十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

いのちの坐禅(宇宙禅)の勧め

2021年01月21日 | 佛教

「心の坐禅か 命の坐禅か」というタイトルで道元禅の勧めを記事にしたが、今回はいのちの坐禅を勧めたい。

道元禅を沢木興道老師は「自分が自分を自分する」と言われたし、内山興正老師はそれを「命が命を命する」と言われている。

私はそれを「宇宙が宇宙を宇宙する」と言い直したい。

どこが違うか、只管打坐の坐禅は変わらない、ただ、坐る場所を宇宙の中心に持ってくるだけである。

百丈慧海和尚に「独坐大雄峰」という言葉ある。

僧が百丈懐海和尚にむかって、「如何なるか是れ奇特の事」(この世の中で、最も素晴らしいことは何ですか)と尋ねた。すると百丈は「独坐大雄峰」(この百丈山にこうしてどっかりと坐っていること)と答えた。

それに倣って、私は「独坐宇宙の中心」。それはどこかと言えば、尽十方に宇宙の展開がある、今、ここである。

宇宙の宇は空間、宙は時間のことである。宇宙とは時空のこと。時空の座標で言えば、(0,0,0,0)。

座蒲に坐る時に(0,0,0,0)に坐ると、決めるだけである。宇宙は勝手に回転する。

それが宇宙禅である。

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