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行きは橋を渡ったが、 帰りは橋まで迂回するのが面倒だった。 そこで、荷物を風呂敷で背負い、 裸足になってズボンをまくり、 娘もおんぶして、いざ川へ。
藻でぬめった石の上は進みづらく、 両手は後ろ手のためバランスがとりづらい。 足裏で探りながらゆっくりと慎重に行く。 渡りきると、冷たさと覚醒で足が真っ赤。 ところが、岸辺は増水で削られて、 垂直のもろい崖となっている。 子どもは下から押し上げたが、自分は、 まだ幼稚園の子に引っ張り上げてもらう ことはできない。
見上げると、「ガケ注意」の立て看板。 斜めに折って帯状にしたふろしきを 看板の柱に渡して、両端をつかみながら 崖を登って帰還。 日常のなかでも、小まめに冒険へ飛び込もう。 心のチリを吹きとばすために。
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