西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

関西学研都市のまちづくりを考える会の例会お誘い

2005-06-29 | 地域居住学
私は、現在、関西学研都市の中に住んでいるので、「関西学研都市のまちづくりを考える会」に参加して勉強している。次回の22回例会では、今後の大問題の郊外戸建て住宅地を取り上げる。私もコメンテーターで「出演」するので以下の案内をし、皆様に是非おいで下さいと誘いたい。「花金」ですが、大いに議論し、懇談したい。

 1.日時場所
 平成17年7月15日(金)
 午後6時半〜8時半 
 けいはんなプラザ3F会議室(近鉄新祝園からバスかタクシー、精華町光台)
 
 2.内容
 第一部 講演
 前田真子氏(奈良女子大学生活環境学部非常勤講師)
 タイトル:「これからの戸建て住宅地」
      〜平城・相楽ニュータウンの調査研究を踏まえて〜
      ・戸建て住宅地の特徴
      ・戸建て住宅地の課題
      ・今後の戸建て住宅地 等
 コメント:西村一朗氏(奈良女子大学名誉教授、精華町桜が丘在住)
   
  第二部 懇談

恐らく、当日、参考資料で、最近、前田さんと私の共著で出版した『7これからの郊外戸建住宅地』(せせらぎ出版、定価1800円)を割引で、お分けできると思います。

物言わぬ赤ん坊と住環境

2005-06-29 | 地域居住学
我々全てお母さんの子宮で大きくなって生まれ出てきている。そこから母親にべったりの状態から、やがてハイハイし、立っちし、部屋から庭、住居から地域へと生活環境が広がっていく。記憶しているのは大体4歳位からだ。だから、それまでの経過はあるのだが、具体的には良く分らない。後々、親や祖父母などから「お前の小さい時はこうだった、ああだった」と言われて、「へ~そうだったのか」と思うだけである。で、この期間は、あっという間に過ぎるので、「子供と住環境」と言っても、もう少し大きくなった時代から問題にする場合が多い。子供室のことも小学校に入って以後のことだろう。しかし、昔から「三つ子の魂、百まで」などと言って「三歳までが勝負」と思われているふしもある。私は、孫二人を持って、三歳を経過するのを観察した。この間の「物言わぬ」時代の赤ん坊の行動と生活環境のありかたは、極めて大切な問題として扱うべきだと孫を見ながらも思った。(例えば、ハイハイ環境はどうあるべきか・・)最近、赤ん坊を「虐待」する親もいるが、どうしてそうなるのか、もあわせて考えていきたい。関連して:ハイハイの 先に見えてる 緑かな  市路

ヒートアイランド対策についてトピックス

2005-06-29 | 時論、雑感
最近、毎日「猛暑(?)」が続いている。今朝のNHKTVでヒートアイランド対策をやっていた。私は夕べ寝るときに今年初めて少しクーラーを使ったので敏感に「反応」した。東京では、海からの涼しい風をビル街に引き込むためにビルの配置を風を引き込みやすいように変える工夫、大阪では,ビル冷房時の熱交換のために(堂島川から土佐堀川へ流す水を利用するが、その時に)水温が5℃上がるが、それは土佐堀川流量の1/20なので影響はない、と言っていた。しかし、空気や水のような自然はよくよく考えて活用しないと「思わぬ逆効果(逆襲)」もありうると思うが・・。

住まいと庭(1)

2005-06-29 | 住まい・建築と庭
昔、東北大学名誉教授だった佐々木嘉彦先生が亡くなられた時の追悼文集(『農村建築』)に書くように弟子の富樫 穎さん(大阪市大名誉教授、現・美作大学大学院教授)から頼まれた時に、佐々木先生が住まいと同じように庭のプランニングが大事と常々言われていた、と富樫さんから聞いて、感じることがあって住まいと庭について書いたことがある。実際、住まいのプランニングと一緒に庭のそれもやられている場合が少ない。住まいは住まい、庭は庭という格好が多い。建築と造園、大工と庭師が別れているせいかもしれない。学校での設計演習でもセットで、という場合が少ない。まあ実際にも庭にかける費用は住宅の1割以下の場合が多いので、どうしても住宅に重点がいってしまう。雑誌『新住宅』というのがあったが、あそこでの住まいの紹介でも、まず庭が抜けていたのは「おかしい」とずっと思っていた。しかし、今後、色々論じたいと思うが、とにかく住まいと庭のセットの中の住まいであり、さらに住まいと庭の町並み・庭並みの中の住まい・庭だと強く思っているのである。