4月5日(日)曇
昨日の雨でやっと満開になった桜も既に散り加減です。花の命は・・・と言うけどあまりにも短過ぎますね。ところで今日は24節気の清明です。草木が若い葉を出し、明るくなる季節とでも言うのでしょうか。古代中国では先祖を敬い供養をする日だったようです。日本では春分の頃が彼岸で大抵は墓参りをするようです。
さて今年の僕は古代中国のしきたりに倣った訳ではありませんが2週遅れで田舎に墓参りに行って来ました。彼岸の時はゴルフとか予定があって、先週は土曜がヨットでしたので日曜に行こうと予定していましたが、あいにくの雨になってしまったので止めてしまいました。いよいよ後がなくなって今日になりました。墓参りは別にしなくてもと思いながら、もう何十年も毎年行っていることなので今更止めることもできません。仏教では家族が離れ離れになっていても一年に何回かは先祖を敬い供養することで一同に会し、一族の絆を深められるように春の彼岸、夏の盆、秋の彼岸と正月があると聞いた事があります。最近は田舎に行くにも車は止めて、新幹線で行くので駅まで弟達に迎えにきてもらったりで、僕が帰ると兄弟達はいやでも会わされる結果になるようです。今日も甥に迎えに来てもらい、弟の家により、車を借りて実家に行き墓参りをすませてから送ってもらいました。ほんとうは高速道路が1000円になったので車で行きたい所ですが、片道4時間を日帰りするのはさすがにこの年では厳しいです。まぁ年に数回の話なので必要経費と思っています。電車でも駅の乗り降りやらで結構疲れました。歩数計も1万歩を越えていましたから運動量も多かったのだと思います。電車で行くといいことは本が読めることです。今日も一冊読み終えました。養老孟司さんと竹村公太郎さんの「本質を見抜く力」と言うPHP新書です。サブプライムローンがとか不況になる原因はいろいろ言われているけど、すべてはエネルギーの問題だとする考えは新鮮でした。石油が発掘されて依頼、石油と言うエネルギー源が高騰すると必ず半年後に世界不況になるそうです。今回もそうですがその前はオイルショックの時だとか。アメリカと言う国は石油と言うエネルギーを手に入れたことで覇権を持ったのであって、石油が無尽蔵に使える前提で自由主義経済を謳歌してきたので石油がなくなってしまうとどうなるかわからないと言う視点もおもしろい。石油の前のエネルギー源は木材、だから日本の古代からの都が九州→奈良→京都→東京と移っていったのもエネルギー源を考えれば必然的なことのようです。だとしたら次の都は北海道かな?
と言う話はこれぐらいにして今日はおしまいです。