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ダーウィン「種の起源」、162年前

2021-11-24 07:40:13 | 日記

162年前の今日、11月24日にダーウィンの「種の起源」が出版された。1859年のこと。
同じ年にマルクスは「経済学批判」を書きあげた。
まずエンゲルスが「種の起源」を読み、その後マルクスも読み、いたく感動したとのこと。その後「資本論」に結実していった。

当時のヨーロッパは、1848年の革命にはじまった激動の時代でもあった。

そしてキリスト教による政教一致の国家であり、人は政治的にも、思想的にも、教会に支配されていた時代でもあった。

当時は「唯物論」を主張するだけで迫害される時代であり、ましてや「神がつくった人間」に真っ向から逆らう「種の起源」の発表であった。

「種の起源」は、哲学の弁証法的唯物論にも大きな影響を与えるものでもあった。

エンゲルスは未完の「自然の弁証法」を執筆していった。

20世紀の「物理学の危機」は、哲学の軽視でもあった。
当時この解決の方向性を打ち出したのが物理学者ではなく、政治家のレーニンであった。絶対と相対、真理など、弁証法的唯物論を駆使して、問題が「形而上学的」な迷路に落ち込んでいったことを見事に解明した。(唯物論と経験批判論)
「電子といえども汲みつくせない」という有名な言葉を残した。

弁証法の反対は「形而上学」、唯物論の反対は「観念論」だ。
今なお哲学の長い長い対立が続いている。

そして当時とは比較にならない巨大な「資本」が地球の資源さえ食いつぶそうとしている。

弁証法的唯物論を駆使したマルクスの「資本論」に再び光があたっている。