先週末、母親とフェルメール展を観てきた。
わが母校の傍の宮城県立美術館での開催だった。
この県立美術館は、僕が仙台にいたころにはなかったが、なかなか趣のある建物だ。冬だから周りの木々は立ち枯れているが、春からは緑に囲まれて気持ちよさそうだ。さすがに「杜の都仙台」
肝心の絵画は?
フェルメールと同時代にオランダで活躍した画家たちの絵画が20点ほど展示されていて、とてもよかった。僕は絵のことは全然分からないが、写実的というのか、写真のように忠実に人物や衣類、織物などが描かれている。
フェルメールは3点だったが、もちろん素晴らしかった。「フェルメールからのラブレター展」と銘打つ展覧会なので、3点とも手紙に因んだ題名が付いている。
「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使」
解説によれば、どれもラブレターであり、愛する人からの手紙を夢中になって読んでいたり、相手を想いながら満足そうに笑みを浮かべながら手紙を書いていたり、激情に駆られながら夢中で手紙を書いていたり…。
う~ん、当然メールもなくで電話だってない時代、相手に想いを届けるためには手紙しかなかったわけだ。
今年の6月に観に行った「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の印象派の巨匠たちの絵も良かったけど、200年ほど遡るフェルメールたちオランダの画家の絵も楽しめた。
音楽もいいけど、絵の世界もまさに奥深く感動的だなぁ。もっともっと良い絵に触れたいものです。
どんな絵かは、こちらをご覧ください。(うまく絵がコピーできなかった。できないようになっている?)