西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

スカイツリー考

2012-05-22 | 時論、雑感
今日、東京の墨田区で世界一の塔「スカイツリー」がオープンとなった。高さは634m(むさし、武蔵に通じる)という。高さ350mに「(展望ならぬ)天望デッキ」、更に上の450mに「天望回廊」という二つの「展望台」があるようだ。まあ「高すぎる」ので下界を展望するというより雲が出ると下界は見えず、仕方なく上界の天を仰ぎ見るということか。

私は、元々「超高層建造物」に懐疑的だし、このごろ頻繁に地震が起こるようになってなおさら懐疑的になっている。今日も一寸風が強く吹いてエレベータが止まったようだ。「やはり」と思ってしまう。

これで直下型地震や長周期の巨大地震が起こったらどうなるだろうか。身震いが起こる。

その上、スカイツリーで「浮かれた」風景は、東日本大震災の被災者には、どう映るだろうか。

遠きより「高みの見物」ならぬ「低みからの見物」に徹したい。