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アフガニスタン撤収1年

2022-08-30 07:19:12 | 日記

米軍がアフガニスタンから撤収して1年となった。

タリバンを追放しようと20年にも及ぶ米軍による戦争と歪んだ経済。米軍撤退により矛盾がいっきにふきでた。

干ばつや経済変動での食糧難がつづき、政府の在外資産はいまだに米国によって凍結されている。

国際NGOによると97%の家庭が子どもに食事を満足に与えられていないとのこと。

アヘンやヘロインの原料となるケシの栽培が広がっている。資金源としての麻薬産へのに依存を強めている。

困窮のなか、臓器の売買がひろがっているニュースも流れている。「臓器も子供も30万円で売れるアフガン『他に方法ある?』嘆く市民」(朝日新聞8月)

臓器売買を禁止した「イスンタンブール宣言」は2008年。
この後、移植ツーリズムは激減し、金による臓器売買も減ったはずなのだが、アフガニスタンでは深刻な事態となっている。

人生の大半を戦火のなかで過ごしてきたアフガニスタン、タリバン暫定政権でも国際的な人道支援が求められている。

戦争は何も生み出さない。
ウクライナも人道的危機がつづいている。

一刻も早く国連憲章の精神に立ち返るべきだ。