呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

そんな簡単じゃ、なさそうです・・・

2006-05-03 | 食べ物・お酒の話
♪足の腫れが引かず、切開を…
6日目になっても右足の腫れは引かず、女医のK先生は「う~ん、やっぱり膿を出したほうが良いですね、切開しましょう!」「えぇ~、切るのぉ?」って感じだったけれど、イヤとは言えず…。なにせ臆病で小心者の父さん、痛いの怖くて仕方がない。昔、札幌で「親知らず」を2本抜く時に点滴の全身麻酔でやってくれる口腔外科でやってもらったぐらいだ。
麻酔の注射がちょっと痛かったけれど、その後は全然痛くなかったよ。(当たり前だろうって?)K先生が父さんの腫れあがっている脛をぐいぐいと絞って膿を出している。(本人は見えず)「今血液が固まりにくくする薬を飲んでいるんですよね。血が止まらないと大変なので、今日は安静にしていてください。」…ついに父さんのGW11日連続休暇が決定したのであります。
でも膿を出して、随分楽になりましたよ。これなら急激に回復し、来週の水曜の呑み会は出れるかな…なんて調子に乗っていたら、今日の休日診療担当の外科の先生にグサリと釘を刺された。「ああ~、蜂か織炎2度目?明らかに太り過ぎですね。このままだと寿命縮めますよ。本気でダイエットしてください。血圧も高脂血症もこういう血管の病気も、痩せたらぜ~んぶ治ります。私も昔相当太っていて17Kgダイエットしました、このままじゃ死ぬと思ったから。ダイエットした私が言うのだから間違いありません。本気になってください!!」
はぁ~、分かってはいるんだけどね。1年間死ぬ気で努力すれば完全に痩せて、その後リバウンドは絶対ない、何をどれだけ飲み食いしても良い…というんなら、それこそ本気でやるんだけどな。まぁ、冗談は別として、こりゃぁホントに本気にならないとまずいよね。
タバコも完全禁煙したし、このGWを機に晩酌はやめてカロリーコントロールするかぁ…。
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「ヒトラー~最後の12日間」

2006-05-03 | 映画(DVD)の話
ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション

日活

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♪「ヒトラー~最後の12日間」
公開当初から観たかったが、機会がなく(一人で行くのもつまらなく)見逃してしまっていた作品。最後の最後に、戦況に対する判断力もなくなり軍首脳の意見も聞かず、国民を救うことにも気が回らず全将兵に徹底抗戦を命ずる狂気のヒトラー。しかし同時に愛人エヴァや女性秘書、側近の家族には親愛の情を見せる。そして自ら命を絶った後の死骸を、連合国側に晒さないよう徹底的に焼き尽くすよう指示する冷静さも持つ。まさに狂人でありながら人間としての弱さも併せ持つヒトラーを克明に映し出した作品だ。
戦争の愚かしさや悲惨さを淡々と描いており、観ていて悲しく辛くなる。なんで人間は戦争をするのか、なんでドイツ人はヒトラーの異常さに気づかなかったのか、子供まで巻き込む争いはもう沢山だ。この映画はドイツ人が自ら作った、ドイツの狂気の時代の映画だ。日本人にはこういう映画を作れるのだろうか。今までにはなかったように思う。一概には言えないが、その辺が「日本人の歴史観」の限界なのかもしれない。
それと最後のエンディングに出てくるのだが、当時のナチスSSの関係者がつい最近まで生きていたことに驚いた。この話しの語り手である女性秘書はまだ健在だ。もっとも戦後60年しか経っていないのだから、当たり前のことだ。このナチスの生き証人たちは、後世の人々に何を語り何を残したのだろうか。とても興味深い。

ヒトラー役を演じたスイス人のブルーノ・ガンツは「もうドイツ人の役はやりたくない」と語ったそうだ。然もありなん。でも今度日本映画「バルトの楽園」にドイツ人将校役で出演する。この映画は第一次世界大戦時に、日本で始めて「第九」を唄ったドイツ人捕虜の収容所の話し(松平健が主演)。今から楽しみな映画だ。
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呑む気父さんの読書感想文・その23 「国家の品格」

2006-05-03 | 本の話
国家の品格

新潮社

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♪「国家の品格」藤原正彦著 新潮新書
父さんは基本的に小説が好きだ。だからこういうノンフィクションの評論書の類は普段はあまり読まない。でも連休でもあるし、たまには『オジサンらしく』新書でも読もうと、前から「バカの壁」と本書を買って積ん読状態だった。2冊とも点滴しながら読みましたよ。今更の「バカの壁」は前にも書いたとおり、何が言いたいのか分からなかったな。だから何なの?という感じ。まあ1冊だけで言うのもなんだから他の「バカシリーズ」も読んでみようとは思うけどね…。
「国家の品格」は素晴らしい。ブログ友達(と勝手に決めましたが…)の「チェロさん」も絶賛されていたが、ぜひとも若い世代に読んで欲しい名著だね。高校とか大学の授業で取り上げて欲しいね。
「市場原理主義」「実力主義」は間違い、「論理」だけでは世界は破綻、「情緒」を育む「武士道精神」こそが本来の日本人の道徳基準、「四つの愛~家族愛、郷土愛、祖国愛、人類愛」は人間としての基本、日本は「国家の品格」を守り孤高を保つべし、そのために「独立不羈」「高度な道徳」「美しい田園風景」「真の天才の輩出」が最重要、世界を救えるのは日本人…云々。
多少一方的な展開かもしれないが、最近教育のことや政治のこと、外交のことなど、もやもやして欲求不満を感じることが多かっただけに、「目からウロコ」の気分だ。この本を読んで「そうだよなぁ、日本人はもっと自信を持って頑張らなきゃぁ~!」と得心がいく思いだね。それにつけても政治も経済も教育も、今こそ本気で頑張って軌道修正しないと大変なことになるのではないだろうか。結局は我々国民が一人一人「きっちり」しなくてはならないんだと、今更ながらに自覚させられた。

たまたまだけど、このGW前半は日本の政治や教育を考えさせられるような新聞記事、DVD、本などに出くわした。この「国家の品格」もそのひとつ。他の話しは別途改めて…。
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