歯の痛みにも慣れ、腹痛にも慣れ、毎日明るく田辺に通っています。(人生二度目の定期券をフルに使わなければ!)
先日は卒業式だったので、バスの中は若者でいっぱいです。サークルの仲間らしき男女数人が仲良く話しています。
卒業してからも、サークルのイベントに参加しようと男の子たちが、女の子を誘っているようです。
男A「〇〇(女)さん、行こうよ」
女「いや、絶対に行かへん!」
男A「お前(男B)も△△(イベントのこと)に行くやろ?」
男B「○○さん(女)が行くなら、俺も行く」
女「もう、そんなん言わんといてよ。私、絶対に行かへんから。」
男B「行こうよ~。○○さん(女)が行くって言ったら、俺も絶対に行くから」
女「絶対に嫌。そんな『絆』作らんとって。」
面白い「絆」の使い方だと思いました。手元の辞書を引くと、絆はもともと馬や犬、鷹などの動物をつなぎとめる綱の意味ですが、現在では、人と人とを離れがたくしているもの、断つことのできないつながり、とあります。
確かに、この場合、約束に近い意味ですから、「断つことのできないつながり」ではあるのですが、やや否定的な使われ方です。
「絆」は2011年に今年の漢字に選ばれた文字ですが、キャンペーンなどで広く使われるにしたがって、使用場面も広がったようです。