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お盆が明けて、夜は虫の音のつづく。

下駄先にて階段降るるとき、口先より細う息を吹き吹き集中す。

再開した都心にやはり頭をいため、
電車を寝過ごしてしまった。

メモをとるのをやめた。
体にしみたことだけで生きていこうと。
覚えることなく透過したレーザービームは
薬味となってくれよう。

僕は、食べ過ぎてカロリーオーバーになると
翌日道を迷ったり乗り過ごしたり何なりで
沢山歩くことになるパターンが多い。

少食にして質を上げるほうがよいな。
量を3分の2にして、代わりに1.5倍高価な佳品を選ぶ。

このころのテーマは、道です。
どんなに内容が充実していようと
それを伝える、つなげる、流して回す道がなければ
淀み停滞し腐敗崩壊につながらむ。

どんな道を設定するか、道の種類によって
物や人や風に光、湿氣や電流まで挙動が変わる。

道幅、曲がり具合、坂の高低、道同士の合流、
町や野山の道のみならで、川に水路に水道管、
電線、電氣回路、家や店の動線、遊歩道から何から、
器としての場にどんな中身が訪れるかは
道次第と考えている。

余計な道の造成により、かえって場の魅力を失わせることもある。
それは棲み分けにも関わるが、共存もできるかもしれない。

たとえばヨシの繁る水際に、人の歩く散歩道を造ろうと
コンクリートで埋め固めてしまえば、水生生物は激減するだろうが
尾瀬の湿原のように水も土も風も通る木のスノコ道であれば、
互いに生かしあうことにつながる。

道は居場所でもあるので、種類が多いほうがよい。

この浮き世は自動車と電車のみちばかりだけど、
歩く道、自転車道、生き物の道、樹々のみち、風の、ひかりの、
子どもの道、露店用、避難用など多様なほど心安かるべし。

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