呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの読書感想文・子の14~「赤・黒」

2008-06-29 | 本の話

♪「赤(ルージュ)・黒(ノワール)」石田衣良著 文春文庫

“池袋ウエストゲートパーク外伝”と銘打つ長編小説。
映像ディレクターの小峰は、裏カジノでの借金返済のために狂言強盗の片棒を担がされる。
その話がどこからか漏れて、1億4千万円の売り上げが横取りされる。
このままでは裏カジノの経営に関わる羽沢組に一生こき使われてしまう。
小峰は羽沢組のサルとコンビを組み、横取りした金の奪取に奔走する。
横取りしたのが、羽沢組と兄弟分の岩谷組と知って、小峰とサルは伝説のルーレットの張りプロ「アベケン」とタッグを組んで、1億4千万を懸けた最後の大勝負に出る・・・。

「IWGP外伝」というぐらいだから、ボーイズのタカシや羽沢組の氷高なども登場する。
でも準主役として、サルこと斉藤富士男が活躍する。
IWGPの時と同様で、なかなか善いヤツだ。(ヤクザに善いヤツも変だけど)
伝説の張りプロの神憑り的な手業や最後の大勝負など、ちょっと出来好きだけど、「IWGP外伝」だからね。
そんなに肩肘張って考えることはない。
結構迫力もあり、さらっと楽しく読めた。
いつもの短編も良いけど、石田にはこういう長編も書いて欲しい。

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暫く石田が続いている。頂いた本はまだ5~6冊あります。
でもそろそろ文庫本が読み終わり、単行本になる。
通勤に持っていくのはちょっと重い・・・、が折角頂いた本だ。
ちゃんと最後まで読ませていただきます。
それにしても優香さん、随分お金かけたね!

コメント (1)
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