呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

日々雑感

2006-03-31 | 徒然なるままに
最近、ふと考えたり思ったことを1つ2つ…。

♪iPodと本の関係
音楽好きの父さんは、いろんな音楽を毎日聴きたい。で、iPodも買ったのだが、実は通勤途中などではあまり聴いていない。なんでかというと、音楽を聴いていると本が読めないから…なんだな。
それこそ「読書感想文」を見ていただければお分かりのように、乱読(濫読)もいいところだけど、読書も大好き。だけど本を読む時間もそんなにない。だからせめて通勤時間と昼食時間は本を読みたい。そうすると音楽を聴く時間がない。クラシックやJAZZならBGMとして本も読めるけど、歌詞のある奴はダメだな。ということで、最近は運動しているときと駅から家までの帰り道ぐらいしかiPodは使っていない…。勿体なし…。

♪教科書
高校の教科書に、ノートを取らない生徒向けに「メモ欄」を付けたものが出たって。ばかじゃないの!?と思ったけど、よく考えてみたらそれもいいアイデアかな。うちの息子を見ていても、ホントに勉強しないよ。そういう子供が増えているんだから、せめてもの工夫かもしれない。
「二極化」って問題になっているけれど、今後いろいろな面で益々二極化するんだろうな。大学希望者総入学時代だって言うけれど、かえって昔の学歴社会に回帰しちゃうんじゃないの?
「ゆとり教育」だって結局なんだったのかね。朝令暮改もいいところだね。父さんたちだったら「あの部長、また言ってることが変わるんだから…」なんて愚痴言っていれば済むけれど、巻き込まれた子供は可愛そうだね。うちの子供もそうだけど、中学あたりの教育って取り返しがつかないよね。
なんか世の中まちがっているよなぁ~。どうなっちゃうんだろうなぁ~。

♪世の中は桜とともに転勤の時期か
合併前は父さんの会社も4月1日が定期異動だった。だから2月ぐらいになると、そわそわ。そして転勤が決まれば、この時期は年度末の仕事を終わらして来週は引越し!みたいな季節だった。
でも新会社になって7月1日が定期異動となった。だから世の中の送別会や引越しを横目で見ながら年度末の追い込みに全力投球!って感じだな。最初はなんで異動が夏なんだ?と思ったけれど、会社的にはこれが正解かな。
まあ小さな子供がいるところは大変だけどね。「入学したと思ったら3ヶ月で転校」とか、いくらでもある。だから単身赴任が増えるんだな。父さんはたまたま巡り合わせが良くて単身赴任しなくても済んだけれど、あれも大変。経済的な面だけじゃなくて、子供の教育上も家族の繋がりという面でも、決していいことではないと思うよ。
でも、父さんは最近たまに単身赴任してみたくなる…。子供が大きくなって言うことを聞かなくなる頃になると、おじさんたちはみんな少なからずそう思うらしい。なんたって家にいてもあまり面白いことないんだよなぁ…。
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呑む気父さんの読書感想文・その19「第三の時効」

2006-03-31 | 本の話
第三の時効

集英社

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♪「第三の時効」横山秀夫著 集英社文庫
こりゃぁ、凄い話だな。こんなに「刑事部屋」の雰囲気がリアルに迫ってくる本は読んだことがない。まるで自分がデカ長の机の隣に座っていたり、現場で刑事と一緒に聞き込みに歩いているような感覚になる。
父さんも仕事の関係で所轄のマル暴担当に面会に行ったり、署長室に入ったこともあるけれど、事件で殺気立っているときはこんな感じなんだろうな、と思わず引き込まれる。
横山秀夫ってどういう経歴の人だったっけ?と調べたら、地方新聞の記者だった。やっぱりね!「新聞記者と刑事の駆け引き」も上手く書いているわ。「半落ち」の時も思ったけれど、警察官や検事、弁護士、犯人、それぞれの家族などの想いや悩み、葛藤などが、これでもか!というリアルさで読者側に飛び込んでくる。話の展開にリズム感とスピードがあるんだな。一気に読ませる「力強さ」を持ってるね。
「半落ち」の直木賞落選問題には、父さんも思うところがある。林真理子などの「犯罪者が骨髄ドナーたり得るか?」の疑問もあるが、途中までの息詰まるような主人公(犯人)と刑事、検事の攻防が面白すぎるのに較べて、ラスト近くから説得力がなかったかな。なんで2日間黙秘したかの説明がよく分からん。その辺を問題視した審査員も多かったようだ。
でもこの作者一流の「リアリティ」はなかなか他の人には真似できないと思うけどねぇ。「第三の時効」は連作短編集だけど、一つの物語のように一気に読めた。これからもどんどん書いて欲しいし、「直木賞との決別!」なんて言わないで、機会があったら獲って欲しいな。
コメント (2)
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