかりたてる宣伝=プロパガンダがある。

 中公新書 924円
貴志俊彦氏の著作、6月発売

戦争と宣伝をテーマに、日清戦争から太平洋戦争まで解明している。

鬼畜米英とともに、ロシア、中国など、日本を攻撃してくるものとして、国民の戦争熱を煽ってきた宣伝。錦絵、風刺画、絵葉書、ポスター、写真、映画と。

マスコミ人は目を通すべきものだと思う。

ヒットラーの腹心だったヘルマン・ゲーリングが、戦争を好まない「平凡な国民」を戦争に参加させる簡単な方法として、
「(何者かから)国民が攻撃されると言い、平和主義者は愛国主義が不足し、国を危険にさらしていると非難すればいい。ほかに必要なことはない。この方法はどの国でも機能する」

今の日本ではないか!

それにしても、過去の「大帝国」を経験した国は、再び「大帝国」の夢を見る政治家のなんと多いことか。日本しかり。

アメリカの「世界一強」が、経済発展著しい中国に脅かされてきている。とりわけ半導体・ITが逆転されてしまう。GDPも。

何としても防ぐために「中国包囲網」で抑えこまなくては。その最前線が日本である。

岸田政権、自公政権の動きは、この立場に立つとよくわかる。

安保法制、秘密保護法、敵基地攻撃・・・

アメリカの戦争に日本の自衛隊が参加=ここに今の危機がある。