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”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(44)

2006年04月04日 17時56分06秒 | ビジネス

4月4日(火)晴後くもり
今日は昨日話したビジネスアイデア第一弾”モバイルFAX”の話です。
簡単に言うと外出先から、会社に閲覧したい資料を送ってもらうよう頼むと、自分の持っている携帯電話にメールが届き、本文に書かれているURLにアクセスすると頼んだ資料を見ることができると言うサービスです。携帯電話に内臓されているビューアソフトと画像を取り込むiアプリにより、まるでFAXで送ってもらったように画像を見ることができるわけです。しかも閲覧を終了するとメモリから消えてしまいますのでセキュリテイ対策も万全な代物です。
携帯電話の画面では小さすぎて見えないとお思いの方もいると思いますが、最近の携帯電話では画像を拡大したり、スクロールできますのであまり心配はいりません。地図で確認しても鮮明に見えること確認していますので十分実用に供せられます。一応基本となるデモ用ソフトはできていますがビジネスにするにはソフト開発が必要となります。
このシステムのビジネスモデルとしては、ユーザニーズに基づきメールサーバ構築も含めた売り切り型ビジネスがよいと考えてます。
携帯電話を誰でも持っている時代です。今はまだ半信半疑でなかなか売れないかもしれませんがいずれ3~4年後には当たり前に使う時代になっているかもしれませんよ。
ここまでは経験とカンによる想像でした。そしてこの判断を検証するためのデータや活動はどうすべきかを考え、より確実性をあげて事業化していくことが今回のテーマになります。ご意見よろしくお願いします。孫子の兵法にも確かあったと思いますが戦は勝てる状態を作ってからするものだと。そんな意味でも検証型のマーケティングが必要だと思っています。
今日はここまでです。


しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(43)

2006年04月03日 23時11分01秒 | ビジネス
4月3日(月)
今日から新年度ですね。気分を変えて取り組んで行きたいと思います。しかしながら今日のブログは2回目の記事になります。先程書き終える直前でなぜかすべて消えてしまいました。はっきり言ってがっかりして気力がなくなっています。原稿なしでかいているので同じようには書けないのです。ストーリーはわかっているのでもう簡単に言ってしまいます。
今月のテーマは新しいビジネスアイデアについて書こうと考えています。従来ですとビジネスアイデアは自分で暖めて、経験とカンをたよりに一番成功しそうと思われるものを事業化するという展開が一般的だと思います。そしてこれがうまく行ったケースはほとんど稀だという事実を踏まえ、今回の取り組みは経験やカンを捨てて、判断はすべて客観的データに基づいて判断することです。

経験は人間関係の構築や窮地の処方箋としては大変価値あるものですが、こと将来のビジネスの成否の判断に役立つとはとても思えません。そこでもっとあたり前の結論を導くために客観的なデータを集めて判断したらどうかと言う提案です。数年前ではなかなかむづかしかったことが、インターネット等情報技術の格段の進歩によりデータを集めることが簡単にできるようになりました。これからの時代はビジネスアイデアもさることながら、それがいかにビジネスとして軌道に乗せられるかと言うことをデータに基づいて判断していく時代なのかなと思った次第です。

そこで明日から僕が持っているビジネスアイデアを公開しながら、皆さんと意見交換できたら、それらの問題点のより豊富な客観的データが集められ、より多くのデータからあたり前に導き出せる結果こそ成功確率を高める最短距離ではないかと考えて見ました。これはあくまで仮説ですが、現実的にはどこまで客観的データが集められるのかが最大の障壁になりそうです。ただどういう情報をどうしたら取れるのかと言うことを実践的に把握することが、これからのビジネスリーダーに要求されることだけは確かだと思います。

と言うことで明日は、今僕が取り組んでいる新しいビジネス材料のモバイルFAXについて話をしてみたいと思います。ではまた明日会いましょう。

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(42)

2006年03月31日 22時41分38秒 | ビジネス
3月31日(金)
今日は3月31日と言うことで、多くの企業で事業の年度末決算の時期で会計処理がどこでも大変だと思います。今年度のしめと来年度の契約更新の処理とまぁいろいろありますよね。僕はもともと技術者だったので、あまり会計制度のことは勉強したことありませんでしたが、最近メルマガでちょっと勉強をしてます。そこで今日は少し株と会計の話をしてみたいと思います。
昨年8月に生まれて始めて株券を購入しました。買った株式は三菱自動車でした。当時三菱自動車はリコール問題が尾をひいて一株130円でした。安かったのと三菱自動車のパジェロのような復活を期待して2000株購入したのがそもそもの始まりでした。それが二ヶ月ぐらいの間に2倍以上になってしまい、それならと自分の知っている企業で株価が過去のトレンドから安くなっているものを次々と買ってしまいました。サークルKサンクス・三洋電機・セイコーエプソンと企業の業績も分からずに買ってから気がつきました。三洋もエプソンも業績予想を大幅に下方修正しているので、安くなっていたのでした。それからです。やはり会計の知識をつけて、財務体質や同業他社との収益力の比較やバランスシートの見方をしっかり身につけておいた方がいいと思い、勉強を始めたわけです。おかげで財務諸表の知識はついたと思いますが、それだけでは何の役にもたたなさそうです。多分テストではできても実践では役に立たないと言うやつです。
そこで今は数字の裏にどんなことがあるとそう言った結果になるのかを考えたり推測することがより重要だと考えてます。ところがこれには結構根気がいるのと、正解がわからないと言うむずかしさがあって、正直自分が理解できたのかどうか確証が持てないでいます。ただ新聞等の企業の決算状況と財務諸表の変化をみていくことにより、おぼろげながらわかったような気になる時もあります。今の自分には力がないですが、そんな見方を続けていくことによりもう少し精度のよい投資術があみだせたらと思います。ちなみにその後財務的にいいと思って買ったハークスレイはほとんど変化なしで株価の上昇はあまり望めない状況です。また合併したばかりで指標がでていない第一三共は最近すごく好調の上昇しています。こんな状況ですからまだまだ会計の勉強は役に立っていません。もう資金もないのでどこか上がったところで売ってからまた実践してみたいと思います。もう少し成功してから詳しい話は発表したいと思います。
今日はさわりだけですみません。ではおやすみなさい。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(41)

2006年03月29日 22時38分19秒 | ビジネス
3月29日(水)
今日は寒かったですね。もうこれからは暖かくなるばかりかな。
最近ネオニートと呼ばれる人達がどんどん増えていると言う話をよく聞きます。企業に就職せずに、インターネットで株の売買をして実際に働く以上の収入を得ていると言うことですが実際はどうなんでしょうかね。確かに株価の上昇している今はそんな人もいるかもしれません。でも大半は借金地獄になっているかもしれませんよね。そう言うことはマスコミはあまりとりあげず、成功した人だけをとりあげるでしょうから。僕も株は少しやっていますけど、どう考えてもそんなにうまく行きません。もっとも毎日変動で売買するわけでもないのでデイトレイダーの人とは違うけど、それで儲けるととしたら資金がいっぱいないと難しい気もするのですが。ちなみに僕の買っている株は7社ありますが購入時より上がっているのが3社下がっているのが2社ほとんど変わらないのが2社で、思ったよりうまくいってません。まぁ貯金しているよりはちょっといいぐらいですからビジネスとして考えたら成立ちません。そんな世界に若い人達が夢中になって、真面目に働く人がいない社会は非常に問題です。彼らがそんな世界に走る気持ちはよくわかります。終身雇用の崩壊、年金の破綻等々真面目に働いて得られる未来はなにも見えないし、仮に一生懸命やっていてもいつリストラされるかわからないと言った現実を父親を通して見て来ているでしょうから。
これは企業側にもいっぱい問題があると思います。高度成長期に勢いで規模を拡張してきたつけを払っているだけですから。現に堅実な舵取りをしてきた企業もいっぱいあるのですから。ただそういった企業はマスコミで取り上げられるようなハデさはありませんので人があまり知らないだけだと思います。そして急激に成長した大企業ほど、業績が悪化すると、いとも簡単にリストラをして経営を立て直すことがよい経営のように言われています。ほんとうにそうなのでしょうか?僕には、最悪の選択肢としてあるだけで、そんなことはだれでもできることであって経営者のやることなのかどうかよくわかりません。単に数字を扱うことに長けただけの人間じゃないでしょうか?もっとその前にほんとうの経営者だったらやることがあると思うのです。もう一つ働く社員の問題として、労働組合に甘えすぎていませんか?特にホワイトカラーの時間外労働なんかは矛盾の最たるものです。能率の悪い仕事をしても同じ時間外手当ですから。こう言うと世間は僕を悪者ののように言うでしょうけど、若いうちは半分仕事で半分勉強でもあることが多いものです。そんな自分を磨くチャンスをみずからつぶしてしまっていることも多いのです。やがて若い時に自らの力をつけていなかったつけはリストラ候補と言う形であらわれてしまうのに。
これからの企業のありかたとして、もっと事業の本質に戻ってその社会的意義を社員一人ひとりが体で体得する場を提供することであり、事業を通して人格の形成ができるきびしさを持った経営が要求されるのではないでしょうか。あまりにもお金だけがすべてのようになりすぎてしまった現代がよい社会なのかどうか僕達みんながよく考えないといけないと思う今日この頃です。
きょうはかなり大胆に言ってしまいました。別に批判をするために言っているのではなく問題提起のつもりなのでご意見があれば是非コメント下さい。なまいきを言ってすみませんでした。
今日はこの辺で。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(40)

2006年03月28日 22時49分25秒 | ビジネス
3月28日(火)のち
桜が咲き始めたなと思ったら、また寒くなってきました。明日はもっと寒くなるようだけどいつになったらのんびりしたポカポカ陽気を楽しめるのでしょうかね。その時には肩のギブスも苦にならなくなったらどんなにいい気分でしょうかね。今は体を動かすのも不自由だし、ちょっと無理な体勢をとると骨がジィーンと痛むので気分も最悪です。ただじっと我慢の毎日ですが、泣き言も言ってられないから仏の道の修行だと心静かにする練習をしています。

ところで自分が苦しんでいるときほど、周りがよくみえるものです。十数年前僕は精神的にすごく苦しんだ時がありました。新しいベンチャー企業に出向して、文化のまったく違う人達の中で技術分野も過去に経験のない世界で、若い出向者達をかかえてどうしていったらいいのか悩んでしまっていました。自分が当時、仕事の分野では技術的に劣っていたことも事実だったけどSEの責任者としていくつかのプロジェクトをうまく動かさないと収入も得られないわけですから、プライドもあったものではありませんでした。そんな最低のの中で自分のできる精一杯の努力をしている時、周りの人間の品格がよく見えました。自分のプライドのようなものを脱ぎ捨ててぶつかっている時、思いもよらない人からの励ましを受けたり、その逆があったりまぁいろいろでした。それから長い時間がたってみると人間的にすばらしいと思えた人はみなそれなりに企業の中枢にいるし、そうでない方はどこに消えたのかもわかりません。人間の品格と言うものは、自分が有頂天に近い時にはあまり見えないものです。僕も出向から復帰後ある意味でいい仕事といい仲間にめぐり会えて有頂天に近い状態が続いていたかもしれません。そして一年前に退職して、またゼロから悩みながら将来を考えている時に骨折したことで、今はあの頃に近い状態かもしれません。ただまだプライドまでは捨てきれていません。それに今は人間性が見えたからどうと言う気もありません。人には人の生き方があり自分には自分の生き方があるのですから。ただ自分が死ぬ時に自分の生き方を後悔だけはしないように生きて行きたいと思います。それとまだやり直しのできる若い人には、人間としての道をもっと学んでもらえるようにできたらと思う此の頃です。最近の若い人の中には、妙に小賢くふるまう人やいつも日の当たる所ばかり歩こうとする人が多くなっているような気がします。できのいいワインはじゅっくり寝かせたものが価値あるように、少々ゆっくりでも人の道を歩んでいってほしいものです。人間の社会では、最後は人間力のの勝負になることを知ってほしいのです。狭い一企業での話では通用することもあるでしょうけどそれでは世間からみたら滑稽でしかないでしょう。

今仕事や恋や人間関係やいろいろなことで毎日がブルーになるくらい悩んでいる若い人がもしいたら、それは天の神様が自分の周りの人間をよく見れるようにしてくれているのだと思いなさい。きっとあなたのよきパートナーや仲間を教えてくれるでしょう。

今自分は恵まれていると思っている若い人がいたら、自分は恵まれすぎて人が見えにくくなっている時だから、安易にパートナーとか仲間だとは思わないようにした方がいいでしょう。意外と本当のパートナーや仲間は目立たない所にいるものですよ。

今日は自分が苦しんでいる時ほど人間がよく見えるものだと言う話でした。もっとも一生日の当たるところにいられたら、それはそれで最高の人生かもしれませんが。
今日はこの辺で終わりにします。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(39)

2006年03月27日 22時14分29秒 | ビジネス
3月27日(月)
昨日は高度成長後の変革の精神的拠り所として陽明学を少し紐解いてみたらどうでしょうかと言った話をしました。それは知識と実践を一体化した”知行合一”の精神が不透明な先行きを切り開いてくれるだろうと思ったからでした。
このブログも書き出してからほぼ三ヶ月がたち、今続けていくことの難しさをつくづく感じています。少しでも何か役に立つようなことがお伝えできたらと思って始めましたが、最近の書いていることは何か無理やり書いていると自分でも感じています。もう少し気楽に、あまり偉そうに考えず、日々の雑感を、気負わずに書ける様努力して行きますので、これからもお付き合いよろしくお願いします。
と言うことで、ビジネスとは・・・と考えずに自分の身の回りで起こったことから考えてみます。僕は自分が人を指導する立場になっても、なかなかうまく育成することも、俺についてこいと言うこともできませんでした。そこで十数年前から、良きにつけ悪きにつけ自分を見えるように振舞ってきたつもりです。人から見て自分だったらどうするかを考えやすいように喜怒哀楽を鮮明にし自分の素直な気持ちを表現してきました。最初は人から馬鹿にされるんじゃないかとか、上に立つものとしてみっともないんじゃないかとか思って、なかなか本心は言えないものでした。しかし、自分が心からそう思っていることなんだから堂々と言ってダメならダメで自分が悪いのだから役職にしがみついてもしょうがないと開き直ってみたら、以外にもみんなもそう感じていたことが何度かありました。またああ言っていましたけど、こうした方がいいんじゃないですかといった意見も聞けるようになりました。そんな中で、お互いが研鑽することになっていたような気がします。だから僕は自分がみんなに育成してもらったのかもしれませんが、多分みんなにも何がしかの影響を与えることができたのではないかと思っています。
僕は人に知識を教えることはあまり育成したとは言えないと思っています。せいぜい勉強する環境を作ってやることぐらいしかできないはずですから。もっと大事なことはビジネスマンである前に一人の人間としての生き方や考え方をそれぞれの人が形成できるようにしてやれたらいいのかなと思います。僕のコピーができるわけでもないし、自我を正しく形成できれば、ビジネスマンとしても立派にやっていけるわけですから。とかくテクニックの部分を教えることが育成と思われていますが、これも少しはあるけど、ホワイトカラーの人材育成ではないような気がしています。幕末の頃の松下村塾等の育成方法も知識を与えると言うよりも物の見方・考え方を学んでいたと言えるのではないでしょうか。僕も自分の尊敬する上司・友人からは、テクニックというより、人としてのあり方を学んだような気が今でもしています。
今日は柄にもない育成の話をしてみました。僕は未だに一番むずかしいと感じており、毎年新しい部署に部下を送り出すこの時期には、ほんとうに育成できたのだろうかと悩んでしまいます。人の進歩はいっしょにいるとわからないものですが、何年かたって訪ねてきてくれるところを見ると、みんなひとりでに育っているものなのだとつくづく思います。
それではまた明日。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(38)

2006年03月26日 23時12分57秒 | ビジネス

3月26日(日)
今日はちょっとしたお知らせをします。現在まだ作成中ですが僕のホームページを開設しています。このブログのホームポートとして充実して行きたいと思います。とりあえずまだトップページとヨットの写真をアップしただけですが、今後を楽しみにして下さい。
さて今日は直接ビジネスには関係ないかもしれませんが明治維新の頃の考え方の底辺を探っていると面白いことがわかったのでその話をしたいと思います。江戸時代末期から明治にかけて日本では陽明学が学問の主流をなしていたようです。そんな思想的背景の中で開国と言うイノベーションができたと言うことです。中国ではあまり日の目をみなかった陽明学が幕末と言う変革期の思想としてビンゴだったから世界にも稀な劇的変換とその後の発展を可能としたのではないかと僕は考えています。そして今また高度成長後の変革期を迎え、今一度陽明学を考える時かもしれません。
陽明学とは何だ?と言う人もあるかもしれませんので、説明します。皆さんは孔子の教えである儒教はよく御存知だと思いますが、陽明学とはこの儒学の流れを汲む一つの解釈です。明王朝を開いた王陽明が説いた実践を重視した儒教だと考えればいいと思います。
紀元前500年頃孔子は周王朝の礼楽文化の復興を求めた古代思想を元に仁義を重視した教えを説きました。そ
の後、紀元前200年頃の前漢の時代に中国の国教となりいろいろな解釈がなされるようになりました。さらに宋の時代になって朱熹により、形式主義的理想主意的な体系化がなされ、朱子学といわれるようになります。朱子学は日本にも輸入され、江戸時代の武士の学問にもなるわけです。中国では明の王陽明が形式的になりすぎた朱子学から本来の孔子の教えにに戻そうと主体的・実践主義的なものに変えようとしたわけです。これが後に陽明学と言われるようになりますが、中国ではあまりにも革命的すぎて主流にはなりませんでした。
ところが日本では中江藤樹、熊沢蕃山、荻生徂徠、上杉鷹山、佐藤一斎、山田方谷、大塩平八郎など多数の陽明学者がでてきました。吉田松陰、高杉晋作、西郷隆盛などもこの学派に属しています。明治以降では安岡正篤先生が有名です。
歴史解説のようになってしまいましたが、陽明学の特徴は”知行合一”すなわち知識と実践はもともと一つであって、どんなに知識を詰め込んでも心を無視したら人間性を育むことはできないと言った教えです。また”致良知”すなわち誠を尽くすと言うことは嘘をつかないことである。嘘をつくと本音と建前の分離がはじまり、心の世界で不一致が始まる。しかし本当の人間のあり方は言葉と心・心と体が一体的でなくてはならない。と言った教えです。
僕も研究者ではありませんし、深く勉強したわけでもありませんので、もう少し勉強してみたいと思っています。従ってまだ充分に解釈できなくてごめんなさいです。ただ陽明学には急進的な思想が入り易いこともあるのでじっくり勉強する必要のある儒教だと思います。
今日はこのぐらいで終わりにします。ではまた。


しんさんのよもやま話…ビジネス編(37)

2006年03月24日 21時50分58秒 | ビジネス
3月24日(金)
今週もやっと週末を迎えほっとしています。やっぱりギブスをして仕事をするのは結構疲れるものです。なかなか自分の思うように体を動かせないことが精神的に疲れさせることになるのでしょう。
ところで今日は昨日の話が多分わかりにくかったと思うので、ちょっと違った視点から補足してみたいと思います。企業の存続にはビジョンが必ず必要だと言う話でしたね。
皆さんは頭が痛いとか風邪をひいたとか言うとどうしますか?薬をのみますよね。最近の薬はよく効くものが多いですね。このようにちょっと体調がおかしいと薬を飲んで正常に戻そうとします。企業も売上があがらないとか利益が足りないとかなってくるとなんとか目標を達成するための手をうちますよね。この手を打つと言うことはもちろん大切なことですが、こんなことばかり毎年やっていたらどうなるでしょう。薬もだんだん効かなくなってしまいますよね。日々の体調管理はもちろん大切ですが、だからと言っていつもそればかりでは最後は薬も役に立たなくなってしまいます。
ではどうしたらいいでしょうか。いつも風邪を引いてしまう体質そのものを改善するしかないですよね。そのために食事療法とか運動を毎日行いながら丈夫な体力づくりに取り組むでしょう。企業もまったく同じことで、目先の売上確保や利益確保に走らなくてもよいような体質・体力を作らなくてはなりません。でもすぐに体質を変えることはできません。どんな体質にして行くのか、そのためにどうして行くのかを明確にして、メンバー全員が継続的に取り組まなければ実現不可能ですよね。そして継続的にみんなが取り組むためには、みんなの目的が明確に一致してないとむづかしいですよね。この具体的な目的・目標がビジョンであると思います。自分達の企業は今はこうだけど、将来こう言う体質のこんな企業でありたい。だから日々をこうして行きましょう と言ったビジョンがありかつ共有できていなければ、ただ日々の糧を得る為の活動しかできません。
日々の体調管理の企業活動からもっと本質的な体質改善のための企業活動にしていくために、ビジョンはどうしても必要なものだと思います。さてあなたの会社は将来を見据えた明確なビジョンを持っていますか。意外と当面の戦略・戦術だけで目先のビジネスだけのケースが多いんじゃないでしょうか?
今日はビジョンの必要性についてちょっと違った説明をしてみました。今週は自分の体調不良をいいことに同じような話ばかりになってしまいました。来週からはまた違った話をして行きたいと思います。と言ってもまだネタがあるわけではありません。週末に考えます。ではまた来週

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(36)

2006年03月23日 22時28分55秒 | ビジネス
3月23日(木)
昨日は年甲斐もなくチャレンジングなことを語ってしまいました。ただ物事を成し遂げる最大の要因は熱き思いじゃないでしょうか?これだけ情報が得やすい世の中で、材料を探すことには苦労がない時代ですから。問題はむしろどれだけ具体的な思いかどうかだけのような気がします。熱き思いをより具体化することが非常に重要だと思います。とかく目移りがしてしまうものです。僕の悩みもやってみたいことがありすぎて絞り込めていないことです。自分にはもうこれしかないと言った状態を自分自身で演出するのか、自分自身を追い込んでしまうかしかないのです。これは勇気のいることです。僕にはまだこの覚悟が正直言ってできてません。どんな仕事でもみんな同じことだと思います。僕が以前会社で19年も同じ仕事を続けて来れたのも、自分がこの会社で僕がやりたいことはお客様の課題を僕達が提案し、解決することを通してお客様に喜んでいただけることのうれしさを味わいたいからだと確信したからでした。そして今また違った立場から人に役立つ何かを模索している状態です。いずれもっと明確な話ができると思います。
さて、本題に入る前にずいぶん自分の話になってしまいましたが、またビジネスに役立つと思われる話をして行きたいと思います。先程”熱き思い”の話をしたので、その延長でビジョンの重要性の話にします。
人類が太古の昔から現在に至るまで常に進化してきたのは、人間が夢を見る事ができる動物だったからだと僕は思っています。こうしたい、こうありたいと常に考えて行動していく中で生まれてきた知恵が、今日までの人類の発展を支えているのです。企業における夢=ビジョンこそが企業の発展を可能にすると言っても過言でないと思ってます。そしてビジョンの提唱者とそれに同調した組織ができあがった企業だけが生き残っていくのだと思います。最近の日本企業には明確なビジョンのもとに社員一人一人に至るまで結束して活動している企業がほとんど見当たりません。またチャレンジングなビジョンを掲げるリーダーも少なく感じます。すべてがサラリーマン化しすぎて、今の状態で大過なく過ごせばあとは悠々自適な年金生活と思っている経営層ばかりなのかもしれませんね。でもこれからの僕達は大変です。多分年金もだんだん期待できないでしょうし、今のままの企業ではいずれ食って行けなくなってしまいます。日本人は本当にだめになるまでは気づかない国民かもしれませんが、そろそろ若い世代にはもっと大きな夢を持ってバカみたいに邁進する人がどんどん出てきてほしいものです。不器用で、格好悪いけど、信じた夢を追い続ける人こそが最高に格好いい時代がもうそこまで来ています。自分もそんな人達を応援できたらと思う今日この頃です。
今日は、もっと将来をみたビジョンを作ることの大切さを話したつもりですが、ちょっとうまく表現できてませんでしたね。ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。もっと自分も努力していきます。ではおやすみなさい。

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(35)

2006年03月22日 22時18分21秒 | ビジネス
3月22日(水)のち
いまひとつ暖かくなりませんね。そのためか桜のつぼみははちきれんばかりに膨らんでいます。きっと暖かくなったとたん、いっせいに咲き出しそうです。今年は短期集中型のすばらしい花見ができそうですよ。問題は僕の肩に付いているギブスだけ。早くなんとかならないかなぁ。
ところでビジネスに関するコメントも今回で35回になりました。最初は10回ぐらいのつもりだったけど、ここまで続けられるとは我ながら感心してしまいますね。もっとも中味が・・・と言われそうですが。僕はいつか自分の事業を始めたいと思いながら、自分なりの哲学を作ろうとしているうちにこの年になってしまいました。でもまだあきらめたわけではありません。とりあえず自分の仕事の中で新しいビジネスを実現してみようとしています。自分の信じるビジネスの理解者が社内にいれば実現可能だと思います。33回で書いた”攻めの営業”というものです。
ところでこの種のビジネス展開を考える場合どうしても資金が必要ですよね。ビジネスの企画があって資金があれば結果は別として始めることができます。でも企業の中で企画を作り資金を出してもらって成功するビジネスはほとんどないように思います。さて何が原因でそうなってしまうのでしょうか?

僕は二つ原因があると思っています。まず第一は必要なお金を出してもらうところに贅沢病が入ってしまうことの問題。第二に企画を実現するフォーメーションが最初からできている問題。この二つの問題をクリアできる覚悟ができるかどうかのような気がしています。とかくサラリーマンに慣れてしまうと本来努力すべきところ以外の部分に甘えが出てきてしまいます。働くための環境やら楽をするための道具など無駄をいっぱい作ってしまいがちです。次にフォーメーションの話ですがこれもうまくいった時のフォーメーションを最初から作ってしまうことがどれだけ高コスト構造になってしまうかわかっていない点に問題があります。創業と守成はフォーメーションが違うのです。創業期の課題解決をサポートできる人材と軌道に乗ったあとの課題解決をサポートできる人材は異なると思います。従って最初に起こる課題解決はすべて自分で処理する人脈と覚悟が必要です。軌道に乗ってくればほっておいても人は集まってくるものです。
社内起業のむずかしい点は組織化していないと協力が得られにくい点もあります。従って豊富な人脈を持っていないと創業時の課題解決ができないことになってしまいます。

現在僕の進めようとしていることは、これらの課題を超越したビジネスモデルの検証にあります。資金は投入せず、まず試作ビジネスの展開によりお客様の仕事を請け負う中で商品を確立すること。次にビジネスの展開もお客様との商談の中で個々の課題を一つ一つ人脈を活用しながら自分で解決していくこと。最後に拡販していくためのビジネスフォーメーションの構築。と言ったストーリー展開の検証をして行きたいと思います。うまく行けば新しいビジネス展開ができるでしょうし、うまく行かなくてもリスクは最小限に抑えられます。多分僕の首ぐらいですむでしょう。別に会社に損失を与えるわけでもないですから、僕個人が本業と違うことをしているために起こるコミュニケーションギャップによる孤立ぐらいでしょう。僕ができるかどうかはまったくの未知数ですが、歴史をみるかぎりこう言った取り組みの中からしか新しいイノベーションは生じないと思っています。
今日はいつも過去を振り返りながらの評論ばかりでしたので、誤解されるのも癪なので僕はまだ現役でチャレンジしていることを書いてみました。先人の知恵と自分の経験から、さらに一歩前進するためのチャレンジです。人はいろいろ評論するでしょうが結局は僕と言う個人の生き方の問題かもしれませんが。

今日は35回になったので、自分のやろうとしていることを書いてみました。これから先どうなるかはまったく見えてませんが、求めよさらば開かれんの心境です。それではまた。