呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

WBC優勝!日本人のナショナリズムとは・・・

2006-03-23 | 徒然なるままに
♪誰もが感動!王JAPAN、優勝
いやぁ~感動したね。トリノがイマイチだったから、尚更の感動だよね。でも今回の優勝劇はいかにも日本人好みだな。だって韓国に2敗して、アメリカにも負けて、審判にも邪魔されて、それでも『神風』が吹いて準決勝進出!そして今度は韓国に6-0で快勝して、決勝では初回からガンガン飛ばして、後半はハラハラもして、最後は優勝!!日本人の大好きなパターンだ。イチローも浪花節語りみたいだったしなぁ。とにかくめでたい!
今回はみんな素直に日の丸や君が代に感激したよな。荒川静香の金メダルのときもそうだと思う。でも学校の卒業式では、君が代を歌ったり日の丸を見上げたりがなかなか簡単にできないんだよな。なんでだろう…。
もちろん父さんは右よりじゃないよ。若い頃は学生運動華やかなりし時代だったから、どちらかというと左寄りの思想が主流だったな。だから「日の丸・君が代」に反対する意見も分かるよ。国に対するロイヤリティも含め、強制するものじゃないと確かに思う。
でも諸外国では、人々は素直に自分の国を誇りに思い、胸に手をあて国旗を見上げて国歌を歌う。なんで日本人はそれができないんだろう。それができない国になってしまったんだろう。やっぱり敗戦後に戦前のナショナリズムを徹底的に否定し、教育の中でも「自分の国を想う、考える」ことを意識的に避けてきたからじゃないんだろうか。なんかそんな気がしてならないんだな。
オリンピックで金メダルを取ったり、渡辺謙がアカデミー賞にノミネートされたりすれば、素直にうれしいじゃないか。でもその気持ちと、教育現場での日の丸・君が代が、常にずれているのは寂しいな。どこの国の国民でもナショナリズムは持つべきだよね。わが国が過去に間違った道を歩んだことは確かだと思う。だからといってこれからの未来も自分の国に誇りを持てない訳ではないはずだ。なのに戦後60年間、やるべきことを逸してしまったのではないだろうか。
ウチの息子たちを見ていても、「国家」に対する意識は相当曖昧だ。普段はどちらかと言うと「日本が一番」みたいな右翼的発想だが、国だとか天皇だとかの話になると全く興味を示さない。もちろんしっかり考えている若者は大勢いるだろう。でもウチの息子が今の若者の「標準」のような気がしてならない。自分たち自身が何をしていいのか分からないのだから子供たちだって分からないよな。父さんたちは戦後教育の申し子のような存在だと思う。その我々が何をして良いか分からず、国歌も国旗も中途半端に気持ちでしか捉えていないのだから…。
コメント
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